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氷点

[ヒョウテン]
1966年上映時間:97分
平均点:5.28 / 10(Review 18人) (点数分布表示)
公開開始日(1966-03-26)
ドラマモノクロ映画青春もの小説の映画化
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タイトル情報更新(2022-10-05)【イニシャルK】さん
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監督山本薩夫
キャスト若尾文子(女優)辻口夏枝
安田道代(女優)辻口陽子
船越英二(男優)辻口啓造
山本圭(男優)辻口徹
津川雅彦(男優)北原邦雄
森光子(女優)辰子
成田三樹夫(男優)村井
鈴木瑞穂(男優)高木
明星雅子(女優)次子
仲村隆(男優)松田
響令子(女優)
白井玲子(女優)
原作三浦綾子「氷点」
脚本水木洋子
音楽池野成
撮影中川芳久
企画伊藤武郎
配給大映
美術間野重雄
編集中静達治
録音須田武雄
照明渡辺長治
あらすじ
辻口は、美しい妻と二人の子どもに恵まれ、旭川市で病院を経営し、幸せな生活をおくっている。しかし、辻口が不在にしている間、娘は連れ去られ殺されてしまう。しかも、その時、妻は、辻口の病院に勤務する眼科医村井とひっそり会っていたのだ。辻口は、ヒューマニズムと妻の悲しみを忘れさせることを表向きに、妻に内緒で、殺人犯の赤ん坊ルリ子を養女にむかえる。しかし、そこには、辻口の復讐の気持ちが隠されていた。義父母の思惑も知らず、美しく育っていくルリ子…。三浦綾子の朝日新聞連載ベストセラーを映画化。
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2.三浦綾子原作「氷点」を映画化した作品。
辛辣だけど、興味を惹く設定が妙味な人間ドラマ。
明らかにハショリが多く、印象としては連続ドラマのダイジェスト版を観ているような感覚。
妻の心理描写を中心に描いており、若尾文子はそれなりに好演しているが、
娘役の安田道代はかなり辛い。娘は天使のような心を持つというキャラ設定だったはずだが、
彼女の描写が圧倒的に不足しているため、とても不自然さを感じてしまう。
娘のほうも妻と同じくらい重要な役回りのはずで、これではちょっとキツい。
テーマは何とか伝わったが、さすがに物足りなさは否めない作品だった。
MAHITOさん [DVD(邦画)] 3点(2011-08-17 09:38:21)
1.《ネタバレ》 登場人物が皆、途中で180度世界観を変えてしまうことになるという「大逆転」映画、または「手のひら返し」映画。いちばん楽しい(大逆転の大きい)のはこの養女の陽子ちゃん(安田道代のニコニコほっぺの隆起がすごい!)で、自分の出生の秘密を知るまでの、何があってもいつもへらへらニコニコしている「太陽ちゃん」ぶりからして、「そもそもこの子には人間としての大事な感情が欠如しているのではないのか」と思わせるキャラぶりが凄いんだけど、これが真相を知ったとたんに、手のひらを返したように度クラ少女に変身する。すごい。沸騰点から一気に「氷点」へのクール・ダウン。
母(若尾文子)の手のひら返しぶりもすごい(娘の交際相手を誘惑!)けれども、娘の大逆転にはかなわない。
けっきょく、すべてを承知していながら父(船越英二)を騙した父の友人の、父への何かの意趣返し、復讐劇だったのではないか?などと、さらに大逆転な深読みしたくなってしまったりしますよ。

現在まで綿々と続く「出生の秘密」ストーリーの源流、「ケータイ小説」系(主人公に不幸が重なる、イジメにあう)の源流のような雰囲気で、日本人のメンタリティのどこかに、昔からこういうのがあったんだろうなあと、勉強になるけれど、よく思い出してみると、この映画では何も解決していないではないですか。「殺人犯の娘」だからと、その娘を憎んでしまう気持、そうなるだろうと想定した父の復讐心、このような感情は「ああ、あの子は殺人犯の娘ではなかったんだ」と、なしくずしに棚上げにされてしまう。
「殺人犯の娘」はその出生のために、それだけで呪われなくてはならないのか(差別されてしまうのか)、という根底の(わたしには根本の)問題は、きっと制作側には最初から問題になどされてはいないのだろうけれども、いま見ると、いささかなりとも、「それで終わらせていいのか?」と思ってしまうのは、いたしかたないところ。

演出面の、人物へズームアップしていくカメラの多用とかも、かなりクリシェっぽいではないか。
keijiさん [ビデオ(邦画)] 3点(2010-01-17 17:16:49)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 18人
平均点数 5.28点
000.00%
100.00%
200.00%
3211.11%
4316.67%
5633.33%
6316.67%
7316.67%
815.56%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 5.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 3.33点 Review3人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
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