1.《ネタバレ》 また自分で登録しておいて言うのも何ですが、色々な意味で微妙な作品。
犯罪者のデータを収集しようとする女性犯罪研究家と連続殺人鬼の心の交流を描く、ほのぼのサスペンスドラマ(笑)。
「ブレインスキャン」という、人間の脳内の記憶を映像化するというSF並のハイテク装置が出てきますが、これがまったくストーリーとの繋がりに欠ける設定。またサスペンスとしては、「連続殺人鬼の動機」という点が見所のひとつでしょうが、結局、宗教色の強い抽象的な動機へとスライドしていってしまいます。
全体的に作品としての方向性が定まっていないというか、オカルト要素と科学捜査による論理性との整合性が取れていない内容。
PS.ちなみに私が間違えてこの作品をレンタル屋で2回借りてしまったことはアンスピーカブルです。