潮騒(1964)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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潮騒(1964)

[シオサイ]
1964年上映時間:82分
平均点:5.85 / 10(Review 13人) (点数分布表示)
公開開始日(1964-04-29)
ドラマラブストーリー青春ものロマンス小説の映画化
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タイトル情報更新(2021-05-04)【イニシャルK】さん
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監督森永健次郎
キャスト吉永小百合(女優)宮田初江
浜田光夫(男優)久保新治
清川虹子(女優)久保とみ
石山健二郎(男優)宮田照吉
菅井一郎(男優)大山十吉
高橋とよ(女優)お春ばあさん
清水将夫(男優)灯台長
原恵子(女優)灯台長の妻
松尾嘉代(女優)千代子
光沢でんすけ(男優)若い者
青木富夫(男優)吏員
鴨田喜由(男優)歌島丸船長
高山千草(女優)(ノンクレジット)
八代康二(男優)(ノンクレジット)
榎木兵衛(男優)使用人
小池朝雄ナレーター(ノンクレジット)
原作三島由紀夫「潮騒」
脚本棚田吾郎
企画笹井英男
配給日活
美術西亥一郎
編集近藤光雄
照明高島正博
その他IMAGICA(現像)
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3.《ネタバレ》 三島由紀夫の原作が'54年に刊行されて、同年(早っ!)映画化されているそうな。5回も映画化された中で小百合ちゃん版は2作目。こちらも百恵ちゃん版を先に観ている。原作から10年後、同じ神島でロケをしているので、文明に侵されていない村での素朴な暮らし、三島が島で見てきたものそのままが観られるというのは有り難い。
新治と初江のことが悪い噂になって広がるのも、娯楽のない閉塞な村社会らしく、海女のご意見番のお春婆が「正真正銘の処女の乳や!」と言い切った所で、噂をやめて丸く収めるしか無くなるところもまた村社会らしい。

とは言え原作未読。この映画の目玉の一つは「その火を飛び越して来い!」のシーンなのは間違いないだろう。
嵐を待ちわびる新治に対し、快晴が続いてヤキモキさせる演出、焦らされ具合を浜田光夫がオーバーにならずに演じていた。待ちに待った嵐。海の荒れ具合と、新治に湧き上がる期待の笑顔が実に良い。
雨に濡れた初江の髪が、普段のお下げと違い、グッと大人な雰囲気を出している。濡れた白いシャツから透ける白い腕もまた良い。スカートを脱ぐ初江の隅っこに、眠りこける新治の画もいいし、全裸になった二人の目の輝きがまた綺麗なんだ。

かなり力を入れた「その火を飛び越して来い!」のシーンだけど、不満が無くもない。どこかでセリフを聞き逃したのか、初江が海女をしていたのを、この後のシーンで知ったくらいだったので、嵐を待ちわびて空を見上げる初江の画も、入れてほしかったかな。。
原作に忠実に狭い監的哨内で撮ったためか、焚き火が小さい。二人の目の輝きのシーンは、焚き火越しにお互い真っ直ぐに見つめ合うイメージだから、小さな焚き火に視線を落とすのが勿体ないような。
焚き火を飛び越える瞬間と、抱き合う瞬間。スター俳優が裸で抱き合うシーンはさすがに制約もあったろうけど、台詞が無いと、何が起きてるのか分らない。
新治が嵐の海に飛び込むところも迫力が伝わらず。焚き火と荒波は潮騒の映像化の山場だと思うので、もう一つ迫力を出してほしかった、かなぁ。
K&Kさん [インターネット(邦画)] 5点(2022-11-20 12:03:29)
2.《ネタバレ》 BSプレミアムで再放送中の「あまちゃん」に今頃ハマり、その中の劇中劇として登場した架空の映画「潮騒のメモリー」が気になってモデルと思しき本作を見たのだが、今まで見た三島由紀夫原作モノの中でもとっつきやすく、高尚な文芸映画というよりは無難なアイドル映画という感じで、軽い気持ちで安心して見ていられるつくり。この後も山口百恵や堀ちえみといったその時々の旬のアイドルを起用して映画化されているのも分かる。全体として甘さを感じる部分も多いのだが、アイドル映画だと思って見るとまあこんなもんだろうという感想で可もなく不可もなくというところか。ヒロインの「その火を飛び越してこい。その火を飛び越してきたら。」というセリフが有名なのだが、どういう風に出るのだろうと思っていると、なんかえらくあっさりとしていたのは逆に驚かされた。音楽がギターで通されているが、ちょっと雰囲気的に合ってなかった気がするし、これは比べるのもどうかと自分でも思うが、「あまちゃん」を見ているさなかにその影響下で本作を見たせいか、吉永小百合扮するヒロインは海女という設定なのに海に潜っているシーンがほとんどないのが少し物足りなく感じた。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 5点(2015-07-09 18:05:15)
1.先日、BSで放送されているのを観たのですが、映画として観るというより「ああ、60年代ってこういう映画が全盛だったんだなあ。当時のサユリストたちはこういうので胸を躍らせたりワクワクしたりしてたんだなあ」という気持ちでしたね。当時の日本の雰囲気(とはいえ舞台が漁村なんでチト特殊ですが)が垣間見ることができて興味深かったです。ただこれ、放送される時にいくつか台詞がプツプツ切られていたんですよね(子供たちが「映画ごっこ」をするところとか)。多分「インディアン」とか「酋長」とかいう単語だと思うんですけど・・・。BS-NHK、いい映画を放送してくれるのはうれしいけど言葉狩りを気にしすぎ。
ぐるぐるさん 5点(2003-11-14 16:40:16)
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 5.85点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4215.38%
5323.08%
6430.77%
7323.08%
817.69%
900.00%
1000.00%

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