散歩する霊柩車のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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散歩する霊柩車

[サンポスルレイキュウシャ]
1964年上映時間:88分
平均点:4.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
公開開始日(1964-10-03)
コメディモノクロ映画ミステリー小説の映画化
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監督佐藤肇
キャスト西村晃(男優)麻見弘
春川ますみ(女優)麻見すぎ江
渥美清(男優)毛利三郎
金子信雄(男優)山越堅児
曽我廼家明蝶(男優)北村由之助
岡崎二朗(男優)小倉民夫
宮園純子(女優)松田礼子
浜村純(男優)死体安置所の男
加藤嘉(男優)病院の守衛A
小沢昭一(男優)病院の守衛B
大辻伺郎(男優)ホテルのフロント
花澤徳衛(男優)運転手
脚本松木ひろし
音楽菊池俊輔
撮影西川庄衛
配給東映
美術進藤誠吾
編集祖田富美夫
録音小松忠之
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1.《ネタバレ》 監督・佐藤肇、音楽・菊地俊輔、後に『吸血鬼ゴケミドロ』でもタッグを組んだコンビですね。佐藤肇は東映のホラー・ゲテモノ映画担当というイメージだが(もっとも『ゴケミドロ』は松竹が製作)、TVでは『悪魔くん』『特捜最前線』『キイハンター』などの演出を担当しています。主演は西村晃と春川ますみで、同年には今村昌平の『赤い殺意』に本作と同じような役柄で出演しています。そういえばその他の主演者も渥美清をはじめ東映映画では珍しい顔ぶれなのが特色かもしれません。 ストーリーは、タクシー運転手の西村晃とホステスで浮気性の春川ますみの夫婦が、春川が自殺したことにしての浮気相手を恐喝しようとするところから始まります。上手く騙された会社社長から500万円をせしめますが、そこから二人の思惑を超えた泥沼の展開に陥ってしまいます。冒頭の霊柩車を運転する渥美清と助手席に無表情で座る西村晃のタイトル・ロールが凄くインパクトがあります。霊柩車に春川を載せて浮気相手の職場に乗り付けるわけですが、これは右翼に街宣車で攻められるよりもダメージを受けますよね。渥美清は恐喝には関係ないあくまでわき役なんですが、ほとんど無表情でどこか投げやりなセリフ回しの演技が印象的で、彼はほんとに凄い役者だったんだなと実感させていただきました。こうやって書くとすごく面白そうな映画じゃないかと思われるでしょうけど(実際私もそうでした)、中盤から展開がモタモタした挙句に突拍子ない方向に進んでゆくのでがっかりさせられます。ネタバレしすぎるので詳しく語れませんが、多少現実離れしたストーリーは基本ブッラクユーモアなのでOKですが、繰り出されるエピソードにいまいちキレがないのでクダクダ感がどんどん強くなってしまいました。 使われる音楽の雰囲気やラストまでに主要キャラがみんなお陀仏になってしまうところなんかは、さすが『ゴケミドロ』コンビの仕事という感じが濃厚でした。たとえれば、せっかくいい食材が手に入ったのに、料理人の包丁さばきがイマイチだったので美味しくなかったというのが正直な感想です。それこそ今村昌平がメガホンをとったら、傑作になっていたかもしれません。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2019-12-15 23:20:04)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 4.00点
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200.00%
3150.00%
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5150.00%
600.00%
700.00%
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900.00%
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