1.《ネタバレ》 原作未読です。
『飢え』をテーマに人間の狂気を描く、と言えばこの手のドラマ系の作品にはたまに見かけるが、主人公とその他理性ある人間がある時を境に入れ替わる瞬間の演出が良い(野性児ゆえに主人公は飢えずにすんでいる描写が挿入されており説得力もある。)
グロとエグい演出こそあれ、『成長』や『恋(?)』等を含んだ一種のジュブナイル作品として見れなくもない。
ただ内容は区切りこそ付いているが『序章』感が強く(火の鳥で言うと鳳凰編で我王の子供時代か、大きくなって村から逃げ出すあたり)、面白いだけに『え、終わり?』と言うあっけなさもあった。