1.《ネタバレ》 『第一夜』のフレーズが出てくると、ぐっとパラノーマルっぽくなります。「呪いの印」ではそのフレーズが出てこなかったし、そもそも定点カメラもなかった。なんか足りないな~と思った原因はそれか。今作を見てわかりました。
さて、今作ではまた設定をいじくっております。
『あの人』=『トビー』を復活させるためには6月6日生まれの子供二人の血が必要・・・。とうとう男の子である必要もなくなりました。まあ、いい加減な後付け設定はこのシリーズの持ち味ですね。
今作ではついにトビーが黒いもやもやで視覚化されます。そのぶん突然「わあっ」って驚かされる感覚は軽減されたように感じます。ここにきて真っ当なホラー映画っぽくなってきたと感じるのですがいかがでしょう。
更には1988年のビデオテープに映るケイティが、こちらの家の様子を見ているというアイデアが斬新。なんかぞっとする恐ろしさを感じて好きでした。パターン化されたなかに、新しい試みを取り入れていて、個人的には良かったです。
最後がいつも通りのパワーゲームで終わってしまったのはなんだかなぁ。まあ映画としては正解なんでしょうけど。
結局はいつも通りのバッドエンドか。両親も神父もみんな殺しちゃってかわいそうに。
まあでもトビー君、ようやく体を手に入れられて良かったですね。ごくろうさまでした。