青春残酷物語のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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青春残酷物語

[セイシュンザンコクモノガタリ]
1960年上映時間:96分
平均点:5.50 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(1960-06-03)
ドラマ青春もの
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タイトル情報更新(2022-07-21)【イニシャルK】さん
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監督大島渚
助監督石堂淑朗
キャスト桑野みゆき(女優)新庄真琴
川津祐介(男優)藤井清
久我美子(女優)新庄由紀
浜村純(男優)新庄正博
佐野浅夫(男優)刑事
小林トシ子(女優)下西照子
山茶花究(男優)パッカードの紳士
春日俊二(男優)シボレーの男
渡辺文雄(男優)秋本透
佐藤慶(男優)松木明
森川信(男優)マーキュリーの紳士
土田桂司(男優)刑事一
田中晋二(男優)伊藤好巳
脚本大島渚
音楽真鍋理一郎
撮影川又昂
配給松竹
美術宇野耕司
衣装森英恵(デザイン)
斎藤耐三
録音栗田周十郎
その他IMAGICA(現像)
川又昂(4Kデジタル修復版監修)
近森眞史(4Kデジタル修復版監修)
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3.ゴダールをして「本当のヌーヴェルバーグは自分やトリュフォーよりも先に作られた大島の『青春残酷物語』だ」と言わしめた傑作。見事に時代を映し出し、姉と妹両者の青春の傷を浮かび上がらせる。これまで「きれいごと」しか描かれなかった青春像をひっくり返し、あり余る力のはけ口を求め暴力とセックスを繰り返し、強さと弱さをさらけ出した若者像。あやふやで危なっかしい本能が溢れんばかりに画面を覆う。映画自体がものすごいパワーで何かに反発しているかのような作品。もちろんその根底には大島自身の体制への反発があり、それをストレートに映画にしたことだけでも松竹ヌーヴェルバーグの名に相応するかもしれないが、それ以上にその体制への反発と自業自得の男女の成り行きとの絡ませ具合がまた繊細にして絶妙なのである。
R&Aさん [映画館(邦画)] 7点(2006-09-04 16:18:10)(良:2票)
2.《ネタバレ》 映画館でしっかり見ました。荒い部分がたくさんあるのですが、衝撃的で、面白いです。川津祐介がインパクトのあるたいへんに素晴らしい演技をしています。今見ると時代的背景に古さを感じざるを得ないでしょうが、若者の危険な無軌道さは普遍的なテーマだと思います。「美人局」と書いて「ツツモタセ」と読むことを本作で初めて知りました。
ジャッカルの目さん [映画館(邦画)] 7点(2007-01-28 13:27:52)
1.この時代の日本を見ていると、みんな原始人みたいに見えてくるわけですが(笑)。ま、そういう、「上り調子なんだけどどこに上っていっているのか判らない」、という、いわば戦後日本の青春時代、ですかね(今の日本は、良し悪しは別にして、もう老年期でしょう)。さて、その一見、原始時代(?)にも、時代ならではの、人々の断絶がある。戦争を知る大人の世代を別にしても、「自由」のために逆に学生運動に自らを束縛した世代、そして、あらゆる束縛を拒絶して「自由」を求める世代。襖越しの2組の男女の会話がそれを象徴します。しかし「自由」って何でしょうね?普通に言われる「自由」なんて、結局は束縛からの自由、いわば相対的な自由に過ぎない。人はナゼ自由を求めるのか、それはもしかしたら、「自由を求める行為」に自分を「束縛」する行為、かもしれないのに(恋愛ですら、一種「束縛」の面があることも事実でしょう)。逮捕された二人が釈放されたそのとき、二人は自由を手にしたのではなく、いよいよ拠り所を失ったのでしょう・・・映画には、「残酷」なシーンはありませんが、その視線はどこまでも冷徹で残酷であります。迷走する現代社会も、実はこういった数々の、自由の屍の上、に成り立っているのだなあ、というわけで、やっぱり本作で描かれた時代、これは、現在とは無関係の原始時代、などでは、ないのであります。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-13 12:05:41)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 5.50点
0110.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4110.00%
5220.00%
6220.00%
7330.00%
8110.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人
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