4.《ネタバレ》 受験に失敗して、夜学に行き、仲間ができ、抗争に巻き込まれ、好きな女子が元リーダーの彼女で・・
一言で言うと、こういう映画ですが、エドワードヤンのこの映画は、
長回し多用で、主人公の魅力というのが伝わりづらいんですね。
しかもどこにでもいるような少年、少女を使い、映像も暗め。
でもこの映画は映画自主製作者には勇気をもたらしたんじゃないかな・・
普通の人間使っても、こんな重厚な映画ができるって。
主人公の少年の家も政治の時代にもみくちゃにされ、映画は厚みのある内容になってます。
4時間近くの映画です。
多少きつかったですが、最後の合格発表のラジオ放送を犯罪者になってしまった家の人間がじっと聞いてるシーンを
みて、あぁこれは挫折の映画だったかと思いいたりました。
ヘッセの「車輪の下」みたいなものを感じつつ、鑑賞後、ひとり静かに酒を飲みました。