龍の子太郎のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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龍の子太郎

[タツノコタロウ]
1979年上映時間:75分
平均点:7.00 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(1979-03-17)
アドベンチャーファンタジーアニメファミリー小説の映画化
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タイトル情報更新(2019-09-02)【イニシャルK】さん
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監督浦山桐郎
冨永みーなあや
吉永小百合太郎の母
樹木希林山姥
熊倉一雄赤鬼
北村和夫黒鬼
原作松谷みよ子「龍の子太郎」
脚本浦山桐郎
音楽真鍋理一郎
作詞浦山桐郎「龍の子太郎のうた」
作曲真鍋理一郎「龍の子太郎のうた」
編曲真鍋理一郎「龍の子太郎のうた」
主題歌水木一郎「龍の子太郎のうた」
製作今田智憲
東映動画
企画山口康男
配給東映
作画小田部羊一(作画監督)
奥山玲子(原画)
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1.《ネタバレ》 原作は数々の民話を紡いで一つの長編物語として完成させたもの。三年寝太郎、天狗、赤鬼、黒鬼、龍、雪女、山んば、にわとり長者、空飛ぶ白馬など民話の人気登場人物が勢ぞろいで、子供なら充分満喫できる。
物語は龍の子太郎が龍になった母を探す冒険部分と、彼が世の中を知り、他人の為に何かしたいと考えるようになる成長部分とで構成されている。母が子供の食糧として両目を差し出したり、子供の願いを叶えるために我が身も顧みず、死にもの狂いで岩山に体当たりする激烈な母情の発露の部分は非凡で感動を覚える。本作品の最大の魅力となっている。一方で彼が人間として成長していく様子は尋常一様、常識的で、これといって見るべきものはない。民話が孕む怖さ、不思議さ、思いがけなさといったものがなく、予定調和的、教育的で、「飼いならされた民話」に堕している。民話に教訓めいたものなどいらない。背景画は墨絵風でたいそう風情あるが、セル画はこじんまりとまとまっているだけで迫力がないのが残念だ。画面から飛び出すくらいのが躍動感が欲しかった。
天狗が太郎に「百人力」を授けるのは、もっぱら太郎が自分と同じで相撲が好きだからにすぎない。本来太郎が特別な能力を得るには努力や犠牲が必要で、それがあってこそ能力を使いこなすことができるのだ。それを省略しているので、人物に深みが出ない。また天狗が、百人力は他人のために使うときにだけ力が発揮されると説明するが、それこそ無用、無粋というものだ。そのことを太郎が身を持って体験してこそ真の成長があるのだから。その後天狗が登場しなくなるのも欠点だ。
母は利己主義で村の掟を破ったため龍の姿となり、最後は他人の為に身を賭して働いたので人間の姿に戻ることができた。この部分は筋が通っている。一方太郎は旅で見聞を広げ、故郷の山村の人々の貧しさを知り、彼等の為に何をしたいと思った。しかし彼が湖の水を落して水田を造成したのは他郷である。このため物語の納まりが悪い。そこでみんなは幸せに暮らしました、で物語が終るが、では故郷の人はどうなったのか?太郎は、あれだけ優しかったおばあさんのことを忘れてしまったのか?おばさんにお米を食べさせたいという感情が太郎の成長の端緒だったのに。彼が故郷の人々を救って終るのが本来の筋だ。絵も筋も骨太にすればするほど輝く、そんな原作だ。
よしのぶさん [ビデオ(邦画)] 7点(2014-06-29 23:08:48)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 7.00点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
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6240.00%
7120.00%
8240.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人
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