地震列島のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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地震列島

[ジシンレットウ]
1980年上映時間:127分
平均点:5.33 / 10(Review 12人) (点数分布表示)
SFアドベンチャーパニックもの特撮もの
新規登録(2003-11-13)【カシス】さん
タイトル情報更新(2024-04-28)【イニシャルK】さん
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監督大森健次郎
助監督橋本幸治
三好邦夫
キャスト勝野洋(男優)川津陽一
松尾嘉代(女優)川津裕子
多岐川裕美(女優)芦田富子
永島敏行(男優)橋詰雅之
村瀬幸子(女優)川津房江
松田洋治(男優)川津隆一
大滝秀治(男優)丸茂教授
山崎努(男優)気象庁長官
佐藤慶(男優)官房長官
稲葉義男(男優)国土庁長官
鈴木瑞穂(男優)統幕議長
滝田裕介(男優)中年サラリーマン
草野大悟(男優)ヒゲ
伊藤敏孝(男優)地下鉄の運転士
小林トシ江(女優)中年の女
三木のり平(男優)助川象三
浜田寅彦(男優)志村教授
松村達雄(男優)芦田浩蔵
岡田英次(男優)渡辺教授
佐分利信(男優)総理大臣
加藤和夫【俳優】(男優)一之江教授
記平佳枝(女優)
草薙幸二郎(男優)
脚本新藤兼人
音楽津島利章
作曲平尾昌晃「アメジスト・サンレイ」
編曲矢野立美「アメジスト・サンレイ」
撮影西垣六郎
関口芳則(撮影助手)
製作田中友幸
高井英幸(製作補)
東宝映画
配給東宝
特撮中野昭慶(特技監督)
浅田英一(特殊技術 助監督)
井上泰幸(特殊技術 美術)
森本正邦(特殊技術 照明)
美術阿久根巌
編集小川信夫
録音東宝録音センター(整音)
宮内一男(録音助手)
照明小島真二
その他NHK(資料協力)
あらすじ
地震学者の川津陽一(勝野洋)は、30日以内に東京に地震がくると予言する。しかし、学会の丸茂会長(大滝秀治)は暴言だと取り合わない。一方、家庭では妻・裕子(松尾嘉代)とうまくいっておらず、研究所の助手・芦田富子(多岐川裕美)との再婚話が進んでいた。一方、以前から富子に思いを寄せていたルポライターの橋詰(永島敏行)は、富子に思いを打ち明ける。川津夫妻、富子らは丸茂教授も交えて話し合いの席を持つことになり、各自待ち合わせの場所に向かうが、その途上、東京を直下型地震が襲う。
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3.この映画の公開当時、映画館で大震災を目の当たりにした小学生は、部屋の家具が凶器になるということを初めて教えられました。この映画のトラウマがあって、去年の震災前から家具は倒れないようにしており、残念ながら去年の震災でこの教えが正しかったと実感しました。
この映画の描写のいくつかは、その後の震災で現実となってしまった事は決してバカに出来ないことです。
この映画では荒唐無稽とも思える学者の発言があります。
「日本中の道路を倍の広さにしろ」「燃えない車を作る」
あの日、東京で大渋滞を目の当たりにし、この大渋滞の中で火災が起こっていたら東京はどうなっていたか。自分には、全くの正論だと思えます。マスコミはこの点を強調しませんが、帰宅困難以前に、あの震災で東京の火災が微細にすんだことは全くの幸運だったのです。
特撮の完成度や昼メロ的なドラマでこの映画の評価は低く見られがちですが、防災の警鐘としては真理を語っており、子供の頃から自分の心に残って教訓になっているという意味でこの映画に感謝しています。
この映画の公開当時、「高速道路が崩れるわけがない」と言った政治家と学者は阪神・淡路大震災で大恥をかいたと思いますし、特撮で迫力があると思っていたコンビナートの爆発も、フィクションではなく、あの震災で残念ながらありうることが証明されてしまいました。
この映画はいわゆる興味本位のパニック映画ではなく、防災映画だと思います。
マンション火災も地下鉄水害も、橋の落下や、堤防の決壊も フィクションとして誇張されてはいますが、きちんと公開当時にありうるという根拠に沿った表現です。
この映画の先見性を評価することは、不幸なことではあるが、この映画の存在を否定されるような風潮は最もあってはいけないことだと思います。 テレビではこういう映画やドラマはあの震災後は不謹慎で放映も製作もできないという事情はあるかもしれませんが、レンタル店でDVDも見れなくなっているのはどういうわけかと思います。それほどこの映画は迫真性があることの裏返しで封印されてしまったのだと思います。
この映画のバカな科学者のように繰り返し言いたい。防災のために一度は見ておけと。東京に住んでいて切に思います。全ての道路を倍の広さにしろと。
どっぐすさん [映画館(字幕)] 7点(2008-09-03 21:18:04)
2.この映画の一番印象に残ってるのは、うん確かにやっぱり地下鉄水攻めのシーンですよね。水没していく地下鉄構内で、みんな車両の屋根にしがみついてるんだけど、一人また一人と力尽き、ひっそりと水に落ちていっちゃうのよね。すんげー怖い。ここまで怖いシーン、他の映画にありますかね。少なくともタイタニックには無かった。セットも説得力ある作りで、もうこのシーンだけで忘れがたい映画となってます。あとはまあ、大地震とかタワーリング・インフェルノとかを模型で細々と再現してるわけですが、それでも肝心のストーリーの方には、悲壮感が漂っているので(しかもなかなか基本に忠実だ)、泣かせるものがありますね。
鱗歌さん 7点(2003-11-16 00:34:13)
1.《ネタバレ》 「日本沈没」など、東宝スペクタクル系がノッてた頃の作品。地上のマンションで火災に苦しめられる永島敏行&多岐川裕美と、地下鉄銀座線で浸水に苦しめられる勝野洋&松尾嘉代は、わかりやすい対比でしょうか?まだCGの無かった時代なので、ミニチュアバリバリですが、それがまた懐かしい感じがして好きです(特技監督が中野さんなので、火薬量が多い多い…)。地下鉄の赤坂見附駅や電車が結構よくできていて、初めて見た小学生のころはビビりました。終わり方があっけなかったけど、東宝特撮にまだ脂がのってた頃の懐かしさ&頑張りに、甘めでこの点数。願わくは、こんな災害が映画の中だけであるように…。
ところで墨田川の水が入ってきた時、丸の内線の隣の駅は地上にある四谷駅なんだけど、誰もそこに逃げようって気付かなかったのかなぁ?
カシスさん 7点(2003-11-13 19:21:22)
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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 5.33点
000.00%
100.00%
200.00%
318.33%
4216.67%
5433.33%
6216.67%
7325.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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