欲望という名の電車(1951)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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欲望という名の電車(1951)

[ヨクボウトイウナノデンシャ]
A Streetcar Named Desire
1951年上映時間:122分
平均点:7.03 / 10(Review 73人) (点数分布表示)
公開開始日(1952-05-08)
ドラマモノクロ映画戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-04-26)【TOSHI】さん
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監督エリア・カザン
キャストヴィヴィアン・リー(女優)ブランチ
マーロン・ブランド(男優)スタンレー
キム・ハンター(女優)ステラ
カール・マルデン(男優)ミッチ
ルディ・ボンド(男優)スティーヴ
ニック・デニス〔男優・1904年生〕(男優)パブロ
中尾彬スタンレー(日本語吹き替え版【TBS】)
谷育子ステラ(日本語吹き替え版【TBS】)
内田稔ミッチ(日本語吹き替え版【TBS】)
大方斐紗子(日本語吹き替え版【TBS】)
平林尚三(日本語吹き替え版【TBS】)
加藤正之(日本語吹き替え版【TBS】)
加川三起(日本語吹き替え版【TBS】)
青木和代(日本語吹き替え版【TBS】)
相沢まさきスタンレー(日本語吹き替え版【PDDVD】)
石井隆夫ミッチ(日本語吹き替え版【PDDVD】)
原作テネシー・ウィリアムズ「欲望という名の電車」
脚本テネシー・ウィリアムズ
音楽アレックス・ノース
レイ・ハインドーフ(音楽監督)
撮影ハリー・ストラドリング
製作ワーナー・ブラザース(共同製作)
チャールズ・K・フェルドマン
制作東北新社(日本語吹き替え版【TBS】)
配給ユナイテッド・アーチスツ
美術リチャード・デイ〔美術〕(美術監督)
ジョージ・ジェームズ・ホプキンス
衣装ルシンダ・バラード
編集デヴィッド・ワイスバート
録音ネイサン・レヴィンソン(ノンクレジット)
あらすじ
ニューオーリンズに住むスタンレーとステラの夫婦の家に英語教師をクビになったというステラの姉ブランチが転がり込み、夫スタンレーにはブランチの派手な持ち物から態度・習慣まで全てが気に入らない。妊娠中のステラにも当たる粗野なスタンレーとブランチをかばうステラの三人の間には奇妙な緊張関係が生じるが、スタンレーの友人で実直な中年男ミッチがブランチに求婚するのに至り、ブランチに対するスタンレーの悪意が爆発する。スタンレーは厚化粧の下に隠されているかもしれないブランチの素性をひそかに探っていたのだ。
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18.《ネタバレ》 この作品はまず原作を読んでから映画とセットでご覧になられたほうがわかりやすいです。  原作は戯曲で210ページほどなので簡単に読めます。  映画は原作では描かれていないシーンがあります。  当時はヘイズコードという表現の規制がありました。  原作では、ブランチが10代の頃に結婚していた亭主(青年)がホモだったという告白が、映画では曖昧な表現でミッチに告白しているので、その後、ブランチが精神不安定に陥る理由に説得力がありません。  それから原作では、ラスト、スタンリーに向かって、割れたビール瓶で抵抗するブランチが、力尽くでベッドへ連れて行かれるという描写が、映画では、鏡に映るブランチとスタンリーのシーンでストップモーションがかかり次のシーンへ行くので、映画だけ見た方にとっては、ブランチがレイプされたという意味が伝わらないかもしれません。  ラストが原作と映画では全く違います。 原作では、ステラは「もしブランチの言うことが正しければ、私はスタンリーとは一緒にいられない」と言っていますが、映画の字幕スーパーでは、「もしそれが本当なら」という簡潔な表現のため、読み飛ばしてしまうかもしれません。  ブランチが精神病院から医者と看護婦に連れて行かれた後、原作では、それを見守るステラにスタンリーは膝まづくところで終わりますが、原作では、ステラは、スタンリーの呼び声に「もうスタンリーのところへ戻らないわ」と言い、2階へ駆け込むところで終わります。  私は今回、ディレクターズカットと呼ばれる、公開時にカットされていたシーンを追加したオリジナルバージョンのDVDを観ました。  それに付属されたプロダクションノートを読むと、公開時、レイプシーン(実際には暗喩)のカットと、レイプしたスタンリーに何のお咎めもないラストの描写を変更しろという、上からの命令があったそうで、監督は相当苦労されたそうです。 実際、映画でステラがスタンリーのところに戻らない決心をするのは、そういった意図があったからだと想像できます。
クロエさん [DVD(字幕)] 8点(2021-03-18 17:08:38)
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17.《ネタバレ》 この映画を初めて観たのは、まだ小学生か中学生の頃で、当然ながら隠喩的な表現などはよく理解できなかった。しかし、うまく説明できないが、当時から大きな魅力をこの作品に対して感じていた。登場人物たちの性格描写がとても鮮やかで、そこに惹きつけられたのだろう。時を経て、このたび改めて鑑賞したが、自分が成長して、ストーリーの背後にある欲望や醜い感情の蠢きが良く見えるようになっているだけに、鑑賞後は重い気持ちになった。 本来のラストは、ステラがスタンリーの下に戻るものだったとか。倫理的な圧力によって、ステラが「二度と戻らない」と独言するラストに変えられているが、そのつぶやきにリアリティを感じないのは私だけではないだろう。むしろ彼女にそうつぶやかせることで、更に彼女の複雑な心情が表されている。彼女は結局スタンリーの下に戻るはずだ。それを言外に表した表現の素晴らしさは賞賛に値する。
枕流さん [DVD(字幕)] 8点(2009-03-08 02:16:14)
16.マーロンブランドも良かったけどやっぱりビビアンリーの演技力と存在感は凄まじい!妹の家にやってくるシーンから既に狂気のオーラを放ってたもん。俳優達の演技だけで観れてしまう映画ってなかなかないと思う。
たいがーさん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-24 14:35:14)
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15.いや~な汗をかいたような全編を覆う陰鬱なトーン。そして衝撃のマーロン・ブランド! 役者の、そしてこの映画の存在感! 
よし坊さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-26 23:32:53)
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14.ビビアン・リーさんの狂気の演技も凄いけれど、マーロン・ブランドさんの迫力も凄い! 虚栄心とは人を美しくも醜くもするものですね。
たんぽぽさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-11 20:25:32)
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13.ヴィヴィアン・リー演じるブランチの、老いていく女性の焦り・虚栄心・狂気があまりに痛々しくリアルに伝わってきてけっこうしんどい作品でした。俳優陣の演技力は本物だと思います。そうでなければこんな重い映画、最後まで見られないです(笑)粗暴なマーロン・ブランドがなぜか憎めないのは、やっぱりブランチのような女性とあんな狭いアパートで5ヶ月も暮らしたらイライラもするだろうなぁ、と同情の余地があるからでしょうか。でもブランチの孤独な気持ち、虚勢を張りたい気持ちも解ってしまって複雑な心境。 とりあえず「ステェラァアアアーー!」と叫ぶマーロン・ブランドが魅力的で、私がもしステラだったら、やっぱり何度でものこのこ帰ってしまいそうだなぁ、と思わずにはいられませんでした。
ROMYさん 8点(2005-02-20 20:01:27)
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12.歳とシワをあんなに気して、虚栄も強く自分しか見られない女性の悲しい物語。 レンタルするときはチカン電車的な想像をよぎらせていたけども、非常に興味をそそる内容の作品だった。
コジコジ3さん 8点(2004-08-25 05:56:07)
11.「喜怒哀楽」が次々に豹変し、人間の感情表現全てが集約された人物像・ブランチ。演じる女優の力量をモロに問われる演劇界屈指の難役である。さすがに名作戯曲として誉れ高いだけあり、その深い人間描写力にグウの音も出ない。ヴィヴィアン・リーの50代とも見紛うばかりのやつれ様には目を覆いたくなるが、その小さな体で体現したブランチは名演として永遠に記録されることとなった。晩年はブランチ同様に不遇であったヴィヴィアン。この作品でアカデミー主演女優賞を獲得し、彼女が最後の輝きを放った作品といえるのではないだろうか。
やすたろさん 8点(2004-07-28 01:45:40)
10.マーロン・ブランド、ビビアン・リーとも素晴らしい演技だった。重い作品だがああいうラストも良い。
ゆきむらさん 8点(2004-07-09 22:01:57)
9.女であれば誰にでも有りえる「見栄」 特に若い頃美しいと謳われた人であればあるほど自分への美意識が老いることによって一番の重要なことになるのでしょう。 ブランチにとって美しさと男の人は必要不可欠なものだったのでしょうね。
あずきさん 8点(2004-03-28 12:07:26)
8.始めの1時間は、ブランチの気色悪さになぜか引っ張られた。その後1時間は、どんどんエスカレートしていく彼女の狂気に引っ張られた。こういう、目の離せない演技というのを久しぶりに見た。スタンレー(M・ブランド)は乱暴を振るうとき、少し手が震えたりしていて、彼女の芝居に比べたら…。追い詰められ破綻し、けばけばしい外身から悲しみが流れ出てくる。こんなにおぞましく、すごい役を役を演じられるヴィヴィアン・リーに8点。
のはらさん 8点(2004-02-16 18:58:36)
7.見終えたらフラフラになってしまった。 これはプリティーウーマンと対極をなす映画だろう。 幸せ絶頂な女と不幸のドン底な女という対極だ。 
花守湖さん 8点(2003-11-21 00:56:24)
6.ずいぶんと昔に見ましたが、あのヴィヴィアンの演ずるブランチは忘れる事ができないです。正気と狂気のすれすれの演技は演技ではないのでは、、と思ったほどでした。痛々しく壊れてしまいそうなヴィヴィアンに拍手!
fujicoさん 8点(2003-10-23 12:39:41)
5.本当に面白かったです。映画を観てから原作も読みました。ブランチという名前でこの映画を思い出すくらいです。ビビアン・リーがデートの時に「フランス語おわかりになる?」と聞いて「わからない」と答えた後に「Voulez - vous couchez avec moi ce soir?」って言う、このセリフ最高です。(ネタバレになってないですよね)ブランチは、なんて嫌な女でかわいい女性なんでしょう。
omutさん 8点(2003-07-27 04:04:28)
4.1951年の映画です。遠い昔、おそらく25年くらい前に、深夜映画で見ました。冒頭の、路面電車が走るシーンで、行き先表示板がしっかりと、『Desire』となっていたことを覚えています。原作は、ご存知T.Williamsですね。ウェブで調べると、元は舞台劇で、マーロンブランドも、舞台に出演していました。ビビアンリーは、ロンドン公演から出演していたそうです。いい意味でも、悪い意味でも、生々しい赤裸々な、男性と女性の姿を描ききっていたところが、印象に残っています。原作者の、冷酷なまでの視線を終始意識させられる…それでいて、窮屈さが感じられないところが、芸術性の高さというところでしょうか…いつの日か、もう一度見てみたい作品のひとつです。
クゥイックさん 8点(2003-07-13 16:40:57)
3.邦題も直訳ですね。何回も電車が出てくる訳ではないけれど、上手いタイトルを付けたナーって思います。
ヌリさん 8点(2003-01-19 16:56:45)
2.男の最も醜い部分を持った男と、女の最も醜い部分を持った女が出会い悲劇が訪れる。スカーレットという名前通りの咲き誇る大輪の薔薇を思わせる生命力を演じたヴィヴィアン・リーが、丸っきり正反対の安っぽく壊れやすい造花のような女を鬼気迫る表現で演じきり、終始彼女から目を離すことができない。確かにこの演技はどうしても晩年の本人と重なってしまい、ラストの哀感には涙を禁じ得ません。相手がブランチだったら私もスタンリーと同じ事をしてしまいそうなので、ラストはより胸に迫ってきました。8点献上。
sayzinさん 8点(2002-02-18 22:34:28)(良:1票)
1.友達にすすめられて観たのですがすごく良かったです。ビビアン・リーの演技には思わずゾクッとしました。
松やんさん 8点(2001-10-27 01:38:30)
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【点数情報】

Review人数 73人
平均点数 7.03点
000.00%
111.37%
200.00%
311.37%
434.11%
545.48%
61216.44%
72432.88%
81824.66%
979.59%
1034.11%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
chart

【アカデミー賞 情報】

1951年 24回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞マーロン・ブランド候補(ノミネート) 
主演女優賞ヴィヴィアン・リー受賞 
助演男優賞カール・マルデン受賞 
助演女優賞キム・ハンター受賞 
監督賞エリア・カザン候補(ノミネート) 
撮影賞ハリー・ストラドリング候補(ノミネート)白黒
作曲賞(ドラマ)アレックス・ノース候補(ノミネート) 
美術賞(白黒)ジョージ・ジェームズ・ホプキンス受賞装置
美術賞(白黒)リチャード・デイ〔美術〕受賞美術
衣装デザイン賞(白黒)ルシンダ・バラード候補(ノミネート) 
脚色賞テネシー・ウィリアムズ候補(ノミネート) 
録音賞ネイサン・レヴィンソン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1951年 9回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)ヴィヴィアン・リー候補(ノミネート) 
助演女優賞キム・ハンター受賞 

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