60.《ネタバレ》 愛すべき家族、弱者に優しい展開、ファンタジーとブラックユーモア、楽しそうに演じるジョニー・デップ、カラフルでメルヘンな世界。その全てがまさにティム・バートンの十八番であり、全く中だるみを感じさせない展開に思わず唸りました。「2001年宇宙の旅」のモノリスを板チョコに見立て、しかも手を突っ込んで取り上げちゃうとは仰天!思わず微笑んでしまうようなお約束のハッピーエンドも、スピードワゴンの井戸田ならきっと「アマーーイ!」と言ったに違いない。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-14 23:45:56) (笑:1票) |
59.いかにもバートンらしい皮肉と独特の世界観があって楽しい作品でした。こういうのはアリだと思いますよ。やっぱり独特のセンスには脱帽です。子供に見てほしい作品です。 【たかちゃん】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-04-07 15:33:33) (笑:1票) |
58.《ネタバレ》 ウィリー・ウォンカは、何かためらったり状況が悪くなると手をぐっとにぎる。彼はゴム手袋みたいなのをしているので、そのときゴムがこすれる音がする。何度かこのシーンがあった。最後に彼が父親に会いに行って歯を見てもらっているとき、歯科医なので父親もゴム手袋をしている。父親が自分の息子だと気づき、二人が抱き合おうとする前に、二人はためらい、二人は同時に手をぐっとにぎる。そのときゴムのこすれる音がする。それがこの映画の中でのマイベストシーンだ。 【ばっじお】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-06 16:31:35) (良:1票) |
57.《ネタバレ》 ウォンカにとって次元転送装置を発明することよりチョコレートの方が大事であった。それはチョコレートを愛していたからだ。チャーリーが帰った後、おいしいチョコレートを作れなくなってしまったのは、チョコレートよりも大事なものが〝愛する人〟だと知ってしまったから。バートンは「ビッグ・フィッシュ」に続き家族の愛を描いている。チャーリーの家、一つのベッドに四人の老人、あの暖かい雰囲気が好きである。 【ミスター・グレイ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-01 17:36:22) (良:1票) |
56.《ネタバレ》 映画にリアリティを求めない私にとって、ティムバートンは好きな監督の一人。この人はこういう寓話的というか、ファンタジーを撮らせたら本当に上手。以前の作品よりメッセージがわかりやすく、より童話的な感触だったが、この辺は原作に拠る所もあるのだろうか(原作未見)色彩感覚が素敵。前半の雪降る町のモノトーンな雰囲気と、工場内の原色溢れる悪趣味満載な画面の対比が良。シザーハンズ的な雰囲気が懐かしく。チョコレート工場を見学するために、ゴールデンチケットを得ようと悪戦苦闘するチャーリー少年とその家族。このジョニーデップすら出てきていない超前半部分で、すでにうるうるしている私。客観的に見ずともきもい。にしても、デップは素晴らしいね。デップの子供を見る表情ったらもう。その軽蔑の眼差しっぷりにヘキサゴン。工場に入ってからはさすがバートン。シュールでブラック。どうやって悪趣味に子供を嬲るかに全力を注いでいる、その姿勢が気持ちいい。ウンパ・ルンパの顔も踊りも歌も絶妙。2001年宇宙の…パロディににやけつつ、かわいいリスにうっとり。少年時代のデップが家出をするシーンが印象的。家出から帰ってみたら、家ごと無くなってるデタラメっぷり。全体的に悪趣味なんだけど、子供にも耐えられるであろうレベルのブラックさに留められるバランス感覚が、監督のファンタジー作家たる所以。家出のシーン一つとっても、しっかり親子の確執を描きつつ、作品のテンションを落とさずにファンタジーの世界観のまま進行していく。さすがである。ラストで、郊外にぽつんと昔のままの家が建っているのも示唆的。父親と男の子供の関係性が端的に現れている様に思う。全体的に二時間しっかり楽しめる作品。誰でも楽しめる作品であるし、映画は娯楽なんだなと再確認できる一本。 【郁】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-10-31 16:09:47) (良:1票) |
55.《ネタバレ》 世界一有名になった引きこもりのお話。見始めてから数分ほどで、ひどくアンニュイな気分になった。だって、ウォンカが大の人間嫌いだってことがすごくよく分かって、しかもその気持ちが痛いほど分かってしまったからだ。私も以前、人に裏切られたと思ったとき、誰とも会いたくなくて引きこもりたくなったっけ(結局しなかったけど)。そしてウォンカが姿を見せて、彼がふざければふざけるほど悲しくなっていった。自分を誇示し人を蔑むような歌を朗らか過ぎるくらい朗らかに歌えば歌うほど、「あの頃の自分」が蘇ってくるようで悲しさに耐えられなくなりそうだった。本当が自分が嫌なはずなのに、人のことを、おどけることで「これは冗談なんですよ~」って雰囲気にして、毒をやわらげてた。そんなウォンカがひどく自分には痛くて、笑いたくても笑えなくて、変な感じに心が重くなって。いろんな映画のエッセンスやオマージュがあちこちに感じられて、しかも日本のもの(映画以外も含む)の影響もかなりあってそういう意味でも面白いのだが、ウンパ・ルンパのチョコの川でのシンクロがウォーターボーイズ?なんて思ったり、歯科矯正器具はまるで巨人の星の顔面版って感じだし、そんなだから最後の場面は「愛を乞うひと」歯科医版かと思ってしまったよ。言葉を交わさずとも通じたような「愛を~」に対し、こちらははっきりと確かめ合って、そういうところに日米の違いを感じたり、いろんな意味で面白い作品ではあった。ただし、ウンパルンパもそうだけど、前時代的な人種に対する考えが時折鼻につくのでその辺はマイナス要因。 選ばれる子供も、アフリカ系やアジア系がいたっていいと思う。確かに後でひどいことされるけど、真の平等とはそういうものではないかな。この映画で問われるのは、あくまでも人間性であって人種ではないんだから。 |
54.《ネタバレ》 チャーリーのお家!なんて素敵なんでしょう。 ひと目で好きになりました。 斜めの傾き具合といい、ドアの閉めにくさといい、これは正にバートン味。 そして、おじいちゃん、おばあちゃんの登場シーンにも息を呑みました。 思い出したのが『スリーピーホロウ』の村の老人の集まったお部屋(確か村長の家)のシーン。 クセのある老人が暗いところからこっちを見る視線、今回もそうとうインパクトがありました。 おじいちゃんおばあちゃんが、これまた可愛いお年寄りでにっこり。 こういうキャラクターを見られると、劇場に来て良かったと思います。 心がほかほか。 それからダニー・エルフマンさんの音楽は今回も素晴らしかった。 ウンパ・ルンパもレオタード姿からビートルズ風まで、音楽も踊りも良くてワクワク♪ ヘンで素敵なウィリー・ウォンカとのコンビも笑えました。 ウチにも子供の友達が集まるのですが、そうそう!子供って可愛いばかりではなく、生意気でこましゃくれていてとてもウルサイ。 このお話しではチャーリーは良い子で他は悪い子とはっきり分かれますが、実際の子供は、ひとりの内にチャーリーも居れば、鼻持ちならない部分もあると思いました。 実に子供のことを良~く観察したお話しだと感心。 リアリティがお話しには重要と考えている私、原作にも興味が沸きました。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-09-16 21:58:23) (良:1票) |
53.《ネタバレ》 とても面白かったです。最初はジョニー・デップってわかりませんでした。 生意気な子供たちが痛い目に合うたびに登場するウンパルンパ達のダンスシーンが最高。 あと作品中の「語り」もお前やったんかい!! ちなみに吹き替え版は藤原版、宮野版、両方見ましたが、個人的には宮野版が良かったです。 ウォンカのサイケデリックな言動にぴったりで、ほんとに自然に演じておられました。 宮野さんほぼ「地」じゃない?(笑) 【わたた】さん [地上波(吹替)] 8点(2022-03-13 03:27:16) |
52.ストーリー、俳優陣の演技、ビジュアル、音楽を満喫しました。家族向けですが、誰でも楽しめると思いますよ。 【みるちゃん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2020-05-25 15:08:06) |
51.《ネタバレ》 城みたいな工場や雪の降る街の雰囲気が良く、ストーリーも童心くすぐられる内容で、最初から最後まで楽しめた。 主人公の少年みたいな、家族愛あふれる純朴な子どもが素直に素敵だった。金のチケットが当たった他の4人の子どもたちも個性的でキャラが立っているので、皮肉的だが憎めない。 最後の大団円も、主題のチョコレートと絡ませて甘くて良かった。 【カジノ愛】さん [インターネット(字幕)] 8点(2017-08-20 19:42:30) |
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50.《ネタバレ》 改行表示で読んで下さい。 ティム・バートンは好きな監督の一人、ようやく鑑賞できました。 ○ ・独特の世界観は健在 ・思った通りの勧善懲悪 ・ウンパ・ルンパのミュージカル風の歌(夢に出てきそう) ・わかりやすいストーリー ・歯医者さんは元祖ドラキュラ(笑) × ・子供向けと見せかけて、実は大人向けな所にフェイントNG ・ちょっと食欲が無くなる ・ウンパ・ルンパがせんだみつおに見えてしょうがなかった。 ・ウンパ・ルンパ多すぎ 寸感 大人の絵本と言った印象、親の育て方で子供なんてどうにでもなってしまうと言う とても辛辣なメッセージを感じました。偏った愛情は人を歪ませてしまうのですね。 ウィリー・ウォンカが一番最たる者だったんですね。 【はぶじ】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-26 03:25:25) |
49.《ネタバレ》 バレンタインデーということで再見。驚異的な売り上げを誇るお菓子メーカー"ウォンカ"の招待のもと、幸運に恵まれた5組の親子が、彼の工場の中で夢のような不思議な体験をしていく。しかし、まるであらかじめ仕組んであったかのようなさまざまなハプニングが起き、子供たちは一人、また一人と消えていく。マザーグースの「10人のインディアン」を彷彿とさせるイギリス文化を体現した物語は奇妙な不安感を抱かせるが、ウンパルンパの風刺歌を伴う、小生意気な子供達の「処刑」は爽快感を感じさせる。よく考えると説教くさくもあるが、子供というものは出しゃばらずに大人しくしている方がよいと言っている内容は、日本の風土にも合っており馴染める。家族が居ることの暖かさを表現したラストも心地よく、記憶に残る一本となった。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 8点(2010-02-14 22:12:41) |
48.心の底から腹を抱えて笑いました。 もし日本でリメイクするなら是非とも実写ではなく岡田あーみん先生の漫画でお願いします。 【どぶん子】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-07-12 23:33:49) |
47.思ったより点数低いんですね。 一度目の観賞後だったら私も6点をつけたかも。二度三度観たらジワジワはまってしまいました。 【ぷっきぃ】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-15 03:04:55) |
46.ジョニーデップもさることながら、キャスト勢が本当に素晴らしかった!色彩表現も秀逸で、ストーリーもテンポも良かったです。 |
45.J・デップが好きではないので鑑賞を避け続けてきましたが深夜暇な時に見ようと思いテレビ録画しておきました。見終わるころには涙で画面がぼやけました。J・デップファンの方々、ごめんなさい。私が間違っていました、彼は最高にキュートですね。初めウォンカ役はジムキャリーが演じた方が近いんじゃないかと思っていましたが、それだとジムキャリーの映画になってしまっていたでしょうね。J・デップだからこそティム・バートンの世界観を出せていたし、ウォンカをくどすぎないようにしてくれたと思います。工場の話よりウォンカの父親とのストーリーが感動的で好きでした。ウンパルンパはめざましの大塚さんかと思い後半少しくどかったけど、チャーリーのパパはトゥームレイダーでも好演していて久しぶりに見れたので、大塚さんのくどさは良しとしましょう! 【りりあ】さん [地上波(吹替)] 8点(2008-01-14 21:46:19) |
44.《ネタバレ》 私は原作も持っているので映像が楽しみだったが凄い忠実だったし、それプラスでウォンカの過去とかラストシーンなんかも追加されていて最高でした。 小説のラストシーンはストンと終わる感じだったので、話しが大きく膨らんでいて面白かった! |
43.《ネタバレ》 ウィリー・ウォンカの父親役はいわずと知れた名悪役・名ドラキュラ役のクリストファー・リー。不敵な笑みではなく、心の底からの笑顔を見れただけでもこの作品は価値がある。 【やしき】さん [DVD(吹替)] 8点(2007-08-06 15:10:02) |
42.《ネタバレ》 冒頭の工場の内部から外観、ウォンカ印のトラック、チャーリーの住む傾いた家、などの絵を見るだけで、わくわく。あとのほうで、ウォンカマークの赤い自転車が出てくるのだが、あれいいなー。 いくつかのエピソードを付け足しただけで、大枠は原作どおり。あのウンパ・ルンパのへんな歌もすべて原作にあるんだよね。チャーリー以外の子供たちの辿る運命も忠実に作られている。 「ナルニア国物語」の公開ももうすぐだが、今の技術だと、ほんとうにこういう長く読まれてきたファンタジーを、納得いく形で視覚化することができるんだよね。これがいいことなのか、悪いことなのかはよくわからないが。 原作では、ウィリー・ウォンカは、まるでチョコの妖精みたいで、ほとんど人間味の感じられないキャラクターだったのだが、ジョニー・デップの描き出したウォンカ氏は、白塗りでわけわからん衣装と髪形、気持ち悪い裏声の笑い声、と、フリーク性を強調しつつ、感情の部分もきちんと表現している。 彼が人間にほとんど興味がなく、とくに子供は嫌い、「両親」という単語を発音しようとしただけで、吐き気がする、という演出を、父との葛藤という原作にないエピソードで根拠付けるのだが、このへんの臭さがファンタジーにうまくとけあっていてよかった。 何十年ぶりかで生まれ育った父の家に行ってみると、街がまったくなくなっていて、生家だけがぽつんと残っている。これで、ウィリーの帰りを待って父が引っ越さなかったのがわかる。そして、部屋にはウィリーの活躍を報じる新聞のスクラップ。でも、実際顔を見ても息子だとはわからない。歯科医である父が、口の中を見てはじめて息子だと認識するのがおかしい。 前作の『ビッグ・フィッシュ』でも、父子の関係が主題になっていたが、この映画でも、母は不在である。 『ビッグ・フィッシュ』といえば、魔女役だったヘレナ・ボナム=カーターが、チャーリーの母親役で出ていた。 しかし、ウンパ・ルンパは強烈だわ。夢に出そうだ。 【yhlee】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-07-25 15:24:06) |
41.こういう世界観大好きです。最後の締め方も最高。キモカワデップがタップリ観られるだけで幸せ。そしてベタにチョコレイトがとても食べたくなるのでした・・・。 【おっちょ】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-08-25 00:09:44) |