イル・ディーヴォのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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イル・ディーヴォ

[イルディーボ]
(イル・ディーヴォ:魔王と呼ばれた男)
Il divo
(Il divo - La spettacolare vita di Giulio Andreotti)
2008年上映時間:110分
平均点:6.75 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
ドラマ政治もの伝記もの
新規登録(2010-05-18)【パブロン中毒】さん
タイトル情報更新(2015-06-05)【+】さん
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監督パオロ・ソレンティーノ
キャストトニ・セルヴィッロ(男優)ジュリオ・アンドレオッティ
アンナ・ボナイウート(女優)リヴィア
フラヴィオ・ブッチ(男優)フランコ・エヴァンジェリスティ
ファニー・アルダン(女優)フランス大使夫人(ノンクレジット)
脚本パオロ・ソレンティーノ
撮影ルカ・ビガッツィ
特殊メイクヴィットリオ・ソダーノ
その他フランチェスコ・ロージ謝辞(the director wishes to thank)
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2.《ネタバレ》 スタイリッシュにそして戯画的に描かなければ、直視するのが憚られるくらい醜悪なイタリアの政治そして闇社会の姿が赤裸々に描かれています。

もう、オープニングに流れるCASSIUSの「toop toop」にあわせて映し出される事実の数々から「トホホ・・・」という感じでしたね。

全体的には、コスタ・ガブラスの『Z』を思わせるような腐敗に対する怒りをブラック・コメディの手法で伝える政治ドラマでした。

なお、アンドレオッティ元首相はこの5月6日に亡くなりました。こうして真相は永遠に闇の中に・・・・・




TMさん [DVD(字幕)] 8点(2013-05-11 14:28:13)
1.《ネタバレ》 私はソレンティーノ監督の映画を観るのは「きっとここが帰る場所」が初めてだったので、本作との映画のルックの違いに驚かされました。というかやや不謹慎ながらカッコいい!ストーリーは史実を基に(と言うか再現)したクライムサスペンス。元イタリア首相のジュリオ・アンドレオッティとマフィアとの繋がりを告発した内容で、別段イタリアの政治に興味が無かった身としてはかなりショッキングな内容でした。そしてなにより素晴らしかったのが映画から漂う緊張感、明らかにゴッドファーザーから多くの影響を受けているのだと感じました。度々登場する殺しのシーンはゴッドファーザー一作目の終盤の大粛清を基にしているのでしょう。言うなればイタリア版ゴッドファーザーの様な風格すら感じます。そういえば主人公ジュリオが神に忠誠を誓いながら殺しや汚職に手を染めておりそれに苦悩するってのも、良く考えればマイケル・コルレオーネに通じるものがある。しかしそれでいて映画全体にソレンティーノ監督独特のどこかすっ呆けている空気があり彼のオリジナルとして上手く昇華できている。
民朗さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2012-07-15 00:49:06)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.75点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5125.00%
6125.00%
700.00%
8250.00%
900.00%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

2009年 82回
特殊メイクアップ賞ヴィットリオ・ソダーノ候補(ノミネート) 

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