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日々ロック

[ヒビロック]
2014年上映時間:110分
平均点:6.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-11-22)
ドラマ青春もの音楽もの漫画の映画化
新規登録(2014-09-28)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2023-10-27)【イニシャルK】さん
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監督入江悠
キャスト野村周平(男優)日々沼拓郎
二階堂ふみ(女優)宇田川咲
前野朋哉(男優)草壁まもる
落合モトキ(男優)新庄
喜多陽子(女優)町田町子
毬谷友子(女優)風間泉
蛭子能収(男優)象徴さん
竹中直人(男優)松本猛
小手伸也(男優)
脚本入江悠
撮影谷川創平
製作松竹(「日々ロック」製作委員会)
関西テレビ(「日々ロック」製作委員会)
配給松竹
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1.《ネタバレ》 (ネタバレあります。未見の方はご注意ください)

ザ・ロックンロールブラザーズ(以下RRB)はそもそも自慰バンドでした(ボーカル背中の空気人形が動かぬ証拠)。自分が気持ち良くなればいい典型的なアマチュアです。宇田川に童貞を指摘されたり、プロデューサーに歌う意味を問われたりしたのも無理からぬこと。プロなら相手を楽しませてみろ。お金を頂くとはそういうこと。「女のひとりも抱かずにロッカーを名乗るな」は、あながち間違っていません。そんなアマチュア風情に何故スーパーアイドルは惹かれたのでしょうか。たぶん奴らにかつての自分の姿を見たから。仲間と共に音楽を奏でる楽しさと喜び。スターになる為に、自分が捨ててきたもの。余命幾ばくもない宇田川には、馬鹿たちが輝いて見えたのでしょう。そんな彼女は、ロックに、華々しく逝きたいと口にしました。きっと強がり。しかし病に侵された体は、彼女の願いを受け入れてはくれませんでした。弱っていくのは体だけではありません。遠路はるばる日々沼がオリジナル曲を届けに来てくれたのに、受け取る気力すらない有様。思い届かず…か。しかしこんな時頼りになるのは仲間。あるいは腐れ縁。バンドメンバーは勿論のこと、盟友「犬レイプ」(酷いネーミングセンス!)や、地元のクソ馬鹿ヤンキーに干物工場の先輩。きっと誰か一人欠けても、日々沼があのステージに立つことは適わなかったでしょう。友情と我武者羅さ。豪雨と感電と。おそらくこれがロック。これこそがロック。RRB激情の一曲は偶然か奇跡か、あの娘の心を捉えました。生きろ、生きてくれ。気力を振り絞り、サンキューひよこを頬張る宇田川。食べること=生きようとする意思。その美しい笑顔に涙しました。エピローグは記念写真。バカ3人と美女1人。このワンカットに辿り着くために物語は在り、一曲の感動だけで本作の価値が保たれています。音楽の力って偉大だなあと。ほとんど反則級のエモーションでありました。やっと目の前の一人に思いを届けられたRRB。今度はライブハウスの観客相手に、そして見えない大衆に対して、彼らは思いを届けられるでしょうか?まだ今はポンコツ。自走すら危ういもの。でも若者には未来があります。それで十分ではないですか。 芸能人に疎い私は、日々沼役の野村周平はロックミュージシャンだとばかり思い込んでおりましたが、役者さんだったのですね。役作り的には『北の国から』の五郎さんのエッセンスが強い気がしますが、気のせいかもしれません。繰り返しになりますが、楽曲の力が映画の評価に直結する音楽映画って、ホントずるいです。良い映画の気がしてなりません。気のせいかもしれませんが。
目隠シストさん [DVD(邦画)] 8点(2019-03-05 21:10:30)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
3133.33%
400.00%
500.00%
600.00%
7133.33%
8133.33%
900.00%
1000.00%

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