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人斬り

[ヒトキリ]
1969年上映時間:140分
平均点:7.31 / 10(Review 13人) (点数分布表示)
公開開始日(1969-08-09)
時代劇犯罪もの歴史もの
新規登録(2006-04-10)【バカ王子】さん
タイトル情報更新(2022-07-24)【イニシャルK】さん
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監督五社英雄
助監督土井茂
キャスト勝新太郎(男優)岡田以蔵
仲代達矢(男優)武市半平太
三島由紀夫(男優)田中新兵衛
石原裕次郎(男優)坂本竜馬
倍賞美津子(女優)おみの
仲谷昇(男優)姉小路公知
山本圭(男優)皆川一郎
伊藤孝雄(男優)天野透
下元勉(男優)松田治之助
山内明(男優)勝海舟
田中邦衛(男優)六角牢の役人
滝田裕介(男優)平松外記
賀原夏子(女優)おたき
中谷一郎(男優)京都所司代与力
新田昌玄(男優)伊知地三左衛門
清水彰(男優)井上佐一郎
伊達岳志(男優)京都市中見廻組役人
北村英三(男優)横川帯刀
黒木現(男優)工藤
勝村淳(男優)
小林加奈枝(女優)
萩本欽一(男優)牢名主
坂上二郎(男優)熊髭
辰巳柳太郎(男優)吉田東洋
脚本橋本忍
音楽佐藤勝
撮影森田富士郎
製作真田正典(製作主任)
制作フジテレビ
配給大映
美術西岡善信
編集菅沼完二
録音大角正夫
照明美間博
その他司馬遼太郎(参考文献「人斬り以蔵」)
IMAGICA(現像)
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5.《ネタバレ》 かなり以前から見たいと思っていたが、DVD等が出ておらず、なかなか見る機会に恵まれなかった映画の一つなのでようやく見れたことがまず嬉しい。幕末の「人斬り以蔵」として有名な岡田以蔵を主人公に、彼と武市半平太や、坂本竜馬、田中新兵衛らの関係を描いているが、橋本忍の脚本はやはりしっかりとしていて、武市の命令で次々に暗殺を遂行した以蔵が、結局は使い捨てにされてしまうという悲劇性がよく描かれていて見ごたえがある映画で、素直に面白かった。(見たいと思いながらも五社英雄監督ということで不安にも思っていたが、今まで見た五社監督の映画の中ではいちばん面白い映画だと思う。)勝新主演映画を見るのが久しぶりなのだが、演じる以蔵は豪快な存在感があり、座頭市とはまた違う勝新の魅力を感じることができる。仕事に参加させてもらえなかった以蔵が一日かけて長距離を走るシーンは映像的にとても美しく、異様な迫力があり、印象に残るし、勝新は「薄桜記」の冒頭とかでも走っているが、どこか「決闘高田馬場」のバンツマをほうふつとさせるものがある。武市役の仲代達矢はギラギラした存在感で、武市のこれでもかというような非情さをうまく演じていて、メインキャストの役では久しぶりに見る気がするのだが、あらためて名優だと感じた。この二人に対して竜馬を演じる裕次郎は勝新との共演がみどころとなるが、やはりというかなんというか違和感があり、裕次郎には時代劇は似合わないなあと思う。そして忘れてはいけない三島由紀夫演じる田中新兵衛。三島由紀夫を俳優として見るのは「からっ風野郎」以来、二度目なのだが、本作でも演技はかたい。しかし、独特の存在感とオーラを放っていて、その演技のかたさも新兵衛に不思議とマッチしているし、なかなか味があり、良かった。本業が俳優ではないながら、この役は三島由紀夫の俳優としての代表作になるのではないだろうか。本作は三島事件の一年数か月前に公開されているが、濡れ衣を着せられた新兵衛が切腹するシーンはその後の三島由紀夫の運命を予言しているかのようで驚かされた。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-08-15 18:38:52)
4.遠い昔に名画座で見て「これぞ傑作」と思った覚えはあるのですが、結末をすっかり忘れていました。印象に残っていたのは、巨大な瓦屋根の前の道を行き来する勝新太郎と、ゾッとするような悪役ぶりの仲代達矢のみ。
そこで過日、BSで再見したわけですが、やっぱり傑作でした。勝新と仲代もさることながら、三島由紀夫が意外にいい感じ。しかしあのいかにもインテリ風の新兵衛が、おそらく命の次に大事にしているであろう刀をあっさり盗まれるようなマヌケには、どうしても見えません。脚本では強引にボヤかしてしましたが、ここだけ残念な感じです。
石原ポッチャリ龍馬も、ポッチャリを除いてはいい感じ。作品における唯一の良心、という描き方でした。
肝心の結末ですが、けっこうあっさりだったんですね。すっかり忘れていた理由が、ようやくわかりました。
さて遠い昔の若かりし頃に見たとき、「以蔵のような人生は送りたくないな」とつくづく思ったものです。そして今、私は幸いにして以蔵にはなっていないと思いますが、半平太でもない。新兵衛でももちろん龍馬でもない。せいぜい、倍賞美津子に呼び止められつつ振り払って去る名もなき通行人といったところでしょうか。そう考えると、いささか寂しいものがあります。
眉山さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-06-26 03:04:32)
3.《ネタバレ》 キャストや、スタッフを見て、結構凄いなと思いながら観ました。結構、皆さん固定イメージがある役者が多いので、引きずるかとおもえば、意外と切り換えが出来ましたし、五社監督や勝新でも、結構しまった感じで楽しめました。そうそう、三島由紀夫の先祖と本物の田中新兵衛と大縁があるとは後で知ってびっくりです。
minさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-07-14 22:52:41)
2.《ネタバレ》 創作もかなり入ってるみたいだけど、飼い犬の苦しみを勝新太郎が見事に演じ、重厚な作品へと導いている。出演者は他に石原裕次郎、仲代達矢、倍賞美津子など。そして驚いたのが三島由紀夫。この人、俳優もやってたのね。それほど「上手い」って感じではないけど、独特のオーラがあってイイ。鍛え上げられた肉体も凄いし…。そんな豪華キャストに加え、こだわりの映像にも惹かれる。挙げればキリが無いが、例えばのけ者にされた以蔵が全力疾走で石部宿に向かう場面はとても美しく、ダイナミック。殺陣にしてもパワーを感じる本格的時代劇だ。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-12-19 22:02:16)
1.勝新の演技力・パワーに感動しました。自分が若いころは決して好きな役者とは言えなかったのですが、最近はその魅力がやっと分かってきました。仲代達矢の武市は史実に忠実にその冷酷さを表現していました。三島の石部宿襲撃の際の殺陣も素晴らしかった。あの頭をすっぽり覆った頭巾(?)は耳への斬撃を避けるためでしょうか?
源八さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-12-19 10:03:45)
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 7.31点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
517.69%
617.69%
7538.46%
8538.46%
917.69%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review2人
2 ストーリー評価 8.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.33点 Review3人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 7.50点 Review2人
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