抱きしめたい ―真実の物語―のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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抱きしめたい ―真実の物語―

[ダキシメタイシンジツノモノガタリ]
2013年上映時間:122分
平均点:6.11 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-02-01)
ドラマラブストーリー実話もの
新規登録(2014-02-27)【民朗】さん
タイトル情報更新(2018-07-10)【イニシャルK】さん
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監督塩田明彦
キャスト北川景子(女優)山本つかさ
錦戸亮(男優)小柳雅己
上地雄輔(男優)屯田
平山あや(女優)夏海
國村隼(男優)雅己の父
風吹ジュン(女優)つかさの母
角替和枝(女優)雅己の母
窪田正孝(男優)淳平
佐藤めぐみ(女優)
佐藤江梨子(女優)
斎藤工(男優)園村
大野百花(女優)
喜多陽子(女優)
二宮慶多(男優)
脚本斉藤ひろし
塩田明彦
音楽村松崇継
主題歌安室奈美恵『TSUKI』
撮影喜久村徳章
製作TBS(「抱きしめたい」製作委員会)
東宝(「抱きしめたい」製作委員会)
小学館(「抱きしめたい」製作委員会)
毎日放送(「抱きしめたい」製作委員会)
ジェイ・ストーム(「抱きしめたい」製作委員会)
企画平野隆(企画プロデュース)
配給東宝
美術清水剛
赤松陽構造(タイトルデザイン)
あらすじ
交通事故により左半身に後遺症が残ったつかさ(北川景子)は、タクシードライバーの雅己(錦戸亮)と出会い、結ばれる。幸せの絶頂も束の間、二人には過酷な運命が待っていた。
ネタバレは禁止していませんので
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2.《ネタバレ》 白状すると地雷臭がしていたので観るのを躊躇っていた作品でした。塩田明彦監督は優れた作品を沢山撮っていることは存じていましたが、個人的には『どろろ』の監督のイメージがどうしても払拭できず、また主演の北川景子と錦戸亮も取り立てて好きな役者でも無く、止めにストーリーはお涙頂戴映画にお馴染みの「障がい&病死」と来たもんだ。
でもある評論家がベタ褒めしていたのを見て、考えを改め鑑賞してみました。その結果、実に堂々とした恋愛映画だと思いました。万人にお勧めできる上質なラブロマンスです。
この映画、とっても主人公二人が自然体なんですよね。別にアドリブ演技が良いとかでは無くて監督の撮り方が上手なのだと思います。あらゆる場面で頻出するロングテイクはこのカップルが本当に普通に生活している、実在しているカップルだと信じ込ませてくれます。出会いから、二人の距離が縮まっていく過程、愛し合うようになってからの距離感がとても自然に写っていて、本当に只のカップルの生活をのぞき見している様な感じ。
「そんな普通のカップルの生活なんて面白いの?」と思いそうなものですが、要所要所で締めるところは締めている。特に誰もいないメリーゴーランドで初めてキスをする場面、事故後のリハビリに苦しむヒロイン・つかさの地獄の様な日々、は役者の演技を含め素晴らしかった。
どうでもいいですが、私が観た回の観客は私一人だったのですが、本当に良かった。上映後、おっさんになりかけの男が一人で泣いているのは流石に見られたくないぜ。何が言いたいかというと、女性だけでなく男性にもおすすめできる恋愛映画だってことです。こういう恋愛映画を今でもテレビ局が製作できるとはー。やっぱり映画は観るまで分からない。
民朗さん [映画館(邦画)] 8点(2014-03-12 00:00:33)
1.左半身不随の北川景子が差し出そうとする盆を慌てて支え、
彼女の煎れたお茶を美味しそうに頂くというシチュエーションを、
同一構図、同一カッティングの中、
錦戸亮と國村準の親子がそれぞれ別々のシーンで演じている。
即興なのか、演出通りなのか、二人のリアクションは実によく似ている。
それだけのことが、この親子と娘の秀逸なキャラクター描写・関係性の描写になっている。
レストラン窓際での北川・錦戸カップルの食事シーンが、錦戸と息子の食事として
反復されるのも同様だ。
その食事シーンの最後、成瀬作品のように窓外からのショットに切り替わって
サイレントの効果を醸すのも印象的である。

『黄泉がえり』のおでん屋のシーンのように、飲食のシーンをそれぞれ大事にしているのがいい。

夜の回転木馬の緩やかなローリング。その浮揚と下降の中でのぎこちないキスシーンの美しさ。その二人を見守る窪田正孝の視線の暖かさ。
ボールを放るアクションとその軌跡の響きあい。
國村・錦戸親子の罵り合いや、ワンポイント英語・中国語を使ったアドリブ感満点の
飾らない会話劇の魅力。
佐藤めぐみの突発的なビール瓶攻撃の鮮やかさ。
生まれたばかりの赤子を囲む病院シーンのドキュメンタルな長回しの迫真と幸福感。
ベッドでの二人の交わらない視線の劇。その万感のエモーション、、。

個々に書き出せばきりのないほど、映画の魅力が詰まっている。

何よりも、予告編の印象をいい意味で裏切る、お涙頂戴を潔しとしない塩田監督の自制的な手際にこそ泣かされる。



ユーカラさん [映画館(邦画)] 8点(2014-02-28 01:06:11)
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 6.11点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4222.22%
5111.11%
6222.22%
7222.22%
8222.22%
900.00%
1000.00%

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