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ベリッシマ

[ベリッシマ]
Bellissima
1951年上映時間:115分
平均点:7.50 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(1981-08-01)
ドラマコメディモノクロ映画
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タイトル情報更新(2023-09-19)【にじばぶ】さん
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監督ルキノ・ヴィスコンティ
キャストアンナ・マニャーニ(女優)マッダレーナ・チェッコーニ
ワルター・キアーリ(男優)アルバート・アンノヴァッツィ
フランコ・フェルラーラ(男優)(ノン・クレジット)
ノラ・リッチ(女優)Laundry Worker
原作チェザーレ・ザヴァッティーニ(原案)
脚本フランチェスコ・ロージ
スーゾ・チェッキ・ダミーコ
ルキノ・ヴィスコンティ
音楽フランコ・マンニーノ
挿入曲ガエターノ・ドニゼッティ歌劇「愛の妙薬」より合唱.「そんなことってあるかしら?」
撮影ピエロ・ポルタルピ
配給日本ヘラルド
衣装ピエロ・トージ
その他フランコ・フェルラーラ(指揮)
ハワード・ホークス野外劇場での映画「赤い河」(監督)
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4.《ネタバレ》 まあ~とにかく、アンナ・マニャーニのマシンガン(というよりも、もうそれはガトリング砲のレベル)をぶっ放している様なトークの凄まじさ、この女は喋ることで呼吸を続けてるんじゃないかと思わせるほどです。マナーは悪いは、娘のことになると人を押しのけるわ平気で割り込むは、我が国が誇るナニワのおばちゃんたちが束になっても到底かないません。ヴィスコンティも、本作では彼女に関しては何も演出してなかったんじゃないでしょうか。イタリアン・リアリズモで人情喜劇を撮ると言うヴィスコンティにしては珍しいジャンルですが、彼が脂の乗った時期ですから画造り・ドラマ展開ともに超絶的な技巧を見せてくれます。始めのうちは幼児虐待で警察に通報したくなるほどの狂乱ぶりを見せるアンナ・マニャーニですが、ラストで見せる母親としての高貴な決意は立派な名演でした。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-22 23:32:55)
3.《ネタバレ》 何?ヴィスコンティ映画なのに人情喜劇だって?なるほどね。これは確かに人情喜劇である。イタリア的な如何にも人間的な感情を剥き出しにして、とにかくしゃべる。しゃべる。台詞の途切れることがほとんどない。アメリカ的な笑いを期待するとガッカリするかもしれないが、そこはイタリア映画、しかも、監督は人間ドラマを描かせたら上手いルキノ・ヴィスコンティである。人間の感情を上手く描いている。この映画の最後に近い所でのあの監督をはじめとする映画関係者達の前で娘のテストフィルムを流す場面で娘の泣き顔を見て、それを笑いもののようにして、楽しんでいる連中に対して母の「何がいけないの?」「どうして笑うの?」と激怒する姿は子を持つ親としての本当のあるべき姿であり、また、その後、今度はまるで手のひらを返すようにして、娘さんを是非、映画に出させてくださいと頼む監督に対して見せる母親の姿、契約書へのサインを断った母親の姿にこれまた母親らしい娘への思いやりが感じられる。こういう人間としての本来あるべき姿を映すことの出来るこのルキノ・ヴィスコンティという監督さんは素晴らしい監督である以上に一人の人間としても素晴らしいと思わずにはいられなくなる。ヴィスコンティて名前を聞くと、それだけで何だか難しそうな映画ばかりだとか、退屈そうな映画だとかそう思っている方に特にお薦めしたい。ヴィスコンティ映画の中ではある意味、特殊である映画かもしれないが、誰が見てもよく解るという意味では最も見やすい映画ではないだろうか!
青観さん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-01-23 10:53:37)
2.イタリア語が氾濫すると、もう恍惚となってしまう。喧騒がカタルシスを呼ぶ言語なんてほかにあんまりないんじゃないか。内臓まで陽を浴びているような健康的な雰囲気。母親が娘にはいい暮らしをさせたい、という熱情に動かされているところがやはりネオ・リアリズムなんだろう。ただ母の娘への溺愛という一般化されるドラマの前に、社会というものが絡んでくる。映画会社の男(蟻を数えてらっしゃい)が母の期待の重荷を語るところ、あるいはスターだったのが今は編集にまわっているところ、などで広がりを感じさせる。このネオ・リアリズム監督だったころからもうバート・ランカスターに興味を持っていたことが分かって、それも興味深い、上流階級を扱うようになってから見いだしたわけではなかったのだ。でもともかく本作は、イタリアのお母さんを凝縮したようなアンナ・マニャーニの張きりぶりを眺めているだけで、もう十分に満足。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2009-12-15 11:58:51)
1.《ネタバレ》 しゃべっとるか、はなうた歌っとるか、とにかくよーしゃべる。まるでウチのヨメハン見てるみたい。(←これ、マジ)違うのはウチのヨメハンなら最後絶対サインするだろうってことぐらい。(←悲しいかなこれもマジ)この作品、ヴィスコンティらしくないと感じるのは話の舞台が下層階級で主人公が主婦という点にあると思う。しかしながらやはりヴィスコンティは凄い。貴族だろうが庶民だろうが人間であることには変わりなく、その人間を妥協なくきっちりと描ききる。ラジオのサッカー中継に耳を傾ける庶民。アメリカ映画を楽しむ夫婦。ゾロゾロと当たり前のように部屋に上がり込むアパートの住民たち。大声で階下の住民に伝言する主婦。すべてがリアル。で、しゃべりまくる主婦を演じたアンナ・マニャーニもいい。特に川べりで、騙されたことを知っても晴れやかな表情を見せるシーンと子供のオーデションのテープを見るシーン。しゃべり続けた女が黙っているシーンである。女の顔がアップになるシーンである。一方は主婦から「女」の顔になり一方は「母」の顔になる。まくしたてるだけではない。顔の演技が素晴らしかった。 <本気のビンタにプラス1点(笑)>
R&Aさん 8点(2004-05-19 11:18:16)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 7.50点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4110.00%
500.00%
6110.00%
7220.00%
8440.00%
9110.00%
10110.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 8.00点 Review2人
5 感泣評価 8.00点 Review2人
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