1.《ネタバレ》 DVD特典版の感想。
最初にwebで公開されたver.とDVDに収録されているver.は細部が異なるらしい。
残念ながら最初のver.は見ていないので何とも言えない。
冒頭に「break town cinema」の文字が入る。キットカットの30周年記念の際に作ったそうだが、本編にキットカットと思わせるチョコは発見できなかった。web公開当時のver.には出ていたのだろうか。謎だ。
第一章「花の恋」が17分、
第二章「花の嵐 I 秘密」が13分、「花の嵐 II 乱舞」が11分、
第三章「花とアリス」が14分の三章四部構成。先に見た長編と比べると細部が結構違う。
最大の違いは長編がアリスの描写が多かった事に対し、短編は花がメインだ。
例えば、花の中学時代の電車の中。カバンを椅子に投げ込む不良風の金髪オールバック男とその女友達が出てくる。それを見て花がビクビクする様子が描かれるが、同時に隣に座った宮本先輩の存在にもドキドキしている状態だろうか。岩井俊二の手にかかれば不良も可愛らしい存在になってしまう。
その後に電車に差し込んでくる光を手に当てて戯れるような描写(さっきまでいた客がいなくなっているので、かなり時間が経ってからだと思われる)。花の横でメイクをする女も登場。
このように、本編と比較しながら見るのが楽しい。
ただ・・・長編で一気にダッーと見たせいか、同じような内容の短編を区切り区切り見るのはちょっと変な感じ。