夜歩く男のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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夜歩く男

[ヨルアルクオトコ]
He Walked by Night
1948年上映時間:79分
平均点:8.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(1952-04-24)
モノクロ映画犯罪もの刑事もの
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監督アルフレッド・L・ワーカー
キャストリチャード・ベースハート(男優)
ウィット・ビセル(男優)
ジャック・ウェッブ(男優)
ジョン・デナー(男優)(ノン・クレジット)
アルマ・ベルトラン(女優)(ノン・クレジット)
脚本ハリー・エセックス
撮影ジョン・アルトン〔撮影〕
配給松竹洋画部
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【クチコミ・感想】

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3.《ネタバレ》 モノクロ映画の特質をフルに活用したセミドキュメンタリー風。黒と白の中で影の使い方や光の差し加減で人物の映し方を変える映し方どれをとっても素晴らしいし夜の地上での暗さと部屋の中の暗さ、地下の下水管での暗さを全て微妙に変えることによってそれぞれ違う雰囲気をちゃんと表現できているのは凄い。最初から犯人バラシをすることによって捜査する側と犯人側の動きを対比させながら進んでいく展開は普通のサスペンスな刑事ものの映画とは一線を画してるような感じでレトロな所が時代を感じさせてくれるけども追いつ逃げつつの展開がなかなか。犯人演じるリチャード・ベースハートの動きや自主治療するシーンの迫力さも見ている側もちょっとのめりこんでしまったかな。こういったモノクロさをフルに使ってくれる映画はなかなかないので個人的には満足。
M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 8点(2024-03-16 02:04:48)
2.《ネタバレ》 無駄とゆーものを限り無く削ぎ落とした、混じりっ気無しのガチンコ・ノワール。身内を殺られた警察の鬼気迫る全力捜査には、いつでもそんぐらいマジメにやれよ、と若干ながら溜息も出そうになるものの、リチャード・ベイスハート演じる犯人の意外なまでの狡猾さ・凶悪ぶりを見せつけられれば、(ちょいと詰めが甘いのがだいぶん気にはなるケドも)警察やったれ!と何やら鶏冠に昇って来るのも必然か。ラスト、ベイスハートは小柄なのもあってスルッとまた排水溝から地下に逃げてしまう、そっから先は『第三の男』で観たよーな地下の追っかけっこだが、今作の方が1年先行の作品なのですね。催涙弾からの集中砲火で哀れ凶悪犯は蜂の巣に…キレの好いラストにもまた、実に無駄が無い。良作。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 7点(2021-08-15 01:10:32)
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1.《ネタバレ》 「実際の事件を忠実に描いている」冒頭ナレーションですが足し算引き算されているのを鑑賞後に知りました。 犯人の過去、心情、犯行理由も一切提示しない潔さも相まって「道」でのキ印が印象深いリチャード・ベースハートの知性豊かでありながら何を考えているのか分からない薄気味悪さが際立ちます。彼にいいようにしてやられる当局側に今作では肩入れしてしまう。同僚の仇討ちながらも頭に血を上らせることなく、清張作品ばりの理詰めで地道な捜査で遂に突破口を開いたのに胸熱に。そこから自宅包囲にこぎつけ「勝った」と確信した途端の展開に「お上は最後の一歩が踏めんのか」呆然と。しかしそこからが最大の見せ場で「地下水道」「第三の男」の元ネタかと思われる追跡劇は映像知識に疎い私でも魅入るもので結末The End に硬直が解けました。見事な脚色での何処までも硬派な傑作ノワールです。
The Grey Heronさん [インターネット(字幕)] 9点(2021-08-06 22:17:49)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 8.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7133.33%
8133.33%
9133.33%
1000.00%

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