1.《ネタバレ》 映画界のカリスマ三振王・大川隆法センセイが、世の(マスコミ先導の軽薄な)右傾化の波に乗らんが為に繰り出してきた布教映画【神秘の法】であるが、今回もZ級映画ファンの期待を裏切らない、ブッ飛んだトンデモ映画でした。
悪の枢軸国と、そのトップに君臨する覆面皇帝、衰退を辿る無力な先進国、正義の秘密結社、使役される超安CG神々&天使軍、そして宇宙人までもが干渉する第三次世界大戦!
「ホンマに120分で解決できるんかな」と、疑わしいことこの上ないミラクル・カオスっぷりでしたが…
救世主であるチートな主人公が、同時期公開の魔法少女映画に触発されたかのようなマジカルステッキを片手に信仰玉(世界中の信仰心をちょびっとだけもらって集めた光学兵器)&説法!世界は平和になりましたとさ。やー…平和と自由を愛する精神、敬虔な信仰心はムテキですなぁ。
中~終盤、様々な国で愛と平和を説くシーンなんか、胸が熱くなりましたよ。無理解・無思慮による差別や諍いが、どれだけ世界を暗澹に導いているか…と。
しかし…何故か物語中に「中国」が登場しませんでしたが、このアニメ世界で中国は「存在していない国」なんでしょうか。世界情勢的にも、ちょっと気になります。
どう見てもキングギドラなデザインの八岐大蛇とかも、気になります。(東宝に告訴されないか、的な心配)
あと、世界の宗教家たちへのコザカシイ示威的な内容にも、心配です。