エスターのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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エスター

[エスター]
Orphan
2009年カナダ上映時間:123分
平均点:6.89 / 10(Review 121人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-10-10)
ホラーサスペンスシリーズもの
新規登録(2009-10-06)【アングロファイル】さん
タイトル情報更新(2023-03-23)【イニシャルK】さん
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監督ジャウマ・コレット=セラ
演出伊達康将(日本語吹き替え版)
キャストヴェラ・ファーミガ(女優)ケイト・コールマン
ピーター・サースガード(男優)ジョン・コールマン
イザベル・ファーマン(女優)エスター
ジミー・ベネット(男優)ダニエル・コールマン
カレル・ローデン(男優)ヴァラヴァ博士
CCH・パウンダー(女優)シスター・アビゲイル
アリアーナ・エンジニア(女優)マックス・コールマン
佐久田修ジョン・コールマン(日本語吹き替え版)
矢島晶子エスター(日本語吹き替え版)
磯辺万沙子シスター・アビゲイル(日本語吹き替え版)
脚本デヴィッド・レスリー・ジョンソン
音楽ジョン・オットマン
編曲ジョン・オットマン
製作ジョエル・シルヴァー
レオナルド・ディカプリオ
スーザン・ダウニー
製作総指揮スティーヴ・リチャーズ
ドン・カーモディ
配給ワーナー・ブラザース
特殊メイクC・J・ゴールドマン
編集ティモシー・アルバーソン
あらすじ
夫のジョンと2人の子どもに囲まれて一見幸せに暮らすケイト。しかし彼女は、3人目の子を流産したことで苦しみ続けていた。ある時、彼女は心の傷を癒すべく夫とともに孤児院を訪ね、そこで出会った9歳の少女エスターを養子にすることを決心する。少し変った雰囲気ながらも落ち着いた性格のエスターは、難聴の義妹マックスともすぐに打ち解け、無事家族の一員になれたかのように思えたものの、義兄のダニエルは彼女に馴染めずにいた。そして、月日が進むにつれ、不可思議で時として攻撃的な一面を見せ始めるエスター。そんなある日、エスターが暮らしていた孤児院のシスター・アビゲイルが一家のもとを訪ねて来る。そして、そのことを契機に恐ろしい出来事が起き始めるのだった。
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121.《ネタバレ》 観よう観ようと思いつつも微妙な尺の作品なので、鑑賞作品(ホラー系)を選ぶ度に手頃な尺の作品を観てしまっていた私。それもこれも本作が「ホラー」であると認識していたからで、今回やっと意を決して?観てみれば一番の感想は「ホラーじゃないじゃん!」でした。確かにWikiとかでホラーの定義を参照すれば本作は紛れもないホラー映画なんでしょうけれど、あくまでも個人的カテゴライズでは「サイコサスペンス」なんです。もっとも、「ホラー」「サスペンス」「スリラー」の境界なんてものは元々無いに等しいような気もしますが。

などと意味のない拘りで書き始めてしまいましたが、「ホラーじゃないじゃん!」の趣旨は「恐くないじゃん!」でして、それは決して「つまらないじゃん!」ではありません。実に楽しく鑑賞出来ました。これだけの有名作ながらネタバレ記事を回避し続けて来たことも功を奏したようで、肝心要の種明かしは今回の鑑賞で初見でした。

斬新なアイディアとは言えないでしょう。しかし、それを巧みに包み隠しつつしっかり伏線は張る。そして見事にその演出を生かし切ったイザベルさんの怪演。称賛されて然るべき出来栄えだと思います。

子どもの持つコワさを見せつつ、実は本当にコワいのは大人というお話。登場する子どもたちは皆子ども然としています。子どものコワさは無邪気にも通じるある種の清らかさであって、大人の濁り切って垢まみれのコワさとは本質的に違うもの。エスターのコワさが子どものソレから大人のソレに転じる流れが素晴らしかった。

少々しつこいような演出や多くの皆さんが指摘しているラストシーンの良し悪し等々、気になるところは少なからずありますが、約2時間飽きることなく楽しませてくれた作品にほぼ8点の7点献上します。

ちなみに、少々変化球気味の原題よりもさりげない邦題の方が良いかと思います。原題は、せめて不定冠詞を付けて欲しいところです。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-05-13 11:24:27)(良:2票)
120.《ネタバレ》 感想としては、怖いというより面白い映画でした。エスターの異常性がだんだん明らかになるところや他人を操るところが上手く描けていて、展開が早いので退屈しません。ラスト直前までは、登場人物の動きに不自然さもありません。ただし息子が怪我した後の展開はあり得ないと感じてしまいました。なぜ火事が起こったのか、実子とエスターしか居ないんだから親父も少しはエスターを疑うのでは?ICUの患者にあんな簡単に忍び込んでバレずに出てこれるの?あと、ラストの活劇は蛇足だと感じます。エスターには物理的怖さより精神的怖さを見せて欲しく、そういう意味でDVDのもう一つのエンディングの方が良かったと思います。その辺が惜しいですが、見て損はない映画だと思います。
クレイバードさん [DVD(字幕)] 7点(2023-05-28 21:30:32)
119.《ネタバレ》 なかなかよくできたサスペンス。エスター、最初は本当にいい子に見えてしまう。殺人鬼でも、絵とピアノの才能はあったんだな。
エンボさん [インターネット(字幕)] 7点(2023-04-22 19:09:19)
118.《ネタバレ》 ファーストキルを投稿して前作にまだ投稿してない事に気づきました。
これは良くできてますね。クライマックス以降はいささかやり過ぎだが。
序盤の公園のシーンが出色の出来です。自分を虐めた相手に投げかける冷徹な視線と父親の浮気相手に見せる冷ややかな視線。この子が「ただの子じゃない」と感じさせるシーンでした。その後、ヴェラ・ファーミガを手玉にとる老獪さも良い。妹の表情や演技も素晴らしかった。
それだけに私的にはラストはちょっと残念でしたね。ファーストキルより上の点数と言う事で7点にします。
ぴのづかさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-01 11:53:53)(良:1票)
117.《ネタバレ》 悪魔の子なのか?と思わせておいて実はホルモン異常によるもので中身大人のサイコパスだった!というオチはなかなか。
観る前にネタは知っていたけど、エスターの言動や違和感のある振る舞い、真実に到達するまでの流れなどなかなかハラハラする展開で、ホラーにしては長い部類だけど最後まで緊張感のある作品だった。
クリムゾン・キングさん [インターネット(字幕)] 7点(2022-02-02 17:49:36)
116.《ネタバレ》 「ゆりかごを揺らす手」が大のお気に入りの私にとって、この相手の家庭ぶっ壊して、家と夫の乗っ取りを企てるメスビッチのお話はつまらかったです。

(ガラスばりの温室の天井が落ちるとか…もね笑)

このメスビッチエスターは、ゆりかごの方に出ていたメスビッチと違って、自分の悪さを奥さんに暴露しているんですよ。本性を表している。

それを知った奥さんが、周囲にそれを訴えても理解してもらえないっていう苦しさを表現したかったのかもですが
本性を出してもらっているんだったら、スマホでこっそり録音するなり、あれだけ裕福な家なんだから、隠しカメラでも仕込んでおいた方が
周囲に速攻で理解してもらえるのにねって、もういちいちそこでシラケちゃって。

あと、エスターを温室でぶっつぶしたあと、妻がマックスを連れてエスター放置で立ち去るじゃないですか。
なんでトドメささない?死んだか確認しない?せめて紐で縛っておこうよ。

これはもう後でウォリャーって再登場まちがいなしと思ったらそうなるし、なんかもう、シラケっぱなしです。

兄だって、エスターがシスターを殺した証拠をツリーハウスに探しにいくより、警察に相談して、堂々と警察にツリーハウスを捜索してもらったほうが早いのに、リスクマネジメント皆無。リアリティがない。
ストーリー展開のために、登場人物全員が、普通の人ならとる行動をいっさい取らない。


エスターが自作自演で腕の骨を折ったのも、まともな医者が調べたら、あの圧縮機械みたいなやつの四角い固定したあとの痣が残るはずで、人力で折れるものじゃないってすぐわかるはず。

誰もが、やることなすこと、リアルじゃなくって
もうほんとつまらないです。

途中でもう見るのを止めようかと何度も思ったのを思いとどまらせたのは

「これだけ酷いことをしてきたエスターが最後はどんな酷い死にざまを見せてくれるのか?」

それを確認するため。

でも最後は、奥さんにキックされて水没。


え…


それだけ…?


金づちでゴンゴンやって、石で顔つぶして、ナイフでめった刺しして、まだ生きているうちにガソリンかけて火をつけないと、今まで「つまらん…つまらん…」とイライラしながら見ていた私の気持ちが晴れませんやん…笑



ちなみに、見る前は、なんで夫役がピーターサースガードなのかなって思ったんですよ。

彼は悪役のイメージですから。
被害者キャラじゃない。

でも、奥さんのことを理解せずエスターをかばうバカだんなぶりが、悪役まではいかずとも、しょーもねぇ男感があって、そこがキャスティングされた理由かなと思いました。

(最後はメッタ刺しで殺されるけれど、それ相当笑)

それにしても、太って年齢を重ねたピーターはジャック・レモンに似てきましたね。(立っていて誰かに話しをするときに背中がちょっと曲がってる感じも)

悪役とか、しょうもない役より、コメディ路線に舵をきったほうがいいかも。
フィンセントさん [インターネット(字幕)] 2点(2021-10-01 20:21:26)
115.《ネタバレ》 最初は家族側の視点で見ていたが、次第にエスターが魅力的なキャラクターに思えてきて、
途中からはそちら側を応援しそうになるほど、それくらい、エスター役の子は見事な怪演だった。

内容については、まさか33歳というオチとは思いもしなかったが、それ以外は比較的オーソドックスな展開。
ホラーとは言え、流血量が多い以外、あまり怖さはなかった。

後味は不思議とさほど悪くない。

父が無能という感想が多いようですが、母の事情をふまえると、
誰しもあんなもんじゃないでしょうか。
(息子が病院で殺されかけた後の対応には、さすがに「おい!」と思いましたが。)

末の子は最後まで冷静で強い子でした。
2年で12キロさん [インターネット(字幕)] 6点(2021-07-02 16:39:46)(良:2票)
114.《ネタバレ》 これは怖いですね〜! 最後までハラハラドキドキしながら観れました。
それにしても、旦那が鈍感すぎるでしょう!奥さんはエスターとの会話を録音して旦那に証明すれば良かったのに。
最後、天窓からの攻撃で、一旦撃退、その後お約束で反撃され、一気に最後まで見せます。
この手のサイコが主役のスリラー映画は、内容は無いけど面白いですね。
とれびやんさん [インターネット(吹替)] 7点(2020-05-09 13:13:12)
113.《ネタバレ》 単純なホラーとしては、2000年代以降では屈指と言える出来かと思っている。

一見は可憐な少女だが、その実は凶悪な怪物を家に招き込んでしまうという部分はままよくある展開ではあるが、複雑な過去を持つ夫婦の設定、子供を手玉に取る描写の巧みさ等、展開面での細かい工夫はどれも秀逸で飽きずに観てゆける。エスターの目的が父親の誘惑で、要は性的に歪んだ異常者(実を言えば普通なんじゃねーのという気もするが)だという点も、ある種良く出来たキャラ設定に思う(この手の異常殺人というのは、大抵満たされない性的欲求が動機の根底にあることが多いように思う)。

しかし、あんな絵を部屋中に描いてその中で夜を過ごしていたというのは、それだけで正に狂気を体現するこれも優れた演出に思う。中盤以降は比較的スピーディにその狂気が加速・過激化してゆき、終盤は相当に派手な展開になるのも個人的にはかなり好み。子役&ファーミガの熱演も素晴らしい。時代最高のホラー。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 8点(2020-03-01 12:40:35)(良:1票)
112.《ネタバレ》  「オーメン」という有名過ぎる先例がある事が、良い目晦ましになっていましたね。
 それによって、悪役であるエスターの勝利エンドとなる可能性もあるのでは? と思えたし、最後まで結末を読めないまま楽しむ事が出来ました。
 この映画が2009年製であり、三年前にあたる2006年には「オーメン」のリメイクが公開されていた事を考慮すると、作り手側も意図的に「オーメン」とは異なる「悪が退治されて、めでたしめでたし」エンドを選んだんじゃないかな……って気がしますね。
 DVD特典の未公開エンドでも、エスターが逮捕される事を示唆する終わり方でしたから。

 そんな具合に、基本的には「面白かった」「充分に楽しめた」という一本なのですが、ちょっと気になる点もチラホラ。
 まず「襲われるかと思ったら、実は大丈夫だった」という肩透かし演出を何度も繰り返す点に関しては、正直キツかったです。
 作り手の意図としては「本当に襲われちゃう場面」の衝撃を強める為、あえてブラフを重ねておいたのかも知れませんが、流石にこれだけの頻度でやられると(もういいよ……)とゲンナリしちゃいましたからね。
 この辺りの「ハッタリの積み重ね」を、もっと少なめにしてもらえたら、より自分好みな映画になっていた気がします。

 エスターのジョンに対する愛情が、本物だったのかどうか曖昧なのも、クライマックスにおける集中力を削ぐ効果があって、勿体無かったです。
 「エスターなりに本気でジョンを愛していた」でも「単なる性欲に過ぎなかった」でも、どっちでも構わないから、ハッキリした描き方をして欲しかったんですよね。
 仮に前者の場合なら、エスターが彼に惹かれるキッカケを丁寧に描くべきだったと思うし、後者の場合なら、彼に拒まれた際にあんなに泣く事は無いだろうと思えるしで、どうも中途半端でした。
 
 翻って、良かった点はといえば……やはり、エスター演じるイザベル・ファーマンの熱演が挙げられそう。
 劇中における「三十三歳の素顔」は特殊メイクなのでしょうが、本当にそちらが素顔なんじゃないかって思えるくらい、劇中のキャラクターと一体化していましたからね。
 ジュースを欲しがって、それを拒否されたら寂しそうに俯き大人を騙す場面や「殴る?」と挑発する場面など、幼い子供という立場を活用する「狡い大人」としての姿に、真に迫った説得力があったんだから、お見事です。

 そんなエスターの正体が明かされていく流れを、丁寧に描いている点も素晴らしい。
 最初の出会いや、養子としてコールマン家に貰われていく序盤の段階では「天使のような良い子」という印象を与えた上で、少しずつ「この娘、どこかが変だ」と思わせていく構成になっているんですよね。
 特に感心させられたのが「パパに構って欲しがるダニエルと、そんな彼に見せ付けるようにパパに抱き付き甘えるエスター」という場面。
 ここって、普通に考えれば「子供っぽい独占欲の発露」でしかないはずなのに、観ていて微かな違和感を覚えちゃうっていう、そのバランスが絶妙なんです。
 ブレンダを突き落とす場面や、尼さんを殺害する場面で一気に衝撃を与える形ではなく、事前にそういった伏線を張っておき、猜疑心や恐怖心を徐々に高めていく形にしたのは、本当に上手かったと思います。

 ケイトがアルコール依存症、マックスが聴覚障碍者であるという設定に、きちんと意味のある脚本だった点も良いですね。
 特に前者は「ケイトが酒の誘惑に打ち勝った事を観客は知っているのに、酒を飲んだんだろうとジョンに責められてしまう」という展開への繋げ方が上手くて、本当にやるせない気持ちになるし、その分だけケイトを応援したい気持ちにもなる。
 また、それによって「妻のケイトはエスターを疑っているのに、夫のジョンはエスターの言う事を信じている」という状況設定にも、説得力を与えていたと思います。

 エスターが細かく肉を切り分けて食べる事すら伏線だった(歯がボロボロだから細かく切る必要がある)のには感心しちゃったし「薔薇のプレゼント」「万力で自らの腕を折る」場面なんかも、ショッキングで良かったですね。
 白い雪原に、黒いコート姿のエスターが立っているコントラストの美しさには見惚れちゃったし「光を当てる事によって、絵の中に隠された別の一面が見えてくる」場面の衝撃も、忘れ難い。

 自分は冒頭にて「オーメン」を「有名過ぎる先例」と評しましたが、この「エスター」もまた、今後「悪の子供」をテーマにした映画が製作される度に引き合いに出されるような……
 そんな、スタンダードな品になっていく気がします。
ゆきさん [DVD(吹替)] 7点(2019-09-27 12:03:22)(良:3票)
111.《ネタバレ》 怖いというより、あの夫婦の無力さが歯がゆいったらありゃーしない。
最初からヘンじゃん、エスターという子は。
末っ子のマックスが登場人物の中でただひとり、エスターに対抗できるって感じがしました。
何もないのになんかあるような思わせぶりなシーンが何回かあってそれが少々くどいです。
既に二人の子がいるのに何を好き好んで?しかもあんな大きな子、特に問題の無い子でも難しいのに情緒不安定気味の母親に里親は無理なんじゃないですかね。
だいたい旦那の浮気、死産、アルコール依存という過去がある夫婦。でもあの、時と場所かまわずなイチャツキぶりが嘘っぽいというか不自然なんです。
で、旦那はこれといった反撃もできずにあんなことになっちゃって、母親は吹雪の中、携帯片手に猛スピードで運転。
警察が駆けつけてるのにエスターを放置して警官のいない所へ逃げるってどーゆーこと?
なんかあちこち噛み合ってないなあという印象で、とにかく幼い子に発砲させるという非道ぶりはいただけません。
エスター役の子も大丈夫なのかな、とんでもない役でしたね。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-04-24 16:07:53)(良:1票)
110.《ネタバレ》 途中ネタバレが早すぎて「その後 恐怖半減」という見方もあるけど、私的にはずっと「9歳でここまで しでかすのは無理でしょ」って冷めかけてたので、納得感が増した状態で その後を見られたから タイミング的には良かった。
あと世の中にはロリおじさんなんて結構いるので、彼女が望みさえすれば簡単に見つかると思う。それをあえて妻のいる男を狙うっていうのは、やはり自分の容姿にコンプレックスがあって「ノーマルな男に妻を捨てさせ、自分を『女』として認めさせる」のを目的にしてるってことなんでしょうねえ。
くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-02-12 18:29:43)(良:1票)
109.エスター役の子が上手かったな。それにしてもあのご主人がアホだわ。
nojiさん [インターネット(字幕)] 7点(2019-01-27 23:08:45)
108.《ネタバレ》 えら(ロ)い子をひろちゃったなぁ~(:_;)

エスターって子は大人として男の愛に飢えていたんだね。
ケイトとジョンの仲を恐し、精一杯のオシャレをしてジョンを誘惑した背景には子供の姿ではあるがゆえに普通の恋愛が出来なかった
こそなのかも知れない。
その証拠にエスターの部屋の壁にブルーライト越しに見える絵には男女のセックスの様子が描かれていた。

気になったのは大事な花を摘んでしまったシーン
あれはサイコパスなのか、それともワザとだったのか分かりにくかった。
happy_pinkさん [インターネット(吹替)] 7点(2018-12-02 23:42:06)
107.《ネタバレ》 長年に渡って各方面からの好評は当然耳に入っていたものの、ホラー映画が大の苦手なので、常に“鑑賞予定リスト”に入りっぱなしだった今作をようやく鑑賞。
当然ながら序盤からビクビクしっぱなしで、恐怖感と不穏感をこれでもかと煽る演出と、卓越した画作りは際立っていたと思う。

基本的なプロットとしては、ホラー映画の傑作「オーメン」を彷彿とさせる。ただ、描き出される物語の本質は、現代社会と、或る夫婦間における普遍的な「鬱積」を炙り出しており、主人公と同様に二人の子を育てる同世代の者としては、殊更に映画世界が醸し出す居心地の悪さと不気味さを感じずにはいられなかった。
決して著名な監督が手がけていたり、有名な俳優が出ているわけでもない極めてミニマムなバジェットのホラー映画でありながら、評判通りに独自性に溢れた恐怖感を生み出す映画ではあったと思う。

しかし、ある意味致し方ないことではあるのかもしれないが、“ネタバレ”以降のクライマックスにおける恐怖感は、それまでに比べて著しく急降下してしまっていることは否めない。
“エスターは実は○○でした!”という真相は確かに衝撃的だけれど、それを突きつけられた途端、得体の知れない不穏な恐怖感は一気に霧散した。
その真相は、ある意味では確かに恐ろしいけれど、裏を返せば、ただただ“イタい”浅はかな狂った女の凶行にしか見えず、一旦そういう見え方をしてしまうと、この映画が行きつく顛末も容易に想像できてしまう。

作風に同じ匂いを感じた「オーメン」は、“オーメン”の天性的な悪魔性と表現した演出同時に、彼を「悪魔」の権化として捉えてしまう要因が、主人公夫婦をはじめとする周囲の人間の精神的な脆さにも起因するのではないかという疑念を絡ませたストーリー展開が極めて巧かった。

今作に隠された「真相」の部分が決して悪いとは思わないが、そういうことなのであれば、もっとエスターの言動は天才的に狡猾なものとして描き出されるべきだったのではないか。
すべての言動があまりにも子ども臭く、そもそも狂人であったとしても、もう少し上手く世渡りしろよと、いらぬ感情を抱いてしまう。
“ネタバレ”された瞬間に、そういった点での符号が成されなかったことが、ホラーとしても、サスペンスとしても、非常に残念だったと思う。

まあ、同じ人の親として口幅ったく言わせてもらうならば、実子たちの瞳に滲み出ている明確な「恐怖」を感じ取れていない時点で、主人公夫婦は「親失格」だったと断言せざるを得ない。
そういう意味では、不気味すぎるエスター役の子よりも、勇敢なマックス役の子の女優としての表現力の確かさの方が凄いと思える。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-09-24 01:02:33)(良:1票)
106.《ネタバレ》 佳作。ホラー好きではないが、これは怖かったし、うまい結末だった。【ネタバレ注意】序盤、オカルトなのかどうか分からない部分はあったし、ちょっとやり過ぎなところも感じられるし、強引さは否めないが、結末がわかってみると、精神に問題のある主人公が自分の特徴を生かしてしでかしたと納得できる展開だった。
mohnoさん [インターネット(字幕)] 7点(2018-09-22 13:57:52)
105.ドキドキ、イライラ、ハラハラ。そして最後は何とも物悲しい
気持ちになってしまう。やはり、ラストは別バージョンの方が
いいと思います。
代書屋さん [DVD(吹替)] 7点(2018-09-17 23:38:49)
104.《ネタバレ》 つまらなくは無かったがアイデア自体どっかで見たような感じ。
エスターはいかにも非力そうだし、父親に性的関心を抱いてるのも普通というか全然怖くない。
サイコキラーというよりはタチの悪いオバサンって感じだった。
Nigさん [インターネット(字幕)] 4点(2018-09-04 04:32:10)
103.《ネタバレ》 コワおもしろかった…!と思って、レビューを読んだら、「あ、そうか!エスターの目的は大人の男性だったのか!」と気づき、もう一度見たら、丁寧にしっかり伏線を張ってあります!なさそうで、あり得るかもしれない、悲しく残酷なお話…。その後、エスター役の子役さんのメンタルが大丈夫か、本当に気になります。思わず多くの方が、イザベルファーマンをググったことでしょう…。そして、エスターが最後に死んでない可能性もゼロではないのでは…?そして、エスター2に続く!と一瞬、妄想しましたが、子役さんが成長しちゃって、同じキャストでは作れないことに気づきました。残念です。
まーごさん [地上波(邦画)] 8点(2018-05-03 18:15:10)
102.《ネタバレ》 何に驚いてもよいし、
何に悲しんでもよい。

そのまま自分の歳として生きるのを捨てて
子どもとして、養子として
生きていく道を選んだこと。

その道を選び、
いつしか自分も「普通の」幸せを得られると
夢見て、残虐な行為もいとわないこと。

誰が悪いか、を考えようとするとパッと思いつくかもしれないが、
誰が不幸せか、を考えようとすると、感慨深い映画。
元祖さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-04-27 23:33:37)
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【点数情報】

Review人数 121人
平均点数 6.89点
000.00%
110.83%
210.83%
310.83%
454.13%
564.96%
62319.01%
74033.06%
83730.58%
964.96%
1010.83%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.69点 Review13人
2 ストーリー評価 6.84点 Review13人
3 鑑賞後の後味 5.69点 Review13人
4 音楽評価 5.54点 Review11人
5 感泣評価 3.70点 Review10人
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