2.公開初日にわざわざこれを観に行こうと思った自分自身に敬意を表して+1点。2時間たっぷりへらへら笑って、アッハッハ~と後に何の余韻も残さない正統派アメリカン・コメディとしては十二分の合格点。ただし残念ながらわが国にはコレをわざわざ劇場で観ようという文化がない。よって公式パンフレットもナシ。ブルース・ウィリスはコメディタレントであると信じる立場からは、「ジャスティス」とか「ティアーズ・オブ・ザ・サン」なんかをやりつつもこの手の作品をおろそかにしない彼の態度は非常に高く評価できる。ドンパチ大盛り映画も背負って立てる人材だが、基本的にはコメディの人でしょう。前作も特に続編を作るほどのデキではなかったと思うけど、マシュー・ペリーとのカップリングは微妙に良いので地道にシリーズ化を目指してもらいたい。しかし一番笑ったのはポスターにあった「ブルース・ウィリス主演最新作」の謳い文句ですかな。帰りのエレベーターで明らかにブルースLOVE♪なおばちゃんと一緒になった。ポスターのウィリスを熱くみつめるおばちゃんの後ろ姿が心に染みた土曜の深夜0時半であった。