ファーストラヴ(2021)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 フ行
 > ファーストラヴ(2021)の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

ファーストラヴ(2021)

[ファーストラヴ]
First Love
2021年上映時間:119分
平均点:5.73 / 10(Review 11人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-02-11)
ドラマサスペンス犯罪もの小説の映画化
新規登録(2020-12-28)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2023-08-27)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督堤幸彦
キャスト北川景子(女優)真壁由紀
中村倫也(男優)庵野迦葉
芳根京子(女優)聖山環菜
板尾創路(男優)聖山那雄人
石田法嗣(男優)小泉裕二
高岡早紀(女優)早苗
木村佳乃(女優)聖山昭菜
窪塚洋介(男優)真壁我聞
原作島本理生「ファーストラヴ」(文春文庫刊)
脚本浅野妙子
制作角川大映スタジオ
配給KADOKAWA
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
11.《ネタバレ》 妙に重たいです。親子関係で問題を抱えている人は、世の中に多数いるでしょう。それをテーマにするのはいいですが、この作品の場合、主要登場人物4人のうち3人が似たような問題を抱えています。世間一般に比べて濃すぎませんかね。味噌汁が出てくると思ったら、味噌そのものが出てきた感じ。それに中盤以降は、場面が変わってもやたらメソメソ泣いてばかり。味噌に塩をすり込む感じというか。いやもうええてと、見ているこちらが冷めてきます。
一方で、けっこう世間の耳目を集めそうな事件でありながら、心理士も弁護士も若い若い。優秀という設定なんでしょうが、何かフワフワしているというか、もっと重石になるような「大人」が加わっているのが一般的なんじゃないかと思います。そんなことを言い出したら物語の世界観が崩れてしまうかもしれませんが。まあ総括すれば、味噌汁を塩入り味噌で代用するような「深刻なおままごと」の域を出ていないということで。
ただ、芳根京子の狂気には目を見張るものがありました。
眉山さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2024-05-11 20:48:50)
10.謎を解く、というよりも、二人の女性の気持ちに寄り添っていく、という感じが強い。
とにかく光るのは役者の演技かな。
凄みと怯えを演じ分ける芳根京子の演技は素晴らしいと思ったし、中村君と窪塚君の演技も自然で良かった。特に窪塚君はこんなにいい役者だと思ってなかったので、他の出演作も観てみたいと思った。
そして北川景子。彼女については、演技よりもまずその凛とした美しさに惹かれてしまう。美貌という点では、映画界でも屈指じゃないかな。
かつての岩下志麻に比肩する美しさ。そこに加点。
ただ、中村君の髪型はちょっとね。もう少し普通にしてて欲しかったな。
roadster316さん [インターネット(邦画)] 7点(2023-08-04 08:14:43)
9.《ネタバレ》 恋愛映画でもなく、サスペンス映画でもなく、子供の頃にトラウマを抱えた人々のどんよりとした物語。淡々と進んでいく中で芳根京子さんの演技がキラリと光ってました。それにしてもどんよりとした映画でした。
いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-08-20 23:29:03)
8.予告編に釣られ 鑑賞..猟奇的殺人が メインかと思ったら、父娘の 歪んだ 親子物語だった..全編、作り物感 満載..不自然な言動が散見され 話が進むにつれ リアリティーが無くなっていく..レベル低すぎ、残念...
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 3点(2021-10-30 09:26:06)
7.《ネタバレ》 予告編やあらすじが人を引きつける映画だな、というのがまず率直な印象。予告編で使われていた「動機はそちらで探してください」とかは作中では「そんな言い方してません」で終わり。特異な事件に特異な過去を持つ加害者とカウンセラーが関わることで鑑賞前の盛り上げ方はよく出来ていたと思います。

という書き方で分かるように、見始めてしまえばよくあるサスペンスドラマという印象です。もちろん、現実にあればとてもセンセーショナルな内容の事件だと思うし、その後の裁判がどう展開するかにもとても興味がある。色んな作り物のドラマや映画を観てきてしまった、いわば弊害のために、このくらいの出来事を描いた物語で驚きを感じられなくなった自分がいます。なので、これを平凡に感じてしまったと言うことなら作品のせいと言うよりもむしろそれを観てる私自身のせいなのだろう。でも今のような社会だとそういう人多いんじゃないかとも思います。人が死んだり殺されたり、ひどい虐待の描写やドラッグなどの犯罪を描いた映像作品がいくらでもあふれていて、感覚が麻痺する人が出てきてもおかしくないんでは無かろうか。

とまあ作品自体とは少し遠いことを書いてしまいましたが、終始そういう印象を感じながらの鑑賞となりました。しかし、殺人の被告とされる少女が、よくあるサイコパスのような描かれ方で終わらなかったことは少し新しいと思いました。序盤はやはり独特の雰囲気で周囲からまともに理解されない態度でしたが、彼女には彼女なりの幼少期からのトラウマや葛藤があり、そんな彼女の心の膿が出されると一転して素直に感情を吐露し始めたのが印象的です。それこそ他の映画だとそういうキャラは最後までそういうキャラで終わりますので。しっかりと彼女の心の闇と向き合って話が終焉を迎えられたことは、第三者の鑑賞者としてもスッキリして良かったです。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 6点(2021-09-27 19:45:47)
6.《ネタバレ》 星空を見上げ、なんて自分はちっぽけな存在なんだろうと感じる事があります。今抱えている悩みが小さなものに思えてきます。本作で多数挿入される『都市の遠景』からも、これと同じ効果を感じました。コトの大小は相対的なもの。たとえば、象は大きいの?小さいの?
環菜や由紀の抱えるトラウマの正体が明かされても、私はさほど大きな傷とは思えませんでした。性虐待の中では軽微なほう。世の中にはもっと辛い思いを抱えて生きている人がいる。おそらく2人もそう考えたのだと思います。これは心理的負担を軽減する知恵ですが、使用法が簡便なゆえに、致命傷をかすり傷と誤認する事があります。彼女らが心に負った傷は、自身が思うよりずっとずっと深いものでした。ここに相対的判断の落とし穴があります。心臓を一突きされた人に比べれば、お腹を刺されたくらい大丈夫、とはなりません。もし傷の深さを正確に把握していれば、もっと早く適切な治療を受けていれば、悲劇は防げたかもしれないのに。幼い子が最初に助けを求めるのは親です。親子関係が機能していないのは、子の成長にとって不幸以外の何物でもありません。
日本における臨床心理学の社会的位置づけは、カウンセラーである由紀自身が何ら治療を受けていない事からも、絶望的に軽視されている事が伺い知れます。2人のトラウマに共通するキーワード『性虐待』についても社会的認識度は低く、世界基準だとアウトな事例も日本では容認されていたりします。文化的な側面もありますし、何でも世界(結局は欧米のこと)が正しいはずありませんが、私も娘を持つ父として素行には気を付けたいと思いました(タイムリーにも、某ロックバンドのアルバムジャケットの赤ちゃんモデルが、性的搾取を理由に訴えを起こしたそうです。超有名な裸の赤ちゃんがプールで泳いでいるもの。何でもありだな!)。
事件の顛末について。殺意を認定するも情状酌量により懲役8年の実刑。妥当な判決に思えます。救護を放棄した責任は重く問われるでしょう。もっとも、彼女にしてみれば、親からされた事をそのまま返したかたち。ピンチに何もしなかっただけ。『因果応報』ですから、個人的にはノーカウント(痛み分け)としたいところではあります。環菜には、罪と向き合い、きちんとカウンセリングを受けて、社会復帰する事を望みます。父親もきっとそれを望んでいるでしょうから。
目隠シストさん [インターネット(邦画)] 6点(2021-08-26 18:48:50)
5.《ネタバレ》 『髪結いの亭主』に出てくる少年は、ふっくらと丸みを帯びたやわらかい胸の、なまめかしい年上の女性を見て陶酔するというのに、本作の少女(環菜)は、男性の裸体や視線に囲まれて性的虐待を受けてしまう。比較が少し過ぎるかもしれないけれど、少年が女性の肌に母性をイメージするのと、女の子が男性の裸体に未知の恐怖を感じるのとを合わせ考えれば、「性」の神秘さ、複雑さ、難しさを感じずにはいられない。
また、『スポットライト 世紀のスクープ』では、カトリック神父たちの信徒への性的虐待を扱った実話。こちらはもう被害が甚大で、少年であっても生涯消えないトラウマを抱えてしまったり、自殺者も多数出ているという。『ファーストラヴ』を見終わった後、性つながりでいろいろな作品を連想して、深く考え込んでしまった。

単なるサスペンス、謎解きのエンターテインメントと割り切って楽しむには、あまりにメッセージ力の高い作品だった。環菜の供述が二転三転するのも、事件が起こるずっと前から受けていた両親からの抑圧があってこそだったり、腕の傷も、世間にありがちな自傷理由に加えて、父からのある要望を受けずにすむ魔除けのようなものだった。いろいろな点で自然な整合性がとれていて、うならされた。実際に起こった事件を下敷きにしているのではと思うほど。

タイトルの「ファーストラヴ」というのは、異性との愛ではなく、生まれて初めて子供が受ける親の愛情を指すのではないかと思う。環菜や由紀、迦葉は、両親からのファーストラヴを過不足なく受けることができなかったため、自己肯定力が低く、常に誰かから傷つけられるのを恐れてしまう。3人とも、笑顔はどこか引きつっていてぎこちない。作家が同じような心の傷を持つ登場人物を意図的に寄せ集めたというよりは、たとえば朗らかな者は周囲に陽気な仲間が集うように、似た者同士が自然に引き寄せ合った結果のようにさえ見える。終盤では、彼らは前を向いて、それぞれの道を歩もうとしている姿が映し出されることが、何よりの救い。
tonyさん [インターネット(邦画)] 8点(2021-07-30 15:30:59)(良:1票)
4.《ネタバレ》 窪塚洋介と中村倫也は2人とも初めて見た俳優でしたが、この2人の演技が良かったです。特に窪塚洋介の一歩引いたじっくりと噛み締める様な演技は、とても自然で素晴らしかったです。ストーリーも良く、全体的に楽しめました。クレジットを見て高岡早紀が出演しているのを知りましたが、どこに出ていたのか全く分かりませんでした。。。
みるちゃんさん [DVD(邦画)] 8点(2021-07-06 15:45:57)
3.《ネタバレ》 決してそこまで悪い作品ではないかと思います。ただ今作は一点、本筋の心理サスペンスの部分については率直にかなり高度というか、ハッキリ「難解」だと感じます。とにかく、事件当時の芳根京子の行動、そしてその心理は、作中で非常に丁寧にその背景事情を説明された上でもなお掴み切れない、というか納得には至りませんし、結局裁判所の最終的な事実の解釈も弁護側のストーリーとは異なるものに終わりました(そこは所謂「単純な説明ほど正しい」という判断なのだろう、と)。私の観た感じの感想は「サスペンスとしてはやや消化不良」というのが正直なトコロです(それこそ、ちょっと原作の方も読んで確認したくなっちゃう、的な)。だから本作がヒューマンドラマチックに暢気なグッド・エンド風をカマして終わっていくのは、個人的にはチョイ違くない?という感じでしたね。

あとはまあ、演技、ですかねえ…北川景子ね〜彼女もある面で巧くなったというか、特に一定程度に感情を入れての部分はそこまで悪くなかったかと思うのですよ。問題は前半、彼女が公認心理師、つまりカウンセラーとして、相手を落ち着かせるよう(自分の)感情を抑制した静かなトーンで言葉を発してゆくシーン、ココがどーにも単なる棒読みに聞こえてしまう、のですね(同じアプローチの窪塚洋介の中盤の演技とは差が歴然でした)。いま一歩今後に期待、というトコロでしょーか。

最終的な評価はかなり迷いましたが、いったんこの位とさせていただきます(ゆーても心理サスペンスとしてまあまあ面白かったと思うので)。
Yuki2Invyさん [インターネット(邦画)] 6点(2021-06-14 01:16:41)
2.みんな頑張っているけど、全く心に響かず。全く感情の琴線に触れない。ザ演技って感じがしてしまいました。
ただただ北川景子が綺麗でした。
ギニュー隊長★さん [映画館(邦画)] 5点(2021-03-26 23:25:31)
1.《ネタバレ》 誰も救われない、自己満足以外の何物でもないエンディングは、私好みではないです。
原作既読。
あきぴー@武蔵国さん [映画館(邦画)] 5点(2021-02-15 23:15:02)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 5.73点
000.00%
100.00%
200.00%
319.09%
419.09%
5327.27%
6327.27%
719.09%
8218.18%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS