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友だちのパパが好き

[トモダチノパパガスキ]
2015年上映時間:105分
平均点:8.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-12-19)
ドラマ
新規登録(2021-12-10)【3737】さん
タイトル情報更新(2022-01-05)【3737】さん
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監督山内ケンジ【監督】
キャスト吹越満(男優)霜崎恭介
岸井ゆきの(女優)霜崎妙子
安藤輪子(女優)吉川マヤ
石橋けい(女優)霜崎ミドリ
平岩紙(女優)生島ハズキ
岡部たかし(男優)
脚本山内ケンジ【監督】
あらすじ
「いつでもくれてやるよ、あんなオヤジ」
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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3.《ネタバレ》 フワついたタイトルから、おっさんの願望をそのまま映像化したような作品を想像してたけど、なんか違った。
そう視点が違った。自分の世界に入っている人を、一歩引いて客観的に撮ってるから、主要人物の殆どに感情移入出来ない視点で観えるんだな。
恭介がマヤと(劇中)最初にキスするシーンは通行人同様、たまたまその場で見てしまったように観せる。二人の関係も、LINEの交換、ファーストデート、ファーストキスといったドラマチックな場面を省いて、もう関係が出来上がってからをぶつ切りで見せる。
食堂のミドリと川端の会話も、たまたま食事中、向かいのグループの会話が聞こえてしまった風に。仕事外で何かあった事を匂わすだけ。客観的に観ている私は、二人に何があって今に至るかを、会話から想像する造りになっている。もの凄い演技力も要求されるわこの撮り方は。

自殺を図る先生。主観的に撮れば、先生の辛さを感情移入できるくらいドラマチックにも出来たろうに、そこをたまたま通りかかった他人のハヅキ視点で観せる。おじさんに自殺を止められて、説教されて、逃げようとして、生徒に見られて。客観的に観ると、何とまぁカッコ悪い。
広いようで狭い世の中で、それぞれ点だった登場人物が徐々に、モヤモヤモヤ~~~っと線で繋がっていき…結末は割愛、ご自身で。

話は逸れるけど、便秘になってモヤモヤ。それがスカッとするほどでないけど、ようやく出てきました。
一応どんなの出たか見ますね。でもマジマジとは見ないですね。ありがとう。とか、さよなら。なんて感情は抱かずに、冷たい視線を送って、機械的にジャーっと流しますね。
「やぁーやあ」「やあ、やあ」
身体から出たウ○コが、その後どうなったかなんて、ホンッットどうでも良いですよね。
いやぁ~面白かったわー。
K&Kさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-02-05 14:34:50)(良:2票)
2.《ネタバレ》 これ問題児なのは100%吹越満演ずる父ちゃんだ。彼が元となってグタグタとなってゆく。
だがオモロイ。

岸井ゆきのは今泉力哉監督作品の《愛はなんだ》の主演女優だったので知っていました。だけど、岸井ゆきのと吹越満以外の面子はあまり馴染みのないお顔たち。だが、友だちのマヤ、母ミドリ、本命視されていた愛人ハズキと、妙子・父ちゃんも含めてグダグダになる感満載の完璧なスクラム組んでいました。いや、オモロイ。
ただ唯一残念だったのは、マヤにフラれた役のヘタレ教師、彼がめちゃめちゃ演技ヘタクソだったこと。

結果は、ネタバレご遠慮いたしますが、病室でのねじれたこじれた関係でジ・エンドしてゆくとこ素敵です。面白い脚本書かれましたね 脚本及び監督の山内ケンジさん。今後その後に撮られた他作品にも手を出してみたく思います。

その他のところで撮影の妙を感じさせてもらえましたのが、母ちゃんミドリが同僚の男とベッドインした際、コトが終わり、男に対して「一緒になるつもりはないの」と告げた後、二人して横たわっていたはずなのに、画面奥側の男の顔がスウッと暗い闇が覆い、そこには初めからミドリひとりしか居なかったかのように見え、男が元から存在しなかったかの如く消えていったブラックジョークな撮り方、あの部分がとても素敵でした。そしてあの後、あの男が登場する事一度もなかった(抹殺でもされたのか?)(笑)いや、切ない。撮り方上手い。
3737さん [インターネット(邦画)] 9点(2021-12-10 18:32:55)(良:2票)
1.《ネタバレ》 前半だけを観るなら、ユルくて笑える恋愛群像劇風であり、どこか今泉監督の映画を彷彿させます。しかし後半は一転して、かなり痛々しいブラックコメディとなっている。(まるで、ヒメアノ~ルのごとく、その導入部からは予想もつかない、、) さて、映画の様相が変わるに当たって、大きなターニングポイントがあります。マヤがパパの愛人ハズキに対して、「初めまして、妙子です」としゃあしゃあと挨拶する場面。ここで初めて、マヤの「悪意」が示されたわけです。ただの純愛娘と思っていた彼女は、かなりの悪女だった。すると不思議で、今度はパパが被害者のようにも思えてくる。確かに彼はダメパパではあるが、下半身に脳ミソがある典型的な無責任男で、悪意はなかった。(と思ってる) ハズキは不倫の当事者だし、ダメ教師はダメパパを刺した。 一昔前に、妻夫木くん主演の「悪人」ていう映画があったけど、本作はよく似ていると思います。本当の悪人は一体誰なのか、第三者 (視聴者) に揺さぶりをかけてくるあたりもよく似ている。 本作は、含みのある終わり方が秀逸でした。マヤが病室に入ってきたけど、もしかしたら、ナイフを忍ばせていて、パパと今度こそ心中するつもりだったのかもしれない。なぜなら、私が制作者であったなら、二人が愛の逃避行をするならば、最後に空と太陽ときれいな海の見える丘で "未来" を描写するから。でもそうなっていたら、残念ながら点数は2点をつけていたけどね。 病室で終わったということは、二人は病室で終わる、ということ。悪意なき妙子とミドリの人生をメチャクチャに破壊したお二人は、潔く罪を償うべきだ。
タケノコさん [インターネット(邦画)] 7点(2022-12-12 22:51:54)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 8.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7133.33%
8133.33%
9133.33%
1000.00%

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