3.《ネタバレ》 クリストファー・ランバート演じるヒットマン兼ガードマンのアレックス。
アレックスに身辺警護を依頼する会計士ロバート(デニス・ホッパー)。
二人の間に次第にビジネスの関係を超えて生まれてくる友情。
そして何を考えているのかわからない凶悪な犯罪者と、その信者たち。
さらには、アレックスとロバートの過去には、思いがけない接点があった・・・!
と、ここまで面白くなりそうな素材が揃っているのに、中盤以降の中だるみが尋常じゃないですね。
序盤は良かったのに。途中で監督が変わったのではないかと思うくらいの路線変更です。
ピークはロバートの娘を救い出すシーンまでで、それ以降はクライマックスも含め、すべて蛇足に思えます。
唯一良かったのは、ロバートが過去の贖罪をアレックスに打ち明けるシーン。ここは良いですね。
ただ映画としては尻すぼみが酷くて、とても面白いとは言えない代物に。後半になるにつれてテンポが遅くなる作品って嫌いです。
最初からドラマとして見ていれば、『ドラマの割りにアクションに力が入っていて・・・』と、評価が高くなったかもしれません。
ですが、パッケージを見る限り、ごりごりのアクション映画にしか見えません。
アクション映画として見ちゃうと・・・。そして凶悪犯、石投げるだけかーい。