桃太郎 海の神兵のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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桃太郎 海の神兵

[モモタロウウミノシンペイ]
1945年上映時間:74分
平均点:7.60 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
戦争ものアニメミュージカルモノクロ映画
新規登録(2004-03-07)【バカ王子】さん
タイトル情報更新(2022-02-13)【イニシャルK】さん
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演出瀬尾光世
脚本瀬尾光世
熊木喜一郎(構成)
音楽古関裕而
作詞サトウ・ハチロー
撮影瀬尾光世
配給松竹
ユーロスペース(2016年リバイバル)
その他近森眞史(デジタル修復版映像監修)
奥井敦(デジタル修復版映像監修協力)
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【クチコミ・感想】

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5.《ネタバレ》 言い尽くされているコトでしょーが正直観てビックリ!という作品なのは間違い無いと思いますね。それは、現在のアニメとの「流儀の違い」と同時に、で在りながらの(もはや普遍性とも言える様な)クオリティの高さ、にだと思います。ディズニーの『ファンタジア』も参考にしたとのコトで(日本での正式公開前なのですが、戦地で接収したフィルムを今作のスタッフは観るコトが出来た…とのコトで)まずは秒間24コマのフル・アニメーションでもありますし、また近年のアニメに比べても同じ画面中で動くモノが終始やたら多かったり、作画が面倒な画面の「奥⇔手前」の動きもまたふんだんだったり、一方で静止画のシーンやバンクはごく僅か…という(逆に小細工をまだ知らないが故の)正真正銘の真っ向勝負!が全編実にゴージャスに感じられました。

ただ、そのまた一方で、コレも全編で非常に工夫された凝った構図の数々やシンプルながら高品質なキャラデザイン、そして(コレも『ファンタジア』を模してのコトであるが故の)比較的ボリューム有るミュージカルシーンをはじめとして、シーンごとの「見せ場」とゆーのも結構多様だったと思いました。当初の製作意図はどーあれ、全編実に「心」の込められた作品だと思います(その戦意高揚の為の要素とゆーのも、個人的には予想よりもずっと控えめだった様に思います)。この作品が後世に残されたコトには、素直に感謝したいと思いますね。
Yuki2Invyさん [インターネット(邦画)] 7点(2023-04-10 18:06:07)
4.初めて見た戦前の国産アニメです。ちゃんとアニメーションしてて驚いた。アニメーターがどんどん徴収されていって大変だったというエピソードしか知らなかったので、なかなかやるなぁ、と。話はプロパガンダを抜きにしてもどうでもいいものでした。ただ、描写には注目したい。反戦的な描写がいくつかありますね。たんぽぽの種が空に舞う幻想的なシーンに軍隊の号令を流すシーンの意図は明らかだし、小鳥を残して戦死したパイロットを巡る描写は戦争の悲惨さを表現しているのでしょう。海軍省が大金を投じた映画なのにこのような描写があるのは、瀬尾光世が優れた演出だったからでしょう。さて、この映画を見たちびっ子は「動物もお国のために戦っている!僕も頑張ろう!」と思ったのでしょうか?もし私が当時の子どもなら、「そんなことより桃太郎とサルの顔が怖い」と思うのではないかと…
カニばさみさん [DVD(邦画)] 6点(2015-02-09 19:39:24)
3.とにかく細かい。ちゃんと影が人物の上をヌルッと通過するし、うさぎの耳や猿の頭の後ろの日よけのハンカチが風でひらひらするし、慰問袋の中の手紙を読むシーンでもニ三枚がひらひらするし、もちろんアイウエオの口の動きは正確だし、滝に近づくとき別のカットにすれば楽なのに移動で描くし、こういう丁寧さが、なんか戦争の対比物に感じられてならない。アニメーターが何も密かに反戦を訴えてたってんじゃなく、セル画を一枚一枚描く作業が、爆弾一発で吹っ飛ばす大雑把な作業の批評になってると思う。どんなに戦意高揚を訴えても、アニメを作る作業って基本的に平和産業だ、と理想論過ぎるとは思うが、無理に思った。タンポポがパラシュート部隊に転換した裏返しで、パラシュート降下シーンで勇ましい音楽が止んで、またタンポポが浮遊する穏やかなメロディになったところで感激。日本軍が来たことで平和になったってことなんだろうが、それを超えて戦争を無効とするメッセージと、これまた無理に思った。そう無理に思いたくなる丁寧な作品。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2013-01-15 10:24:57)
2.この作品は日本初の長編アニメーションで、おそらく作者は「海軍省後援」の戦意高揚作品でもなんでもよくて、とにかくアニメ映画を作ることができる幸せに満たされていたのではないかな~と思います。その意味では創意高揚作品とも言えますね。作画は丁寧だし、構図、アングル、カット割は豊かだし、伏線は効いているし、歌は楽しいし。「あいうえお~、かきくけこ~、・・・」なんて見た後ずっと口をついて出てきます。桃太郎を隊長に動物を擬人化、声はすべて子どもが担当し、牧歌な雰囲気が出ていますが、リアルな兵器、後半の占領作戦は結構生々しくて、おそらくパレンバン落下傘部隊やシンガポール陥落の山下パーシバル会談を下敷きにしたと思われるシーンなど戦史を学ぶ上でも大変興味深い作品です。歴史的に意義ある作品ですが、完成度の高い当時のアニメ技術にも注目したい作品でもあります。
彦馬さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-11-10 13:19:36)
1.戦争中にここまでの作品を作り上げるのは凄いと思った。印象に残るシーンはバンジージャンプでサル兄弟を引き上げるシーン。動物たちはかわいいけど桃太郎の絵がちょっと凶悪面に見えた。内容は戦時中というのもあり、ちょっとヤバめの洗脳映画みたいな。でもちょっと皮肉っぽいパロディに思えた。
バカ王子さん 8点(2004-03-08 01:34:15)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 7.60点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6120.00%
7240.00%
8120.00%
900.00%
10120.00%

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