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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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1.  ガンパウダー・ミルクシェイク 《ネタバレ》 
極めて個人的な感想ですが、本作は『スカジャン』の映画でした。スカジャン。それはどんな紳士淑女でもヤンキーorチンピラに変身させる魔法のアイテム。ファッションとして着こなせるのは余程の上級者か、浜ちゃん所さんくらいのものです。しかも本作で主人公が着用したのはサテンのオレンジ色で、バックプリントにかわいい虎ちゃんのイラスト入り。完璧な仕様です。劇中で主人公がぼやくように客観的にダサいのは間違いありません。しかるに主人公が着ると化学変化が起きました。好き好んで着ているのではなく「着させられている」という背徳感が謎のエモさを醸し出していたように感じます。考え過ぎですか。そうですか。いずれにしても、バタフライナイフで自身の指を切るか、鉄パイプを振り回すくらいしか能がない(失礼)チンピラが、ハイスパートアクションを披露するのですから、見た目とのギャップに魅了されるのも仕方ない話かと(凄腕の殺し屋だってことを忘れさせる)。子どもドライバーとのコンビカーアクションもお見事で私の趣向にドンピシャとハマりました。図書館司書の皆さんも個性豊かで実にチャーミング。そして格好いい。パッケージに注文をつける要素はありません。ただ難点があるとすれば後半メインとなった格闘戦に必然性が感じられなかったこと。閉鎖空間では銃に圧倒的なアドバンテージが無いのかもしれませんが、銃器所持の敵に対して同じく銃器で対抗しない方針に首を傾げました。実際は銃撃戦に終始するより肉弾戦の方が見栄えがするのでエンタメ的にはオーライですが「必然性」を担保して欲しかったと思います。それこそスカジャン着用にはきちんと必然性がありましたし。『キック・アス』とか『キングスマン』が好きな人なら基本的に好きなタイプの映画だとは思います。
[インターネット(吹替)] 7点(2023-03-19 08:24:46)
2.  カウントダウン(2019) 《ネタバレ》 
『カウントダウン』は死期を知らせるアプリ。神父はこのアプリを『悪魔との契約』すなわち『呪い』と言いましたが、そもそも寿命は運命によって決められているものであり、死ぬ日時を事前開示しているに過ぎません。おそらく悪魔の目的は、死の恐怖に慄く様を眺めること。またほとんどの者が運命に逆らおうと行動を変える『契約違反』をおかすため、この場合のみ悪魔が直接命を奪うことが許されるのでしょう。 『呪い』ならば破ることが可能なはず。しかもこの呪いは一般的な二者契約ではなく多人数契約に該当するもの。死期を守らぬ『契約違反者』が一人でもでれば呪い(契約)全体が破棄になる理屈。なるほど。多人数契約における高い不履行リスクの隙をつく見事な作戦であります。ただ、運命は簡単に変えられるものではないでしょう。悪魔も邪魔をしますし。主人公が悪魔を欺けたのはキリスト教お得意の『自己犠牲』が功を奏した結果と考えることも出来そうです(参考例:オカルトアクション『○ンス○ンチン』)。いずれにしても主人公姉妹はアプリをダウンロードしなければ運命に従い死んでいた訳で『災い転じて福となす』な結末でありました。いやエンディングを見る限りそんな単純な話ではありません。アプリ登録者の死期(運命)は今回の一件で一旦ご破算となったので、新たな死期がどう割り振られるのか誰にも分かりません。それにこれからも契約違反者が出る可能性も大いにある訳で、その度にバージョンアップされ、余命が変わる『カウントダウン』に悩まされ続ける人生が約束されたとも言えます。心穏やかではいられませんな。ならいっそ健康的な生活を心掛け、契約違反にならない形での健康寿命延伸に励むのが良さそうです。BMIが理想に近づくにつれ余命が伸びるとか胸熱ですな。なんだそりゃ。 予告編を見る限りありきたりなアイデアのオカルトサスペンスで、正直あまり期待していなかったのですが、これが意外と面白い。小難しい理屈を付けることなく、分かりやすく納得感のあるストーリーで好感が持てました。傑作という程の出来ではありませんが、普段使いの(?)サスペンスならこれくらいが丁度良いと思います。
[インターネット(吹替)] 7点(2023-03-08 18:00:18)
3.  海底47m 古代マヤの死の迷宮 《ネタバレ》 
『潜水病』に言及していない時点で『海底47m』の続編としては認められません。『ドント・ブリーズ~海洋編~』なら納得です。
[インターネット(吹替)] 5点(2022-04-11 19:52:16)(良:1票)
4.  海底47m 《ネタバレ》 
海洋パニックはシンプルな構成の作品が多い印象ですが、本作も極めて単純な仕立てでした。海底。檻の中。サメ。これだけでサスペンス映画が1本成立してしまうのは、基本設計が優秀だからでしょう。『息が出来ない』は問答無用の恐怖であり、生命の危機というシチュエーションにおいて右に出るものはありません。また、サメの恐ろしさを広く世間に植え付けた『ジョーズ』の功績が大きいのも間違いないでしょう。『潜水病』の怖さもよくわかりました。有事の際は充分に気を付けたいと思います。
[インターネット(吹替)] 6点(2022-04-11 19:48:25)
5.  ガール・オン・ザ・トレイン 《ネタバレ》 
“アルコール依存症に由来する記憶の曖昧さ”を犯人捜しミステリーのギミックとする手法は、決して目新しいものではありません。多少捻くれた見方をするならば、主人公が自身を疑うに足る怪しい状況であればあるほど、逆に主人公はシロなんだろうなと勘繰るワケです。かといって、裏をかいて“やっぱり主人公が犯人でした”ではツマラナイので、ある程度筋書きが見え隠れしても、なお観客を惹きつけるだけの魅力が作品には必要だと考えます。本作からミステリーの要素を排すると、それはもうドロドロの愛憎劇。あっちで不倫、こっちで不妊、至る所にトラウマ地雷。幸せな人が誰も出てこないという(苦笑)。とことん人間の業の深さを描きます。とっても濃いです。お話も役者の顔も。これは、これで見応えがあったなと。ネタバレを考慮して結末はボカしますが、ハイライトは今妻の“ダメ押し”でしょうか。エグいっすねえ。ポップコーンとコーラを片手に観るような映画ではありませんので、ご注意ください。
[DVD(吹替)] 7点(2017-09-15 22:21:07)(良:1票)
6.  怪盗グルーのミニオン大脱走 《ネタバレ》 
(夏休みの東京家族旅行。年下グループの娘2人は妻とプリキュア展に、私は長女と映画館へ。流石に『ジョジョ』というワケにもいかず、娘のリクエストで本作を鑑賞いたしました。『怪盗グルー』シリーズに関する知識はほぼゼロ、思い入れもナシという立場での感想です。)米国製コメディのイメージは、基本的にベタ(大雑把なケチャップ味がデフォ)との認識だったのですが、本作のギャグは、ある意味ハイブローとも取れるシュールさを感じさせるものでした。ですから、この笑いが(日本の)子供にもウケていることに驚きました(大人は楽しめると思います。私も好み)。邦題どおりガチの“脱獄もの”だったら、さぞかし面白かったであろうと思います。
[映画館(吹替)] 6点(2017-08-10 19:22:04)
7.  カールじいさんの空飛ぶ家 《ネタバレ》 
風船で家が空を飛ぶ(一応浮力はあるからアリなのかな)簡単に目的地に着いちゃいました(もしかして『キング・コング』方式ですか)犬が喋ったよ(バウリンガルですな。懐かしい)飛行機まで操縦しちゃった!(キャシャーンのフレンダーみたい、ってオイ!)。ファンタジーにおける世界観の設定は、実に繊細です。一体何処までを“許可する”のか。作り手のセンスが問われます。例えば、和製人気ネコキャラはペットでネコを飼っているそうですし、アンパン○ンは、生物・非生物の人格設定がノールールです。前者は「どうかしている」と思いますし、後者は「どうかしているを通り越して何かスゲぇ」と感じます。本作の場合は、明らかに遣り過ぎでした。というより、ファンタジーというカテゴリー分けが誤りなのかもしれません。“じいさんは夢をみた”が常識的な解。冒険ブックに貼られていた夫婦の写真(一体誰が撮影したの?)がその証拠です。カールじいさんは、夢を見ながらひっそりと息を引き取ったと考えるのが自然な気がします。しかし本作のメインターゲット=子供たちは、そんな風に思うはずがありません。夢が叶って良かったね!という理解でしょう(ちなみに我が家の場合、9歳の娘はストーリーに違和感を抱いたようですし、5歳児は純粋に冒険譚として楽しんでいました)。では、現実的な解釈が正しくて、ミラクルな物語は嘘っぱちなのでしょうか?いいえ、違います。カールの人生を“結局叶わぬ夢を追いかけた虚しい一生だった”と捉えるか“日々の生活そのものが、秘境探検に負けぬ冒険だった”と受け止めるか。それを決めるのはカール自身に他なりません。ですからこの物語も、観客それぞれの受け止め方で、間違っていないと思うのです。そんな大らかさを持った物語でした。一つだけ断言出来るとすれば、自分の人生を肯定出来たのなら、それに勝る幸せは無いということ。カールじいさんは幸せ者です。きっとおデブの少年は天使だったんじゃないかなあ。
[地上波(吹替)] 8点(2014-12-23 15:25:16)
8.  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
ビジュアル的にも、能力的にも、マーベルヒーローの中では平凡な部類に属すると思います。しかし、チーム内の役割分担が明確で分かり易く(ヒーロー、ヒロイン、メカニック、怪力、オトボケ)、各キャラクターも際立っており、5人というメンバー数も丁度良いと感じました。メインテーマは“友情”でしょうか。クルードの最期の台詞にやられました。洋楽ナツメロも素敵ですね。今回はお披露目興行的な印象のお話。続編はもっと面白くなりそうな予感がします。
[映画館(字幕)] 7点(2014-10-30 20:59:06)(良:1票)
9.  彼女はパートタイムトラベラー 《ネタバレ》 
(ネタバレ厳禁です。)はじめにラブストーリーとしての感想を。特筆すべきは人物造形と考えます。これほどビジュアルが平凡な主人公の恋物語というのも、珍しいのではないかと。主人公のオードリー・プラザ。エキゾチックな顔立ちが魅力的ですが、美形ではありません。J・アルバのような美貌もC・ディアスのようなキュートさも、持ち合わせていません。キラキラは感ゼロ。暗い青春時代が色濃く投影されているキャラクターを、見事に演じてくれました。相手役のマーク・デュプラスは、普通のオッサン。同じくブ男系でもJ・ブラックなんかは華がありますよね。要するに2人とも、ラブストーリー向けの人選とは言えないワケです。でもその分、親近感があるというか。微笑ましいんです。銃の特訓とか、窃盗とか、恋愛成就の『吊り橋効果』もきちんと挿入。(きっと)処女と(たぶん)童貞の2人が惹かれあったのも納得できました。次にSFについての評価。本作で採用されているのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と同じ、王道の同一次元タイムトラベル。パラレルワールド式よりもずっと面倒な設定だと個人的には思います。本編中、“タイムトラベル前なのに過去への干渉結果が現在に反映されている”シーンがあるのですが、これぞタイムトラベルものの醍醐味と言えましょう。さて、全く科学者には見えないケネスが、どうしてタイムマシンを完成させられたのでしょうか。“人は見た目で判断してはいけない”という教訓かもしれませんが、『30歳まで童貞だと魔法使いになれる』なんて都市伝説で説明した方が面白いかもしれません。なお、エンディングに異議あり。全てを描く必要は無かったと感じます。船が光り輝いた瞬間、ラストカットでOK。爽快感より余韻優先でお願いしたいです。最後に、もう一つのラブストーリーについて。ジェフもまた“郷愁”という名のタイムトラベラー。あの頃の彼女にもう一度会いたい。でも、あっけなく諦めてしまう彼に腹が立ちました。拗ねて、ヤケ酒くらって、泣く暇があるのなら、もう一度彼女にアタックしろと説教したくなりました。過ぎ去った時間は戻らない?いえいえ、取り戻せるでしょ。その気になれば何時だって。バツイチおばさんとのハッピーエンド。奇跡を目の当たりにした今の彼なら、信じられるはずです。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2014-02-15 19:29:45)(良:1票)
10.  カーズ 《ネタバレ》 
“勝ち”だけに“価値”があるワケではないというメッセージには共感しますが、あのラストはいただけません。たとえば運動会の徒競走。仲間が転んだら助けてあげて一緒にゴールするのが美しいとでも?もし自分がキングの立場だったらライトニングの行為に怒り狂うでしょう。現役王者としての、レースカーとしてのプライドが許しません。主人公の視野が広がった事は素晴らしいですが、自身の正義を信用し過ぎるのも問題です。勝負における敬意の意味をはき違えた独り善がりな態度と感じました(勝った力士が負けた力士に手を差し伸べるのが美徳とする風潮が大っ嫌いなんです。ごめんなさいね。)この結末“だけ”は個人的にナシ。ただ、それでも7点です。(結末を除く)ストーリーテーリング、車オンリーのぶっ飛んだ世界観、CGのクオリティ、全てにおいて満点級です。流石ピクサー。
[DVD(吹替)] 7点(2013-08-03 17:59:40)
11.  カウボーイ&エイリアン 《ネタバレ》 
“もしも西部開拓時代の人類が宇宙人に襲われたら?”という設定は奇想天外ではあるものの、物語の骨子そのものは至ってオーソドックスです。奪われた家族を取り戻す、あるいは復讐のための戦い。ローテク人類が如何にしてハイテクのエイリアンに対抗するか。これが興味の中心です。これまでのSF作品でも苦心されてきた部分。本作ではエイリアンの武器を主人公が初期装備することで、パワーバランスを調整していました。興醒めする設定ではありますが、40代には慣れ親しんだパターン。『宇宙戦艦ヤマト』然り、『ザンボット3』『勇者ライディーン』然り。敵のテクノロジーを借り受けて対抗する事に抵抗感はありません。ただし本作の場合、ライフルやナイフでもエイリアンを殺せました。それならば地の利と人類の英知で対抗してくれた方が、ロマンはあったかなとは思います。主人公が武器の秘密を明かすタイミングが早かったり、説明役の別種のエイリアンが出てきたりと、脚本の質は今一つとの印象。結果的に、何を見せたいのか、何を伝えたいのか分り難いと感じました。
[DVD(吹替)] 5点(2012-08-25 21:24:19)
12.  ガール・ネクスト・ドア 《ネタバレ》 
ラブストーリーを面白くするのは“障害”です。原因は大きく2つに分類できると考えます。優柔不断や消極的等、キャラクターの性格に起因するもの(内的要因)と、恋敵や遠距離といった2人を取り巻く環境に起因するもの(外的要因)。障害の匙加減ひとつで、恋物語の良し悪しが決まります。本作の場合はどうでしょう。主人公の恋愛経験値は低めながら、困るほどではないレベル。流石アメリカの高校生。キスまでが早いです。それに彼は大学進学決定済み。学業面での足枷はありません。内的要因、外的要因、共にクリア。唯一障害と呼べそうなのが、2人の“ステイタスの違い”。将来有望な学生とポルノ女優とでは、確かに釣り合わないかもしれません。でも恋愛で一番大事なのは2人の気持ち。それに結婚云々って話じゃない。この障害は問題になりません。物語終盤のピンチについても、恋愛とは直接関係ない話(このエピソードで彼も男優デビューすれば、彼女と同じステージに立てたのに!)。つまり本作では、メインとなる恋の障害が存在しないのです。コメディですから“試練”なんて必要ありませんが、程よい“ハードル”は欲しいと思います。「ああ、もどかしい!」とか「ライバルは手強いなあ」とか、ヤキモキするのがラブストーリーの醍醐味でしょう。ちょっと物足りなかったです。以下余談。ちなみに自分も『24』から流れてきたクチ。あえて日本語吹替えで鑑賞したのですが、ダニエルの声がキムバリー・バウアーと同じで嬉しかったです。吹替え声優が定着すると、洋画の楽しみ方が増えます。エリシャの可愛さに+1点。
[DVD(吹替)] 6点(2011-10-19 20:28:26)(良:2票)
13.  案山子男(OV) 《ネタバレ》 
さて質問です。本作は、本当にジ・アルバトロス品質の“トホホ映画”という認識で問題ないのでしょうか…?  「不気味な案山子」「トウモロコシ畑」「深刻なイジメ」「役名ジュディの豊満過ぎるエロバディ」「親子不和」「役名ジュディの豊満過ぎるエロバディ」と、数多くのキーワードが浮かんでくる本作。物語を読み解く上での鍵は、「役「トウモロコシ畑」であると考えます。劇中最多の(数えていないが)1069シーン(トウモロコシーン)に登場した玉蜀黍。「とんがりコーン」と「ブラザーコーン」以外のトウモロコシを知らない自分は、まずウィキでトウモロコシを調べてみました。みんな大好き甘味種(スイートコーン)に、ポップコーンに使う爆裂種。家畜用飼料の馬歯種、硬粒種。ワックスのような糯種(何って読むんだ)。子実が軟質澱粉により形成されている(何のこっちゃ)軟粒種。その他ポッドコーンやジャイアントコーン。沢山あります。勉強になりますね。ところが、本作で案山子男が手にする“殺人凶器種”は何処にも載っていないのです!念のため広辞○、現代用語の基礎知○、生活笑百○も調べたのですが、やはり無い!!これはもう遺伝子操作の新品種としか考えられません。おそらく軍事目的に開発されたのでしょう。アメージング!制作年当時であれば最新のテクノロジー。ズバリ本作は、軍事マーケット用の兵器プロモーションビデオであると推測します。なるほどトウモロコシを手にした案山子男が無敵なわけだ。こんなレアなブツを買い付けてくるなんて、アルバトロス恐るべし! ちなみに冒頭の質問の答えは「問題ない」で問題ないです。
[DVD(吹替)] 3点(2011-10-16 16:19:40)
14.  彼が二度愛したS 《ネタバレ》 
ウルヴァリンの詐欺の手口は次のとおりと推測します。自らの身分を偽ってターゲットに接触。打ち解けた所でミスを装い携帯電話をすり替える。「セックスクラブ」は主人公に女を近づけるための擬装であり、彼の順法意識のハードルを取り払う仕掛けでもある。主人公の部屋に早い段階で忍び込んでいる事から、用意周到な計画と考えられます。ただし、主人公がSに熱を上げるかどうかは判らない。ある種の賭けでした。結構無理があります。それでも道理が引っ込んだのは、ひとえに主人公が純粋だったから。世間ズレしていないというか。来るか来ないかも分らないSからの連絡待ちで、他の女性のお誘いを断るなんて在り得ない。見所があるんだか馬鹿なんだか。ただ、背景が全て消えるような恋愛が出来るのはちょっと羨ましいと思いました。詐欺側のSが本気になってしまったのは完全な誤算。そんな純粋な女が、こんな悪巧みに乗っかるのかな?という気もしますけど、そこはそれ、男性向けの御伽噺ですから。終盤の「金より愛」の主張も嘘くさいですが、最もファンタジーなのはセックスクラブの女性会員のレベルの高さ。ハズレ無しって在り得ない。S以外にウルヴァリンの仕込のサクラが含まれている可能性はあるものの、彼の一匹狼的な手口を考えるとごく一部でしょう。地位も名誉もお金もあって、尚且つ美女揃いの女性会員たち。某有名占い師や「●▲ーの虎」に出てくる女社長なんかが会員だったら納得出来るのに。というか許せるのに。ただ、あの携帯電話があったとしても、チキンな自分が何を出来る訳でもなく…。あれ?なんか、目頭が熱いや…。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-03-17 17:53:32)
15.  カリフォルニア・トレジャー 《ネタバレ》 
精神を病んだ父親はひたすら夢を追いかけ、現実を生きる娘はそんな父を疎ましく思う。当然のことです。でもそこは親子の情。子は親を切り捨てられない。離れていた2人の心を結びつけたのは宝探しでした。一緒に力を合わせることで、一緒の時間を過ごすことで、2人は親子関係を再構築していたのだと思います。ある意味、育て直し。ウェットに寄らずホームコメディ風のタッチが心地よいです。戯言だと思いつつ父の夢に付き合った娘。ついには法を犯す一線を越えます。理由の一つは、家を差し押さえられて自暴自棄になっていたこと。もう一つは何処かで父を信じてみたいと思っていたから。“信じること”=“愛すること”。真剣にバカをやる父親は、ドン・キホーテに見えました。手にした金貨は父からの贈り物。海から上がってきた裸の中国人は、父の妄想が嘘でなかったことの再確認。物語は優しく父親を肯定して終わります。ティム・バートンの『ビック・フィッシュ』に近い喉ごし。悪い話だとは思いません。ただ、親の愛情が金で換算されたように思えたのは残念。厄介者は消えた。大金は手に入れた。冷静に考えればハッピーエンドです。でも映画の中くらい、嘘みたいなキレイ事で終わって欲しいとも思います。妄想で結構。宝なんかいらないから、お父さん帰って来てよ。川と海は繋がってるでしょ。
[DVD(字幕)] 7点(2009-06-11 19:39:20)(良:1票)
16.  片腕マシンガール 《ネタバレ》 
ストーリーだけを評価するなら0点でも甘いくらい。胸糞悪い。悪趣味極まりないないです。ところが映画として観てみるとコレがなかなかイケる。『キル・ビル』や『プラネット・テラー』を煮しめて煮しめて、バカを塗りこんだ感じ。どんなジャンルでもそうですが、振り切れている映画は魅力的です。クサ過ぎる芝居も、グロ過ぎる描写も、チープ過ぎる設定も、トータルバランスが取れているので心地よい。アクションも見応えがありました。何気に感心したのは弟くんの友達が、イジめっ子と戦う場面。ダサダサの弱虫キャラが本格志向のローキックを放つのです。これが超ウソ臭い。見るからにインドアのオタク系ですから。でも母親に格闘技の素養があるなら、その息子だってあれくらい蹴れてオカシクない。気の利いた設定です。もちろん残りの99%はバカ設定ですけど。難点は他人に薦められないこと。自分が鑑賞した事も出来れば隠しておきたいくらい。ちなみに監督主演の「本作の正しい鑑賞法」はギャグというより作品批判(モラル批判)に対する保険だと思います。マジで怒らないでネっていう。気持ちは分かりますが粋じゃない。無くていいかも。
[DVD(邦画)] 7点(2009-04-24 20:59:49)(笑:1票) (良:1票)
17.  完全犯罪クラブ 《ネタバレ》 
邦題の『完全犯罪』はこけおどし。でもそういうのには慣れているので問題ありませんでした。でも、原題の『ナンバーズ』のほうは本気で分からない。DVDのセットアップ画面でもやたら“数字”を印象付けようとしています。数字にまつわる殺人、あるいはトリックがあったとは思えない。もしかして物語云々ではなく、この謎こそが『完全犯罪』なのかも。だとすれば自分の完敗です。サンドラ・ブロックの過去とかも、実は物語と密接に関係あるのでしょうか。
[DVD(字幕)] 4点(2007-09-06 19:21:26)
18.  カオス(2005) 《ネタバレ》 
『トランスポーター』シリーズで一躍名を上げたジェイソン・ステイサム。今、最高にセクシーでダンディーな中年男。彼の魅力はその渋い雰囲気と、格闘系アクション。本作では一方の売り、アクションをほぼ封印しています。しかし満足。彼には、佇まいでその場の空気を締める力がある。正直演技は上手くないような気がしますが、この雰囲気は役者として得がたい財産だと思います。今後も目が離せません。そのステイサムとコンビを組む新米刑事もなかなかいい。若者の青さと、ステイサムに負けない利発さを発揮しています。彼が後半の主役。24時間の間に彼が成長していく様は爽快でした。カオス理論を持ち出すのはいささか大げさだと思いますが、サプライズありの面白いお話でした。難点はステイサムがもはやビッグネームだということ。オチを悟られないようにするために、もう一工夫あっても良かったと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2007-09-05 00:08:20)(良:2票)
19.  がんばれ!ベアーズ 《ネタバレ》 
“目は口ほどに物を言う”。監督に「勝ちたくないのか」と問われた時のベアーズの子供たちの顔。彼らは何も言いません。でも目は雄弁に物語っています。“勝つことよりも大切なことがある”。それは監督や大人たちが忘れてしまった“誇りを持つこと”の大切さ。大人が住むのは、勝つことが全ての社会。過程よりも結果が優先される世界。それは動かざる現実です。いずれこの子たちもそこへ足を踏み入れなければなりません。そういう意味では、子供たちの主張も、ベアーズの監督の選択もキレイごとかもしれません。でも強く心を動かされるのは何故でしょう。物語はヤンキースの勝利で幕を閉じました。現実はそう甘くありません。でも子供たちは胸を張っています。勝って失うものもあれば、負けて得るものもある。それはキレイごとでも負け惜しみでもない、真実だと思うのです。「ベアーズ」での体験を通じて、子供たちは成長しました。友情を知ること、信頼を知ること、負ける悔しさを知ること。どれも本気の中でしか手に入れることが出来ない宝物です。そして誰よりも多くのものを得たのが、他ならぬ監督自身だった気がします。彼はプライドを取り戻しました。誇りを持つのには勇気が要ります。きっと彼は、彼自身の人生と向き合う勇気も持てたはずです。『がんばれ!ベアーズ』は子供のための物語。そしてそれ以上に、子供の心を忘れてしまった大人に向けた物語だと思うのです。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2007-05-14 17:56:37)(良:1票)
20.  カリフォルニア(1993) 《ネタバレ》 
本作の主人公はごく普通の男。良識人であり、情よりも理性を優先させるタイプ。その彼が“何故最後に引き金を引いたか”が本作のポイントだと思いました。その時彼を支配していた感情は何か?大部分は恋人を襲われたことに対する怒りでしょう。さらに恐怖もあったと思います。身の危険を感じてというより、理解出来ないものに対する恐怖。無知は恐怖と無縁ですが、未知は大きな恐怖を生みます。しかしこの際、動機はさほど重要ではありません。彼に引き金を引かせた最大の要因。それは、“慣れ”です。人質になって以降、目の当たりにしてきた多くの死。殺人が日常に変わる状況。事前に遊びとはいえ銃を撃っていた経験も大きい。普段はとてつもなく高い“殺人”というハードルが、簡単に飛び越えられる位置にまで降りてしまう。誰にでも起こりうることです。人の順化能力はかくも高い。それは都合が良い反面、恐ろしい事でもあります。そしてもう一点。事件は最悪なのに、後味は思ったほど悪くありませんでした。不思議なくらい。“再犯が無いことに対する安心感”と“報復が成立している充足感”があったからではないかと。それだけ現実社会では、これらが不十分なのだと思います。人及び社会が抱える本質的な問題を描いている本作。気分は悪いですが、観る価値はありました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-01-25 17:59:55)(良:1票)
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