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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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421.  リベリオン 《ネタバレ》 
武道を融合させたガンアクション、それに服飾デザインも含めて、大ヒット作『マトリックス』の複製であることは、ほぼ間違いないでしょう。それにしても、このアイデアとセンス!オリジナルのマトリックスを遥かに凌ぐカッコ良さです。シビれました。感情抑制による社会支配という筋書きも極めてSF的でそそられます。ただ残念ながら、子供向け過ぎたと思う。理化学的に感情を封じられているはずなのに、出世欲は残されているのは何故?戦争放棄を謳いながら、格闘鍛錬に余念がないのはどうして?矛盾だらけです。実際、裏を返せば人間こそ矛盾の賜物だし、独裁政治や共産主義の批判でもあるのでしょうが、それにしても“あからさま”過ぎます。物語の体裁自体は理屈が通っていた方がスマートです。もっとも、この設定の粗さがB級映画マニアにはたまらんのでしょう。ハイ、たまらんです!
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-06 21:42:36)(良:1票)
422.  スター・トレック(2009) 《ネタバレ》 
NHKで放送していたTVドラマが大好きでした。奇想天外な筋書きと素晴らしき人間模様、そして壮大な世界観に少年だった自分は魅了されました。トレッキーではありませんが、“スター・トレックは面白い!”という意識は心に強く刷り込まれました。その後目にした劇場版もTV新シリーズも(全部を観た訳ではありませんが)、全て“確実に”面白く、自分の中で『スター・トレック』は絶対的な価値を持つブランドとなりました。そこで本作。率直に言って最高でした。カーク船長、スポック、マッコイ医師…。耳慣れた名前を聞く度に、オリジナルメンバーの顔が脳裏を過ぎり、本作の若者たちの姿と重なって行きました。みんな若々しく、少しやんちゃな未熟者で、でも本質は自分が知るエンタープライズのクルーと変わりないように思えて、彼らの成長を想像するのが嬉しくて楽しくて。予備知識が無くても、十分に楽しめる質の高い映画には違いありませんが、『宇宙大作戦』を知る者にとっては、格別な仕上がりだったと思います。レナード・ニモイのキャスティング、そしてエンディングの懐かしのナレーション。シリーズファンに向けた心遣いを確かに受け取りました。サイエンス・フィクションよりもアクションエンターテイメント色が濃い点は、シリーズの赴きとは異なりますが、それも悪くないです。若いんだから、動かなきゃ。というか、スタートレックと名の付くものなら、なんでもOKってくらい信頼度はMAXまで上がっています(笑)。是非ともこの面子で劇場シリーズ化をお願いしたい。ナイスなサブキャラたち(サイモン・ペッグ&毒チワワみたいなヤツ)の活躍が観たいです!劇場鑑賞なら間違いなく10点でした。
[DVD(字幕)] 9点(2010-06-18 21:41:56)(良:1票)
423.  ターミネーター4 《ネタバレ》 
映画ターミネーターシリーズの『1』と『2』で提示されたのは“未来は変えられる”という希望。一転『3』では“覆水盆に返らず”という絶望が描かれました。後味が苦く、また艶消しの意味合いの強い『3』ですが、前2作との整合性を考えるならば、この結末しか有り得なかったのも事実です。そこで、本作『4』。抵抗軍のリーダー、ジョン・コナーが父親であるカイルを助け出すというお話。ポイントは、ターミネーターワールドの現在進行形の時間軸で『1』よりも“前”に起きたエピソードだということ。つまり“過去は変えられない”という真理は本作にも当てはまる訳です。どんな経緯があるにせよ、結局カイルもコナーも助かるのは既成事実。そんな先入観を観客に持たれているのは、サスペンスとしてはハンディキャップと言えるでしょう。でも、そこはそれSF大作の一大ブランド『ターミネーター』だけの事はある。見応えのある娯楽作品に仕上げてくれました。ただ、もうこの手のエピソードはもういいかなと。大河ドラマの隙間は十分埋まりました。終幕のナレーション“未来は変えられる”に価値を持たせるにも、次回作は『1』よりも未来のエピソードを希望します。
[DVD(字幕)] 6点(2010-06-12 19:25:35)(良:1票)
424.  レギオン
素敵な風呂敷に包まれた大きな葛篭。期待して開けたらポケットティッシュが一つだけ入っていました。そんな映画です。でもかみ心地はそんなに悪くないですよ。
[映画館(字幕)] 5点(2010-05-25 20:48:47)
425.  ママ男 《ネタバレ》 
お人形は目が命。ラーメンはスープが命。ではコメディは何が命でしょうか。自分はキャラクターだと考えます。如何に魅力的な人物像を創りだせるか。設定と役者の技量がモノを言います。そこで本作。主演のジョン・ヘダーには邦題『バス男』での怪演の再現を期待したのですが、常識レベルのマザコン男像にいささか肩透かし。主要キャラであるセミナー親父と母親も存在感が薄くイマイチでした。矢口真理似のキュートな彼女は個人的にタイプなのですが、それ以外というと本屋の爺さんくらいしか際立っているキャラが見当たらない。もう1人か2人、主人公の相棒となる愛すべきお馬鹿キャラがいたら、大分印象は変わっていたと思います。主人公の決断ひとつで全てが解決してしまう物語は味気ないと思うものの、本作のテーマを考慮すれば致し方ないところか。過度な笑いを期待せず、ホームドラマとして楽しむ作品だと思いました。
[DVD(字幕)] 5点(2010-05-16 18:50:51)(良:1票)
426.  決断の3時10分 《ネタバレ》 
主人公ダン絶体絶命のピンチのまさにその時、予想もしていなかった悪党ウェイド意外で粋な行動に、思わず歓喜の声をあげました。でも不可解でした。何故悪党はダンを助けたのか?しかしその疑問も直後の彼の言葉で打ち消されます。「若造から命を救ってくれたお礼さ」。腑に落ちると同時に、邦題の「決断」が意味するところを理解してさらに感動。高い満足感を得てエンディングを迎えました。これだけ上質のカタルシスを得られる映画に当たったのは久しぶり。文句の無いハッピーエンドでした。それだけに、ただ1点残念だった部分があります。それは、宿屋から駅までの護送プラン。あれはダン本人も納得の負け戦でした。そうではなく、結果ダメでも自らが生き残るための努力を主人公にはして欲しかった。捨て鉢のヒロイズムではなく、男の信念に裏打ちされた賭けに共感出来たら最高でした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-05-10 18:42:23)
427.  エスケープ・フロム・L.A.
前作に当たる『ニューヨーク1997』(邦題)を鑑賞済みである事が、本作を味わい尽くす上上での重要な要件。本作単独で観るのと、『ニューヨーク1997』の後日談として観るのとではまるでコクが違う。「牛丼並盛」と「牛丼特盛つゆだく玉入り鬼盛紅生姜」くらい違う。前作の設定と脚本を踏襲しているのですが、それがイチイチ面白いのです。監督は山田洋次かと思いました。自分が配給会社の宣伝マンなら『スネークはつらいよ・LA恋のコウモリグライダー』という邦題を提案します。そして上司から怒られます。終末世界にバカ要素がいい具合にブレンド。チープなCGが華を添えます。ラストの取って付けたような文明批判がこれまた芳しい。悪くない。悪くないです。これくらい思いっきりバカをやってくれた方がスッキリ楽しめるというもの。前作もバカでしたが、本作は大バカです。いわゆるB級映画のテイストが好きな人には、タマラナイ映画だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2010-05-07 20:14:54)(良:2票)
428.  バンコック・デンジャラス 《ネタバレ》 
冷徹な暗殺者が、ある出会いをキッカケに人間性を取り戻していくヒューマンドラマ。主人公を変えたキーパーソンは、運び屋として雇ったチンピラと薬局勤めの女でした。彼らは主人公が今まで出合ってきた人間と何が違うのでしょう。おそらく何も違わない。違うのは主人公自身の内面の方。彼はバンコクでの仕事を最後に暗殺稼業から足を洗うつもりでした。その心の緩みが彼に自身の掟を破らせたのだと思う。初めて犯した暗殺ミス。彼は一貫してターゲットを「誰かにとっての悪人だ」と述べています。善悪の判断を要しない暗殺者らしいモノの言い方。彼は弟子が善人だという政治家を殺せませんでした。良心の呵責?いや、そうじゃない。そもそも彼は、善悪を判断する術を持ち合わせていません。単純に主人公は、弟子に軽蔑されたくなかったのだと思いました。自分をヒーローと信じる弟子の期待を裏切れなかった。どれもこれも実に人間らしい弱さの表れと言えます。一流の暗殺者にしてはメンタリティが弱い気がしますが、強固なダムも決壊したら脆いもの。主人公はずっと無理をしてきたのかもしれません。ラストの戦いで、素人相手に不覚を取ったのは、主人公がもう一流の暗殺者ではない証。相応しい最期だったと思いました。自分好みのストーリーなのですが、キャラクターが魅力に欠けるのが残念。ニコラス・ケイジは善人キャラの役者。主人公の心の変化に驚きを感じ難い。2人のキーパーソンも感情移入する要素がなく、影が薄いです。聞けば本作はリメイクとのこと。設定が微妙に違うオリジナルのタイ映画を観てみたいと思いました。
[DVD(字幕)] 5点(2010-05-01 18:42:38)
429.  落下の王国 《ネタバレ》 
子供の頃、歩道の色付きブロックを溶岩とマグマに見立てて歩いたことがあります。赤いブロックを踏んだらマグマに溶けて死ぬ。上手く行かなかった時の小さな敗北感は今でも思い起こすことが出来ます。お遊びとはいえ、負けは負け。想像の中の出来事でも、心が感じた喜びや悲しみはニセモノではありません。スタントマンのロイは「映画」の中に生きる人間。一般の大人に比べれば、空想の世界と現実の世界の距離は近い気がする。もちろん幼いアレクサンドリアも。2人にとって、創作話はただのお遊び以上の意味がありました。少女は仮面の男に、亡くした父親の姿を重ねていた。“物語”のエンディングで、彼女が泣いて仮面の男を助けて欲しいと泣いた気持ちは痛いほど分かりました。仮面の男の命を救う結末に筋書きを変えたロイ。彼自身もまた少女に命を救われた。作り話と同じように自分の人生の筋書も自分の意思一つで変えることが出来る。もちろんスタントの事故のように、思い通りには行かないかもしれないけれど、その時はまた新しい物語を書き直せばいい。力強い希望のメッセージが其処にはありました。どの場面を切り取っても、陰影が印象的で絵画のような美しさ。空想の世界を見事に映像化していたと思います。現実の世界も同様に美しいので、お話の世界との差異が曖昧ですが、本作の趣旨を考えればむしろ好都合だったと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2010-04-07 19:18:13)(良:1票)
430.  僕らのミライへ逆回転 《ネタバレ》 
最初のうちは、おバカな展開に戸惑いました。その場しのぎとはいえ、映画の中身を自家製のニセモノにすり替えるなんて、常人の発想じゃない。ただのバカじゃない大バカです。でも「人生万事塞翁が馬」。リメイクとして人気を博してしまうぶっ飛び加減が、不思議と心地よかった。ジェリーが言うように、確かにみんな(自分も含めて)、電磁波に脳みそヤラレちゃってるかもしれない。ただし、手始めが『ゴーストバスターズ』というヌルさは絶妙だし、ブレイクのキッカケがチンピラ兄ちゃんってとこは“らしい”と思う。荒唐無稽の中にも説得力が感じられるあたり、抜かりないです。ラスト。自主映画の上映会には映画の素晴らしさが溢れていました。映像や音響の迫力は、劇場鑑賞の魅力のほんの一部。映画の本当の目的は“みんなで観ること”だと知りました。そういう意味では、スポーツ観戦やコンサートと変わらない。ただし、映画はライブじゃありません。演者が目の前にいなくても、それと同等の感動を味わえるのは、製作に携わった人たちの想いがフィルムを通じて伝わってくるからだと思う。ちょっとした魔法です。映画を観た思い出が、自分という物語の1コマに変わるなんて素敵です。すいません。ちょっとキザでした。他人と感動を共有するのが嬉しいのは、人が孤独だから。自分の気持ちは自分にしか分らない。この気持ちを相手に伝える術がない。そんな不安と寂しさをいつも感じているから、周りが自分と同じ気持ちだと“想像”できるだけで、幸せなのだと思う。隣に人がいることが在り難い。そして暖かい。それが、映画がこの世に生まれた意味かもしれないと感じました。映画を観てこんなに優しい気持ちになれたのは初めてです。無性に泣けて仕方がなかった。みなさん、映画館に行きましょう。一緒に笑い、泣きましょう。そして最後に、シガニー・ウィーバー出演してくれてありがとう。
[DVD(字幕)] 9点(2010-03-23 19:19:03)(良:2票)
431.  イン・ハー・シューズ 《ネタバレ》 
姉は妹に恋人を寝取られて失意のどん底。妹は姉に酷い仕打ちをしたことを悔い、さらに仕事が定まらない。2人とも最悪の状態です。実害を受けている姉の方の気持ちは分かり易い。でも妹の心情も理解できる。弁護士としてキャリアを積んでいる姉。誇らしいと思う反面、羨ましくもある。姉は自分が望むものを持っています。血が繋がっているからこそ嫉妬を感じる。それは姉も同じ。妹の美貌と若さに苦いものを感じる。疎ましく思い合っています。これでは上手くいくはずがありません。そんな2人の状況を変えたもの。それは祖母であり、恋人であり、老人ホームの教授でした。彼らは彼女たちに新たな見方を与えた。「あなたは自慢したいほど美人よ」「君はとても頭がいい娘だね」たった一言で人は変わる。もちろん2人のスキルに変化はありません。でも見方を変えるだけで、こんなにも自信が持てる。活き活きしてくる。キーアイテムは靴。多くの靴に出会うこと。それは多くの人と出会うことの例え。素敵な靴ってどんな靴?良い靴を見つけるにはどうしたらいい?豊かに生きるためのコツが本作には隠されています。
[DVD(字幕)] 8点(2010-02-21 23:21:40)(良:3票)
432.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
“アバターはイチローである”。自分は本作をそう結論付けました。『アバター』は言わずもがな最新3D映像が最大のウリ。その圧倒的な画力によって観客は異郷の惑星パンドラを体感します。世界の美しさに息を飲み、スピード感溢れる極上のアクションに酔い痴れます。本当に素晴らしい。ただ、脚本は普通だと感じました。良くも悪くもない。ナヴィたちは人間に比べて遥かに優れた能力と豊かな文明を有しています。主人公じゃなくても生まれ変わりたい。ミイラ取りが特上ミイラになっただけの話です。命を賭した主人公にその資格はありますが、冷静になれば結構身勝手ではないかと。ナヴィ=アメリカ先住民族と見立てられる設定ですが、ナヴィ=クジラと見ることも可能です。だとすれば主人公は、某エセ環境保護団体と変わらない。同種族間の侵略行為と異種族間の闘争では意味合いが全く違います。意思疎通が可能な人間とナヴィの関係は、丁度その中間くらいと捉えるのが正しい気がします。主人公の微妙なスタンスを把握しておかないと、人間が一方的に悪いと感じてしまう脚本なので注意が必要だと感じました。心情的にはナヴィを応援したいですが、主人公には最後まで人として生きて欲しかった。ただし、鑑賞中はそこまで思考が回らない。映像の感動に引っ張られて、物語も非の打ち所が無いように感じてしまう。ここで冒頭の結論に戻ります。イチローは国民的ヒーロー。それは彼がプロ野球選手として活躍したからで、人間性は関係ありません。本来は。でも現実にはそんな区別はなく、人間イチローが丸ごと素晴らしいと評価される。もちろん評価は総合点ですから、得意分野で点数が稼ぐのは構わない。本作の評価もそれと同じと考えます。世界興行収益の記録を塗り替え、観客を劇場に呼び戻した本作の功績は絶大です。この人気を一過性の流行に終わらせるか、映画復興の呼び水と出来るかは、後発の映画に懸かっている。ただし視覚効果のインパクトは必ず薄れます。爆発力があるほど、飽きられるのも早い。3D特需の今こそ、求められるのは良質な脚本だと思います。
[映画館(吹替)] 8点(2010-01-31 19:25:51)
433.  ナポレオン・ダイナマイト
まずいです。めちゃくちゃ面白いです。何度観ても飽きません。初見では、淡々と進む展開に少々戸惑いましたが、このテンポに慣れると抜け出せません。とにかく、主要キャラが良すぎます。彼らの一挙手一投足に釘付けです。大爆笑ではないのですが、ツボをビシビシ突かれるような笑いです。そしてクライマックスでの感動。クラスのみんなからは下に見られてしまう、変な奴だとレッテルを貼られている(実際そうだけど)ナポレオン。そんな彼がラストで見せるきらめき!イケてるとかイケてないとか、そんな判断基準はおかしい。勝手に決めるなと言いたい。たぶん、これからもナポレオンは変な奴だと思われ続けるだろうけど、「でも、あいつは凄えよ」と少しだけみんなの見方は変わったはず。ナポレオンも、ペドロも、デビーも、キップも、リコ叔父さんもみんな前向きに(リコ叔父さんは違った)生きている。不器用な生き方でも素晴らしい。鑑賞後の清々しさを味わいたくて、また観てしまう、そんな作品です。
[DVD(字幕)] 10点(2010-01-26 22:44:43)(良:2票)
434.  2012(2009) 《ネタバレ》 
崩壊する住宅街、巨大ビル群、そしてランドマークの数々。家が一戸つぶれても結構なインパクトなのに、それが連鎖するのですからもう大変。大海原に大陸プレートが引き込まれていく様など圧巻の一言。これほど見事に文明を壊すとは恐れ入りました。恐怖を通り越して、ある種の爽快感さえ感じる大崩壊劇でした。さらに素晴らしいのは、アクションに娯楽性が存分に加味されていること。車が行過ぎる傍から崩れ落ちていく道路。火山弾と爆煙を掻い潜り飛ぶ飛行機。アニメ等ではよく見かけるシーンですが、実写だと荒唐無稽過ぎて意外と敬遠されがち。実際リアリティなんてありません。でも徹底してそんな場面ばかりだと、これまた快感になってくる。もう何でもやっちゃって頂戴って感じ。自分の中の「想像の幅」が広がりました。これぞスペクタクル。これぞパニック映画。極めて正しいCGの使い方を見せていただきました。脚本は一貫してバカなのですが、悪いとは思いませんでした。助かるために必要な権力と財力が無い主人公は、人脈と運と必死さで勝負した。この世は不平等だけど、嘆いていても仕方が無い。死に物狂いで道が開けることもある。希望のある結末だったと思います。なお、個人的にはどうしても助けたいキャラが2人いました。一人はゴードン医師。主人公一家結束のダシに使われたのは可哀想。頑張った彼には助かって欲しかった。そしてもう一人、強烈キャラのロシア人大富豪。『エンジン・スタート』は笑撃の名台詞でした。彼もまた助かるに足る人間力の持ち主だったと思います。こういう映画は劇場で観なくてはダメだと痛感しました。満足度の高い映画でした。
[映画館(字幕)] 9点(2010-01-22 00:18:10)(良:1票)
435.  タイムライン 《ネタバレ》 
伏線の張り方も、タイムワープの整合性もちゃんとしています。過去への干渉というタイムスリップのタブーも“戦時中ゆえ人は死ぬ”という要素で上手にカバー。スムーズに観ることが出来ました。娯楽作品として上質だと思います。ただ、全てが予定調和に思えました。今ひとつ心に訴えかけられるもの無いというか。何でもいいです。サプライズが欲しかったと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2009-08-21 21:28:03)
436.  スターゲイト 《ネタバレ》 
未知なるモノに対する恐怖と好奇心。自分の場合は圧倒的に前者の感情が勝るタイプです。実生活ではよく石橋を叩き壊しています。ですから本作のようなSF映画をみて、後者の感情を満足させるのがお楽しみ。スターゲイトをくぐって遥か宇宙の彼方の地へ。緊張と恐怖、そしてワクワクが入り混じった感覚が気持ちいい。異星人とのコミュニケーションもドキドキしました。スターゲイトの秘密判明後は、冒険譚から専制君主打倒のレジスタンスへ物語の趣向がシフト。大風呂敷を広げたワリには、小奇麗に畳んでしまってちょっとツマラナイかなと。大佐のバックグラウンドに関する伏線も、十分活かされているとは思えません。終盤にきてテンションが落ちたのが残念でした。ところで、地球に戻った彼らの“浦島太郎度”が気になります。
[DVD(字幕)] 6点(2009-08-18 21:13:51)(良:1票)
437.  NEXT-ネクスト- 《ネタバレ》 
主人公クリスが運命の女カーリーと出会う場面のこと。彼は未来を読み、アプローチのリハーサルを重ねます。でも何度やっても上手く行きません。するといい加減呆れた彼女はクリスが動く前に「お願い止めて」と遮ります。でもこれは変。彼女は彼の試行錯誤を知らないはずですから。彼女もまた主人公と同じ特殊能力の持ち主なのでしょうか?でも違うみたい。となると「止めて」の彼女は何だったのか?あれはクリスの予知ではなく想像(願望)の彼女の姿ではないかと。コレって結構重要なポイントだと思う。主人公が見ているのは「ただ過ぎていく未来」ではなく「こうあって欲しい未来」が含まれているからです。其処には主人公の意思が在る。数々の神業(ライフルの弾避け、車&丸太回避とか)も納得できるというもの。ニュアンスとしては“避けている”のではなく“周囲を思うように動かしている”。本作のテーマ『未来は変わる』は、より強いメッセージ『未来を変える』に転化していきます。なかなかニクイつくり。それだけに“2分後までの未来が予知できる”という肝となるルールを徹底しなかったのが悔やまれます。制約は緊張感を生む格好のアイテムなのに。勿体無いです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-08-06 20:58:15)(良:1票)
438.  トゥームレイダー
アトラクションムービーとしての出来の良し悪しを問う映画にあらず。これはアンジェリーナ・ジョリー嬢のおっぱいを愛でる映画です。間違いない。久々に観返して確信しました。松坂大輔夫人の柴田倫世元アナは、かつてロケットおっぱいと称されていましたが、本物のロケットおっぱいはアフロダイAの事を言う。いやもとい、アンジェリーナ・ジョリー姫の事を言う。圧倒的な存在感、天然ものだけが持つナチュラルな揺れ、極上の一品です。個人的には小ぶりで形の良いおっぱいが好きなのですが、アンジーのおっぱいの前にはそんなポリシーも吹っ飛んでしまう。最高です。おまけにタンクトップ姿満載。無類の腋の下&二の腕フェチとしてはもう平謝りするしかありません。彼女より美形の女優やモデルは腐るほどいますが、彼女ほど魅惑的な女優は他にいない。メロメロでございます。右のおっぱいに+3点、左のおっぱいに+3点、濃厚な唇に+1点。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-30 22:07:16)(笑:1票)
439.  燃えよ!ピンポン(2007) 《ネタバレ》 
ジャック・ブラックからアクを抜いたような主演ダン・フォグラーの好感度はなかなか。良い人感が滲み出るナイスなキャラクターです。マギーQの美女ぶり+キレのある体さばきもグッド。上手くハマれば結構なコメディになったと思うのですが、ちょっと残念な仕上がりでした。ギャグセンス云々より、軸となる脚本が良くない。リベンジへの流れをアッサリ反故にしたり、最終的にメインのピンポンがどうでもよくなったり。要所を押さえていないので、どうにも締まりが悪いです。それにしても卓球シーンはどれもお見事でした。ラストの対決は別にしても、CG臭がほとんどしません。結構リアルに打っているのかな。
[DVD(字幕)] 5点(2009-07-29 20:56:01)
440.  ビキニ・キラー/真夏のくい込み殺人
レンタルDVD屋で本作を見つけた時、ぶっちゃけ大きな釣り針に見えました。一部のバカ映画好きにはヨダレもののタイトル。あざとい。実にあざとい。でも抗えないから不思議。レジへ直行でした。当然ながら三流以下の映画を予想していました。ツッコミを楽しむつもりです。でも違いました。『ラストサマー』や『スクリーム』系のサスペンス。いたって真面目に作られていました。食い込みも言うほど食い込んじゃいない。ただし、真面目だから出来がいい訳ではありません。キャラクター造型は薄いし、肝心の連続殺人が起きた理由も分かり難い。原題『秘密を知りたい?』は煽りすぎです。観客へアピールする部分が見当たりません。故にこういう邦題を付けるしかなかったのでしょう。そうそう、DVDのパッケージで殺人鬼は斧を持っているのですが一度も使ってないです。狙った邦題をつけるなら、それ相応のバカ映画じゃないと逆に期待を裏切ってしまうから難しい。
[DVD(字幕)] 4点(2009-07-23 21:13:59)
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