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1.  バイオハザードII アポカリプス 《ネタバレ》 
まぁ前作の続編としては割と無理なく出来ている方なんじゃないですか?殊に(皆さんご指摘の)ジル・バレンタイン再現度の高さはゲームプレイ派にとって感涙モノでしょうw。ただ、彼女にしろカルロスにしろ「ゲーム主人公はまず間違いなく生き残る」という悪い意味での安心感が先に立ってしまい「果たして無事に脱出なるか?」という劇中でのスリル&サスペンスが激減する逆効果も同時に招いたワケですし、そう手放しに絶賛ばかりは出来ませんね。ミラ扮するアリスの(スーパーサイヤ人もビクーリな)超人化が更にその安心感を助長してストーリーの予定調和&御都合主義(特に追跡者の正体!)に歯止めがかからなくなっています。ただ、その分アクションは前作よりカナーリ派手になっているので取り敢えず退屈はしませんが。強いヒロインが主役のアクション映画として割り切るなら、そこそこ楽しめるとは思うので前作と同じ6点を。
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-25 02:46:28)(良:1票)
2.  エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》 
まぁ、取り敢えずヒマつぶしに観る分にはOKでしょう。確かに皆さんご指摘の通りどこかで見たような安っぽいパクリ場面が満載ですが、カントクさんも”お祭りムービー”と割り切って承知の上でやってるみたいなんでマジになってツッコむのも野暮かな、と。だからと言って手放しに絶賛できる程の懐の深さなんぞ微塵も無いのも事実。どうも「プレデター2」をメインに「エイリアン2」を足して「バイオハザード」で割ったみたいな作りだけど、「プレデター2」は個人的にあまり高く評価していないもんで、ヒロインと共闘しちゃうような軟派なプレデターには禿げしく失望。さぁて口直しにお次は「フレディVS.ジェイソン」でも観るとしますか。
[DVD(字幕)] 5点(2005-11-27 01:35:34)
3.  スクール・オブ・ロック 《ネタバレ》 
いやぁ思っていた以上に面白かった~!というのが素直な乾燥じゃなくて感想。ま、フツー常識に照らし合わせて考えれば、デューイみたいな野郎に直に相対したらネッドの恋人のような冷淡極まる反応しか返らないのが厳しい現実なんだろう。ただ…ニセモノ教師の彼を生徒たちが皆あれほど慕うようになった最大の理由は、決して彼のロック魂に深く共感したからとかじゃなくて、(そもそもは不純な動機に端を発しているとは云え)生徒一人一人の心に一歩踏み込んで適材適所な役割を与え、バンドコンテスト優勝を目指す彼の姿に”本気”を感じ取ったが故に違いない。それだけに(個人的にはチト苦手な)ジャック・ブラックの異様な迄に「暑苦しい」熱演が、デューイの”本気”に抜群の説得力を生む原動力となっており実に秀逸。年齢の多寡や学力の上下に拘らず、子供というものは「教師が自分に対してどれだけ本気で真剣に接してくるか」を実にシビアに見抜く眼力を備えている。たまたま本作ではそれ(本気度の目安)が”ロック”であったに過ぎないのであり、現代の教師たちへの変化球的な叱咤のメッセージという意味も込められているように感じた。御多分に漏れず私も学生時代にバンドをやってたクチ(ドラムス担当)なもんでキビシー現実は百も承知なだけに、終盤の展開には「いくら何でもそんなに上手くいくわきゃねーだろ?w」とシニカルに思わないでもなかったが、一方で「せめて映画の中のこいつらだけでも上手くいって欲しいよなぁ」と彼らに感情移入しまくってもいた。これもまた立派にパラマウントの伝統を受け継ぐ佳作の一つだよなぁと何か嬉しくなったのでオマケして8点進呈!
8点(2005-02-27 19:25:13)(良:3票)
4.  プラーグの大学生(1926) 《ネタバレ》 
ハンス・ハインツ・エーヴェルスの原作小説、二度目の映画化。今回は1913年版で主役を演じたパウル・ウェゲナーの盟友であるヘンリク・ガレーンが脚本&監督している。が、何といっても今回の呼び物は主人公バルドウィンをドイツ屈指の名優コンラート・ファイトが怪演しているコトだろう。けなすようで悪いが、1913年版のパウル・ウェゲナーは恰幅が良過ぎた(ぶっちゃけ太り過ぎ)。そこへいくとファイトはすらりと長身なのに加え、げっそり痩せた風貌が何とも取り憑かれたかのような狂気を絶妙にアピールしており、正に適役!更に悪魔の金貸しスカピネリを(コレまた名優の)ウェルナー・クラウスが輪を掛けた爬虫類をどこか連想させるギトギトの怪演をしているコトも実に大きい。兎に角、二人の「目にモノ言わせる」演技は圧巻の一語!!ドイツ表現主義が有する”光と影のページェント”をときに華麗に、ときに荘厳にフィルムに刻み込んだギュンター・クランプのカメラワークも絶品で溜め息が出そう。難点は‥ヒロインが二人(マルギットとリュドゥーシュカ)揃ってブ●なコトと、ストーリーがポオの「ウィリアム・ウィルソン」を些か踏襲し過ぎな点。併せて2点マイナス。あと、バルドウィンを始めとするプラーグ大学生が老け過ぎなのもチョット…頂けなかった。
8点(2005-01-12 03:37:12)(良:1票)
5.  ターミネーター3 《ネタバレ》 
何と言うか…鯛焼きの売り口上に「頭から尻尾の先までアンコ」ってのがあったのを連想してしまった。本作の場合で言えば、見せ場に次ぐ見せ場のチープなパッチワーク。「観客に息抜きする間を与えたらオレ達の負けだ~!」という強迫観念に取り憑かれたジョナサン・モストウやシュワ以下本作スタッフが血管ブチ切れさせながら110分息継ぎナシのトライアスロンやってるのを無理矢理に見せられたような感じ??まぁ一作目・二作目以上にド派手に見せて観客のド肝を抜こうと張り切る気持ちは分からなくもないが、そりゃハナっから物理的に無理、impossibleってモンだw。緩急をつける・静かなタメがあるからこそアクションも一層映える。この当たり前の摂理を忘れた映画人の何と多いコトか…。
5点(2004-11-22 03:34:17)(良:2票)
6.  ニーベルンゲン 第II部 クリームヒルトの復讐 《ネタバレ》 
ガーーーーーーン!!!数年前に録画していた貴重なビデオテープがカビてしまったぁぁぁぁ!!!!…って第一部と同じ前振りで失礼w。本作は元は一つの作品を日本初公開時に二部構成で別々に公開した為に別作品で登録したものです。しかし、配給元が二部構成にセパレートしたのも無理はないという程に本作と第一部では内容が大きく趣を異にしています。パウル・リヒター演ずる華麗な主役ジークフリートが退場したことでファンタジー要素が完全に払拭され、異様にリアルな歴史ドラマの様相を呈してきた訳です。実際、アッティラ大王率いるフン族が登場しますし。ここでヒロインのクリームヒルトが夫の復讐に執念を燃やす姿は正に”鬼気迫る”の一語。第一部での可憐さとのコントラストも一層鮮烈にアピールする仕掛けです。流石はラング、無敵モードまっしぐらですな。ラストで見事に復讐を成就し、死に行く彼女の姿には荘厳さが漂う気がしました。ただ、余りに重苦しく救いの無い展開に何ともやりきれずマイナス1点。ただ、見応えは十二分にありますよ。
9点(2004-09-08 02:09:02)(良:2票)
7.  ニーベルンゲン 第I部 ジークフリート 《ネタバレ》 
ガーーーーーーン!!!数年前に録画していた貴重なビデオテープがカビてしまったぁぁぁぁ!!!!再見してからと思っていたのに最早それも叶わない…。仕方ないから脳内メモリーだけでコメントすることにしますた。さて、本作は戦前神懸りモード全開のフリッツ・ラングが独ウーファ映画で古代ゲルマン伝説を壮大にビジュアル化した大傑作の第一部です。尤も本来は第二部「クリームヒルトの復讐」までも含めた「ニーベルンゲン」という一本の作品な訳なんですけど。私は衛星第二の澤登翠氏の鮮やかな活弁付きで視聴しましたが、キャラクターの把握や細かい台詞まで大いに助けられましたねぇ。氏の絶妙な節回しとモノクローム映像の甘美なコラボレーションを存分に堪能させてもらいました。矢張り本作中最大の見所はジークフリートが巨大な竜と対決する場面でしょう。実際に巨大に作られたという竜は現在の支店でじゃなくて視点で見るとコモド大トカゲみたいでチャチかもしれませんが、80年前の作品であるという事実が寧ろ驚異的なインパクトを私にもたらしてくれました。この衝撃に比べれば、数十年後に本物のトカゲにツノや背びれをくっつけて恐竜に見せようとした某SF映画などは志の低さが際立ちます。しかもそんな英雄ジークフリートも人間の悪企みの前に呆気なく死ぬというアイロニカルなオチが底の浅い子供向けファンタジー辺りと明らかに一線を画して大人の寓話たらしめている気がします。文句無し10点満点です! 
10点(2004-09-08 01:43:41)(良:2票)
8.  怒りの荒野 《ネタバレ》 
お?評価が高いね。私ゃどうも今イチだったなぁ~。特に後半で騙し討ちを受け負傷したジェンマがアッという間に回復するところやタルビーがジェンマの眼前で保安官を撃ち殺す唐突さには御都合主義しか感じられなかった。ラストもなぁ…タルビーを助けるのかと思わせて射殺!てのは陰惨でスカッとしないヤな後味。フツーに決闘して勝利!にしときゃイイのに…。ジェンマは拳銃勝負には勝ったが、役者としては断然リー・ヴァン・クリーフの方が存在感に勝っていたと思う。まぁ所詮はマカロニ、悪いが5点止まりだな。
5点(2004-04-15 04:16:22)
9.  エスピオナージ
東西冷戦の構造が完全に崩壊した現在となっては「賞味期限切れ」の一言で済んでしまう、米ソ両陣営の諜報合戦をリアルに描いたスパイ映画。007シリーズとは対極にある感じの辛気臭さを迫力と取るか、地味でつまらんと取るかは人それぞれだろうが、個人的にはさほど面白くなかった。資料的価値のみ。キャストではダーク・ボガードが個人的に良かったかな。
6点(2004-01-16 13:31:20)
10.  吸血鬼(1931) 《ネタバレ》 
当時のドライヤーはムルナウの傑作「吸血鬼ノスフェラトゥ」を絶対に意識していたに違いない。彼とは異なる手法でヴァンパイア映画の傑作を撮るには一体どうすれば??と。そういう意味でオーソドックスなホラーの展開を悉く外し、ジュリアン・ウェスト扮する主人公アラン・グレイを徹底的に木偶の坊の狂言廻しにしている点は如何にもシニカルなドライヤーらしい。中でもズバ抜けて凄いのは”影”の演出。と言ってもムルナウのような撮影技法のことではない。影(SHADOW)そのものが本体たる人間とは独立して闊歩するのである。コレを今を去ること73年前の作品で見せられる驚き!トリックが見え見えでチャチい?いやいや、発想のオリジナリティにはもっと畏敬の念を込めて接するのが映画ファンとして最低限のエチケットというものだろう。老婆の吸血鬼といい、粉挽き小屋でのラストといい、意表を突いた展開に大いに瞠目させられた一篇。モロにビジュアルで見せ過ぎず観客のイマジネーションに訴える奥の深い作りは流石の一語だ。「裁かるゝジャンヌ」同様、ルドルフ・マテのカメラワークも絶品。
9点(2004-01-08 02:41:52)
11.  制服の処女(1931)
フッフッフ…おっさん殿、矢張りあなたもエミリア・ウンタ扮する「校長」に轢かれたじゃなくて惹かれたようですね。実~にイイ目の付け所をしていらっしゃる。おおっ同志よ!私もマヌエラ役のヘルタ・ティーレやベルンブルク先生役のドロテア・ヴィークには(レズだか百合だか知りませんが)別段どうというコトも無かったんです。んが!威厳に満ち満ちた”歩くプロイセン魂”には脱帽脱ヅラですわ。「規律と空腹を通じて我が祖国は甦る」でしたっけ?うーん、憎まれ役ってのはこうでなくっちゃあ!!あと、脇役好みの私メとしてはイルゼ役のエレン・シュワネッケもイイ味出してて結構捨て難いかなぁ。他にもマルガ、エーデルガートといった溌剌とした”メートヒェン”たちに幸あれ!8点。
8点(2003-12-01 05:11:36)
12.  キラーコンドーム
ギーガー…頼むからもうチョット仕事を選べ。アンタ「エイリアン」以降ロクなことしてないじゃんw。全く笑えない上に凄まじく不愉快なので記念すべき二度目の零点をプレゼントしよう。
0点(2003-10-20 00:35:57)(笑:2票)
13.  サブリナ
 看板に偽り有り。タイトルは「サブリナ」じゃなくって「ライナス」にすべきじゃ??嗚呼「ひとりぼっちの青春」「大いなる勇者」のポラックも地に堕ちたもんだ…トホホ。予想を遙かに下回る余りのショボさに6点マイナスときたもんだ。
4点(2003-09-25 03:05:56)
14.  ジーパーズ・クリーパーズ 《ネタバレ》 
 コッポラ製作総指揮の超駄作!スプラッタ・ホラー。実際の監督はビクター・サルヴァとかいう人物で脚本も書いている。コレがあれこれパクりまくった揚げ句に収拾つかなくなり丸投げしたようなラストで激しく萎え~。何なんだ?あの蝙蝠男は??ところで話は変わるが、弟役の俳優はどっかで見たと思ったら、何と「ギャラクシー・クエスト」で無線を使ってタガート達の危機を救ってたオタク少年ではないか!何でこんなクズ映画に…まぁ一応主役だからチャ~ンス!とか思ったんだろーね、トホホ。そんな哀れな彼(名前は知らん)に…3点進呈。
3点(2003-09-09 03:01:04)(笑:1票)
15.  會議は踊る
 米にミュージカルあれば、欧にオペレッタありき。十九世紀初頭のヨーロッパ再編を討議せんと開かれた1814年(受験生当時、”祝い夜までウィーン会議”なんて語呂合わせで暗記したっけナァ…)のウィーン会議を背景に展開する何とも洒脱な映画である。各国の思惑が錯綜し紛糾、連夜の舞踏会でお茶を濁すオーMYガッ!な状況にプロイセン代表ハルデンベルクが漏らした一言「会議は踊る、されど進まず…」が本作のタイトルの由来。最大の見所は既にどなたも触れている「ただ一度だけ」のメロディに乗っての長い長い馬車の移動撮影(名手カール・ホフマンによる驚異のワンカット!)だが、個人的には狡知に長けたオーストリア宰相メッテルニヒを絶妙に演じたコンラート・ファイトの名演も推したい。史実のメッテルニヒもかくや、と思わしめる説得力は流石!ウィリー・フリッチュ演じる露皇帝アレクサンドル1世の粋なダンディズムも今時のアクターにはチョット出せまい。ま、こちらは史実の姿と違い過ぎるのが御愛敬だけど。初監督でコノ名作を生んだエリック・シャレルの鮮やかな手並みと可憐な歌姫リリアン・ハーヴェイに敬意を表して…9点。戦前のドイツ映画は秀作揃いですなぁ…!!
9点(2003-07-21 07:53:15)(良:1票)
16.  吸血鬼ノスフェラトゥ(1922)
 原作はアイルランド出身の作家ブラム・ストーカーが書いた余りにも有名な怪奇小説「吸血鬼ドラキュラ」だが、ストーカー夫人の許可が下りなかったため、斯くの如きタイトルとなった。ストーリーも可成りアレンジが入り、後年ユニバーサルやハマー・プロで映画化されたドラキュラ映画とは明らかに一線を画している。何より圧倒的なのはフリードリヒ・ウィルヘルム・ムルナウ監督のモノクローム映像というモノを知り尽くした光と影の演出であろう。ここで念頭に置かなければならないのは本作の制作年度が今を去ること81年も前、という驚くべき事実である。今日の視点で「ショボい」と一刀両断するのはフェアではなかろう。寧ろ、ヴァンパイア映画なぞ皆無だったこの時点でこの高いオリジナリティ&クオリティを発表した力量と歴史的意義を評価せねばなるまい。スキンヘッドに異様に長く伸びたツメが印象的なオルロック伯爵ことノスフェラトゥを演じたマックス・シュレックは個人的にはクリストファー・リーやルゴシを凌ぐインパクトを覚えたものだ。1978年にウェルナー・ヘルツォークが本作をリメイクしたが、クラウス・キンスキーまでスキンヘッドになっていたのには笑ってしまった。ま、アレも悪くはないが矢張りオリジナルには及ばないな。ココは素直にムルナウに敬意を表して満点、と言いたいトコロだけど1924年の「最後の人」(エミール・ヤニングス最高!)がムルナウのベストと思う身としては如何なものか、というコトで…9点!
9点(2003-07-14 02:56:51)(良:1票)
17.  トラフィック(2000)
 結構前に観たキリだったんだけど、ヒトにも薦めたんでレビューしとかんとマズイかな、と。結論から言うと「率直に面白かった」。イヤ実によく出来てると思う。確かにメキシコ側のシーンでセピア調になる小技はチトうざかったけど。単純に派手なアクション映画を期待した向きには「眠い」「寝た」とエラク不評を買っているが、映画のクオリティは実際のトコロ可成り高い。社会に深く根差した”麻薬”というモノの複雑怪奇で一筋縄では行かない実態を正面から見据えた、しかも解決への糸口を探る本作の姿勢は安直さを感じさせず、個人的には非常に好感が持てる。ソダーバーグのオスカー監督賞には恐らくそういった背景もあったのでは。平和な日本の若者には想像もつかないようなアチラのティーンエイジャーたちのドラッグ・パーティ場面にはゾッとさせられた。しかも良家の子女が!!ソダーバーグ監督も26歳でカンヌのグランプリをゲットしたものの、世の中そうそう甘くはないコトを思い知らされた経験はキッチリ肥やしになったみたい。キャストではオスカー助演男優賞のベニチオ・デル・トロが確かに出色だが、個人的にはすっかり老け込んだエイミー・アーヴィングやジェームズ・ブローリン、アルバート・フィニー、デニス・クエイドにトーマス・ミリアンといったベテラン勢もイイ味出して作品に重厚感を与えるのに貢献していたと思う。あ、マイケル・ダグラスも割と良かった。まぁ、80~90年代にオトコ下げまくったからねぇ。そろそろ取り戻さないと(^^)。場面転換が目まぐるしく観る者を選ぶ本作には8点。万人向けでないのはレビュー状況を見ても明らかだから…ネ。
8点(2003-03-13 04:44:58)(良:1票)
18.  バイオハザード(2001) 《ネタバレ》 
 ゲームは1作目だけが秀逸な出来で続編はどれも好きじゃないので、序盤の意外な展開は素直にウマイと思った。特に防衛システムの作動でレーザーに切り刻まれる特殊部隊のシーンは(サイコロステーキは言いえて妙w)映画独自の面白さになっていた。まぁ、カプコンの大ヒット・ゲームを忠実に映画化したんじゃストーリーもオチもバレバレだし、あのアレンジは(一応)正解かな?と個人的には思う。だって…ゲームのことなんぞ全く知らない観客も多数いるんだから。ゲームを知っていると目立つアラも、知らない観客には結構楽しめるのかも。例えばリッカーがラスボスだろうと知らない人にはそれなりにインパクトあったんじゃないのか?タイラントが出てこないから不満とか思ったりはしないだろう。ただ、個人的に面白かったのは序盤くらい迄で、ゾンビが冗談みたいにウジャウジャ出てきてからは一気にクールダウン!!それとカプランしぶと過ぎ。引っ張った割に最後はリッカーに呆気なく殺されるし。あ、でもスペンスの這いずりゾンビは何かゲームぽくて笑えたかナ。ラストは続編行きまっせ~!!てな感じ?コノ監督って確か迷作「モータル・コンバット」のカントクだよね。にしては意外にマトモだったんでチト驚いた。少しは精進したみたいねw。その頑張りとミラの艶姿に…オマケして6点。
6点(2003-03-06 03:23:32)(良:1票)
19.  インビジブル(2000)
 1933年にカール・レムレがH・G・ウェルズ原作を映画化したユニバーサル・ホラーの古典「透明人間」(監督:ジェームズ・ホエール 主演:クロード・レインズ)の素朴さと比べると本作のSFXシーンの迫力は正に隔世の感がある。が、しかし、ことストーリーでは断然33年ホエール版の方が上!!雪の中に息絶えるラストなど実に哀愁に満ちており、科学の誤用が招いた悲劇として遙かに格調も高い。全く…ポール・バーホーベンって監督に過剰な期待は禁物ですな。ケビン・ベーコンも男を下げまくってて個人的に激しく失望。「トレマーズ」の栄光を思い出せ、ケビン!!悪いが5点だ。
5点(2003-02-23 03:34:17)(良:1票)
20.  スチュアート・リトル
 しっかし、アメリカ人って余程ネズミ好きな国民なんだな~。ミッキーは言うに及ばず、トム&ジェリーとかね。個人的には猫好きなんで、こんなCGネズミには魅力感じないし、ストーリーも他愛無いのでこんなモンでしょ、悪いけど。エ、子供向け作品に対してオトナ気ない?イヤイヤ、作品のクオリティは手加減せずキチンと評価してあげなきゃ!子供向けでもオトナの鑑賞に耐えてこそ名作ってモンじゃあないのかな~???
5点(2003-01-31 03:40:48)
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