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1.  メトロポリス 完全復元版(1926)
2008年にアルゼンチンで発見された16ミリフィルムが本来あるべき各所に挿入され、従来の復元版よりも25分長い、最も原型に近いとされる150分バージョンである。 シーン追加によって物語の繋がりがスムーズとなり、逆に長さを感じないくらいだ。  マッドサイエンティストの狂気も、彼の亡き妻に関する数ショットの追加で格段に解りやすくなっている。 追加部分は16ミリコピーのため明瞭に判別出来るのだが、より大幅に復元されているのは、貯水タンクが破壊され地下都市に浸水してくるシーン以降のクライマックスだろう。 マリア(ブリギッテ・ヘルム)が警報機を渾身の力で操作するシーン。 労働者の子供たちを階上に避難誘導するも最上階を格子に阻まれ、フレーダー(グスタフ・フレードリヒ)が足場を伝ってよじ登り、懸命にこじ開け、再び最後尾のマリアのもとへ戻るシーン。 そして、その本物のマリアが地下労働者の暴徒に「魔女」と誤解され追われるシーンなどだ。  ラストの鐘楼での格闘も含め、いずれも主演の男女が身体を張って困難と苦闘する姿であり、この復元によってラストの大団円が従来版以上に感動的なものとなったことは確かだ。(群衆シーンでもあるため、映画のスペクタクル性もさらに増している。)  とりわけ、罪なきブリギッテ・ヘルムが暴徒に追いつめられるシーンは、『M』や『激怒』にも通じる極めてラング的モチーフが覗え、これも従来版とは大きく印象を異にする重要な部分と云えるだろう。  彼女に関する追加シーンの数々はその演技体験の過酷さをより伝えており、その健闘ぶりが映画の感動を新たにしてくれている。  
[DVD(字幕)] 10点(2012-02-15 18:20:10)
2.  ジャン・ルノワールの小劇場<TVM>
フル・セットの河岸の美術と照明が素晴らしい第一話「最後のクリスマス・イヴ」。 富者と貧者の残酷な対置があり、第四話の開放的なロケーションと対照する。  第二話「電気床磨き機」は悲劇と喜劇の融合の究極をいく。きれいに磨かれた床に滑って唐突に死んでしまう夫。生者と死者の語らいが対となり、寒色系を配された人工的な都会の姿もまた、第四話とコントラストになる。  ドレスを着たジャンヌ・モローがシャンソンを歌う第三話「愛が死に絶えるとき」。 ジャンヌ・モローの全身ショットから、顔へのクロース・アップへと移行し、またフル・ショットへと引いていく。 彼女の歌唱を一挙に捉える最もシンプルで最良のワンシーン=ワンカット。  そして、第一・第二話の「死」と対比される第四話「イヴトーの王様」には明るい自然光が溢れ、エロスというルノワール的な主題も浮かび上がらせながら「生」が賛歌される。 ルノワールの父オーギュストも愛した南仏ののどかな田園風景は『ピクニック』(1936)、『草の上の昼食』(1959)以来かわらぬ光と風と色彩でフェルナン・サルドゥーの絶望のみならず視聴者をも癒してくれる。  そして映画は、登場人物すべてが笑い出し、キャメラに向かって整列してお辞儀する、最も幸福で至高の大団円を迎える。  ルノワールが最後の作品で説いたのは、『トレランス』(寛容)だった。  
[DVD(字幕)] 10点(2011-04-16 22:48:45)
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