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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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41.  グエムル/漢江の怪物 《ネタバレ》 
モンスター系パニック映画の常道を覆し、のっけからその姿を露にするグエムル。この登場シーンが秀逸です。橋桁にぶら下がる謎の物体。姿を見せることと正体を現すことは別。「何だアレ?」という疑問と同時に、生き物としての勘が自分に訴えかけます。何かヤバイものだ!序盤からのハイスパートでつかみはOK。娘の遺影を前にして泣き叫ぶ家族。涙を誘うシーンなのに笑えてしまう。シリアスにならざるを得ないお話なのに、あくまでも“娯楽作品”。クライマックスの決闘はもちろん、グエムルの巣から脱出を図るヒョンソなど、力が入る見せ場は多いです。それに多少強引な展開でも納得させられます。何故なら娯楽作品だから。でもラストには驚きました。本作の流れを考えれば、ヒョンソは助かって然るべき。だのに、こんなに悲しい結末にするなんて…。彼女の死は無駄ではなかった。それがせめてもの救いなのでしょう。でもやっぱり子供が死ぬのは切な過ぎる。こんなときに奇跡が起きなくてどうするの!それがフィクションの特権なのに!いや、後日談でナムジュが食卓にいないのは、長期入院しているヒョンソの付き添いをしているから、と考えることにしよう。物語の解釈は観客それぞれに委ねられている。それは観客に与えられた特権です。
[DVD(字幕)] 8点(2007-04-01 07:21:46)(良:2票)
42.  私の頭の中の消しゴム 《ネタバレ》 
韓国映画で、“難病もの”とくれば、相当アクの強い、「泣かせるぞこのやろう」的な作品を予想していたのですが、だいぶ様子が違いました。思った以上に薄味、というか上品な味付けでした。正直、あまり泣けませんでした。ただ、自分は泣ければOKとは思っていないので、そこは問題ではありません。問題なのは深みに欠けたことです。題材的にはもっと深く潜れるはず。潜って、潜って、潜って、答えらしきものを見つけて欲しかったと思いました。(もちろん正解はありませんが)。本作ではあまりに簡単に物語の指針を示してしまった気がします。清らかな部分は必要ですが、そうでない部分をしっかり描かないと、この手のお話は浅いもの(いわゆる「お涙頂戴」)になってしまうと思いました。(ちなみにTV吹替え版での鑑賞でしたが、小西真奈美は合っていませんでした。彼女は相当好きなんですけど…。やっぱり餅は餅屋でお願いしたい。)
[地上波(吹替)] 5点(2006-12-17 23:20:31)
43.  親切なクムジャさん 《ネタバレ》 
自分は復讐そのものを否定する気はありません。人間が持つ、至極当然の感情だと思います。しかし“復讐しても死んだ人間は生き返らない”“虚しいだけだ”という声もあります。この意見も正しいと思う。いずれにしても“人間だから”どうすべきか悩むのです。本作の重要ポイントは、主人公が遺族を復讐に巻き込んだこと。いや正確にいうなら、遺族を巻き込む際に、主人公が“悩まなかった”ことです。普通は悩むはず。遺族にとって良いことなのか?知らずにいた方が幸せではないか?そういうことを考えるのが人間です。しかし彼女がそのことで、悩んだようには見えません。これはどういうことか。彼女は、自分の指を切って詫びるほど、他人の痛みを感じることが出来る人間です。遺族を巻き込むことに、ためらいが無いはずがない。彼女が“悩まない”のは、“人間であることを止めたから”だと思いました。遺族にしてもそう。いつもと変わらぬ(ように見える)振る舞い、事務的に制裁を加える姿が、とても恐ろしいと感じました。一線を越えたのだと思います。人間であることを放棄しなければ復讐は出来ない。一方、復讐をするのは人間であるがゆえ。哀しい矛盾がそこにあります。復讐の先にあったのは、“やすらぎ”か“苦しみ”か。いずれにしても、残された者はこれからも生きて行かなくてはなりません。本作のスタンスはニュートラルです。復讐を肯定しているとも、否定しているともとれます。この姿勢は良いと感じました。惜しむらくは、展開がやや平坦であったこと。物語的な面白さに欠けたことです。こと作品の求心力という点においては、前作『オールドボーイ』に及ばないと感じました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-12-11 18:24:02)(良:1票)
44.  箪笥 《ネタバレ》 
悲惨すぎる現実を受け止められなかった姉の心。本作は彼女の心が作り出した妄想の物語…なのでしょうか。姉の心が、事実とは違う「後妻が妹をいじめ、挙句殺した」という筋書きをつくりだした。妹を救えなかったことに対する“自己嫌悪”。母を死に追いやった、妹を見殺しにした後妻(当時は愛人)に対する“嫌悪”。悪いのは自分であり後妻。だから姉と後妻が同一化した。姉(ときに後妻)の視点で描かれる物語の大半は、オカルト的な出来事も含め、全て姉の心が作り出した幻との解釈も可能です。現実にあの家にいたのは父と姉の2人だけですから。しかし叔父さん夫婦(妻のほう)と本物の後妻は見ています。ヌルリとした女の姿を。“少女”という表現から、正体は妹の霊。助けてもらえなかった恨み。というより自身の死が理解できないと言ったほうが正しいかも。「スヨンは死んだ」という父の言葉で絶叫する妹。母の自殺にその巻き添え。哀しすぎる現実を、生ける者も死せる者も受け止められなかった。哀しすぎます。なお、キーアイテム「箪笥」をことさら意識させない演出はスマートだと思いました。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-11-26 18:58:56)
45.  英語完全征服 《ネタバレ》 
タイトルは大げさ。主人公たちに英語を征服する気なんかありません。ただ、英語に限らず「言葉」の重要性は伝わってきました。心から出た言葉こそが相手の心に届く。キャンディーがエルビス妹を引き止めた拙い英語。エルビスがキャンディーに告白した母国語。あと冴えない中年男タイソンが美人女講師のハートを射止めた「ユー」。伝えたい想いを乗せた言葉は、どの国の言葉だろうと良いものです。全体的なつくりは随分古いタイプのラブコメで、ベタでマンガチックな描写が目に付きました。でも、クライマックスの地下鉄車内の告白シーンは良かったです。クサイけどこんなのに弱いんで。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-09 18:41:48)
46.  人形霊 《ネタバレ》 
基本的に怖くはないのですが、なかなか面白く観られました。ポイントは「忘れやすい人間」と「決して忘れない人形」の対比。60年も怨みをひきずり、当人に対してではなく、その子孫に復讐を果たすというお話。展開は相当強引で“呪い”という言葉を便利に使いすぎかなと思いました。それでも後半の畳み掛けは見事でしたし、オーバーアクションやホラー用の「顔芸」は見ごたえがありました。ただ怖がらせることが目的でないのも良かった。(考えすぎかもしれませんが、“60年前の怨み”という部分に別の意味があるのかもと思いました。韓国作品なので。)生霊のミナちゃんが本物の人形のように可愛らしかったです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-03 19:28:58)
47.  イルマーレ(2000) 《ネタバレ》 
リメイクされるようなので、オリジナルを観てみようと思いました。決してチョン・ジヒョン目当てではありません。たまたま彼女が出ていただけです。ウソじゃありません。お話自体はまるで『世にも奇妙な物語』。アイデアが素晴らしい。そのため、本作については彼女じゃなくても面白いものになったと思います。“ひねりの効いた”ラブストーリーを楽しみました。ただオチの付け方だけがしっくりきません。最後に2人が出会うことは分かっていました。でもタイミングが疑問。何故あのタイミングでソンヒョンはウンジュに会いにいったのでしょう。もう待ちきれなかったのかな?でもこのタイミングでは、単に頭のおかしい人と思われちゃいます。ハッピーエンドのはずがポリス沙汰です。自分が思うジャストタイミングは、ウンジュが走り書きの手紙を投函し、泣き崩れているとき。最高の盛り上がり場面を活かさないのはもったいないと思いました。またソンヒョンと父親の確執~理解のエピソードについてもサラッと流し過ぎ。いいエピソードですし、もっと掘り下げれば作品に深みがでたと思います。アイデアが素晴らしいだけにもっと細かな心配りが欲しいと思いました。そして結論。やっぱ、チョン・ジヒョンはカワイイなぁ。
[DVD(字幕)] 7点(2006-09-19 18:25:26)(良:1票)
48.  彼女を信じないでください
ラストが簡単に想像できるストーリー。ひと昔前のテレビドラマであったようなベタな展開。そして笑って泣いて楽しめます。非常に手堅い印象を持ちました。こういうありきたりなラブコメを、観客の期待するように、注文どおりに提供されると“やるな”と思ってしまいます。主演のキム・ハヌルも上手い。とても魅力的な表情のできる女優さんですね。(ここ数ヶ月でチョン・ジヒョン、ペ・ドゥナ、ソン・ガンホ(!)…どんどん韓国の俳優さんの名前を覚えてしまっています。一般教養としてペ・ヨンジュンとチェ・ジウくらいしか知らなかったのに、ヤバイ。韓国映画の魅力にはまりそうでちょっとこわいです。)何はともあれ、安心して楽しめます。
[DVD(字幕)] 8点(2006-09-18 12:17:18)
49.  猟奇的な彼女
ベタな展開ながら、いやベタな展開だからこそ、冒頭から物語に引き込まれます。キョヌにクセがないところも好都合。平凡であるが故に自分を投影させやすいです。あとはもうチョン・ジヒョンの魅力を存分に味わえばいい。自分の感覚では、性格も含めてチョン・ジヒョンが単純に可愛いい!「ぶっ殺すよ」という台詞もなかなかチャーミング。おっさんの視点ですね(笑)ただ、物語自体はたいしたこと無いと思いました。無意味に時間を費やしているなあ、くらいの印象。でも↓港のリョーコ横浜横須賀さんのレビューを読ませていただいて唸りました。彼女の“猟奇的”性格の解説。なるほど、そういうことですか。このあたりの女性の心理状態はちょっと自分には分からない、というか思慮がそこまで及ばない。彼女の性格の所以が理解できると、物語に深みが出てきます。チョン・ジヒョンの魅力一点突破の作品ではないですね。
[DVD(字幕)] 8点(2006-09-06 18:06:51)
50.  殺人の追憶
韓国映画には独特の泥臭さ、生々しさがあり、自分には合わないかもという先入観がありました。たまたま観た『オールドボーイ』がまさしくそのイメージどおりで、面白いけど味が濃すぎて胸焼けしました。ところが『僕の彼女を紹介します』『猟奇的な彼女』が自分の中でスマッシュヒット。韓国映画をまた観てみようという気になり、本作鑑賞の運びとなりました。泥臭さ、生々しさはやはり感じましたが、作品が持つ“熱”といった表現のほうが適切だと感じました。そしてこの“熱”こそが、韓国映画最大の魅力。泥臭さ、生々しさはすなわち“人が生きている”ということ。人をこれだけ強烈に描ける作品が面白くないわけがないのです。なかでもソン・ガンホ。彼の人間味の濃さは凄い!さらに本作は演出的にも素晴らしく(とりわけ間の取り方は絶妙)、前述の熱と相まって半端でない緊張感がありました。ラストも味わい深く、この類のストーリーでありがちな消化不良や物足りなさは一切感じませんでした。サスペンスというよりヒューマンドラマ。韓国映画恐るべしです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-09-05 17:47:52)(良:2票)
51.  僕の彼女を紹介します 《ネタバレ》 
驚きました。まずはそのストーリーのデタラメさに。笑ってしまうような唐突な展開と奇跡の数々。よくぞここまで思い切ったストーリーにできたものだと感心します。でもそれ以上に驚いたのは、約2時間この作品に引き込まれてしまった自分にです。何なんでしょうこの面白さは!前半はコメディ調、一転後半は哀しきファンタジー。後半はツッコミを入れながらも次の展開に興味津々でした。ファンタジー部分はあくまで彼女の妄想(願望)の域を出ていません。いうなれば単なる思い込み。でも言い換えれば人を想う心の強さとも言えます。そこに“引き”の強さがあったのかもしれません。そして何といっても主演女優のチョン・ジヒョン。特別美人とも思えないこの女優さんの何とも言えない魅力ときたら。本作の魅力の大半は彼女に起因していると言ってもいいと思いました。『猟奇的な彼女』は未見ですが、観てみようと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-08-22 18:48:33)
52.  オールド・ボーイ(2003) 《ネタバレ》 
自身幻の0点作品。鑑賞後すぐに投稿した際は怒りに任せて0点を付けました。(翌日冷静になって点数変更)。後味最悪だったから。韓国映画をほとんど観ていなかったことも災いしたのでしょう。毒気にあてられた感じ。それだけ本気になったということ。感情移入しまくりで、物語に引き込まれました。振返ってみると、パク監督の復讐3部作の中ではダントツに面白かったと思います。まず設定がイかす。何の前触れもなくいきなり拉致。妻は殺害され、主人公は15年間も監禁生活を余儀なくされる。頭にあるのは復讐の2文字。怒りが人を動かします。これは快感だと思う。倫理のタガが外れた自由さは、普段の生活では得られない。武器がまたいい。トンカチ。殺傷能力はナイフや銃器類に劣るものの、相手に痛みを与えた感覚が直に伝わってくる。見た目滑稽なところも含めて、このチョイスに監督のセンスを感じます。一通り実行犯への復讐が済んだところで本丸へ。この展開だからこそ、黒幕をすぐに殺さないという選択が出てくる。とりあえずの怒りは収まった。それに殺すだけならいつでも殺せるという自信もついたでしょう。「何故監禁されたのか?」15年間抱き続けてきた疑問の答えを聞かずに、殺すわけには行きません。でも終始イニシアチブは相手にある。手のひらで踊らされているような漠然とした不安がつきまといます。果たして予感は的中。「“何故監禁されたのか”ではなく“何故開放されたのか”」復讐者の言葉にしびれます。復讐しているつもりが、復讐されていた。100%逆恨みです。直ぐに相手を殺すことも可能でした。しかし主人公は娘のことを思い遣ります。冷静になればいくつもの方策があったでしょう。勿論言い訳もつく。でも娘を傷つけたくない(そして嫌われたくない)という父親の心は理屈ではなく理解できる。ラストもそう。決してハッピーエンドとは言えませんが、この結末を望んだオ・デスの気持ちに涙します。時折挟まれるギャグテイストが隠し味。何とも濃く、深い味わいの作品だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2006-05-20 01:26:42)(良:2票)
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