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皮マンさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 225
性別 男性
自己紹介 当方のレビューは全て独断と偏向に満ちております。
「公平・公正なレビュー」などというつもりは金輪際毛頭まったくありませんので、どうぞご安心ください 。

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1.  哭声/コクソン
あけすけなグロ表現が愉快な作品なのだろうが、演者の熱演にかかっている比重が高すぎ。 何度も繰り返される忙しないゾンビ演技は単調で、役者の自意識とがんばりばかりが鼻について白けてしまう。 物語も初めから終わりまで行き当たりばったりの展開で論理性も求心力もなく、ダリオ・アルジェントの駄作を観るようだ。 こんな作品でも作り手の自己陶酔感が強く漂うのは韓国映画ならでは。 もっと自然でさりげない演出ができないものか。
[映画館(字幕)] 1点(2019-08-03 13:22:48)
2.  テロ,ライブ 《ネタバレ》 
スラプスティックといえば昔はコメディと相場が決まっていたものだが、今はドタバタシリアスというジャンルが存在する。そう考えるしかないくらい次々に起こる危機的状況の天丼状態。主人公を追い込むのだけが目的の穴だらけで無茶苦茶なシナリオ。いちいち穴に突っ込むのもめんどくさいがキートンみたいなドタバタがやりたいのだと思えば納得できるような気もする。中盤、橋が傾いて人がずり落ちそうになっているシーンあたりでこれは「8時だよ!全員集合」ではないかと気が付いた。そして終盤の高層ビルが隣のビルに寄りかかるシーンに及んでそれは確信に変わった。あれ完全にドリフお得意の屋台崩しでしょう。そう思って笑っていれば、安易なお涙頂戴に腹を立てることもないのかもしれない。
[映画館(字幕)] 4点(2017-03-31 08:49:26)(良:1票)
3.  ザ・タワー 超高層ビル大火災
驚くほど普通のパニックもの。なんの捻りも無い。はじめからその点は覚悟して観たのだが、かなり下げたつもりのハードルを若干下回った印象。理由は以下のとおり。●主役ともいうべきタワーマンションに魅力が無く破壊の美学が今ひとつ感じられない。この建物を象徴する大ホールなり、壮麗な意匠なりが欲しいところ。また、建物全体の構造が説明されないので厨房やレストランや居室やコントロールルームや階段室のつながりがわからず、まとまった構造物として感じられない。●火災中の建物内は無煙ロースターのような状態に終始し、人が煙にまかれる描写が無い。画作りが難しいのはわかるがリアル火事の噴煙の量を思うとこれはいかにも絵空事に見える。肝心の高さの恐怖もおざなりで上手く描けていない。●話の盛り上げ方に「ならでは」の工夫が無く「タワーリング・インフェルノ」から一歩も進化していないのはちょっと寂しい。マンション分譲中の広告宣伝をバーホーベンのテレビ画面的な手法で要所要所に挟み込むとかすれば、いい気になることへの警鐘というテーマも深まるし、破壊のカタルシスもぐっと揚がると思うのだが。……結局CG全盛の昨今の例に漏れず、本作も一見派手という画面に頼ってばかりいて観客の心理誘導の面については無策であると言わざるを得ない。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2014-01-19 08:10:08)
4.  青い塩
演技者も演出も終始自己陶酔を垂れ流すという最も苦手なタイプの作品。「アジョシ」と同種のイタさ。ハズレの韓国映画の典型的なパターン。キレの良いカット割りは好感が持てるのでアニメ作品と見立てればイラつかずにすむのかもしれない。それにしても彼の国の人が他人のナルシズムにこれほどまでに寛容なのは何故なのだろう。率直さの現れなのか?
[映画館(字幕)] 1点(2013-11-23 09:46:37)
5.  おばあちゃんの家
つらい……寂しい……苦しい……悲しい…………怒濤の苦しみ成分に対し、救われる部分があまりに少ないんだよお。にしても「あばれ牛だぁ~!!」ってリアルによくあることなのか?
[DVD(字幕)] 5点(2012-11-22 11:12:14)
6.  素晴らしい一日
不自然だ。終始不機嫌な主人公の女と、それをとりまく善意しかないような人々。いちいち人間の掘り下げが浅すぎて、すべてが絵空事に見える。時折かかるとぼけた音楽が「あんまり真面目に考えないでね~」と言い訳しているようで、不快さを増幅させる。併映の「ポエトリー」が素晴らしかったのでその差の大きさには驚くばかりだ
[映画館(字幕)] 2点(2012-09-04 21:52:23)
7.  ポエトリー アグネスの詩
「シークレット・サンシャイン」につづき、音楽の使い方のセンスの良さに衝撃を受けた。正確に言うとこの作品には所謂「映画音楽」は使用されていない。時折響く現実音としての音楽も対位法的な意図も一切感じさせない。エンドロールにも音楽がかからない映画というのをはじめて見た。画作り、演出、脚本によほどの自信がなければできない事だと思う。実際登場人物のすべてが圧倒的なリアリティを感じさせて、その佇まいを見るだけで充分満足できてしまう。音楽による安易な情緒誘導の大嫌いな私には理想的な映画。
[映画館(字幕)] 9点(2012-09-04 21:23:34)
8.  母なる証明
文芸作としてもミステリーとしても超超一流。我が国では実写でもアニメでも「考えてるふり、意味のあるふり」でごまかす悪癖が蔓延しているが、本作にはそんな甘えは微塵もない。描きたい深い内容があり、しっかり構築された物語があり、落語のようなちょっと笑えるオチまである。特に、なにげないエピソードに重大な伏線が隠されている無駄のない脚本は悪魔的な周到さだ。中盤以降のたたみかけるようなダイナミックな展開は圧倒的で、「この話まだ転がすことができるの!?」という驚きの連続でした。素晴らしいとしか言いようがない。
[DVD(字幕)] 10点(2012-05-16 09:00:31)
9.  アジョシ
これは気持ち悪い。ジョン・ウーみたいな自己陶酔型の映画が苦手なオレとしては、拷問に等しい2時間でした。誰にも移入できていない入り口のうちから、おしつけがましい情緒的な音楽がグワーン。主人公は闇雲に格好つけているだけで、なんの魅力も伝わってこない。彼は近所の特定の子供がお気に入りのようなのだが、それが何故なのか最後までさっぱり分からない。韓国映画はその素直さストレートさが、良く出ることもきびしい方向に出ることもあるようだ。作り手のナルシズム全開の本作は最もうれしくない方に出た例かと思う。「おぞましい悪人」を「格好いい男」がやっつけるだけでドラマチックな物語にはならない。アクションも特に新味がなく、残念ながら語るべき内容がないペ~ラペラな作品と断じさせていただく。
[映画館(字幕)] 0点(2012-02-20 22:06:02)
10.  ハウスメイド 《ネタバレ》 
いじめられっ子復讐譚としては、なんとも穏やかな淡い印象。メイドのウニはどんな理不尽も己の中で昇華してしまう聖女のような女性。あまり大人しいので「そのように見せて観客をだましておいて、全てをひっくり返す驚愕のラストが待っているに違いない」と思って観ていたらあまりに地味な復讐方法に拍子抜けしてしまった。「キャリー」や「わらの犬」のようなカタルシスを期待するべきではなかった。あれではあのいい気な金持ち様どもにはかすり傷ほどのダメージも負わせられないだろう。彼女の心理の変化も描けていないし、E.A.ポーの「ちんば蛙」を思わせるラストもいまひとつキレがない。素晴らしいのはヒロインが野ションで尻を出したり、乳を出したり、フェラチオをしたりするシーン。ありのままをありのまま描くことにてらいが無いのが韓国映画の気持ちいいところ。人間を見つめるという事に於いて真摯なところがあるからだろう。
[映画館(字幕)] 4点(2011-09-11 20:35:49)
11.  ユア・マイ・サンシャイン 《ネタバレ》 
特別な美女が特別誠実な男に言い寄られたり、特別しつこいストーカーに付きまとわれたり、特別な難病にかかったりと、特別重ねの大安売り。ドラマを盛り上げる方法として極めて安易なやり口と言わざるを得ない。そこまでして描かれているものといえば、これが単なるのぼせの類だ。そもそも股間を熱くするためのエネルギーが社会的な圧力のせいで妙にストイックな方向にねじまがっているわけで、それを純愛というのは勝手だが、この手の逆上の虚しさを知る身としてはあほらしくてぜんぜん乗れない。
[CS・衛星(字幕)] 0点(2010-07-21 10:21:48)
12.  シークレット・サンシャイン
骨太にして繊細、重厚にして軽妙。このうえなく深いテーマをさらりと表現してしまう手腕はすごい。思い切りシリアスで考えさせられる話なのに、押しつけがましいお涙頂戴的な部分がないのも素晴らしい。主役級の二人の人物造形が絶妙なバランスの上に立っていて、互いの良さを引き出し合う関係になっている。さらに音楽の使い方のセンスは抜群だ。本編中ほとんど音楽は使われない。しかしここぞという時の現実音の取り込み方が上手く、余計なBGMが入っていないことさえ音楽的表現になっていると感じた。
[CS・衛星(吹替)] 9点(2010-06-01 12:39:13)
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