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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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1.  レディ in ホワイト 《ネタバレ》 
如月彩花が纏う「白」は、「何者でもない」または「生まれたまま」の象徴と解します。彼女が原石だとしても、磨かれていなければただの石ころです。実績がない、己が能力を示していない者が威勢のよい台詞を吐いたところで「ほら吹き」「妄言」と取られるのがオチ。普通なら面接で落とされて終わりでした。しかし世の中には一定数の「物好き」や「ギャンブラー」、稀に「目利き」がいます。いずれにせよ彼女は運に恵まれ、とある企業に拾われました。新人がパワハラ上司の下についたら潰されるのが常ですが、彼女は持ち前の芯の強さ(というより傍若無人ぶり)を発揮して難局を乗り超えます。ここでも彼女は幸運でした。上司はパワハラ野郎であっても陰湿では無く、仕事面では有能でした。無能で陰湿な最低上司に比べてマシと言うのも変ですが、原石を短期間で研磨するには有効な劇薬だったようです。人事部長の采配や恐るべし。 黒を羽織らされても中に白を身に付ける気概にヒロイン適性あり。ハイライトはアンケートのシーンです。インタビューしながら主人公は涙しました。パチンカーの戯言の何処に心打たれたのか不明ですが、きっと「自分の中には無い何か」に化学反応が起きたのでしょう。止めどなく流れる涙は、まさしく「無駄なものが落ちた」「殻を破った」を端的に表したものと考えます。かくして原石は宝石に生まれ変わりました。「自分が宝石だと信じる」と「自分が宝石であることを知る」は天地ほど差があります。己が価値を知った宝石の居場所は自ずと決まる。そんな結末であったと考えます。ですから当初主人公が着ていた「白」と、ラストカットで身に付けていた「白」では全く意味合いが異なります。ちなみに宝石の種類はパールでしょうか。石言葉は「富」です。 もっとも今回の一件は「運よく宝石が発見された」極めて稀なケース。原石っぽく見えても大抵は駄石です。それに経験不足の子どもの高い自己評価と政治家の公約ほど、あてにならないものはありません。前述したとおり「ほら吹き」か「妄言」が相場。でも同じ事が自己評価の低い人にも当てはまります。宝石じゃないにしても、レアメタルや有価値な成分が眠っているかも。だからとりあえず研磨してみるのです。なるべく、いろんな方法で。何か出てくればラッキー。出てこなくても、形が良くなれば使い道があります。それに普通の石が無かったら道路一つ作れませんから。これが50年間石ころをやってきた者の持論です。 主演は吉本実憂さん。私の鑑賞歴では『罪の余白』『大コメ騒動』に次いで3作目。今はオスカープロモーションを離れているようですが、米倉涼子さんや福田沙紀さんと同じく戦闘力高めなオスカー顔の美人女優さんです。敵役は勿論ですが、第一印象のギャップを活かして良い人役もいける。意外と汎用性の高い顔のタイプなのかなと思います。どちらかというと主役よりも脇役で映えるタイプかもしれません。
[インターネット(邦画)] 6点(2022-09-27 19:55:55)
2.  レミングスの夏 《ネタバレ》 
主人公は少年少女たち。彼らはある犯罪に手を染めるワケですが、そこには強い信念があるという。こういう様を本来の意味での”確信犯”と言うのでしょう。基本的に彼らは優秀なのだと思います。優秀であるが故に問題意識を持ち、なまじ実行力があったため犯罪に手を染めてしまいました。未熟ゆえに判断を誤ったワケです。人は成長過程で様々な経験や異なる考え方に触れることで自身の内に一種の“バランス感覚=倫理観”を身につけていきます。しかし、彼らは幼い日に受けた衝撃のせいで、自身の中で歩みを止めてしまいました。また衝撃をケアする(家庭)環境に恵まれなかったことも伺えます。また、モロ刑事さんもイイ人で間違いないですが、彼の迂闊な行動が子供たちに誤った価値観を植え付ける原因をつくったと考えます。彼らが言う『新天地』とは、おそらく罪が正当に罰せられる社会。正義が機能する世の中。それは、新たなルール、または価値観の共有と言い換えても良いでしょう。そのために必要なのは、私刑やテロリズムではありません。もっと地道で途方もない労力を要するもの。困難な大航海を経なければ『新天地』にたどり着くことなど叶いません。それに彼らが気付けたかどうか。それでもなお、彼らは新天地を目指すのかどうか。ナギ君一人に罪を背負わせる手法は、旧来からのやり方なのですが。今回のレミングスは、やはり集団自殺したと考えます。イメージ的にはシリアス版『僕らの7日間戦争』。子供たちのぼくとつとした演技は好印象ですが、大人の皆さんも同じでは困ります。主要キャストの人選は慎重にお願いします。演者の皆さんの演技の質が高ければ、もう少し良い印象を得られた気もします。
[インターネット(邦画)] 5点(2020-06-20 10:56:45)
3.  レッド・ブレイド(2018) 《ネタバレ》 
現実世界と本(物語)の世界を行ったり来たり。構成はいささかトリッキーなファンタジー設定ですが、世界の法則や有り様を解き明かす努力は必要無さそうです。おそらく、この方面に労力を割いても、徒労に終わること必至。それはタイトルに脈絡が無いことからも明らかです。下手に理論立てて考えようとせず、JKの居場所探しの物語、あるいは純粋にグラビアアイドルちゃんのソードアクションを愛でる作品として、鑑賞するのが正しい気がします。その観点で評するなら、ガラものやキャラもの、ましてやスパッツなどではなく、純白なアレを身につけ、セーラー服でアクションをこなした事は、称賛に値すると考えます。実は鑑賞後に、園子温原案と知り、妙に納得。なるほど、仲良しののはずのくノ一ちゃんが、マコが修行中ずっと無表情だった理由も分かるような。トップグラビアアイドルの小倉優香さんが、AV女優にしか見えなかったワケも同様です。要するに園子温監督の血が流れている映画だったと。下手な関わり方をするとこっちが痛い目をみるヤツでした。くわばらくわばら。
[インターネット(邦画)] 5点(2020-05-25 18:26:47)
4.  冷静と情熱のあいだ 《ネタバレ》 
行きつけのレンタルDVD店の旧作半額デー。根が貧乏性なのでこの日は外せない。体調は悪かったのですが、少し無理して出かけました。風邪の引き始め。悪寒で震えます。発熱していくのが分る。鼻水と咳で朦朧として来たところ、目に飛び込んできたのが本作のタイトル。嗚呼これは自分の映画だ…(このときのBGMはエンヤでお願いします)既に手にしていた『プリキュア5』(注:自分の趣味ではありません!)と『サイボーグ2』(パッケージが妙にエロいアンジー。弱っているとき、男は“欲しくなる”のだ!)と『クローズド・ノート』(エリカ女王様に苛められたいのだ!ウソなのだ!)と一緒に借りてきました。…ごめんなさい。おフザケが過ぎました。本題へ入ります。原作のイメージカラー赤と青に拘った画作りは面白い。音楽は格調高いというよりも気取っていると感じます。肝心の物語の方は、残念ながら自分には合いませんでした。恋愛モノは登場人物と自分を重ねられるかが鍵。そこで躓きました。主人公たちの余裕に共感出来ませんでした。失うことを恐れていないから。でも一つ良かった点を。ケリー・チャンをよく知らない者にとっては、単に日本語が下手な素人に見える彼女。しかし再会後の演奏会でのキスシーンが抜群に上手かった。少し“突っ掛ける”感じが、彼女の心の有り様を表しているよう。えーと、感想は以上です。冒頭のネタを書きたくて借りたようなものなので、コレくらいで勘弁してください。
[DVD(邦画)] 5点(2008-12-11 20:24:47)
5.  レイクサイド マーダーケース 《ネタバレ》 
この作品をサスペンスあるいはミステリーとして捉えると随分と粗い作品に感じます。クライマックスでは、「そんな論拠でみんな信じちゃっていいの?」「おいおい、トヨエツ声でけーよ。力技だなあ。」と言いたくなります。謎解きを放棄したような展開。最後に語られるのは、“事件の真実”というより“事件の結論”。もはやサスペンスではなく社会派ドラマの様相です。原作のタイトルにわざわざ“マーダーケース”という文言を加え、サスペンス作品であることを強調するミスリードぶり。なるほど、本作最大のどんでん返しは、殺人事件云々ではなく、作品のジャンルそのものだった!?ところが、結論が提示されても「なるほど。そういうことか。」という気持ちになれません。何故か。登場人物たちが“意外な結論”を受け入れる姿に説得力が無いからです。説得力を持たせる描写(例えば希薄な親子関係や人間性を表すエピソード)が少なすぎるのです。さらにラストカットで、ダメ押しの“この作品はサスペンスなんですよアピール”。もう必要ありません。少ない登場人物、限られた舞台設定など、濃密で緊迫感ある雰囲気は良く、役者も芸達者揃い。“真実を突き止めようとしない人間の弱さ”という部分にも重みがあります。面白くなる要素満載だっただけに、惜しい作品だと思いました。
[地上波(邦画)] 5点(2006-06-08 17:56:19)(良:1票)
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