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コバ香具師さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 79
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/uvoaa/
年齢 43歳
自己紹介 ついに社会人になりました。
しばらくはネット環境がない場所で過ごすので、
なかなか新規レビューを投稿できません。
メールの返事等も遅れることになりますがご容赦下さい。


kobayasi(a)ialab.is.tsukuba.ac.jp
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1.  世界の中心で、愛をさけぶ 《ネタバレ》 
「天国の亜紀さんへ。初めまして、コバ香具師と申します。あなた達がやっていたのと同じように、俺もあなたへこのカセットテープにメッセージを録音して贈ります。朔さんのことが気になってると思うので、まずは彼の近況を報告しますね。彼はとても元気でやってますよ。彼はつい先日結婚しました。でもまだあなたのことが忘れられないらしく、婚約者を探しに帰郷したはずが、勝手にあなたの思い出に浸って学校をフラフラ歩いてました。体育館に不法侵入するなどの向こう見ずなところはあの頃とちっとも変わっていません。また、ピアノの前では幻覚・幻聴などの症状が見られ、あなたを亡くしたことによる傷は相当深いみたいです。その様子を目撃した婚約者はドン引きでした。驚くかもしれませんが、なんとその婚約者は律子ちゃんです。最後のテープを届けるというあなたからの使命をすっかり忘れてのうのうと暮らしてましたが、最近やっと思い出したみたいなんでどうか許してあげてください。まさか二人の愛のかけ橋だった律子ちゃんが朔さんと結婚することになるってのもビックリなんですが、今の今まで亜紀さんとの過去をお互いに知らなかったというのもまたビックリですよね。ちょっと異常っていうか、かなりコミュニケーションが希薄な夫婦になるんだろうなと予想してます。ちなみに律子ちゃんはあなたのせいで一生まともに歩けない足になったんで、少し責任感じといてください。そちらの様子も気になるところです。元気にしてますか?髪は伸びましたか?ぜひ返事くださいね。それではまた。追伸。しげ爺さんがもうすぐそっちに行くようなので、ぜひ遊んであげてください」
8点(2005-02-10 23:10:47)(笑:7票)
2.  ハウルの動く城
ナウシカやラピュタといった偉大過ぎる兄がいたために過度な期待をかけられ、険しい運命を余儀なくされた数々の作品達。彼らの弟がまた一人増えようとしている。老若男女大勢の注目が集まる中、宮崎駿監督最新作「ハウルの動く城」の誕生だ。しかし大きな産声と共に姿を現したのは、美しい外見とは裏腹に人間らしい感情を全く持ち合わせていない――まるで『彼』のような――それはそれは奇妙な映画だった。そう、外見は美しいのだ。それこそ震え上がるような美しさである。表情豊かなキャラクター。卓越した映像美。宮崎節全開のファンタジックな世界観と、胸を躍らせる粋な演出。否応無しに涙腺を刺激するワルツのメインテーマ。公開前は不安材料だとばかり思われていたが、見終わってみれば拍手を贈らずにはいられない見事な声優キャスティング。どれもこれも満点だ。これだけ良い素材が揃っていたのに、なぜこうなってしまうんだろう?中身が破綻している。登場人物の行動理念や感情の動き、そしてストーリー展開が余りに荒唐無稽で理解不能なのだ。これは「説明をあまりしない映画」「観客に考えさせる余地を残している映画」という表現で許されるレベルであろうか?俺はこの点において0点を付けざるを得ない。だから俺のこの7点という結論は10点と0点が複雑に入り混じった結果としての7点であり、なかなか良いという意味の7点とは明らかに異なる。よって他のどの7点よりも見る価値のある7点だということは主張しておこう。さて上述した通り、美しい外見を持ちながら心をなくしてしまったこの映画は、自身の登場人物「ハウル」とそっくりだ。俺は彼にどんな態度で接すれば良いのだろう?ソフィーのように理由もなくいつの間にかこの映画を好きになっているなんてことは、俺には有り得ない。ただ、映画の中のハウルは不思議な魅力に溢れ、多くの人々に愛されていた。ならばこの映画もまた多くの人々に愛される存在へと成長するのでは、と考えたくなってしまうのは果たして単なる酔狂なのか?俺はそれを確かめるため、彼の成長をゆっくり見守ろうと思う。そしてこの映画が90歳になる頃、人々の記憶にハウルは残っているのか、それとも忘れ去られているのか。生きている限り、あのカカシのようにずっとこの映画の後を追いかけて行ってみようじゃないか。そんな決心をしてしまう俺は、きっともうハウルの魅力に取り憑かれてしまったのかも知れない。
7点(2004-11-22 10:02:57)(良:3票)
3.  デビルマン
時間と金を無駄にする覚悟で鑑賞してきました。まぁ結論から言えば最低なんですが、そんじょそこらの最低とは明らかな格の違いを感じる最低っぷりでして、例えるなら「富樫が描いたラッキーマン」のようなどうしようも無さが全編に漂ってました。そもそも、一緒に鑑賞した友人と帰り道で「シベリア超特急と比べてどっちがマシか」などという議論が成り立っていたことからいかにブッ飛んだ最低具合であるかを推して知ることができましょう。具体的にどう最低だったのかを書くのもヤボかも知れませんが、敢えて書き連ねさせていただくと演技が終わってるわシーンごとの繋がりが意味不明だわ構成が破綻してるわCG浮いてるわ脚本に無理あり過ぎだわ全然危機感が伝わらない演出が潔いわ何より純粋にツマンねーわ途中で予算無くなったのがビンビン伝わってくるわ泣かせどころだと思われるシーンで前の観客が爆笑するわ「ああぁぁぁあぁ、俺、デーモンになっちゃった(抑揚0)」は俺的2004年名セリフ大賞にノミネートされるわこうなったら最後まで自虐に走ろうと思ってパンフレットに700円払っちゃったわ、もう本当に褒めるべき箇所がまったく見つからない一大スペクタクル巨編でした。ジャンル的には「アクション」「SF」などと定められているけど、実際は存在自体が「ホラー」「サスペンス」「ミステリー」だと言っても過言はないです。ここまで完璧な作品を見せ付けられると「脅迫されて仕方なくやったのではないか」などという疑念さえ生じてくるんですが、とりあえずそんな感じの映画なので、なんつーか「いつも白米ばかり食べてると白米の美味しさが段々薄れていくので、たまにはアワやヒエを食べて白米のありがたみを思い出しておこう」的な態度で鑑賞すると良いニュアンスだと思います。でも別に見なくてもいいと思います。
0点(2004-11-06 16:24:18)(笑:13票) (良:1票)
4.  Jam Films 《ネタバレ》 
これはイイ!いや~実は俺、ただ単に岩井サンが参加してるから借りただけで、他の作品はオマケだと思ってたんですが。これがなかなどうして、見事にイイ方向に裏切られたね。一話目を見てるときは「ヤバい、これは危険信号だ!」と斜に構えそうになってしまったんですが、残りはどれも面白い!回転寿司のようにさっくりと美味しいもん食ってさぁ次っていう、短編の持つテンポの良さがきっちり味わえる素晴らしい作品群でした。さて、本当は全七話に物凄い勢いで感想を書いたんですが、余裕の文字数オーバーをくらったんで(1000文字以内のところを2000文字書いてしまったそうです HAHAHA)、ヤケクソで超短いレビューを行おうと思います。一話目「the messenger」北村龍平監督。「あずみ」の人。うんこ。二話目「けん玉」篠原哲雄監督。「月とキャベツ」の人。すげー面白い。三話目「コールドスリープ」飯田譲治監督。「NIGHT HEAD」の人。バカみたいに面白い。四話目「Pandora」望月六郎監督。よく知らない人。異常に面白い。五話目「HIJIKI」堤幸彦監督。「トリック」の人。突き抜けて面白い。六話目「JUSTICE」行定勲監督。「世界の中心で愛をさけぶ」の人。パッチンパッチン面白い。七話目「ARITA」我らが岩井俊二監督。熱く面白い。 個人的なお気に入り度はこんな感じ ARITA>JUSTICE≧けん玉>HIJIKI=コールドスリープ>>Pandora>>>(超えられない壁)>>>以下略  ひいきなんてしてねーよっ!
8点(2004-08-31 01:37:29)(笑:1票) (良:1票)
5.  ポストマン・ブルース 《ネタバレ》 
おっもしれぇええええ!SABU監督の作品は以前「弾丸ランナー」を見て、特に面白いとは思わなかったんですが、どこか心に引っかかる作品でした。そのシコリとここでの高評価から借りてみた「ポストマン・ブルース」ですが、これがものの見事に大ハマリですよ!もう初っ端の「んなもん頼んでねーんだよ ガチャ」の時点で大爆笑してたからね。映像の雰囲気としては全体的に古い刑事モノっぽくて、なんか薄汚く黄ばんでそうっつーか、全然カッコつけてないのがよくわかる。それなのにこのたぎるようなカッコ良さは何なんだ!矛盾してるじゃねーか!言ってみれば、流川君みたいなスタイリッシュなカッコ良さじゃないんだな。赤木だ。赤木キャプテン的なカッコよさだ、お前は。泥にまみれたB級テイストのノリと笑いで突っ走るポストマンの姿にすっかり画面釘付け状態。そーしてる内にストーリーはどんどん膨れ上がり、おいおいコレどうやってまとめるの?ってなところまで行きつきつつ、どんでん返しで無理やりハッピーエンド!ん?これどんでん返しって言うの?言わないよな、言わねーよ。それでも、誰が何と言おうとハッピーエンド。すげーよSABU監督、あんた漢だぜ。惚れた。
9点(2004-08-17 06:09:35)(良:2票)
6.  ザ・リング
うーん、怖くなかったねぇ。もし「リング THE FINAL~貞子 VS Samala~」なんて続編が出来ようもんなら10分で貞子に呪い殺されるぞ、サマラよ。だって下手に可愛いんだもんな~。ホラー映画の敵役たるもの観客から気持ち悪がられてナンボでしょう。貞子を見てみろ、あのはみ出るほどのまがまがしさよ。あんなのが井戸から這い出て来たら突き落としてバルサン炊いて逃げるっつーの。対してサマラがテレビから這い出てくるだと?結構、いくらでも出ておいで。ただビデオ鑑賞するだけで七日経ったら自動的に自分の部屋に可愛い女の子が宅配されるなんて、夢見たいなお話じゃぁないですか。幽霊にイタズラしてもきっと法的にはお咎め無しだろうから、思う存分楽しませて頂こうと思います。 とか強がってるけど、「まさか」と思いつつ不安な一週間を過ごしてるのって俺だけじゃないですよね。(実話)
6点(2004-08-12 07:57:09)(笑:5票)
7.  1999年の夏休み
始まった瞬間に素で笑っちゃいましたよ。すっごい演技ですよ。そこら辺の中学校の学芸会みたいな、っていう形容がピッタリ来てますよ。普通そんな抑揚で会話する人間存在しないっつーの。でも映画が進行していくにつれ、「あぁこれはワザとやってるんだな」ってことに気付きます。この独特な雰囲気を作り上げるために、演技に演技を重ねるようなマネをしてたんですね。そしてそんな演技もいつの間にやら、世界観と共にどっぷり慣れてしまうんだから不思議だよなぁ。2時間のあいだヘンテコな夢を見させられてた気分になります。とにかくこの映画は隅から隅まで現実とは異質な何かで埋まっておりますんで、そこから何かを感じ取るには俺はちょっと目が醒め過ぎてる感が否めません。つーワケでここは5点とさせて頂きましたが、好きな人はきっと好きだと思うよ。こういう世界も。ただのホモ映画だけど。
5点(2004-08-12 06:43:26)(良:1票)
8.  水の女
ついにこの日が来てしまった!俺がこのサイトで2点を付ける日ですよ。俺の評価基準として0点や1点は最低クソ映画としての褒め言葉であって、その存在は尊敬にすら値するのです。おかしな話ですが、俺にとっては「10>9>8>7>6>5>4>3>2」であり、それとは別次元で「0>1>2」なのです。つまりこの2点というのはそのツマらなささえもネタにできない、本当に毒にも薬にもならない純粋培養のツマらなさ。ある意味でごく貴重な存在です。できればこんな点数一生つけたくは無かったんですが、俺にとっての初2点はこの「水の女」に決定いたしました。だってこれ本当にツマんないよ。間延びに次ぐ間延びの連続!お前は夏の日中に車で放置されたカセットテープかっつの。ドラマだったら速攻でチャンネル変えられんぜ。映画だからそう簡単に客は帰らねーだろとか思って観客ナメてんじゃねーのか?こんなに長く感じられた1時間50分は高校のマラソン大会以来でした。マラソン大会の時と違って、ゴールしたときの虚脱感が半端じゃなかったけどな。まぁ、ここまで言っておいてなんですけど、そう悪い点ばかりじゃないんですよね。あのいかつい顔したUAさんの乳首を拝めたってのはやっぱり嬉しいし、ここで高評価をつけてる皆さんが言う純文学的な芸術性の価値もわからないでもない。でも申しわけないですがそんなことどうでもよくなるくらいツマらないという事実は変わらないので、ここは2点の立場を固持させて頂きます。しかし、しかしですよ。ここまできちんとツマらない作品に出会えたのは人生初なので、逆に清々しい気持ちもあるんですよね。何十年後かの未来、俺が「映画倦怠期」と呼ばれる時期を迎えたら、俺はこの映画を再び手に取るのです。これを見た後ならどんな作品もすばらしく見えるのだから。ありがとう、水の女。
2点(2004-07-20 16:50:54)(笑:2票) (良:1票)
9.  地獄甲子園
はぅあ!とんでもねぇ映画を見ちまったぜ!元々俺は原作のファンでした。高校の時に友達が買って来たものを読ませてもらったんですが、あまりのバカバカしさに大爆笑。実は初めての漫☆画太郎作品で、「世の中にはこんなに突き抜けた漫画家がいるのかっ」としばし興奮していた覚えがあります。その地獄甲子園が実写化されると聞いたときは、一体あの摩訶不思議ワールドをどうやって実写に?と心配をしましたよ。当時はちょうど少林サッカーが大ヒット御礼中の時期だったので、「このブームにあやかった原作の名を借りただけのトンデモ野球映画にするんだろうな」というのが俺の見解でした。しかし、いざ蓋を開けてビックリ。なんと、原作をそのまま映画にしてやがる!何がそのままかって、言葉通り「そのまま」なんですよ!「はぅあ」のような、普通絶対に使わないけど漫画の中ではよく使われるセリフ。「ま、まさか」のような、焦っていることを表現するためのドモリ言葉。漫画符号という漫画符号がそのまま実写になってるんですよ。こういう映像ってありそうでなかった。ニッポンの近代漫画文化が何十年の歴史を誇っているのかは知らないが、その中で培われた表現手法を実写に適用させると一体どんなことになってしまうのかを真摯に試した、意欲的な実験作と言うことができるでしょう。  ……んなワケねーだろ!!!
5点(2004-06-20 10:54:45)(笑:2票)
10.  リリイ・シュシュのすべて
(ザワザワ…)くっ、散々言われまくっている…!そう、たしかにこの映画は多くの人にとって低評価…!後味の悪さだけが残る岩井のオナニー映画…っ!が、しかし…!あの点数グラフの異様な形…!!!0点から…10点まで…満遍なく分散…!明らかな異形…!これだけでもう…この映画がいかに「特殊な」映画であるかがうかがい知れる…!そう…この映画は言ってみればインド旅行のようなもの…っ!!その世界に訪れた者は「好き派」と「嫌い派」にハッキリと分別される…!そしてこの俺は…「好き派」…紛れも無く「好き派」…!この映画の面白さを多くの人に伝えたい…っ!だが、それは到底かなわぬこと…!「嫌い派」の人間は…この映画をとことん拒絶し…否定する…!分かり合えぬ…!だから俺ができることは…カイジ風に…この映画が好きであることを叫ぶだけ…っ!!!(ザワザワ…) 
9点(2004-06-08 10:14:32)(笑:4票)
11.  キル・ビル Vol.1(日本版)
馬鹿映画だ荒唐無稽映画だと、口々に賛辞とも酷評ともつかぬ意見が飛び交う本作品。しかしその表層的なイメージにとらわれては何も生まれない。タランティーノ監督はこの不可思議な映画を通して、一体何を訴えようとしたのだろうか。俺はひとえに「一つの意志を貫き続ける精神」がテーマだったのではないか、と考えてやまないのだ。主人公・通称ブライドは男に復讐を挑むために、長い道のりを歩むことを決意する。その節々において、彼女は感情の機微を晒け出し葛藤するようなシーンが皆無であることに注目したい。一つの意志を貫く決意はかくも人間を強くし、大いなる行動結果を生み出すのに繋がるのだ。それをしっかりと心に踏まえつつ、俺はこの映画にこう叫ぶのだ。「四年間同じ着メロかよ!!!」
9点(2004-06-01 14:32:47)(笑:3票)
12.  花とアリス〈劇場版〉
俺は岩井俊二監督を敬愛してます。彼の作り出す映像に何度酔わされてきたことでしょうか。こんなにも俺の感性を刺激するクリエイターと同じ時代に生きることができたことに、感謝さえしている昨今です。しかし、岩井監督の作品から溢れ出る素晴らしさは岩井監督のチカラだけで成り立っているのかと言えば、そうではないはず。彼には篠田昇カメラマンという良き伴侶がいました。篠田氏は岩井監督のほぼ全ての作品でカメラマンを務めてきました。あの白くノスタルジックな映像の直接の生みの親は篠田氏だったわけです。しかし、そんな彼はもういない。今年の6月、癌により惜しまれながらこの世を去った。俺自身も非常に残念であり、心から冥福を祈っています。さてこうなると、一つの不安が頭をよぎるのです。すなわち、俺が惚れ込んでいたのは監督岩井俊二ではなく、カメラマン篠田昇だったのではないか、という可能性です。もしくは、あの作品群は岩井監督と篠田氏のコンビネーションがあってこその産物だったとしたら。それは岩井監督の次の作品を見れば判断がつくことですが、どちらにしろ篠田氏の撮った映像をもう未来永劫見ることができないと思うと、落胆をあらわにせずにはいれません。「花とアリス」はそんな岩井・篠田コンビの最後の作品となるものです。決して死への悼みからオーバーに叫ぶわけじゃないですが、俺は「花とアリス」は彼らの最高傑作だと思っています。内容に関しては多く語るまい、とにかく一人でも多くの人々に見てもらいたい作品なのです。篠田氏よ、ありがとう。そして安らかに…(2004/10/22更新)
10点(2004-04-19 18:04:22)(良:1票)
13.  シベリア超特急
よく一緒に映画を見るM先輩という人がいるんですが、彼がちょっと足をケガしちまいまして。いつもは一緒にレンタル屋に行くんですが、さすがにその状態では同行するのもツラいってことで、その日は俺が一人で行ったんですね。M先輩には違う映画を借りてくるよう頼まれてたんですが、思いついちゃったものは仕方ない。彼の指令を無視して「シベリア超特急」を借りて帰るという暴挙とも呼べるイタズラを敢行しました。「シベリア超特急」と書かれたラベルを見た瞬間、彼はどんな顔をするだろう。早くM先輩の反応を見たい見たい。こんなにレンタル屋の帰り道がワクワクしたのは何年ぶりだろうか?もはや気分は新しいネタを思いついた若手お笑い芸人。そして期待通りの反応をしてくれたM先輩に気を良くしつつ映画観賞。―90分後―「続編とか借りてきたらマジで怒るよ?」と真顔で言われた俺はちょっとだけ反省しつつ、「シベリア超特急2」のビデオを借りに走るのでした。
0点(2004-03-19 10:40:24)(笑:12票)
14.  13階段
この映画にはとても驚いた。火曜サスペンス劇場を見ているつもりでいたら、物語が終わってもCMや次回予告がないからビデオで見てたことを思い出した。いやー驚いた。
3点(2004-03-19 08:30:16)(笑:2票) (良:1票)
15.  模倣犯
中居君が主演のはずなのに、なぜか前半はサッパリ出て来ません。うーん、この展開はどこかで見たことが…?と思っていたんですが、アレですよ、「鉄道員」の広末と同じなんですよ。あの映画も主役級のはずの広末がラスト30分くらいしか出て来なかった。これって何なんでしょ、予算不足でギャラを値切るために出演時間短くしてるのだろうか?あっ、そう言えばこの逆パターンもあるよ!主演の役者が前半にしか出てない映画。その名も「エグゼクティブ・デシジョン」、セガールが何の前触れもなく転落死する謎ムービーだ!この映画と「模倣犯」を組み合わせれば魅力的な主演男優を途切れることなくずっと拝むことができるね!何を言いたいかって、セガールは地上最強ってこった。
1点(2004-03-18 15:40:29)(笑:3票) (良:1票)
16.  打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM>
昇龍拳!昇龍拳!波動~~~拳!!!そしてマントで空を舞うスーパーマリオ。学校ではJリーグの話題……この映画には俺が体験した小学校高学年の時代そのものがあった。色んなことを思い出したよ。あの頃ってさ、女の子と一緒に遊びにでかけようものなら周りの奴らに冷やかされまくるのな。デートの誘いを断った彼の気持ちは痛いほどよくわかる。やっぱり俺も小学生時代に女の子とデートしたことはなかったし。まぁ俺の場合はただ単に女の子からキモがられてて相手にされなかっただけなんだがな。まぁそんな話は置いとけ。とにかく、世代にもよると思うけど、少なくとも俺にとってこの映画は忘れかけている色んなことを思い出させてくれる、宝箱のような作品なのデス。俺も打ち上げ花火を真下から見たくて、チャリで一生懸命走ったんだった。懐かしいなぁ。←結局真下に到着する前に花火終わっちゃって、友達と寂しく帰宅したのであった。
8点(2004-03-18 15:02:47)(笑:2票)
17.  DEAD OR ALIVE 犯罪者
先輩がビデオ借りてきた。「これ面白いらしいよ」とか言ってんのね。そんじゃまぁ見てみるかーと思ってラベルを見るとなんかVシネっぽい。つーかVシネだ。どうやらヤクザものらしい。この系統苦手なんだよな~と得意の食わず嫌いを発揮してみたが、暇だったし一緒に見てみる。するとどうしたことか、オープニングの映像がかなりイカしてます。銃で撃たれた腹からラーメン飛び出すわ、数メートルに渡って敷かれた麻薬を一気吸いするわ、卓越した映像センスで繰り出される奇天烈な光景に次ぐ光景。これは思わぬ拾い物か?と期待したのも束の間、中盤は実に淡々としたサツとヤクザの物語。退屈だ。あーもう寝るかなーとか思いつつ横見たら、先輩普通に寝てんの。何やってんだよオメーは。そしてラストシーンに近づくにつれて派手なシーンが徐々に増えていくも自分の中の低評価を覆すにいたらず、「まぁ所詮こんなもんかね」と冷めた気持ちで迎えたラスト2分。…………………うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
10点(2004-03-18 09:40:47)(笑:3票) (良:1票)
18.  あずみ
10年以上連れ立った爺。そんな親代わりとも言える彼の喉元に、無常にも刃が突き刺さる!「きーさーまー!」………悲しくなるくらい迫力のないこのセリフを聞いた瞬間、こっちが「きーさーまー、もっと演技の勉強しろや!」と叫びたくなったゼ!こんなに見所のない映画は久しぶり。敢えて言うなら上戸彩が「爺~~~!」と叫ぶところを「自慰~~~!」と脳内変換して、「あぁ上戸彩がこんなに卑猥なセリフを言ってるハァハァ」と興奮するくらいしか使い道のない映画ですな。
3点(2004-03-18 09:01:22)(笑:11票)
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