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1.  キリエのうた 《ネタバレ》 
黒木華の女性教師が、少女を探しに夜の古墳を登ってくる。かすかに響いてくる少女の歌声に惹かれるように、、。 となるはずのシーンで、肝心な彼女の歌声はBGMでかき消されてしまう。 人を惹きつける彼女の歌声、自身の人生の転機をもたらす歌声、それを印象づけるという本来ならば重要なシーンで 情景音楽のほうを優先させるという頓珍漢。 子役の歌だから、どうでもよかったのか。  とにかくBGMの垂れ流しがひどい。ヒロインの歌に割りこむようなメリハリのない用法も複数個所。 劇伴を目一杯流しておけば「音楽映画」だという音痴映画である。   警官との小競り合いも取ってつけたような安易さで、切実感まるでなし 
[映画館(邦画)] 2点(2024-02-14 00:20:58)
2.  坂道のアポロン 《ネタバレ》 
題名に忠実に、長崎のロケーションを活かし、レコード店と地下室を繋ぐ階段を活かし、レコードプレイヤーのある二階とピアノのある一階の階段を活かす。 ドラムを叩く中川大志、ピアノを弾く知念侑李、本人それぞれの実演をしっかり撮る。 原作由来といわれればそれまでのありきたりなエピソードの羅列ではあるが、そんな美点がよくカバーしている。 映画のアイテムとして携帯を敵視する側からすれば、糸電話を使ってみせるというような気の利いた配慮は嬉しくなる。  男子二人に演奏させておいて、結局のところ小松菜奈に歌わせないというのはNGだろう。
[映画館(邦画)] 5点(2018-03-11 22:28:11)
3.  シムソンズ 《ネタバレ》 
勉強のみならず、カーリングでも0点しか取れないと森下愛子にからかわれる加藤ローサが憮然として おかずをつまむと、それは0の形をした地元・北見産のオニオンフライだったというような視覚的なギャグの用法の数々。 真っ直ぐな一本道などのロケーションと競技リンクのライン、そしてそれらをヒロインらの素直なキャラクターとシンクロ させる清新な画面作り。 初歩のぎこちないプレーぶりから、錬度をあげていく様を丁寧にショットで積み重ねていく描写の誠実ぶり。  誉めるべき箇所が多々あるだけに、やはりラストの未練がましい引き伸ばしが勿体ない。
[映画館(邦画)] 7点(2018-02-28 22:29:08)
4.  空海 KU-KAI 美しき王妃の謎 《ネタバレ》 
久々のチェン・カイコーという事で、スタティックで審美的な画面が来るかと思いきや、 絢爛豪華なCGで粉飾された舞台をカメラは目まぐるしく動きまくってまるで落ち着かない。 人物間をやたらに回り込むわ、ところどころ違和感のあるカット繋ぎもあるわで、特に前半は構図の意識があるのかどうかも 疑わしい。 『キャットピープル』なども意識したかどうか、黒い影で表現される猫のショットが怪奇ムード満点でいいのと、 空海らがアクティブに動き回って謎解きしていくというのがいい。
[映画館(吹替)] 5点(2018-02-28 21:53:48)
5.  リバーズ・エッジ 《ネタバレ》 
森川葵のものと思しき、カバーを掛けられた焼死体を凝視する吉沢亮の微妙な表情変化の凄み。 これが、本作のベストのショットだろう。  劇中で幾度も煙草をくゆらす二階堂ふみだが、夜の工場群から吹き出す炎などとの押韻効果はあるとしても ちょっと不良ぶった行為の提示以上のものを見いだせない。 映画としての喫煙なら、やはりもっと紫煙を画面上で活かすべきだと思うが。
[映画館(邦画)] 5点(2018-02-25 16:27:02)
6.  羊の木 《ネタバレ》 
バンドの練習場を覗いていたり、暗闇の中から現れたり、松田龍平はことごとく唐突に登場する。 飛び蹴りや車での轢殺もフレーム外からの突然の闖入であり、そうした神出鬼没ぶりも 彼のキャラクターの特異ぶりを際立たせる。  突然降り出すにわか雨、病院での雨垂れの陰影はいかにも芦澤明子らしい造形だ。
[映画館(邦画)] 7点(2018-02-18 15:40:28)
7.  不能犯 《ネタバレ》 
そもそも自分は手を汚したくないので他者に殺してもらおう、という了見自体が「純粋な殺意」とは呼べない気がするのだが。 そこらへんが引っ掛かり続けるとドラマに入りづらい。 そのかわり、沢尻エリカと松坂桃李に関する設定を視覚化するため、白光と陰影を配分して二人を対称化させるレイアウトが為されており、 余計な装飾を省いてすっきりしたモノトーン系の背景と衣装によって二人の芝居を引き立てるなどよく工夫している。  ラストの階段も、上下と左右のベクトルでの対称化という訳だ。
[映画館(邦画)] 5点(2018-02-07 23:01:51)
8.  嘘を愛する女 《ネタバレ》 
エンドクレジットを見ると、脚本協力で奥寺佐渡子の名も。長澤側の科白などを助言したのかも知れない。 身分証明書の偽造とか、序盤にミステリー色を強調して引き込んだのは良いが、その反動か後半の種明かしと着地が凡庸な印象を与える。  人混みのなか気分を悪くしてうずくまる長澤まさみと、雑踏の中で足を止めて彼女の方へと向かうシューズ。 ここでまず足を介した二人の出会いが演出されることで、この後その通り足や歩行のモチーフが様々に展開されていくのだが、 終盤に車のタイヤが破損することでここからさらに歩行が活かされるのかと思いきや、さにあらず。 あっさりと車が直ってしまうので尚更落胆する。  後半乗れないのは、働き方改革とか、少子化対策まがいのスローガンが婉曲的な形でちらつくからかも。
[映画館(邦画)] 4点(2018-01-24 21:18:46)
9.  DESTINY 鎌倉ものがたり
本作でも、死者と生者の交流部分で『雨月物語』的な情緒を仄かに纏う。 幽体となってしまった高畑充希が神社の境内で自分の身体を懸命に探し回る姿の俯瞰ショットなど、どことなく溝口っぽさを感じさせる。 家族向けということで、安藤サクラを狂言回しとした理屈付けも多いのが玉に瑕だが。 黄泉の終着駅に汽車が到着すると、何やら人がたむろしている。成程これは先に亡くなった家族のお出迎えか、と察する傍から 安藤がそれをいちいち解説してしまう。そこは再会を喜ぶ彼らの描写で示して欲しいのだ。ワンカットで済むのだから。  あくまで個人的趣味で云うと、後半の異世界はともかく前半はもう少しCGを控えても良かったのではと思う。 其処此処で派手にCGエフェクトを乱用されても却って安っぽく見えてしまうのだ。
[映画館(邦画)] 5点(2018-01-20 22:27:01)
10.  伊藤くん A to E 《ネタバレ》 
木村文乃がそれぞれ正対して聞き取りしていく四人の女性との切り返しショット。 これが、終盤の彼女の「彼女たちは私なのだ」という科白にも絡むのだろう。 長回しを効果的に使い、美術と人物の配置をよく考えながら、時に突き放し、 時にはキャラクターの心の動揺に不安定にシンクロしつつショットを作っている。 ラスト近くの木村と岡田の対話ではその中に陽光を的確に採り入れる芸当なども見せてくれる。 ヒロインの涙の芝居に対しては、そこであえてカメラを引いてくれれば言うこと無しなのだが。  浴槽の中を潤し満たしていく水道の流水音が、彼女の生命力を表すように響き渡る、といった演出もなかなかいい。
[映画館(邦画)] 7点(2018-01-17 22:17:10)
11.  8年越しの花嫁 奇跡の実話 《ネタバレ》 
二人の出会いの夜、飲み会を終え具合の悪い佐藤健は電車へと向い、土屋太鳳は二次会に付き合うため後景の中へ消える。 が、観る側の期待通り駆け足の音が次第に大きくなり、土屋が再び背後に現れる。  一方で、記憶を取り戻そうと雨の中佐藤のアパートを訪ねる車椅子の土屋のシーンでは、 倒れてもがく彼女のショットに、佐藤の乗るバイクの音が響いてくる。  こうしたオフの音響の活用は、必ず戻ってきてくれる互いの存在感というものを強くアピールせずにはおかない。 佐藤が撮り貯める携帯動画の画面も、語りかける対象が画面上不在であるゆえにエモーションの喚起力を増すのだろう。  八年の経過を点描してゆく木々の芽吹きや開花、落ち葉。 高台や海辺の校庭、橋梁などロケーションも豊かでいい。 北村一輝や中村ゆりらの善良な助演もさりげなく泣かせる。 ありがちなBGM垂れ流しもなく、終始控えめに徹しているのも美点である。
[映画館(邦画)] 7点(2017-12-25 22:58:27)
12.  探偵はBARにいる3 《ネタバレ》 
終盤で病院から出てきた大泉洋が男泣きするウェットなシーンは少し長いし、 何より北川景子と大泉が語り合う回想シーンなどは少なくとも三度は繰り返されたはずだ。同じ台詞つきで。 おまけに、致し方ないとはいえスポンサー絡みのショットも数多く、あまりスマートな語りではない。 が、大泉も松田龍平もシリーズ三作目らしい安定感のあるコンビネーションを見せてくれる。 ロケーションも有名どころをふんだんに使いネオンや雪や群衆で賑やかに背景を彩っている。  観覧車に乗る大泉と北川の、彼女の人生を観覧車に見立てた会話はその後の展開を暗示する。 クライマックスの場で大泉を振り返りつつ別れを告げた彼女は階段を駆け降りていく、という訳だ。  そしてラスト、暗い獄中の壁に背もたれる北側景子の顔を光が照らしている。その表情がなんとも言えず素晴らしいのである。
[映画館(邦画)] 6点(2017-12-03 22:28:43)
13.  覆面系ノイズ 《ネタバレ》 
画面に超どアップとなって息を荒げるヒロインの顔が連発される度に辟易するのだが、 一方で江の島の海や鉄道をバックにした情景が穏やかな波のリズムで対になるのが救いだ。  前半でピアノを弾く志尊淳のショットが、運指と表情を徹底して別撮りするので実演の努力をまったくしていないだろう ことが明白でがっかりするのだが、これがギターに代ると本人の指使いで見せて名誉挽回してくれるのもいい。  クライマックスのマッチポンプ的な焦らしは逆効果。映画の要請として、ヒロインを走らせる為というのは解るにしても、 積極的に遅刻するヒロインが愚鈍にみえてしまう。
[映画館(邦画)] 4点(2017-12-03 09:14:21)
14.  火花(2017) 《ネタバレ》 
熱海をはじめとして階段や坂道のショットが数多く登場して画面にアクセントをもたらしはするのだが、 その高低や段差がドラマに意味をもたらすまでには至らない。 自販機や鍋料理や行きつけの店なども律儀に反復してみせるが、活用と呼べる程ではない。 当初は二人をツーショットで捉えて交流を描写していくが、 髪を染めた桐谷の横顔とそれを詰る菅田のショットあたりから交互にピントを送って一方を暈すことで 二人のもはや相入れなくなっていく関係の変化を示していく。 終盤の木村文乃と菅田もそういう趣旨で撮られているのだろうが、その乱用はやはり面白くない。  十年間のスパンを描くのなら、キャプションや台詞だけでなく もう少し映画らしい小道具や美術を活かしての年月経過提示が出来なかったものか。 その分、原作をマイナーチェンジしたラストで熱海の居酒屋の店員と娘がいい味を出したが。
[映画館(邦画)] 5点(2017-11-23 23:02:32)
15.  GODZILLA 怪獣惑星 《ネタバレ》 
実写&特撮と差別化するために、未來世界を構築し、アクションとガジェットを充実させる。 かえってその為に多くの説明を要することにもなった。 見知った建造物が無いために、背景によってゴジラの巨大感を演出する術もなく そこも結局は数値を台詞で提示する形になってしまっているが、 作戦のプロセスを膨大な台詞のディティールで牽引していく戦略は『シン・ゴジラ』にも通じる。  その上でアニメーションならではのパース表現、レイアウト力を駆使してよくスケール感を出している。 後半はひたすらアクションに徹したのもいい。
[映画館(邦画)] 5点(2017-11-23 09:04:01)
16.  ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜 《ネタバレ》 
俳優自身が料理を実演するショットと、プロの手さばきと食材の質感を見せるアップショット。 それぞれを適切に組み合わせて違和感の無い調理シーンが出来上がっている。 が、二宮和也の包丁さばきより、綾野剛のチャーハン炒めの方がアクションとして 断然映画映えしてしまっているのが少し悲しい。 体型の問題なのか、姿勢の問題なのか、そもそも二宮は立ち姿が貧相で映画の被写体として まるでサマになっていないようなのだが。  夕陽の満州鉄道を遠望しながら西島ら四人が語り合うショットの、レトロ調の画面の哀切。 燃やされるレシピと、その炎の照り返しを受ける西島の凛とした表情。 その赤く照り返される表情のイメージが、娘から孫へと受け継がれる。  育ての父の遺影を前にカツサンドをほおばる二宮に涙でも流させたら最悪だったが そこでギリギリで踏みとどまったのはさすが。  そしてレシピに添えられたモノクロ写真の数々。癪だが、やはり写真というものには泣かされる。
[映画館(邦画)] 7点(2017-11-05 08:54:27)
17.  先生! 、、、好きになってもいいですか? 《ネタバレ》 
入学式の行われている体育館。開かれた引き戸から、外の桜が見える。 あくびをかみ殺す生田斗真とふと目が合うショートカットの広瀬すずの髪が微風にかすかに揺れる。 そうした外光と微風とを活かした慎ましい演出が安定の三木組らしさだ。  序盤は極力携帯電話を持ち出さず、授業中の親友とのやり取りもメモ書きの手渡しだし、 ラブレターや、試験勉強、九十七点の答案用紙と、直筆の文字を映画の感情を引き出す小道具としているのがいい。 居残りの広瀬に数学を教える生田が走らせる鉛筆の流暢な音が、それだけで彼女の恋情を引き立たせている。  確かに広瀬すずは超絶かわいいのだが、それも撮影の山田康介を含む、照明重視の三木組スタッフワークあってのもの。 かつてはスタッフ軽視の失言でバッシングもされた彼女だが、しっかり主役を張っている。
[映画館(邦画)] 6点(2017-10-31 23:30:30)
18.  斉木楠雄のΨ難 《ネタバレ》 
ボケて、突っ込んで、のモノローグ合戦(ヒロインの顔面アップVS主人公のバストショット) を延々と繰り返して本当にご苦労様である。  画面的にも、ダイアログ的にも、テレビ放送が妥当。  あえてチープさを狙っているとはいえ、文化祭が舞台なのだからもう少し音楽やダンスで画面を 祝祭的に彩ってもいいと思うが。  あえてやらないのだろうけども。
[映画館(邦画)] 2点(2017-10-28 16:04:29)
19.  ミックス。 《ネタバレ》 
ストーリーは定番化された型に徹して、キャラクターの魅力で勝負する。  農業の後継についての、遠藤憲一と田中美佐子の慎ましい会話の中から次第に彼らの家庭の事情が見えてくる。 試合会場にそっと置かれた一枚の家族写真が台詞以上のものを語りかけてくるのだ。  自分を押し殺して良妻を演じる広末涼子が髪を染めて清々しい表情で試合会場を闊歩する。 そのいきいきした表情が、彼女の思いを語る。  瑛太と新垣結衣が連れ立って歩くのは、建設途上の高架の作業現場。象徴的な未完成の橋を背景に、作業員のチームが 輝く光のシャワーを降らせて二人を祝福する。また二人のスキンシップもバリエーションに富んでいるのがいい。  そういうさりげなく光る人物描写も其処此処にあって、単に新垣を愛でるだけには終わらせない。  細々した貶しどころも多々出てくるが、一点だけ云うなら、ひたすらアクションで押すべき決勝戦の最中に スロー処理で幸福論なんぞを語らせてしまう心理主義と迎合性だろうか。
[映画館(邦画)] 5点(2017-10-21 23:37:48)
20.  恋と嘘 《ネタバレ》 
東京とか京都とか既存の地名を用いながら、ほどよく背景を加工し、あるいはユニークな美術を施して異世界を演出している。 アイドル三人のアップに偏ることなく、引きのショットもふんだんに採り入れて世界観の提示を崩さない姿勢がいい。 佐藤寛太が森川葵をバス停まで送るシーンでは、二人の間の距離を絶妙なバランスでフレームに収めつつ 横移動で緩やかにフォローしていく。その会話の要所要所でカッティングインアクションでアップに繋ぐ。 二人の距離の変化や動き、バスが上り坂からやってくるタイミングに合わせて滑らかに回り込んだり、寄ったり。 そうした人物の感情に寄り添った堅実なカッティングとカメラワークが素晴らしい。 結婚式の列席者そっちのけで、式場から空港へと駆ける。 良識的には☓でも、映画的には〇。ということで、古澤健は今回も安定している。
[映画館(邦画)] 6点(2017-10-18 22:12:50)
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