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エウロパさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 59
性別
自己紹介 01 1968 2001年宇宙の旅
02 1928 裁かるゝジャンヌ
03 2005 君とボクの虹色の世界
04 1966 華氏451
05 1992 マルメロの陽光
06 2004 サイドウェイ
07 2004 プライマー
08 1975 ブリュッセル1080,コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン
09 1979 ストーカー
10 1972 ブルジョワジーの秘かな愉しみ
11 2004 花とアリス
12 2005 隠された記憶
13 2004 ロング・エンゲージメント
14 1983 ノスタルジア
15 1974 鏡
16 2001 D.I.
17 1968 猿の惑星
18 1993 トリコロール
19 1972 惑星ソラリス
20 1956 Le Mystere Picasso
21 2007 シークレット・サンシャイン
22 1963 8 1/2
23 2004 アワーミュージック
24 1982 エル・スール
25 1965 アルファヴィル
26 1984 2010年
27 1970 暗殺の森
28 1966 欲望
29 1959 大人は判ってくれない
30 1954 山椒大夫
31 1971 アンドロメダ…
32 1967 プレイタイム
33 2010 ブンミおじさんの森
34 1996 美しき緑の星
35 1974 自由の幻想

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1.  CASSHERN
公開当時、賛の声はあったものの、デビルマンとセットで挙げられるほど酷評されていた記憶があります。これほどイマジネーション溢れる映画が酷評されるのかと衝撃がありました。 いかに多くの日本人が映像、芸術性軽視で映画を観てるのかが分かります。 是枝裕和、西川美和、中村義洋、沖田修一、深川栄洋らは確かにうまい。どれもクセのない美しい映像で心理描写も巧みだと思う。 しかし、小綺麗でうまいけど平凡の域を全く出ない映像ばかりの邦画界において、この映画は貴重な存在ではないでしょうか。
[DVD(邦画)] 7点(2014-04-02 19:38:40)(良:1票)
2.  神様のパズル
テーマはとても興味深い。宇宙の誕生と人間が存在する意味。関係無さそうな二つの大きな謎をうまく関連付け、知的好奇心を刺激するハードSFの体裁を持ちながら、理屈抜きのエモーショナルな人間ドラマも併せ持つ意欲的な内容だと思う。演出は邦画の悪いところが出てると思う。向いてない表現に挑み見事に中途半端な仕上がりになってしまっている。もっと落ち着いた演出だったら傑作になってたかもしれない。 しかし、これはこれでアリかもしれないと思う。ブサイクな表現ながらも市原隼人の理屈抜きの勢い、エネルギーは伝わりました。
[DVD(邦画)] 7点(2014-03-17 23:37:38)
3.  新しい靴を買わなくちゃ 《ネタバレ》 
大人版ハルフウェイinパリ。ターゲットは純粋で夢見がちなアラフォー独身女性だろうか。ハルフウェイと同じように人の純粋な一面のみを抽出したかのようなラブストーリー。恋人達はとても幸せそうに手を繋いで歩いているからね、まるで全てのことが上手くいっているかのように見えるよね、真実は二人しか知らない。そんな話。日常を切り取ったかのようなとりとめもない会話が繰り返される。撮り方はおだやかで主張しない。ただ、高校生ならまだしも大人でそれをやるのは苦しいと思いました。 中山美穂の全ての言動が計算されたものに見えて仕方がない。おそらく、裏表の無い素直な女性という設定でしょうが、意図的に可愛らしい振る舞いをして男を誘ってるように見え、女性の嫌な一面を見せられてるような気持ちになる。甘えるタイミングも自然で絶妙。 向井理は何を考えてるのかよくわからない。言動はとても紳士的で誠実そのもの。しかし、女性の扱いに手慣れた様子も見え、全ての発言が上っ面で感情が伝わってこない。深入りする気もないくせに、彼女のナイーブな過去話も巧みに聞き出す。 私の心が汚れているから穿った見方をするだけで、汚れなき心をお持ちの方はまた別の捉え方をするかもしれない。 それにしても何でこんな深みもなければ展開も平坦でハルフウェイから何一つ進歩してない脚本に名のある役者やスタッフが揃ったんだろう?道楽か? そもそも、あっても無くてもどうでもいいような映画のレビューをしてること自体がバカバカしい。単に日頃の鬱憤を込めて何かを愚痴りたいだけかもしれない。
[DVD(邦画)] 4点(2014-03-17 18:52:31)
4.  リンダ リンダ リンダ 《ネタバレ》 
スウィングガールズみたいなものだろうと思って見ていませんでした。冒頭の5分、どうやらスウィングガールズとは違う。入りの面白さ、画の面白さに軽い感動がありました。演出、カメラワークの素晴らしさは最後まで緩むことなく予定調和のラストは素直に感動しました。留学生の存在と自然でユニークなセリフの積み重ねの効果は大きいと思いますが、ストーリーは凡庸で、平凡な画を撮る監督だったら凡作以下になってたと思う。山下監督でよかった。傑作です!
[DVD(邦画)] 8点(2014-03-08 01:47:40)
5.  R100
画で魅せる意識はこれまでで最も高いと感じました。映像表現の重要性にようやく気付いたかと偉そうですが思いました。アイデアを活かすも殺すも表現力。アイデアだけで通用したバラエティの感覚を映画に持ち込まれては困ります。しんぼるの昇天シーンから格段に進歩したと思います。 あと足りないと思うのは知性。ストーリーに知性が全く感じられません。相変わらず、単なるアイデアの羅列にしか見えません。これで海外の賞を意識してるのは理解不能。次作はそこを改善してきそうな気がします。全てのカットに意味と必然性を込めてほしい。次作はまともな映画が観れそうな気がしてます。
[DVD(邦画)] 3点(2014-02-27 19:23:34)
6.  悪人 《ネタバレ》 
この映画と人によって解釈が異なるレビューを見て、本当の意味で人の気持ちや考えを理解するのは不可能だと改めて感じた。 言葉で表現することに無理があるのだと思う。取捨選択の末に口から出た言葉は全然違うものになっていると思う。自分の気持ちや考えをどれだけ把握できているのかもよく分からない。 佳乃の父が「大切な人がいないから自分には失うものがないと思い込んで、それで強くなった気になる」と大学生に関して言っていたが、彼の何を知っている?歪んだ現代の若者というレッテルを貼ることでしか理解できないのだ。山道で蹴り飛ばした行為は最低だ。その点だけを責めれば良かった。仲間内での薄っぺらい会話など彼を理解する材料にはならない。 祐一と光代の関係に関して以前の自分なら、安い関係だ説得力が無い急展開だと切り捨てていたと思う。でも、日々孤独を感じている今なら彼らの気持ちに共感できる。孤独を感じる中で少しでも自分を求めてくれる人がいたら直ぐにでもその人に依存したくなるものだと思う。人を理解するのは難しくよく分からない存在でも孤独には勝てない。 祐一の祖母はずっと一緒に生活していながら祐一の気持ちを理解できていなかった。知人による祐一が可哀想だという言葉にも聞く耳持たず。悪徳業者の仮面も見抜けない。 祐一の母にお金の無心をしていた話もショックを受けた様子だ。本意は罪悪感を和らげるための母への気遣いであり、母も本当はそれに気付いていながら自分の気持ちを誤摩化すため被害者面してるだけだと思う。祐一は本当に不器用で分かりにくい。最後の首を絞める行為の意図も解釈が割れてしまっているのは演出の問題ではなく、人が人を理解できない本質的な問題だと思う。 タクシー運転手が祐一を悪人だと言う。光代は世間的には悪人なんですよねと返す。運転手の言う悪人と光代の言う悪人が同じ意味だとは思えない。運転手(世論)は悪人と言ったが、殺人犯全てが悪の権化であると思っているはずもなく、情状酌量の余地がある犯人もいることを当然彼も知っている。他人事の事件に対して深い考察もなく安易に言葉にしただけだと思う。 一言に悪人と言っても、その言葉に込められた思いや意図はそれぞれ違う。彼は悪人なのか、誰が悪人なのか、その答えは自分の頭の中にしかないと思う。言葉にした時点でその答えを共有するのは不可能なのだから。
[DVD(邦画)] 8点(2014-02-23 20:00:55)(良:1票)
7.  ハルフウェイ 《ネタバレ》 
話が途中で終わっている感じなので続きを妄想してみた。   「東京に行ってほしくないです」  「ピピピピッピピピピッ(目覚まし時計の音)」 なんだかステキな夢だったけど、良いところで目が覚めた。ふと鏡を見た。 私は北乃きいみたいに可愛いくない。halfはハーフと読める。 母がさっさと朝飯食べろと喚いている。怒号が響く中、急かされながら朝食を食べ支度をし、家を出た。 もちろん誰も待ってはいない。私に彼氏はいない。 起伏の激しい片道10kmの通学路は、電動アシスト機能が付いてない私のママチャリでは一苦労だ。 何とか間に合った。息を切らしながら席に着いた。 辺りを見渡してみたが、岡田将生みたいな理想の男子はいない。 担任は小太りのオッサンで頭頂部がやや禿げている。成宮寛貴みたいなイケメンではない。鼻クソをほじって食べるのがクセだ。今も出欠を取りながら右穴をほじっている。 気分が悪くなってきた。保健室に行くことにした。 私が所属している書道部の部室の前を通りがかったので、中を覗いて見た。 案の定、顧問の先生が大きなイビキをかきながら寝ている。 40代独身。大沢たかおみたいにはイケてない。見た目は塚地武雅に似ている。 この人に彼女がいたことなんてあったのだろうか。恋愛相談なんて絶対にできない。 イビキが止まり無呼吸状態になったのを後目に保健室へと向かった。 保健室にはうざいギャルグループがたむろっていた。保健室の先生はノリが合うらしく彼女等から絶大な支持を得ている。 白石美帆みたいな可愛らしさはない。気が強くてケバいオバサンだ。オシャレな車も持ってない。 恐くて中に入れない。ヤバい、吐きそう。 「ヴォェェェェェェッッ」 今日は卒業式。私の青春も今日で終わり。あんな夢、見たくなかった。  どこで~めぐり逢~えるか~な あの日~夢見た季節と♪ by Salyu
[DVD(邦画)] 6点(2014-02-20 19:28:47)
8.  半分の月がのぼる空
原作未読。演出、カメラワーク、ストーリー構成が見事!!多様な照明に多様な構図。被写体との距離にも偏りがなく、長回しや手持ちカメラもほどよく散りばめられ、画的に飽きがこない。 しかし、一つ一つのエピソードが凡庸でつまらない…。凡庸なストーリーにテクニックを駆使してもったいないと捉えるか、撮り方のおかげで良作となったと捉えるか…。
[DVD(邦画)] 8点(2014-02-17 23:20:18)
9.  TAKESHIS’
シュルレアリスムとしては発想が凡庸。大衆映画にはほど遠く、芸術としてもありふれた妄想の域を出ていないと思う。画も面白味に欠ける。画がつまらないシュルレアリスムはつまらないの典型だと思います。 ダリやブニュエルにはほど遠く、近いのはケラリーノ・サンドロヴィッチ。
[DVD(邦画)] 5点(2014-01-17 21:10:10)
10.  g@me.(2003) 《ネタバレ》 
音楽と演出のセンスが悪過ぎる。ゲームという言葉の使い方も不自然でダサイ。メイン二人の欧米人のような振る舞いも違和感でしかない。終盤の急展開だけがこの映画の見所。でもそれは原作のものであり、映画ならではの部分は全て標準以下の出来だと思う。それでもそこそこの平均点であるということは"意外な展開"というものを好む人が多いということでしょうか。
[DVD(邦画)] 3点(2013-08-25 23:31:01)
11.  罪とか罰とか
伏線を張ることに一生懸命でしたが、肝心の内容が絶望的に面白くない。下品。くだらない。何の興味も持てない。笑えない。映像もつまらない。伏線回収さえあれば何でもいいという方にはおすすめ。ブラックジョークに関しては好き嫌い分かれると思います。
[DVD(邦画)] 3点(2013-08-18 18:25:51)
12.  パレード
演出に7点。非常に息苦しくて不快な映画でした。私はそれなりにこれまでの人間関係に満足しています。人間関係に対する嫌なイメージを膨らませるのはやめて下さい。迷惑です。
[DVD(邦画)] 7点(2013-08-17 12:55:46)
13.  ゆれる 《ネタバレ》 
画としてはとても見応えがあり楽しめました。ですが、脚本が少し変だと感じました。その変加減が必要以上にこの映画の謎を深めてしまっている、分かりにくくしてしまっていると感じます。 例えば、兄が洗濯物を畳みながら智恵子との関係を詮索していたシーン。兄は弟と智恵子が関係を持ったことに気づいていると、弟が思った描写に見えました。それ以前に兄と智恵子の関係を疑ってるようなカットもありましたし、「風呂はいらないか。」なんてセリフは明らかに「智恵子の家で入ってきたんだろ?」って言われてるようなもの。唐突に酒の話を持ち出したのも鎌をかけてるのが見え見え。それに対する弟の反応や意味有り気なクローズアップは「ヤバい、兄に感付かれてるかも」という心理描写にしか見えません。 終盤になり父の智恵子は酒に弱いというセリフで、兄が気づいてたことを知ったらしいですが、私としては、弟は既に分かってるもんだと思ってず~っとストーリーを追って来てるわけですから、その時点で無駄な再検証が強いられるわけです。これは解釈の幅や謎が明かされたなんてものじゃなく、無駄な誤解が原因です。誤解させる意図なんて無かったはず。誤解する方が悪いなんて到底思えない。 鑑賞中に一から心理の解釈をリセットして考え直さなければならないなんて変な映画です。リセットしなければ、終盤の弟の証言の解釈にズレが出てしまいます。これはさまざまな解釈ができるなんてものじゃありません。 また、序盤に兄は高所恐怖症だと明らかにしており、当然弟もそれを知ってるものだと思ってず~っと観てたわけですが、実際は過去のビデオテープを観て思い出したらしい。だったら鑑賞者にも弟と同じタイミングで高所恐怖症の事実を示してほしかった。弟と同じ心情で物語を追うことができてなかったことがここでも明らかになり、更なる無駄な再検証を強いられたわけです。 他にも変だと感じるカットがありましたが終わります。
[DVD(邦画)] 7点(2013-08-16 18:22:22)
14.  殯の森
言葉や理屈で説明すると陳腐になってしまうことを映像で表現することはとても価値があると思います。が、この映画はやや表現が直接的という印象を持ちました。森の脅威や肌の温もりで生を実感するという表現自体が陳腐だという印象です。それがダメだと言うつもりはありませんが私は面白味を感じませんでした。先に見た「ブンミおじさんの森」の方が映像が美しく、ストーリーもスマートだと思うので物足りなさを感じました。
[DVD(邦画)] 7点(2013-08-10 12:41:13)
15.  デトロイト・メタル・シティ 《ネタバレ》 
もっと笑える内容のはずなのにあまり笑えない。恐らくテンポが悪いからではないでしょうか。コメディパートとしんみりパートのテンポが変わらない。コメディパートをじっくり見せ過ぎて、最初クスっと笑ってだんだんつまらなくなった気がします。特に顕著だと思ったのが部屋を破壊するシーン。もっと細かくカットを割ってスピーディに加藤ローサが出てきてたら爆笑したかもしれない。タワレコとカフェを行ったり来たりするシーンももっと短くカットを切り替えて良かったかもしれない。マジックミラーの向こうで怖がられるシーンもワンテンポ長い気がする。変態モードの松雪泰子を正面からじっくり見せ過ぎて観てるこっちが恥ずかしくなってくる。そんなことを思いました。
[DVD(邦画)] 6点(2013-08-03 00:30:10)
16.  劇場版 SPEC~天~
伊藤淳史とマダムはSPECホルダーというより妖怪。そもそも、当麻のSPECに霊が絡んでくるのも不満。タイトルをSPECではなくOCCULTに変えた方がいいと思う。
[DVD(邦画)] 4点(2013-05-11 17:31:03)(良:1票)
17.  クローンは故郷をめざす
 邦画の本格派SFドラマというものが非常に珍しいのではないでしょうか。ストーリーに新鮮味があり、映像もかなりの質だと感じました。  日本らしい田舎の家屋や風景と、近未来的な無機質な建築物のみで構成された画面が好印象でした。  しかし、セリフの内容やその口調がとてもわざとらしく感じました。共鳴の伏線の張り方もすごくわざとらしい。役者がしゃべる度に変な違和感が気になり、美しい映像に集中できなかったです。あれはあれで良いのでしょうか?なぜ?もったいない…という思いです。
[DVD(邦画)] 6点(2013-01-11 23:07:12)
18.  ポテチ 《ネタバレ》 
 優れた頭脳を持っている忠司。しかし、その才能に自分も周りの人間も気付いていない。彼は空き巣という卑しい仕事をし、【劣等感】をごまかしながら生きている。社会から全く認められていない。  彼と同じ日に生まれたプロ野球選手の尾崎。彼は優れた才能を持ちながらも、監督に嫌われていることもあり、現在は結果を残せずにいる。彼もまたかつての栄光がありながらもプロ野球選手として認められていない。忠司の地元の憧れの選手。   そんな中、忠司と尾崎は出産直後に取り違えられていたことが判明。これほど劣等感を感じてしまう対象はいないのではないでしょうか。なぜ忠司は劣等感の対象である尾崎をあんなに応援したのでしょうか。自分に重ねて応援してたとは思えないです。劣等感に押しつぶされまいと必死だったんではないでしょうか。   目の前でチャンスをものにした尾崎を見て、涙ながらに喜んでいる忠司の姿に心を打たれました。心が貧しい私が忠司の立場なら、劣等感が増して落ち込むばかりの状況に思えます。彼はこれから劣等感に打ち勝って、強く生きていけるのでしょう。  自分の今の状況に気持ちが沈んでいる人におすすめの作品です。
[DVD(邦画)] 7点(2013-01-03 18:03:28)
19.  切腹 《ネタバレ》 
○表層的になってしまった武士道精神、倫理観を批判する半四郎。これは現代社会にも通ずる普遍的なテーマだと思います。【人物や物事の本質】を見極めるのはとても難しいです。そのため印象や評価を表層的な部分に頼りがちだと思います。それを誰もが分かっているからこそ、表層的な体裁に気を獲られてしまう。誰もが本質を見極める力を持っているならば、体裁を繕う行為や形式だけの風習は淘汰され、自分の表層よりも深層へと向かう気持ちが高まることになるのではないでしょうか。ただし、誰もが本質を見極める力を持った成熟した社会ができるのはまだまだ遠い未来の話で、やはり、個人で意識して自制心を鍛える他無いということですね。耳の痛い話です。このコメントも表層的。mixiも表層的。Facebookも表層的。    ○「武士の面目などと申すものは、単にその表面だけを飾るもの。」  最も重要と思われるこの言葉に説得力を感じませんでした。   お金が無くとも医者に懇願するわけにはいかなかったのか。  求女は事情を話し許しを請う素振りさえ見せず、妻子を残し切腹したのは、武士の面目のためではなかったのか。また、子供が一刻を争う病態にも関わらず、白装束を見せられるまで切迫感が全く見られませんでした。  生きるために刀を金に変えた求女に比べ、いつまでも刀に執着する自分に愚かさを感じた半四郎、なぜその後、刀を売って医者代の足しにしなかったのか。    半四郎には、求女の切腹も表面だけのものであると批判してほしかったです。妻子のために恥を忍んで金銭目当ての切腹を申し出たことを立派と讃え、妻子を残して切腹したことも立派な武士道精神として扱っているため、主張がぼやけてる印象があります。 求女を批判していればテーマの説得力が増していたと思います。
[ビデオ(邦画)] 7点(2012-12-23 14:45:38)(笑:1票) (良:1票)
20.  アンフェア the answer
「この映画は【観客を見下している。】」 映画の神様はそう仰っていました。 「いやいや、この映画はサスペンス有り、エロ有り、爆発有り、ホラー有り、何でもアリのミックス弁当の様だったよ。とても観客想いだったよ。そんなことより、映画を観た、只それだけで幸せなことじゃないか。」 映画鑑賞の神様はそう仰っていました。
[映画館(邦画)] 3点(2012-12-17 19:28:43)
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