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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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評価順1
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1.  パスワード:家 《ネタバレ》 
ネタバレありますご注意ください。  スマホアプリ+ウィキリークス+情報万能主義の流行りもの(?)トリプルコンボで、トンデモSFが一丁出来上がり。普通なら『そんなアホな』で一蹴するような荒唐無稽な内容ですが、粗を隠す仕掛けは抜かりありません。そう、一般的にはアクションやサスペンス、目まぐるしい展開で観客の心を掻き乱して綻びを誤魔化すワケですが、本作ではIT関連用語の嵐で観客を煙に巻く作戦を採用しました。これはちょっと目新しいかも。ただしこの手法は諸刃の剣。前半のツマラナイ(失礼)興味のない(失礼)専門用語ばかりの会話劇で途中脱落してしまう観客もいるでしょう。さて、郊外の一軒家にゲストが集う導入は、オールドミステリーお馴染みの様式。さらに主人公は各人のパスワードを見事言い当てる『名推理』まで披露します。まさに古典ミステリーの王道フォーマット。そこに最先端のIT論、もといトンデモSFを潜ませるのですから、なかなか凝った趣向と言えましょう。個人的に面白いと感じたのは、従来なら『ターミネーター』のような大スペクタクルに仕立てる題材を、リビング内で終始するミニマムなお話にスケールダウンさせたこと。技術の進歩で小型化するのは何も電化製品に限った事ではないようで。未来は確定しているのか?未来を覗き見ることの意味、未来を変える行動の是非等々、深くて面白いテーマが転がっているのに、踏み込んで行かないのは勿体ない話。でもトンデモSFにそんな重荷が背負えるはずもなく、さらりとかわしたのは賢明な判断だったかもしれません。終盤の「実は嘘よね~ん」はフェイクでしょうが、額面通り受け取るのもまた面白い見方だと思います。冷静になれば「ナシ」な話も、惑わされているうちは「アリ」に変わるのがSFの魅力。吟味したら厳しいものの、流して観る分には『おっ』『なるほど』『そうきたか』と驚かされる程度に良く出来ていると思います。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-09-05 20:55:58)(良:1票)
2.  パズル(1999) 《ネタバレ》 
主人公と自分を重ね合わせることでスリルを味わう。サスペンスを楽しむ場合の王道です。その観点から本作は難アリと感じます。何故主人公はゲームをプレイすると決めたのでしょう。あまりに荒唐無稽な話ゆえ、警察に信じてもらえないと考えたのか。あるいはマリアに対する恋愛感情がゲームに乗る事を選択させたのか。いずれにしても、よく分からない。黒幕の“カエル”は、ただの狂人。プロフェッショナルの厳しさがありません。幾らでも反撃のチャンスがあった。にもかかわらず、ずっと奴の統制下に置かれている主人公にヤキモキする。上手く作品世界に入り込むことが出来ませんでした。
[DVD(字幕)] 5点(2009-03-22 20:50:03)
3.  パンズ・ラビリンス 《ネタバレ》 
開始20分で、これは良い映画(自分に合う映画)だと確信しました。ポイントは2箇所。まずは主人公が廃墟の迷宮を目の前にした場面。彼女は手にしていた本を“落したまま”、ラビリンスへ駆寄ります。ドラマでよく目にする定番の表現です。“驚き”や“没頭”を意味する。でも実際にはそんなことしない。落とした物は拾います。普通は。これは演劇におけるある種の記号。リアルさを追求する映画なら使わないほうが上品です。でも本作の場合は効果的だと思いました。彼女のパーソナリティと作品の立ち位置が一発で分かります。大佐が兎狩りをしていた父子を尋問するシーン。酒瓶の底で鼻の頭をガツンガツンガツン!!!大佐の本性が顕となり、強烈な驚きと痛みが物語への求心力に繋がります。掴みが上手い。どんなジャンルの映画でも大切な要件ですが、殊更ファンタジーでは、早い段階で作品世界へ観客を引き込むことが重要と考えます。主人公が目にする幻惑の世界。予想通りそれは彼女の心が創り上げたものでした。人は辛い現実と常に向き合ってはいられない生き物。夢と空想、現実逃避を織り交ぜながら、現実と折り合いを付けていく。でも少女の場合は偏り過ぎた。その技術を身に付けられなかった。想像の世界の中で幸福に包まれるよりも、辛い現実の中に幸せを見つける事の方がどんなに価値があることか。この世の“真実”を知らずに死んだ少女が哀れでなりません。ただ、自分の幸福よりも弟の身を案じることが出来たことは救い。彼女がこの世界で見つけた唯一の真実だったのかも知れません。
[DVD(字幕)] 8点(2008-11-02 17:54:28)
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