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マイカルシネマさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 258
性別 男性
年齢 35歳
自己紹介 <尊敬するクリエイター>
ヴィム・ヴェンダース、ニック・パーク、藤子・F・不二雄、冨樫義博

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1.  エル・スール
絵的には「ミツバチのささやき」よりこっちのほうが好み。青空と陽光を受ける雲が個人的にツボなので。幼い頃は尊敬し、神秘的な存在だった父のイメージが事件をきっかけに崩れ始めるところはすんなりと入り込めました。ホテルで父が語る初聖体拝領の思い出をエストレリャが淡々と聞き流してしまう演出は素晴らしいです。ホテルに残る父の孤独な姿と悲劇的な結末、ここまでは良かったんですが、それだけにラストが尻切れトンボ感が強いのが残念です。あえて父のイメージを想像させるという見方をするにしても、「南編」への未回収の伏線が多く、「未完成」の印象が残ってしまうのです(シリーズ物の中篇のような感じ)。やっぱり、これは「南編」あってこその作品なのではないかと。
[DVD(字幕)] 7点(2005-12-01 00:23:41)
2.  ミツバチのささやき
ネガティブな見方をしてしまえば、アナはあの後精神的に引き篭もってしまうのかもしれない。もしくは、ミツバチのように巣から脱出していくのかもしれない。内戦直後で両親はあてのない手紙と蜂の生態に現実逃避している。アナは最後まで死の意味が判らない。彼女とは対照的に姉のイザベルは猫の首を絞めたり、死んだふりをすることで死に近づき、大人になっていく。アナが受け入れられるのはもはや社会から疎外される怪物だけ。前半で2人がはしゃぐシーンがあっただけに、アナが最後にイザベルに心を閉ざすシーンは少し悲しかった。ちなみに好きなショットは母親が小道を自転車で進むシーン。ヨーロッパの道には弱い(あれでもうちょっと天気が良ければ・・・)。
[DVD(字幕)] 8点(2005-11-04 19:32:22)
3.  緋文字
(あ、いつの間にか作品登録されてる。この映画を見たのはずっと前なんですが、長いこと書く機会がありませんでした。)ストーリーに関して言えば、原作のテーマもストレートに伝わって来ず、読み取れるのはラストで閉塞的な社会から解放された、ということぐらい。むしろ、あのラストからヴェンダースの本格的な「旅」が始まると考えられなくも無い。やはり、本作はイエラ・ロットレンダーと映像美に尽きると思う。ロットレンダー演じるパールの無邪気さは悲壮感を薄めてはいるが、彼女の神秘的な魅力が本作に華を添えていると言っていい。加えてオープニングの2人が海辺を歩くショット、寒々とした風景がラストにもたらす開放感、パールの緋の服も画面の中で映えている。そして、本作の失敗からロットレンダーという収穫を得たというのは、やはり巨匠だからこそなせる業なのかもしれない。ヴェンダースファンなら一度は見ておくべき映画だろう。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-10-22 13:55:52)
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