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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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1.  ミリオンダラー・ホテル 《ネタバレ》 
人はそれぞれ価値観を持っています。生きる上での基準。何が正しくて、何が間違いか。何が大切で、何がどうでもいいことか。ほとんどの人のそれは、社会が許容する範囲に納まるはずです。自分もそう。ホテルに集う人々のそれも、そんなに変わらない。ただ一人の例外を除いては。それがトムトム。彼が他の人々と違うのは、精神的な特徴に所以するのではありません。それはひとえに、彼がエロイーズに恋していたから。恋は価値観を一変させます。「エロイーズと出会って自分は生まれた」という彼の言葉からも、そのことが伺えます。ですから、本作の出来事は万人にとっては悲劇でも、トムトムにとっては違うはずです。イジーを結果的に殺めてしまったことも、あの結末を自ら選んだことも、社会的には許されません。でもエロイーズと過ごした時の重さの前では些細なこと。彼は幸福感に包まれて死んだはずです。人を想う力は世界を変える。そこに自分は、憧れと恐怖そして哀れみと虚しさを感じました。トムトム役のジェレミー・デイビスの演技は抜群でしたが、キーパーソンはエロイーズ。彼女には有無を言わさぬ美しさが必要でした。男が本能的に心を奪われるような。でもそれほどの美人でありながら、ホテルの住人の中に溶け込まなくてはならない。その難しい役どころをミラ・ジョヴォヴィッチは見事に演じていたと思います。普段は生気なく所在なげに。しかし、ふとした仕草や表情は男を虜にするほどに。トムトムと心を通わせるうちに、彼女はどんどん魅力的になっていきました。まるで死者が息を吹き返したかのよう。トムトムの死に客観的な救いがあるとすれば、この一点に尽きると思います。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-05-30 17:58:07)
2.  ミッドナイト・エクスプレス(1978) 《ネタバレ》 
「監視状況下での脱出計画の面白さ」と「脱出成功時のカタルシス」。それが“脱獄もの”の面白さだと思います。閉鎖空間がもたらす濃密な空気。秘密裡に事を進行させるという緊張感。設定そのものが秀逸です。その見地からすると、本作は“脱獄もの”とは言えません。そもそも脱獄に重点が置かれていません。刑務所内の緊張感も希薄。主人公に同情は出来るものの、基本的には自業自得という話。カタルシスは小さいです。でも観客に訴えかけるメッセージは痛烈でした。主人公に突きつけられたもの。それは貴重な時を奪われる、人生を無駄にするという現実です。即効性の恐怖ではありません。しかし一度意識してしまうとダメです。その焦燥と不安たるや絶大。人格を崩壊させるほどの威力を持ちます。本作では、あくどい世話人への暴行、面会での自慰行為という形で端的に表現されています。誰でも同じような恐れを感じたことがあるはずです。皆、時間に囚われている。本作はそのことを再認識させます。時を奪われることは、命を奪われること。時間はかくも尊い。
[DVD(字幕)] 7点(2007-02-19 18:23:38)(良:1票)
3.  未来惑星ザルドス 《ネタバレ》 
空飛ぶ巨大顔面岩。赤パンツ一丁、胸毛ぼうぼうのショーン・コネリー。もうこれだけで、本作の価値は決定したといってもいいくらいインパクト大で、直感的に“好き”と感じてしまいました。物語の概要が見えない中盤くらいまでは、宗教的色合いも感じられ、物語が何処に向かっているのか不安でした。しかし物語の大筋が判明した終盤は哲学的な要素も孕み、よりいっそう不安になりました(苦笑)。理解できない、あるいは作中で語られない謎や秘密は結構あります。でも面白い。細かいことはどうでもいいです。だってコネリーが赤パンツ一丁なんですから(くどい)。よく言えば、“人間とは”“生命とは”といった人間が持つ根源的なテーマを問いかける話。ものすごく簡単に言えばSEXの話。B級というよりはカルト作品。時々、こういうテイストの作品が観たくなります。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-08-25 18:29:20)
4.  未来世紀ブラジル
情報管理された近未来社会を描いていますが、社会風刺、コメディ、恋愛、精神世界の要素が混在しているジャンル不定の作品です。中でも独特なアナログ風テクノロジーと社会風刺の描写が先ず目につきます。物語前半はこの作品の楽しみ方が掴めず戸惑うかもしれませんが、終盤は怒涛のたたみかけに圧倒されます。エンディングは呆然と眺めるしかありませんでした。個人的に、社会風刺はあまり好きではないのですが、コメディの部分は文句なくはまりました。とくにデ・ニーロ出演部分や伝書人間のくだりは大好きです。全体を通じて手放しで面白いわけではありませんが、すぐにもう一度観たくなりました。ラストカットは紛うことなき名シーンです。万人受けはしないと思いますが、言い表せない魅力を持っている、リメイク不可能な異色作です。
[DVD(字幕)] 8点(2006-05-08 17:47:46)
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