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コメント数 982
性別 女性

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1.  ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月
面白くていろんな場面でかなり笑えました。 コロコロした体型にぴったりドレスでヨチヨチ歩き、パラシュートで豚小屋に落下で糞まみれ、、レニーの体当たり演技はお見事。太めでドジなブリジットがエリートでやさしいマークを恋人にする、なんて嘘っぽい話もスクリーンの中では違和感なく楽しい。 レニーのブリジットは親近感のある等身大というのが共感しやすく、彼女の持ち味とブリジットのキャラがマッチして何をしても愛らしく見えます。 今回はマークのコリンが格別に素敵でかっこよく、ダニエルのヒューは相変わらず軽くて存在感も薄かった・・オープニングのサウンドオブミュージックなどの趣向も楽しい。気楽に見て楽しい気分になれる作品です。 
7点(2005-03-26 23:15:21)
2.  八日目
人が皆違うように、一口にダウン症といっても現れ方は性格や程度など様々だろうから、ジョルジュのような人もいるのかもしれない。でもなんか違う、、作為的という気がして素直に見られなかった。 彼の様々な問題行動は純真のようでいて”ずる賢い”、という感じで違和感があって好感が持てないし、一方のアリーも妻があれほど嫌がっているのにストーカーまがいに押しかけたりするので同情も共感もできない。二人の友情物語にしてもそれぞれの結末にしても、感動狙いといった胡散臭さを感じてしまって後味の悪さだけが残るようだった。   
4点(2005-03-19 22:35:21)
3.  ああ結婚
ラスト、晴れて結婚して涙ぐむフィロメーナに”良かったねぇ”と思わずもらい泣き。 貧しく無学ゆえ娼婦になった17歳から20数以上も妻同様に尽くして耐えてきたのも彼を愛すればこそだし、また密かに育てている3人の子供のためでもある。一見恐妻風ではあるけれど健気な女心がいじらしい。そんな彼女を都合よく利用している男に対抗するにはこのくらいの肝っ玉ぶりも必要で、まさに母は強しで逞しい。S・ローレンはウブな10代からゴージャスないつもの美女~くたびれた中年まで感情豊かに表現して素晴らしい。 無責任男のマストロヤンニとの絶妙のカップルが織り成すこの話は、コメディというより人情ものといった感じなのであまり笑いは期待しないほうがいいかも。
8点(2005-02-22 23:49:58)(良:2票)
4.  イブラヒムおじさんとコーランの花たち
「すべての川は同じ海に注ぐ」「笑ってごらん、幸せになれるから」。 人生を悟りきったかのようなイブラヒムおじさんの言う数々の言葉に含蓄があって味わい深い。 ユダヤ人の少年を養子にするイスラム教徒のおじさんという設定といい、人種や生まれた土地など違えどみんな同じ人間だよ、というようなおおらかなメッセージが込められているようです。 おじさんはコーランに学びますが、そもそも宗教と哲学は人の生き方などについての指針となるところで共通するところも多くどの道をたどっても根本はそう大差ない気がします。 愛情に恵まれない少年に大きな慈愛を注ぐイブラヒムおじさんのオマー・シャリフは存在感があってとてもよかった。 終盤の展開にはびっくりさせられたがちょっと狙いすぎ?という気がしないでもない。
7点(2005-02-07 19:28:05)(良:1票)
5.  やさしい嘘
舞台のグルジアというのはなじみがなくて珍しいが、前半丁寧に描かれる生活描写から暮らしぶりが伺えて興味深い。娘は夫をアフガン戦争で亡くした未亡人で、息子は医者なのに出稼ぎでパリに行って暮らしを支えている。暮らしは苦しくて家のものをバザーで売ったり、孫娘がバイトしても報酬はわずかしかもらえない。電気が切れればローソクだしシャワー中に湯が止まったりするという不便な日々だがお互い支え合って暮している。オタールのふりをして書く偽手紙はおばあちゃんを思いやってついた嘘だったが、二人の微妙な変化に気づいたおばあちゃんは予想外に思い切った行動に出る。 やさしい嘘ってそうか、こういうことだったのか、、とパリでのおばあちゃんの強さや言葉に胸が熱くなる。さらにラストにもやさしい嘘が、、。嘘という響きからくるマイナスイメージが、思いやりというプラスイメージとなってしみじみと心に残る。なかなか細やかな良作といったところ。おばあちゃん役のエステール・ゴランタンは85歳で女優デビュー、撮影時90歳くらいらしいが丸い体型や表情がお茶目でとても愛らしい。 
7点(2004-12-13 22:57:40)(良:3票)
6.  モーターサイクル・ダイアリーズ
ゲバラについてはほとんど知らなかったので図書館で見つけた「チェ・ゲバラ伝」三好徹著を見る前に読みました。偉大な革命家という業績以外のイメージで言えば、「瞳が澄んで物静かで知的、まっすぐで純粋な無欲無私の人」といったこの人物像にすっかり魅了されてしまいました。ガエル・ガルシア・ベルナルはそういった魅力的なロマンティストでもあるゲバラのイメージによくマッチしてたし、いろんなエピソードにも人となりが現れていたと思います。ゲバラと友人のアルベルトは知らない土地への好奇心と旅への憧れから南米大陸を北上するという一万キロ以上の壮大な旅をする。 彼らはそこで貧しいインディオ達の暮らしなどを見聞し、様々な問題点を抱えた国々の現実を肌で感じていく。そうしたエピソードの数々が現地ロケでドキュメンタリーのようにして描かれるのがなかなか興味深い。ハンセン病病院でのパーティでゲバラが「患者と共に祝いたい」と川の向こう岸へ泳いでいくというシーンは印象的だった。 これは傍目には無謀であろうとも民衆側に立って困難へ立ち向かうという後年のゲバラの生き方を示唆するものとして描かれたように思う。こういったエピソードや暮らし以外の旅の背景として描かれるアンデスの山々やマチュピチュの遺跡など、美しく雄大なロケーションも良かった。  
8点(2004-12-02 18:41:10)
7.  ピエロの赤い鼻 《ネタバレ》 
悲しい話だけれどセリフにユーモアがあって笑える。ホロリとしながら暖かい気持ちになるといったヒューマンドラマ。 とても笑う気分じゃない最悪の状況の時なのに、ドイツ兵がおどけて見せると可笑しくて笑ってしまう。同情しても助けることはできない、せめて自分に出来る限りの励ましを、という敵味方を越えた彼の優しさ。こっそり食べ物を差し入れ「生きている限り希望がある」と4人を励ます。この優しいドイツ兵と彼らを救うことになる夫婦の話が悲しくも胸を打つのだけれど、この自己犠牲はちょっとウツクシすぎるかな、という気がしないでもない。 でもどんな時でも笑いと希望を持って、という作り手の思いはストレートに届きます。     
7点(2004-11-16 21:29:14)
8.  ムッシュ・カステラの恋
ほんとに分かったような分からないようなもどかしい感じではありますがなんだか印象的。最初はいろんな人がいろんなことを言って進むのも少々退屈な感じですが、次第にその人間模様が面白くも見えてきます。 こういうちょっとおしゃれだけどどこかクセがある、といった感じはいかにもフランス映画という雰囲気がします。
5点(2004-10-28 20:43:33)
9.  田舎の日曜日
どのシーンを切り取っても絵のように美しい、というか印象派の絵をそのまま映画にしたような感じです。 静かで穏やかで優しくて、見ると癒されるといったような気もします。 息子一家や娘と賑やかに過ごしたあと、老画家が一人自分の手を見つめながら同時に老いを見つめるあたりは切なくて涙が出てしまいます。この老画家のかもし出す雰囲気がまた素晴らしく、言葉ではなく映像が雄弁に語るというのがよ~く分かりました。味わい深い 作品です。
8点(2004-10-19 20:30:16)(良:1票)
10.  サン・ピエールの生命
印象に残る味わい深い作品だった。【木戸萬】さんが言われるように「情けが仇」状態なのが切ない。死刑囚に肩入れすることは夫にとっては不利な状況なのにJ・ビノシュは彼をかばい続ける。妻を愛する夫はそんな妻の全てを許し結果的にわが身を犠牲にすることになる。ここまで深い男の情愛を静かなトーン、雪原が印象的で美しい ロケーションで見せる。何本か見た印象で思ったのは、この監督は一貫して男の女性への深い愛(無私の)をテーマに描いてるということ。夫婦を演じた二人がとてもよかった。 
7点(2004-09-11 23:33:06)
11.  酔っぱらった馬の時間
母はお産で死亡、その上父が地雷で亡くなって孤児になった子供達。まだ12歳の次男が兄弟姉妹の生活を支えるため懸命に働く。 食べるだけでも精一杯なのに長男は難病で手術代も欲しいし妹は学校に通わせてやりたいと、危険で過酷な国境越えの密輸仕事をするアヨブはすでに一人前で父親代わり。 恵まれた暮らしの子供とは比べものにならないほどしっかりしてて大人っぽい。  こうした貧しい境遇にもかかわらず病気の兄をみんなが大切にし助け合って暮す優しさに心を打たれる。 【きのすけ】さんも言われてた「人生は苦労ばかり、、」という歌には、過酷な環境に 生まれ合わせた子供達の苦難の運命が見事に唄いこまれている。  これはドキュメンタリーではないけれど、緊張が続くイラン・イラクの国境地帯に暮すクルディスタンの人たちの生活は現実がこのとおりなんだろうと思う。至る所に地雷があって作物も作れず生活を脅かされ、ひいては子供達がこんな厳しい人生を強いられるのだと思うと、争いばかりしている大人ががつくづく愚かしい。 
8点(2004-09-10 19:56:44)(良:1票)
12.  うたかたの恋(1968)
名高いこの話の真実に疑念はあるけれど、華やかな王朝での美男美女の悲恋は魅力的ということでこのリメイク版。 はじめアラブ系のオマー・シャリフが皇太子って違和感を感じないでもなかったが結構説得力があった。 マリーのドヌーブは美しくていいけど20歳って言ってたのは実際は18歳のはず。 ダリューは実年齢だったがドヌーブは26歳で落ち着いてて大人っぽい。 皇后エリザベートはかなりほっそりした繊細なイメージなのでエバ・ガードナーは貫禄がありすぎてミスキャストの気がする。 カラーで華やかだけど化粧も現代的だし、クラシカルでロマンティックな雰囲気はやはり35年版のほうがいい。   
6点(2004-07-31 16:34:27)
13.  ブーベの恋人
殺人で14年の刑の満期終了時、ブーべ37歳・マーラ34歳というから、裁判当時それぞれ23歳と20歳。 知り合ったのはさらに1~2年前と思われるから、マーラはブーベに「靴を買ってくれる?」など最初は子供っぽかった。 その彼女がすでに7年もブーベに面会するために2週間ごとに汽車で通い続けている。さらにこの先の7年だってなんてことはない、という彼女は恋人以上の母性的強さを感じさせる。 ブーベは貧乏だし愛情表現も下手なうえ、感情に任せて殺人を犯してしまうなど思慮も浅く彼女には苦労ばかり。 彼の逃亡中にステファノという頼れる恋人もできたのに、ブーベにとって彼女だけが希望の光と知っている彼女は、有罪になったブーベを見捨てることができない。 辛苦を経て大人になり、彼を支えようと達観したカルディナーレの毅然とした横顔が美しい。 テーマ曲の「ブーベの恋人」は映画音楽のスタンダードで哀愁あふれるいい曲です。 
7点(2004-07-31 16:07:07)(良:1票)
14.  突然炎のごとく(1961)
何ともいえないムードや展開は興味深かったので飽きずに最後まで見たんですが、、、 身勝手で奔放なヒロインの振る舞いも理解し難いけど、 そんな彼女に惹かれて共有するような男二人の気持ちも分からない。特に夫は妻を深く愛しながら 親友に妻との情事を許し、友情は固いという三角関係はますます分からない。 モノクロでも自然の風景の美しさや、3人の楽しそうな自然なショットはなかなか良かった。anemoneさんと同じく いい映画かもしれない、、という気もするのだけれど、私にはやはりこの関係はよく分からなかった。 
5点(2004-07-22 13:17:39)
15.  悲しみの天使
いやぁ~懐かしい!これは題名を見て思い出しました。制作年が66年となってますが確か見たのはもっと後だと思うので、公開年はずれてるんでしょうか。 厳しいミッションスクールを舞台にした少年同士(年は上下)の、友情以上の幼い同性愛感情が引き起こした悲しい話で、妙なる音楽のように美しいフランス語と 繰り返し流れる哀愁漂うメロディ効果で涙ボロボロだったという記憶があります。 年下の悲劇の少年、ディディエ・オードパンが文字どおり天使のように愛らしい可愛いさでした。  
7点(2004-07-05 21:02:15)
16.  スイミング・プール
お話についてはすでにネタばれされてしまってますが、これは全く何も知らずに見ることをお勧めします。 オゾン監督が技巧を尽くして観客を惑わそうという作りですからいろいろ知ってから見ては面白くない部類の作品です。 作りは確かに斬新でいろんな仕掛けが謎めいています。散りばめられた謎や話をどう解釈するかなど、いかようにも考えられるので後々まで謎が尾を引きます。見た後、話は盛り上がるでしょうし好奇心旺盛な人は探求するのが面白いでしょうが、私はちょっとスッキリしないでモヤモヤしたままです。ほんとに観客を悩ませるような凝った作りです。 主演のランプリングとサニエが魅力的ですが、ちょっとエロチックでこのミステリーを独特なムードにしてます。   
6点(2004-07-05 20:21:23)
17.  花咲ける騎士道(1952)
まるで絵に描いたようなファンファンの恋と冒険のサクセスコメディ。美男俳優のJ・フィリップのファンなら特に嬉しい彼の見せ場が一杯。特に思い入れはない私でもなかなか魅力的でかっこいいと思いました。 ヒロインはグラマーで美人のJ・ロロブリジダ、いろんな危機にもうまく事が運んで大円団のハッピーエンド。これだけの話ならそこそこなのですが後半にすごい見せ場がありました。  王様の僕にさらわれたジーナを助けようと、ファンファンとほら吹き男、正直男が馬で馬車を追いかけますが、このアクションシーンが実写のようです。疾走する馬から落馬したり、御者が転げ落ちたり、ジーナが馬車から馬に乗り移ったりするシーン(スタントでしょうが)などがありますが、みんな疾走しながらですからあの「駅馬車」並みの迫力があります。 走る馬やその足元なども含め、よく撮ったな~と感心してしまいました。 この数分間のシーンだけでも十分見ものだと思います。
7点(2004-06-27 23:20:49)(良:1票)
18.  白いカラス
ホプキンス、キッドマン、エドにシーニーズ、これだけ豪華な面々を使ってもったいない、、というのが一番。 それともキャストが豪華すぎて話が散漫になったのか、、、それぞれも特にいいところもなかったし。 肝心の話も白い肌の黒人に生まれて白人と偽って生きたシルク、彼に関わった人たちの苦悩も人物描写も中途半端に薄くて心に響いてこない。  ホプキンスの人種の苦悩話がメインかと思えば、なにしろキッドマンなのでこの老いらくの恋がメインのように見えてしまうし、 キッドマンはともかくホプキンスまでアップ多用は気になる。   
4点(2004-06-25 18:32:24)
19.  パリの灯は遠く
ナチ占領下のパリでユダヤ人に間違われそうになったドロンが真相を求めて云々、、という話だが、確かによく分からない展開で悲劇的な最後もなぜ?と思う。でもこれって76年のフランスのアカデミー作品賞、監督賞などの受賞作だったんですねぇ、、 フランスから収容所送りになった人たちへの哀悼が込められているのかもしれません。
3点(2004-06-20 22:39:24)
20.  死刑台のメロディ
アメリカの暗部、アメリカの汚点、冤罪の多そうなアメリカでもここまで露骨な冤罪は映画にできなかったんでしょう。 しかも人種差別・思想差別による偏見からというのは言い訳もできないところで、触れられたくない「古傷」かもしれない。  アメリカの話なのに全篇イタリア語というのは違和感があるが、イタリア人のコミュニストというだけで無実の罪を着せられて死刑になってしまう話には怒りを覚える。 世論がいくら沸騰してもでたらめな裁判は覆らなかった。これでは死刑廃止の声がおこってもおかしくない。  それにしても赤狩りといい、かつてのアメリカの共産主義に対する反感は想像以上にすさまじいというのが伺える。 事件のことは全く知らなかったが、これは事実を忠実に映画化したというからおよそはこのとおりだったのかもしれない。 この作品からは事件を闇に葬らせてはおかないというような気概を感じる。それは脚本やら演出、被疑者や弁護士を演じた俳優の演技など全てから、、、 いくら弁護しようが結論は変わらないと諦観するに至ったサッコの表情がかえって強く訴えてくる。  やり場のない怒りに美しいJ・バエズの歌が流れるのがなんとも物悲しい。 手紙を歌にしてたんですね。ラストの歌は知ってましたが背景がこれであったのは初めて知りました。 私も勢いでつけると9点くらいつけたくなりますが・・
8点(2004-06-13 17:33:46)(良:2票)
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