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カリプソさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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自己紹介 うどんと映画とマーク・ノップラー。これさえあれば幸せです。

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1.  黒猫・白猫
人間も動物もちょーノリノリ。ネコもブタもアヒルもヒツジもみんな生き生きしているし、葉巻を燻らすジイサンたちのなんと渋いことか。物語はゴチャゴチャで饒舌すぎるきらいもあるが、主人公が霞むほど、その他大勢すべてのキャラが強烈で飽きることない。やっぱり、この監督の作品は底抜けに楽しいぞい。ラストのHAPPY ENDの文字は監督のささやかな希望でしょうか。
[DVD(字幕)] 7点(2007-11-08 00:26:36)
2.  女はみんな生きている
混沌とした冒頭から、徐々に形を成してゆく見せ方は見事。人や場所は入り乱れるが、戸惑うことなく自然と理解できる。送るときは送る、見せるときは見せるといった具合でメリハリが利いているせいだと思う。そして”おばあちゃん”のエピソードに見る、伏線の置き方と拾い方もビューテホー。リアリティのある描写、スピード感、メッセージ性、ラストの括り方と、どれをとっても素晴らしい。とくにラストのセリフなどはズシンときた。コリーヌ・セローは近い将来、ものすごい作品を撮りそうな気がする。
[DVD(字幕)] 8点(2007-10-17 02:04:00)
3.  サン・ジャックへの道
明日、返却なのにズルズルと深夜になってから鑑賞。見ずに返そうかと思ったが見てよかったよ。物語は、遺産相続の条件として、“兄妹3人で巡礼の旅ツアーへ参加せよ”という母の遺言よりはじまる。仲の悪い中年3兄妹を中心にこのまま進むのかとげんなりしてきたが、ツアーにはガイド他5名が加わり、総勢9名でフランスからスペイン西部の聖地サンティアゴまでの1500kmを徒歩で目指すこととなる。旅がはじまると心配した兄妹だけでなく参加者全員にスポットが当たりだし、徐々に面白くなってゆく。個性豊かな面々と歩いては休み、泊まっては歩きゴールを目指すという分かり易いストーリーに分かり易い伏線を、分かり易く拾ってゆく。本当に素直な作り。そして美しい風景描写と人物を溶け込ませた切り取り方もホレボレするほどウマ~イ。でもやっぱり、メッカに行けると信じ、母から大事な家賃まで拝借してきたアラブ系の少年ラムジィ君がいい味だしてます。彼と兄妹との最初の会話から、夕陽に輝くサンディアゴの浜辺の出来事までが僕には心に沁みました。いいです、この映画。
[DVD(字幕)] 8点(2007-10-06 01:19:09)(良:1票)
4.  過去のない男
7月にしては空が澄み渡り、秋を感じさせるような美しい月が出た晩に鑑賞。そして、そんな夜によく合う作品でした。ショッキングな冒頭から記憶を失ったことにより、行く当ての無い天涯孤独な存在になってしまった男。でもそんな男を貧乏なはずの住民たちが手助けをし、少しずつ生活を向上させるといったそんな話。登場人物や背景はどうしようもなく現実的なのに物語はどこか空想的に進む。そんなところが現実を生きる者にささやかな希望を感じさせるのかも知れない。本当は北欧や東欧の人が見ればより感慨深いのだろうけど、昭和生まれの僕にも、人間っていいな~と思える。たまには苦み走った大人の恋というのもいいもんだよ。どこか「バクダッド・カフェ」のようでもあり、コーエン兄弟の映像のようでもありました。グレートデンのような女所長の歌やロックに目覚めたバンドが奏でる音楽も良かったですよ。
[DVD(字幕)] 7点(2007-07-24 20:50:11)
5.  太陽のとどかぬ世界 《ネタバレ》 
凄いな~クストー船長は。40年もむか~しの作品なんだが、SFの世界を完全に作っちゃってます。水深11Mにむさ苦しい男が何人も生活できるコテージ(洗面器に空気を入れたまんま沈めた感じ)を造り、26Mに実験的な居住スペース、50Mに鮫避け檻、300M近く潜れるアダムスキー型潜水艇(二人乗り)ともうあっけにとられっぱなし。この潜水艇の海底ドックなんか面白すぎです。前作よりもかっこよくなったウエットスーツにボンベを背負ってコテージの底からまるで勝手口から出入りするように海中へ泳ぎだす。水中スクーターなんか更に進化していて、もうやりたい放題。いろんな生物も捕まえたり、寝ている魚を観察したり、テズルモズルに驚いたり(これは僕もびびった)と楽しそうで楽しそうで。オープンウォーターとしてはうらやまし~。でも潜水艇の探検はもっと凄い。今ではたいした深度ではないが、なにせパイオニアだから緊迫感が違う。真っ暗な海底に何がいるんだろうとドキドキしてくる。オンデンザメ?が出てきた時は音楽もあって本当にびっくらこいた。珍しい深海生物を探しながら今回は300Mで終わったが、更に深い底を覗き込む映像とナレーションがとっても印象的でした。次は「海の百科」でも見るか~。
[DVD(字幕)] 8点(2007-07-12 01:30:57)
6.  ライフ・イズ・ミラクル 《ネタバレ》 
はじめは支離滅裂で話の筋がなかなか見えてこず、もう見るのやめようかなとさえ思った。それでも我慢して見ているとヤドランカの暴れっぷりが徐々にかわいいと感じ出し、ロバと犬と猫とガチョウ?といった動物たちの自然すぎる動きや仕草もなんともかわいらしく思えてくる。特に猫vs犬の喧嘩は最高にほほえましい。猫とサバーハがパンをかじり合うシーンもよかったなあ。そんな動物たちを見ている間に話の筋も見え出してくる。いや、見えるというよりも慣れるって感じかな。うん。そしたら俄然、この作品の世界に引き込まれてくる。美しい山の色合いや暖かさを感じる家、色んな物が通る線路といった背景も魅力的で、音楽というか音の使い方もとってもいいんだなあ。恐ろしい爆撃の音さえも遊んでみせる。話の背景は深刻なはずなのに、作り手自身が「こんな戦争やってられるか!好きなことやろうぜ!」というようにパワー全開で楽しませてくれる。はじめはトボトボと帰ろうかなどうしようかなと思っていたのが気付かぬうちに早足となり、徐々に駆け足となって最後は全力で駆け抜けたって感じ。ほんと最後まで見てよかったよ。でもラストのヤドランカはちょっとかわいそうだったなあ。彼女が悪いんだけどね。  
[DVD(字幕)] 7点(2007-05-17 00:19:18)
7.  ファウスト(1994)
たしかにあの操り人形は恐ろしい。滑稽さが余計に怖い。でもそれ以上に、人間の描写が怖い。特に顔のパーツや手足のアップはおぞましい。そう、食事中もおぞましい。この作品、もし子供の頃に見ていたら絶対、トラウマになってそうな気がする。でも表現力は凄いんだなぁ。
[DVD(字幕)] 8点(2007-04-21 18:21:24)
8.  世界の果てへの旅
NHKか何処かで何度か目にしたことのある映像ではあるが緊迫感が全然違うんだなぁ。パイオニアであるが故に危険が一杯。南極の氷に閉ざされた海をカリプソ号がグングン進む。砕氷船でもないのに・・。流石。だが、そうして辿りついた世界は生物も豊かでペンギン達にいたってはリアルハッピーフィート状態だ。もの凄い数である。そんな生物と戯れながらまた、危険な探検に出る。クレパスだらけの氷河を足元を確かめながら進んだりする。ハラハラドキドキものだ。「沈黙の世界」でもそうだったが彼らのチャレンジャーっぷりは尊敬に値する。でも、常に無茶が通る訳でもなく、前回の子クジラ同様、痛ましい事件も起こる。これだからNHKのように気楽に見ることが出来ないんだ。だが仕方がない本物の冒険だから。この作品を見終わってふと思う。白瀬隊長は何十年も前に極点近くまで到達したのかと。やはりここは世界の果てだ。
[DVD(字幕)] 8点(2007-03-28 01:57:19)
9.  黄金の七人
金塊盗んだまでは良かったがそれからは敵、味方がころころひっくり返り、どんでん返しすぎて元に戻ったりして、ほんとに最後まで気が抜けない。取り仕切るはずの教授がもてあそび過ぎ。それに振り回される仲間たちも実に滑稽。お洒落でかっこいいのにおもしろい。思わずニンマリさせられましたよ。コーエン兄弟あたりがリメイクすればおもしろいかもねえ。いや、もうレディ・キラーズ でこけてたか。
[DVD(字幕)] 8点(2007-02-22 20:12:42)
10.  沈黙の世界 《ネタバレ》 
もう随分前、たしか小学生だっただろうか、教室か何処かで見たのを憶えている。夏には海でサザエを取ったり、素潜りで魚を突いたりして変わった生き物なんかを探すことが大好きだった僕にとって、大興奮するべき貴重な作品のはずなのに記憶に残っているのは子クジラがスクリューに接触してしまい大量の血煙りを海水に撒き散らしながら必死に逃げ惑うシーンだけが脳裏に焼きついていて離れず、他は憶えていなかった。大人になった今、改めて見てもあのシーンは変わることはなく強烈で生々しくとても怖ろしい。捕鯨とは違う凄惨さがある。もちろんそれは事故であり、この作品のほんの一部でしかない。当時の人たちは、海洋ドキュメンタリーの草分け的な本作を胸を躍らせて見たに違いないだろう。たしかに今見ても現在の海洋ドキュメンタリー作品にはない興奮が全編に渡り伝わってくる。それは広大なサンゴ礁や魚たちの圧倒的な美しさもあるが、たぶん時代による彼らのがさつさや危うさを感じるせいかも知れない。窒素酔いになるまで潜ったり、鮫を殺したり結構無茶してる。だが彼らは間違いなくチャレンジャーだと思う。でもこの記念碑的な作品に、もしあの子クジラのシーンがなければこれほど印象に残っただろうか。あの戦場にも似た現実感が僕には強烈すぎた。カリプソ号は文句無くかっこいいけどね。
[DVD(字幕)] 8点(2007-02-16 03:35:39)
11.  パトリス・ルコントのDOGORA 《ネタバレ》 
独特の映像処理を施されたオーケストラが奏でる音楽、合唱は聞きなれない音楽にも関わらず、あまりの躍動感に脳裏に焼きついて離れない。また、この曲がルコントの映し出すカンボジアの圧倒的な生命力と広大な風景に奇跡的に融合する。内戦により徹底的に傷つけられ、貧困に喘ぐ人々の生活をまるで彼らの叫びのような「DOGORA」という曲に乗せ、ただただ静かに追い続ける。何万という地雷が眠る大地に、抜け出せない貧困のスパイラルの中、たとえ悪臭とダイオキシンの漂うゴミの山を漁ってでも生きようとする人間の本能が悲しくも壮絶であるし、そこに生まれてくる子供たちはこの世界が全てであるかのように無邪気に生きていくのであろう。しかし、こういった絶望的な生活の中ででも人々は活気に溢れ、生を全うしている。この悲惨な状況とは比べようもないのだが、今の僕や日本とどちらが幸せなのだろうか?とふと思う。それほど、彼らの生活や雄大な景色、特に子供たちの姿に感動してしまうのだ。川沿いを延々と歩く少女の行く末には川の中に点々と建つ、あばら屋、不謹慎だがとても美しいと思えたし、足の届かない大人の自転車を乗りこなす少女の逞しさには昭和の記憶にも繋がる。土手にちょこんと座る子供たちが見つめる霞むように輝く荘厳な風景に息を飲んだ。あどけない子供たちの生気に満ちた目がとても印象的である。でも、この作品に点数を付けるとなると困惑する。この作品よりもっと饒舌にもっと幅広く表現したドキュメンタリー作品はたくさんあるだろう。美しい風景の中、貧しい人々が織り成す、生の営みや渇望を切り抜き「DOGORA」という稀有な音楽と融合させた、この作品をどう捉えるのか。難しい・・・。
[DVD(字幕)] 8点(2007-02-14 03:59:04)
12.  ニュー・シネマ・パラダイス 《ネタバレ》 
まだDVDの無い時代、僕は今まで何を見ていたのだろうと思うくらい胸を打たれた。たしかにこの作品以降、見る作品の幅が広がったように思う。スクリーンで見たかったなあ。出来ればトト役の統一感と、年を経た登場人物のリアルさがあればなお良かったのかなとも思うが、でもそんなことはどうでもいいんだ。モリコーネの美しく切ないメロディーに乗せ、上映中の映画が映写室の壁をつたい、広場の壁に映し出されるシーンは最高に粋であるし、それにも増して、この作品が特別なのは観客自身が2時間余りの間に泣き笑いし、シチリアでの想い出を共有したままラストシーンを迎えることである。この時、観客はスクリーンの中にいるトトと同化する。大袈裟かも知れないがこの時の観客の表情はトトと同じ表情をしていたのではないだろうか。こんな作品は他に知らない。素晴らしすぎる。
[ビデオ(字幕)] 10点(2007-01-30 02:15:21)(良:1票)
13.  恐怖の報酬(1953)
長年探していて最近やっと見ることができた映画です。危険だがやっと仕事にありつけた男達の欲望と恐怖を描いた作品だがモノクロの古い画像が妙にリアルでもうハラハラドキドキの連続です。ほんとスゴイです。古いモノクロ映画は中々手が出しにくい(私もです)ものですが一度ご賞味あれ。
[DVD(字幕)] 8点(2007-01-06 00:00:36)
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