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コバ香具師さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 79
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/uvoaa/
年齢 43歳
自己紹介 ついに社会人になりました。
しばらくはネット環境がない場所で過ごすので、
なかなか新規レビューを投稿できません。
メールの返事等も遅れることになりますがご容赦下さい。


kobayasi(a)ialab.is.tsukuba.ac.jp
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21.  メメント
!!!おおおょしくち!かーねゃじたっまちしや費も分十何にーュビレの字文百数たったのこ、らかだんもたっゃちいつい思を方き書のトンメコないたみカバなんこ、にでいつ。たしでのたっなにとこすや費に画映のこも上以間時3、にのたっだ画映い短の度程分001はトンホ、てしと果結。たしまれさ消解て全は問疑の中の分自て見をれこ、がすでのなンョジーバたし現再を語物でれ流の間時いし正てえ替ぎ繋をンーシの中劇はれこ。たしまみてし賞鑑てけ続も方の」トンメメのつ1うも「たいてれさ録収てしとケマオにDVD、めたるす完補をれそ。たしまいまして出かつくいが所場いなかつい追が解理とっょちで中途、らかだんもるす行逆が間時に上いしこややが筋の話しかし。わすでんもてっる来てしが眩目でけだたし像想を労苦く書を本脚のこ。イゴスたまが本脚な密緻たしか活に限大最を想発のそ、ずらおてし始終に画映のけだな新斬がアデイアだたもかし。んせまれらいはにずら贈を手拍に督監たいつい思をアデイアのこ、てんなくいてし生再に逆と軸間時からトスラてっ切区にンーシのつず分01を程過のそ。る回りずけ駆にめたるす讐復へ人犯たし殺を妻、が間人たっ持を害障いなきで憶記かし分01を事来出の去過。たしまき驚にさ新斬の想発、もてっ言と何ずま
8点(2005-02-12 18:47:30)(笑:1票) (良:4票)
22.  ザ・リング
うーん、怖くなかったねぇ。もし「リング THE FINAL~貞子 VS Samala~」なんて続編が出来ようもんなら10分で貞子に呪い殺されるぞ、サマラよ。だって下手に可愛いんだもんな~。ホラー映画の敵役たるもの観客から気持ち悪がられてナンボでしょう。貞子を見てみろ、あのはみ出るほどのまがまがしさよ。あんなのが井戸から這い出て来たら突き落としてバルサン炊いて逃げるっつーの。対してサマラがテレビから這い出てくるだと?結構、いくらでも出ておいで。ただビデオ鑑賞するだけで七日経ったら自動的に自分の部屋に可愛い女の子が宅配されるなんて、夢見たいなお話じゃぁないですか。幽霊にイタズラしてもきっと法的にはお咎め無しだろうから、思う存分楽しませて頂こうと思います。 とか強がってるけど、「まさか」と思いつつ不安な一週間を過ごしてるのって俺だけじゃないですよね。(実話)
6点(2004-08-12 07:57:09)(笑:5票)
23.  テルマ&ルイーズ
随分昔、母校の石像の頭にうんこを乗せてチョンマゲを生やすという卑劣極まりないイタズラをした俺ですが、酒に酔った勢いとは言えなんととんでもないことをしてしまったんだろうとしばらく後悔と懺悔の日々が続きました。まぁしばらくっつっても3日くらいなんですけど、それでもその3日は「もしかして警察とか来て逮捕されたらどうすっかな」と不安な気持ちで過ごしました。そんな小心者の俺から言わせてもらえば、テルマとルイーズの二人はかなりナイス度胸ですね。殺人やら強盗やらを犯すことで本来の自分を取り戻して生き生きとするなんて、並の神経じゃできません。この映画は賛否両論分かれていますが、この「犯罪を美化している」というポイントが許容できるかどうかで好き嫌いが生じると思われます。かく言う俺はマジメで素直な人間なので、やっぱり犯罪は良くないと思います。だからってこの映画が嫌いかと聞かれると、実は大好きなんですよ。それは「犯罪」はあくまで彼女達が変わるための足がかりに過ぎず、この映画の本来のテーマは日常からの脱却それ自体にあるという見方をしたからなんですね。こういう見方をしたとき、変化後の彼女達の堂々した生き様や晴れやかな笑顔を見ていると何ともこころよいじゃありませんか。だから犯罪を許さないこととこの映画を好きであること、この2つの気持ちは俺の中で矛盾しないのです。しかし犯罪を許さないことと石像にうんこを乗せること、この2つの行為は誰が何と言おうと矛盾します。でも聞いて下さい。あの石像に仲間達とうんこを乗せて騒いだ瞬間、俺はきっとテルマとルイーズのような笑顔でいたんだろうなぁと思うのです。自分らしく生きるって素晴らしいですね。やっぱり犯罪は良くないと思う。
7点(2005-02-21 00:58:48)(笑:2票) (良:2票)
24.  ロード・オブ・ザ・リング
こんばんわ。中つ国放送局、7時のニュースをお伝えします。本日午後3時頃、ゴンドール国執政の長男であるボロミア容疑者が公務執行妨害及び窃盗未遂罪の疑いで緊急逮捕されましたが、護送途中にオーク兵から襲撃を受け死亡しました。ボロミア容疑者は「指輪を廃棄する」という特別任務を受けたホビット族の青年フロド氏をサポートする団体「旅の仲間」の一員でしたが、フロド氏が一人になった隙をついて指輪を奪い取ろうとした疑いです。これを受けて、旅の仲間の一員でありイシルドゥアの末裔でもあるアラゴルン氏がボロミア容疑者を緊急逮捕しました。ボロミア容疑者は「指輪が欲しくてついカッとなった。今は反省している」と供述していましたが、護送途中に進軍を続けていたアイゼンガルドのオーク兵から襲撃を受け、同じく旅の仲間の一員であるホビット族メリー氏・ピピン氏をかばって間もなく死亡しました。メリー氏とピピン氏はそのままオーク兵に捕虜として連れ去られ、依然として行方は分かっておらず、現在アラゴルン氏をはじめとする旅の仲間達が懸命な捜索を続けています。アラゴルン氏は「どうして役立たず二人組をわざわざこの俺が……」とコメントし、救出への意気込みをあらわにしました。それではまた明日。
9点(2004-12-05 12:10:11)(笑:4票)
25.  8 Mile 《ネタバレ》 
皆さんは「美味しんぼの法則」と呼ばれる法則をご存知ですか?物語の中で二人の対決が同時進行でない場合、必ず後攻が勝利するという法則です。これはもう仕方ないんですよ。話の流れとして、先攻に上回る技術を後攻が披露するからこそ作品が盛り上がるワケです。「8Mile」という作品はこの法則を見事に打ち破った偉大な作品です。ラストバトルでエミネムが先攻になっちゃった!どうするの?負けちゃうの?とハラハラして見ていたら、無言で立ち去る敵役。なるほどこう来たか!こいつぁやってくれる! まぁ、そんなことはどうでもいいんですけどね。この作品から得たもの一つ目「こんな世界があることを俺に教えてくれた」。ラップで対決するためのコミュニティがあるなんて知らなかった。とても興味深い。昔ビートたけしの番組で、口喧嘩選手権みたいなのを毎週やってたことを思い出しちゃった。覚えてる人います?この作品から得たもの二つ目「高い言葉の壁を感じた」。ラップ対決は面白かったんだけど、それはリズムの取り方や小気味の良い滑舌、彼らの発する迫力を楽しんだだけ。本当の意味で、どちらがより良い「言葉」を放っていたのか?それは日本人である俺には理解不能。本当は字幕で表現されている以外にも様々な韻が踏んであったんだろうな。そう考えると俺は明らかにネイティブの人達よりこの映画を楽しめていない。なんか悲しー。
6点(2004-06-13 08:36:10)(笑:1票) (良:3票)
26.  ダイ・ハード2
中学生の頃、俺の将来の夢は「テロリスト」だった。何でそんな親不孝どころの騒ぎじゃないコトを言い出したのかって、そりゃこの映画に影響されたからですよ。ナゼか知らんが時間ぴったりに部屋から出てきて次々に隊列に加わっていくテロリストのメンバー達。お前らアレか、キレイに廊下を歩きたいためだけに前もって打ち合わせて、秒単位のスケジュールで部屋を出るタイミング決めてるのか!などと無粋なことはハナから考えず、当時の俺は彼らの美しい歩きっぷりにただただ感動。「俺も大きくなったらこんなカッコいいテロリストになるぜ!」。しかし、やがてテロリストは職業ではない上、悪いことをしなければいけないということを理解したとき、この夢を断念したのでした。本気で残念に思ったことを今でも覚えてるってことは、それほどまでにこの映画に出てくる悪役達に俺は魅了されてたんだなぁ~。うーん。中学生の頃の俺よ、お前はアホか。その他にも公園で灯油を直線状に撒いて火遊びしたり、とても悪影響を受けた映画として深く俺の中に根付いています。
8点(2004-03-30 05:29:34)(笑:4票)
27.  ボウリング・フォー・コロンバイン
よっしゃ、算数の時間だ。耳かっぽじって聞けよ。ここに二人の平均的で健康な男女がいたとしましょう。二人は格闘技などの経験は一切ないものとします。この二人が取っ組みあったら、勝つのはどっちでしょう?99%、男が勝ちますよね。それはもちろん、肉体的な力量が決定的に違うからですな。ちょっとRPGにかぶれた表現で申しわけないんですが、彼らの攻撃力を適当に定めます。「男=100、女=50」としましょう。ここで、双方が武器を持ったと仮定します。バットを装備すると攻撃力が10上がります。するとどうなりますか。「男=110、女=60」ですね。この状況でも、やっぱりその決定的な力の差から、やっぱり勝つのは男だと概ね言えます。攻撃力が20上がるナイフだったらどうでしょう?「男=120、女=70」……やっぱり結果に違いは出ません。さて、ここで双方に銃を持たせてみましょう。銃は強いです。半端じゃなく強いです。言ってみれば最強です。なので、攻撃力が100万です。すると、「男=1000100、女=1000050」。こうなると元々の力の差は誤差範囲内に収まります。殺し合ったらどっちが勝ってもおかしくありません。凄いですね。性別の差をなくしてしまうだけの力が銃にはあるんです。しかも使用法を習得するのに物凄い時間と量の訓練を要するワケでもありません。こんな自衛手段って他にある?ないよね。何が言いたいかって、男女間の根本的な違いがその肉体的な強さにあるとするなら、銃は男女の違いの垣根を埋める鍵になり得るってことです。だからって銃社会を肯定するつもりはないし、男女差別に強い問題意識を持ってるワケでもありません。ただ、ものの見方って多様だし、何に関しても言い方次第だよなっていつも思ってます。そんだけ。ただ、この映画は面白かった。本当にそんだけ。
7点(2004-08-20 08:50:23)(良:4票)
28.  DEAD OR ALIVE 犯罪者
先輩がビデオ借りてきた。「これ面白いらしいよ」とか言ってんのね。そんじゃまぁ見てみるかーと思ってラベルを見るとなんかVシネっぽい。つーかVシネだ。どうやらヤクザものらしい。この系統苦手なんだよな~と得意の食わず嫌いを発揮してみたが、暇だったし一緒に見てみる。するとどうしたことか、オープニングの映像がかなりイカしてます。銃で撃たれた腹からラーメン飛び出すわ、数メートルに渡って敷かれた麻薬を一気吸いするわ、卓越した映像センスで繰り出される奇天烈な光景に次ぐ光景。これは思わぬ拾い物か?と期待したのも束の間、中盤は実に淡々としたサツとヤクザの物語。退屈だ。あーもう寝るかなーとか思いつつ横見たら、先輩普通に寝てんの。何やってんだよオメーは。そしてラストシーンに近づくにつれて派手なシーンが徐々に増えていくも自分の中の低評価を覆すにいたらず、「まぁ所詮こんなもんかね」と冷めた気持ちで迎えたラスト2分。…………………うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
10点(2004-03-18 09:40:47)(笑:3票) (良:1票)
29.  模倣犯
中居君が主演のはずなのに、なぜか前半はサッパリ出て来ません。うーん、この展開はどこかで見たことが…?と思っていたんですが、アレですよ、「鉄道員」の広末と同じなんですよ。あの映画も主役級のはずの広末がラスト30分くらいしか出て来なかった。これって何なんでしょ、予算不足でギャラを値切るために出演時間短くしてるのだろうか?あっ、そう言えばこの逆パターンもあるよ!主演の役者が前半にしか出てない映画。その名も「エグゼクティブ・デシジョン」、セガールが何の前触れもなく転落死する謎ムービーだ!この映画と「模倣犯」を組み合わせれば魅力的な主演男優を途切れることなくずっと拝むことができるね!何を言いたいかって、セガールは地上最強ってこった。
1点(2004-03-18 15:40:29)(笑:3票) (良:1票)
30.  リリイ・シュシュのすべて
(ザワザワ…)くっ、散々言われまくっている…!そう、たしかにこの映画は多くの人にとって低評価…!後味の悪さだけが残る岩井のオナニー映画…っ!が、しかし…!あの点数グラフの異様な形…!!!0点から…10点まで…満遍なく分散…!明らかな異形…!これだけでもう…この映画がいかに「特殊な」映画であるかがうかがい知れる…!そう…この映画は言ってみればインド旅行のようなもの…っ!!その世界に訪れた者は「好き派」と「嫌い派」にハッキリと分別される…!そしてこの俺は…「好き派」…紛れも無く「好き派」…!この映画の面白さを多くの人に伝えたい…っ!だが、それは到底かなわぬこと…!「嫌い派」の人間は…この映画をとことん拒絶し…否定する…!分かり合えぬ…!だから俺ができることは…カイジ風に…この映画が好きであることを叫ぶだけ…っ!!!(ザワザワ…) 
9点(2004-06-08 10:14:32)(笑:4票)
31.  バイオハザード(2001)
原作のゲームをかなりやり込んでいた時期があったので、世界観にすんなり入り込むことができました。マリオといいストIIといい、ゲームの映画化はヤバいのが多かったんで全然期待してなかったけど、意外に面白いじゃないですか。ミラ・ジョヴォヴィッチとかいう早口言葉みたいなおねーさんはキレイでカッコいいし、リッカーのCGもショボくて実写の上をアニメが動いてるみたいなチープさが好きですね。大体ゾンビホラー映画のくせして一番盛り上がるところがレーザービームのシーンっていうのがまた愉快だよね。これで脱出劇のオチとして、ゲームに出て来た謎の四次元ボックスを使って逃げるとかいう話だったらもう10点つけてたんですけど、こんなネタ書いても誰にも分からないのでそろそろ豆腐を食べてカユウマしてこようと思います。
7点(2004-09-03 07:57:57)(笑:3票) (良:1票)
32.  ラブ・アクチュアリー
いつからだったか知らないけど、俺は「人生において一番大事なのは愛だ」と思うようになった。その俺の信念は、最近になってますます確信に変わっている。「愛」という言葉を真剣に受け止めようとする人は少ないように思える。その言葉が持つ意味内容が余りにストレート過ぎるからなのか、愛という言葉に対して一種の気恥ずかしさを覚えてしまう人が多いのであろう。また、愛という言葉は現代社会の中では存在し得ないような幻想的なイメージがあるのか、愛という言葉に対して斜に構えて接する人が多いのも原因なのではないだろうか。でも、愛なんて別にそんな大層な概念じゃないと思う。周りの人間に対してほんの少しの優しさを持つだけでそれはもう愛なんだから。そして与えた愛は絶対に自分に返って来る。そうして自分に与えられた愛は自分をより優しくし、再び周囲に愛を与えることになる。そんな循環を何度も繰り返して、人生が豊かになっていく。これを素直に受け止められず、ただのキレイごとだと感じてしまう人がいるかも知れない。そんなあなたは、ほんの少しだけでいいから誰かに優しくしてみてほしい。いいもんだよ。きっと俺が言った言葉の意味がわかると思う。「ラブ・アクチュアリー」は全編を通して愛を語り続ける。その優しさは心地よく、愛の大切さをこれまで以上に深く身に染み込ませてくれる。俺はこの愛に満ち溢れた映画が大好きだ。
9点(2005-03-04 15:00:03)(良:4票)
33.  おばあちゃんの家
この映画はね、あるクソガキがおばあちゃんの家に預けられた2ヶ月間を描いたドラマです。クソガキって言っても、そんじょそこらのクソガキと比べられては困る。クソガキの中のクソガキ。THE KING OF KUSOGAKI。どのくらいクソガキかと言うと、血の繋がったおばあちゃんに触られて「汚ねぇ!」とか叫ぶクソガキ。死ねよ。汚ねぇのはテメーの心だろうが。さらにどのくらいクソガキかと言うと、ケンタッキーが食べたいと言うからせっかくおばあちゃんが遠出して鶏を買って来てくれたのに、「こんなのケンタッキーチキンじゃない」と泣き出してスネるクソガキ。帰れよ。そんなにチキンが食いたきゃ夜一人でトイレにも行けない自分の肉でも食ってろっつーの。しかし、そんなクソガキに対して無償の温かい愛で包み込むおばあちゃん。泣ける。俺も思い出したよ。おばあちゃんは決して怒らなかった。おばあちゃんはお小遣いをくれた。おばあちゃんは優しかった。今は亡き自らの肉親と重ねるように映画を見ると、おばあちゃんの仕草一つ一つが自分に向けられているような気がして、涙が止まらなかった。 んでまぁ、やがてクソガキも少しずつおばあちゃんに心を開いて行くワケですが、クソガキは所詮クソガキなのですでに眼中に無い。あのクソガキを脳内で自分に置き換えた俺は、ほんの僅かな時間だけだったけど、あの優しかったおばあちゃんとの再会を果たしたのです。おばあちゃん、ありがとう。
7点(2004-09-28 15:06:38)(笑:2票) (良:2票)
34.  水の女
ついにこの日が来てしまった!俺がこのサイトで2点を付ける日ですよ。俺の評価基準として0点や1点は最低クソ映画としての褒め言葉であって、その存在は尊敬にすら値するのです。おかしな話ですが、俺にとっては「10>9>8>7>6>5>4>3>2」であり、それとは別次元で「0>1>2」なのです。つまりこの2点というのはそのツマらなささえもネタにできない、本当に毒にも薬にもならない純粋培養のツマらなさ。ある意味でごく貴重な存在です。できればこんな点数一生つけたくは無かったんですが、俺にとっての初2点はこの「水の女」に決定いたしました。だってこれ本当にツマんないよ。間延びに次ぐ間延びの連続!お前は夏の日中に車で放置されたカセットテープかっつの。ドラマだったら速攻でチャンネル変えられんぜ。映画だからそう簡単に客は帰らねーだろとか思って観客ナメてんじゃねーのか?こんなに長く感じられた1時間50分は高校のマラソン大会以来でした。マラソン大会の時と違って、ゴールしたときの虚脱感が半端じゃなかったけどな。まぁ、ここまで言っておいてなんですけど、そう悪い点ばかりじゃないんですよね。あのいかつい顔したUAさんの乳首を拝めたってのはやっぱり嬉しいし、ここで高評価をつけてる皆さんが言う純文学的な芸術性の価値もわからないでもない。でも申しわけないですがそんなことどうでもよくなるくらいツマらないという事実は変わらないので、ここは2点の立場を固持させて頂きます。しかし、しかしですよ。ここまできちんとツマらない作品に出会えたのは人生初なので、逆に清々しい気持ちもあるんですよね。何十年後かの未来、俺が「映画倦怠期」と呼ばれる時期を迎えたら、俺はこの映画を再び手に取るのです。これを見た後ならどんな作品もすばらしく見えるのだから。ありがとう、水の女。
2点(2004-07-20 16:50:54)(笑:2票) (良:1票)
35.  クール・ランニング
ボブスレーを題材にしたスポ根ものである以上は、その独特の素材をいかした演出が見たいワケよね。例えば、ボブスレーで勝つためにはどうすればいいか?このコースを制覇するには、どういった視点からコースを研究して作戦を立てていくか?みたいなさ。ところがだ、この映画は走り込みをしたり懸垂やってる「修行」のシーンを見せられるだけで、いつの間にかボブスレーのタイムが縮んでいく。お前らいつの間にそんなに上達しとるねん!ってことで「ボブスレー」である意味が、「ジャマイカ人がボブスレーに出場する!なんてこったいOH,SHIT!!」というストーリーのとっかかりになる部分でしか働いてないのが凄く勿体無く感じちゃったりしました。もう一点、ライバルチームっぽい他国の選手が登場するんですけど、彼らが滑走してるシーンは一度も無し。他チームとの駆け引きが全く無く、主人公達が上手く滑れたかどうかにしか焦点が当てられていないんです。これってスポ根映画として見たときに興奮させる要素が丸ごと抜け落ちてない?コンセプトが面白いだけに非常に勿体無い映画だよなぁと思わざるを得ないのです。 とか何とか言いつつ、こういうストレートでわかりやすい映画は大好きだし、ラストのソリを持ってゴールに歩いていくシーンではグッと来るものもありました。スポ根ものとして見ずに、よくまとまったコメディ&ヒューマンドラマとして観賞すればいいんジャマイカな。 って、これが言いたかっただけかよ!
6点(2004-06-19 06:25:49)(笑:3票)
36.  クレイマー、クレイマー
俺は人生において経験してみたいことがまだまだたくさんある。その中の一つが「子供を持つ」って経験。どうも周囲を見渡すとですね、親の子に対する愛情ってのは世界共通らしいんですよ。しかもその愛情は半端じゃないらしい。全てに代えても守りたくなるらしい。すげーぞ、そんな気持ちまだ俺は味わったことない。一体どんな気持ちになるんだ?そんなワケで子供を持つのはなかなか楽しみでございます。 クレイマー、クレイマー。確かにテンポも良いし、子供は可愛いし、名作と呼ばれるのもわかる…ような気がしますが、この映画はまだ俺には早かった。ここの皆さんのレビューを見て、この作品の本当の良さを知るのはもっとずっと後なんだろうなと思った。いつか俺に子供ができたらもう一回見るぞー。だから、誰か嫁に来てください。マジで。
6点(2004-04-29 17:38:09)(笑:2票) (良:1票)
37.  キル・ビル Vol.1(日本版)
馬鹿映画だ荒唐無稽映画だと、口々に賛辞とも酷評ともつかぬ意見が飛び交う本作品。しかしその表層的なイメージにとらわれては何も生まれない。タランティーノ監督はこの不可思議な映画を通して、一体何を訴えようとしたのだろうか。俺はひとえに「一つの意志を貫き続ける精神」がテーマだったのではないか、と考えてやまないのだ。主人公・通称ブライドは男に復讐を挑むために、長い道のりを歩むことを決意する。その節々において、彼女は感情の機微を晒け出し葛藤するようなシーンが皆無であることに注目したい。一つの意志を貫く決意はかくも人間を強くし、大いなる行動結果を生み出すのに繋がるのだ。それをしっかりと心に踏まえつつ、俺はこの映画にこう叫ぶのだ。「四年間同じ着メロかよ!!!」
9点(2004-06-01 14:32:47)(笑:3票)
38.  ストレイト・ストーリー 《ネタバレ》 
こうねー、なんかねー…。  何て言えばいいかなぁー…  すごくね、とってもね、ゆったりしててさぁー  何て言えばいいかなぁー……  ふぅ。    あれ、何だっけ……あぁそう、映画ね。この映画の感想ね……   何て言うかな、とにかくゆったりしてて、何て言うかなー  うん、なんかね、こう、本当に長い距離をね、本当に長い時間をかけてねぇ。  ちょっとずつちょっとずつね、進んでいくんですよ。 なんかこう、もどかしいくらいにね、ゆっくりゆっくり行くワケでさぁー……   ちょっとずつね。 うん。       んで、感想なんだけど……うーん…何て言うのかなー…   んー……   まぁ…よくわかんないけど… なんかとってもね……ゆったりしてて……温かいっつーのかな…  何なのかなぁ…………   うん、つまりね、まぁ…そういう感じの映画だったんです。
[DVD(字幕)] 7点(2005-10-25 01:08:29)(笑:2票) (良:1票)
39.  トレインスポッティング
これ見てよくわかった。やっぱ俺はストーリーテリングの妙とか派手な爆破映像とかを一番に映画に求めてるのであって、こういうオサレ系とか雰囲気系ってのに属する映画は好みじゃない。んじゃオサレ系が嫌いかって言えばそうでもなく、何らかの見所を見出すことができればその作品を評価するし、ツボにはまればけっこうな爆発力を有することも事実です。けどトレインスポッティングはそういう面白さを感じれなかったのが残念。クスリ漬けのグダグダ青年達のグダグダ生活を見せられても何も共感しませんわ。要は受け手の性格として、彼らの行動やスタイルの波に乗ってしまえるかどうかがキーなんでしょうけど、俺はダメだったな。それは多分俺がクスリってもんに無縁の生活を送っていて、かつクスリに対する一種の憧憬の様な感覚も抱いていないことが原因なんだと思います。当然それが多くの日本人にとっては普通なんだろうけど、クスリという文化を真っ向から否定するでもなく憧れるでもなく、ただ無関心に通り過ぎている自分にちょっとした歯痒さを覚えたんだよな。以前裁判の見学をしたことあるんだけど、被告の罪状は麻薬取締法違反。しかも再犯で、以前もクスリ絡みで半年ほど刑務所にブチ込まれてた人だったんですが、そりゃもう悲惨でしたよ。40過ぎのいい歳した男性がワッパはめられて泣きながら「今は反省している」とか言ってんだぜ。被告の両親も見に来てて「どうしてこんな風に育ってしまったんだろう」的な目で息子を凝視してるんですよ。そんな状況になるリスクを負ってまでクスリをやり続けるんだから、そりゃもうクスリの誘惑ってのは想像もつかないくらい強烈な世界だということだけは想像できます。以前の俺ならそんな凄まじい体験をしないまま人生を終えるのは勿体無いって感覚もちょっとは持ったはずなのに、この映画を見ても何も感じないなんて、俺の脳みそはいつの間にか凝り固まってきているのかも知れません。だから俺は考えをあらためました。50年後、もし自分の余命がわずかだと悟る機会があったらその時はクスリを求めて街に出ようと思います。一体どんな世界が待っているんだろう。今から楽しみだ。そして再びこの映画を見て10点をつける日が待ちどおしい。
4点(2004-08-13 00:35:42)(良:3票)
40.  21グラム
中学生の時、犬が死んだ。名前はジョン。彼は生まれたその日から6年間、コバ香具師家の一員だった。大好きだった。毛むくじゃらで、いつも尻尾が上を向いてて、俺が学校から帰ると飛び跳ねて喜んだ。でも事故で突然死んだ。初めて家族の前で声を出して泣いた。目の前が墨汁を流し込まれたように真っ暗になった。もうどうしていいか分からず、ただただ泣いていた。その夜、ジョンが生き返る夢を見た。嬉しくて泣いた。でも夢だと気付いてまた泣いた。その時の父親の言葉が今でも胸に残っている。「動物でさえこんなに悲しいんだ。人間だったら……」。俺が本当の意味で「21グラムの重さ」を知ったのは、その時だったように思う。21グラムなんてのはただの数字でしかない。けどその21グラムが人に与える影響は計り知れない。誰かの21グラムが誰かの21グラムへ影響を与え、それが繰り返され、新たな21グラムが生まれ、どこかで21グラムが失われる。そんな当たり前のことをみんな時々忘れそうになる。この映画は、その「当たり前」を執拗なまでに我々に見せつけてくる。映画では21グラムを失うことによる苦しみが描かれていた。でもそれは21グラムの重さを表現するための一つの手段でしかなく、裏を返せば21グラムがそこにある喜びもまたこの映画から滲み出ているじゃないか。だから俺は俺の21グラムを、そしてみんなの21グラムを大切にして生きて行きたい。そう心から思える今だからこそ、ジョンのこんな声が聞こえて来る気がするんだ。「俺は犬だから多分13グラムくらいだと思うぞ」
7点(2004-11-27 08:26:31)(良:3票)

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