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プロフィール
コメント数 2285
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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421.  GANTZ 《ネタバレ》 
 それぢわちいてんをはぢめる。  ねぎせいじんへん。3てん。  たなかせいじんへん。2てん。  おこりんぼうせいじんへん。1てん。  TOTAⅬ6てん。  すとーりー。かけあしすぎ。  えぴそーど。つめこみすぎ。  かとうときしもと。それどころぢゃなちすぎ。  せんじゅかんのんもまってあげすぎ。  こぢまたえ。かわいすぎ。  がいや。なにもしなちすぎ。  てきのかずすくなすぎ。  しゅぢんこうのきゃすてぃんぐ。ぢゃにーずにたよりすぎ。  みんしねのひゃうか。からすぎ  『ちっ。たった5点かよ。』by西くん。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2022-04-07 04:46:27)(笑:1票)
422.  スター・トレック/イントゥ・ダークネス 《ネタバレ》 
 とっても厳しいご意見が多いなか、旧シリーズを知らない私はおおいに楽しめました。  前作のように、カークがなし崩し的船長になっちゃうような不自然な流れはありません。  カークはもうすでにキャプテンで、仲間たちとある星を救うところから物語は始まります。このオープニングから見所満載。火山の迫力、それが一瞬で凍り付くシーン、そんなクライマックスのような見せ場を惜しげもなく導入部分で見せちゃう。最近の娯楽映画のよいところが出ているように感じました。  星を救い、仲間を救ったが、干渉するのは重大なルール違反。船長の任を解かれ、スポックとは離れ離れに。あーあと思いましたが、ここで新たな脅威襲来。だれも気付いていないなか、カーク一人だけがこの罠に気づいている展開が何気にアツい。  そう、今作はストーリーがイケています。マーカスとハリソン(カーン)という二大悪を用意。更にはその二大悪同士が敵同士という設定。マーカスもハリソンもそれぞれ陰謀があるから、ストーリーが二転三転して面白い。前作とは違い、中盤以降はとにかく目が離せません。  アクションシーンで好きなのは、ハリソンがグリンゴン相手に無双するシーン。  正直ここでのハリソンはかっちょよく、そしてなんか理性を感じ、そんなハリソンが仲間なのかと思わせるほどにマーカス提督は極悪。でもマーカス提督が極悪にならざるをえないほどハリソンは超危険人物で。  旧作のスター・トレックを知らない身としては今作単体での評価とはなりますが、非常に面白かったデス。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-07-10 01:04:03)(良:1票)
423.  アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 《ネタバレ》 
 もうはっきり言ってストーリーは意味不明なところがありますが、私はついていけるので全然OK。妻は寝ちゃいました。  今回はトニー・スタークが元凶。彼が『無敵のアイアン軍団』なんか作ろうとするからこんなことに・・・。もちろんそのおかげで『ヴィジョン』って新しい仲間が加わるわけですが、クイックシルバーが死んじゃうのが何とも悲しい。彼にはぜひこれからのアベンジャーズで活躍してほしかったものです。  ヴィジョンもねえ。まあこれからどうゆう活躍をしていくかにもよりますが、できれば『ジャーヴィス』って名乗ってくれたほうが親近感が湧いたかなぁ。  さて、今作では今までのヒーローたちがメインからサブまでみんな活躍してくれる。ウォーマシーンのような『ザ・脇役』もしっかり闘ってくれる。それだけで嬉しくなる。終盤の空中戦ではファルコンも登場してくれるのかと思っていたので、ちょっと残念でしたね。パーティと最後の集まりには居たのに。  また、パーティバトルならではの協力プレイが盛り沢山。キャプテン・アメリカの盾は使い勝手が良いみたいで、みんなで仲良く使っていますね。私は『ハルク』と『キャプテン・アメリカ』が特に好きなので、二人のバトルシーンはテンションが上がりっぱなしです。  『オープニングのヒドラ襲撃』『お約束のカーチェイスバトル』『ハルクVS巨大アイアンマン』『ラストの全面対決』と見所がいっぱい。列車を止めるシーンは遂に双子と協力し始めるとてもアツいシーン。前作よりもあらゆる面でのパワーアップを感じられる本作。最初から最後まで理屈抜きに楽しませてもらいました。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-03-30 03:13:16)(良:1票)
424.  ピッチブラック 《ネタバレ》 
 SFチックでホラーテイストでアーティスティックな作品。それでいて、古さと懐かしさも感じる味わいがあります。  リディックのような典型的なダークヒーローが好きなので、彼を見ているだけでも楽しい。  手堅く地味な作りなので、期待していたほどにはリディックは暴れません。超人的でもありません。物足りなさを感じますが、シリーズものの1作目ということなので、これくらいのほうが次回作への期待は高まります。  ストーリーがかの有名な『エイリアン』に似ているため、あちらのファンの方にこきおろされちゃうのは仕方がないと思いますが、個人的にはこの小粒感がなんとも言えずB級ぽくてクセになります。  それに、一人一人の説明を極力端折っているにも関わらず、これだけ脇役一人とっても個性がはっきりしているのは素晴らしい。行動やファッション、セリフだけで個性を確立させているわけですから、人物描写が上手なのかもしれません。  そして昼間の惑星と宇宙の、これぞSFとうなされる映像センス。このヴィジュアルはたまらないですね。  ストーリーとルール設定上仕方が無いこととはいえ、日蝕が始まってからはもう真っ暗で、緊迫感やホラーテイストの要素は強くなりますが、それでも面白さ2割減といったところでしょうか。  ふりかえってみれば、オープニングから惑星不時着までがこの作品のクライマックスであり、惑星についてからはよくあるモンスターSFになっちゃってますね。でもまるでゲームに出てきそうなこの世界観だけでも十分に楽しめる良作でしょう。  リディックがラスト直前に、本気で一人だけ逃げようとしていたのはちょっと残念でしたね。それじゃあ凶悪犯というよりただのせこい奴じゃないですか。あそこでキャラがぶれてしまって、大きく減点。それ以外はかなり良いと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2015-12-30 13:44:47)(良:1票)
425.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 
 ディズニー映画で感動したのはトイ・ストーリー3以来。  中盤から後半にかけての内容だったら、いつもの楽しいディズニー映画。でもこの作品は前半がやばい。  有無を言わさず感動してしまう。それは理屈からくる感動ではなく、おそらく美しい絵や景色を見たときに湧き上がるどうしようもない感動に近いもの。私は芸術に疎いのですが、それでも心を揺さぶられてしまうのですから。この映画が大ヒットした理由がよくわかります。  もともとミュージカルは苦手。ですがこの映画は別格。ストーリーと歌が見事に融和して、言葉では言い表せない感動を味わいます。  TⅤで何度も紹介される『Let It Go』のシーンはもちろん、『生まれてはじめて』が流れる城が開城されるシーンも心が震えます。ここではエルサとアナが交互に歌う二重奏のような形式。Wヒロインもうなずける魅力的な二人のヒロイン。お嬢ちゃんたちが見る子供向けアニメと侮るなかれ。これほど完成度の高いミュージカルアニメには滅多にお目にかかれないでしょう。  皆を、特にアナを傷つけたくないと、独りでいるエルサがとにかく切ない。  魔法の部分の記憶だけ消され、姉がなぜ自分を避けるのかわけがわからないまま、それでも姉を慕うアナがまた切ない。  中盤からはごくありふれた冒険活劇になってしまいますが、それはそれでエンターテイメントとして楽しめます。  そしてここでエンターテイメントの傑作オラフ登場。オラフの存在が、中盤以降の暗くなりがちなストーリーの良い緩衝材になっています。オラフの存在は楽しく、そして愛らしくいじらしい。  エルサが作り出した雪のゴーレムみたいなやつが乱暴すぎるのがちょっとまずい。あなたの大事な妹が、あなたの作ったゴーレムで死ぬほど危険な目に遭っていますよ。  それにしても、アナとオラフの声優さんがね、もういないなんてね・・・  この映画を見ると本当にもったいないなって思っちゃいますね・・・
[ブルーレイ(吹替)] 10点(2022-07-01 02:08:05)(良:1票)
426.  ポール・ヴァーホーヴェン/トリック 《ネタバレ》 
 メレルが最高。いろんな意味で。  冒頭30分がメイキングという斬新な構成。本編50分も、一般公募の脚本を4分ずつつなぎ合わせたというのだからこれも驚き。  とは言え、集まってきた脚本の中から、良いプロット、良い台詞、良いアイデアを抜き出してプロが編集しているみたいです。だから本編は思っていたよりきれいにまとまった普通のドラマに仕上がっています。  普通のドラマと言いましたが、かなり面白いです。  次が次がと気になる展開。メレルはもちろん、登場人物たちはみな個性があって良い感じ。  会社はどうなっちゃうのか。家庭はどうなっちゃうのか。どちらも気になります。  結果、主人公レムコの元愛人ナジャと組んでレムコに会社を売却させようとしたウィムには天罰が。  そして女癖の悪いレムコも、メレルから捨てられ妻からは手痛い一撃をくらうラスト。  裏でコソコソ悪いことしていたレムコやウィムが痛い目みるのがなんかよい。  会社も手放さずにすんで良かったです。  メイキングに興味のない方は冒頭30分はとばしても良いかもしれませんね。
[DVD(字幕)] 7点(2023-04-02 18:53:53)(良:1票)
427.  僕のワンダフル・ライフ 《ネタバレ》 
 犬好きな妻と犬好きな自分。2人で鑑賞。  ファンタジーなゆるいホームドラマを想像していたのですが、思っていたよりシビアな展開に妻は泣きっぱなしでした。  DV気味な父親がなにかしでかすのかと思いきや、まさかのクラスメートの凶行で人生変わっちゃうなんて・・・  イーサンもハンナもかわいそうで見ていられなかったです。  『もうずっと遊んでもらって無いよ。』って、農業学校に行くイーサンを追いかけるベイリー。もう、いったい何回泣かせる気なの・・・。  『生活が全部スローペースに。もう遊ぶ元気もないよ。』もう、いったい何回泣かせる気なの。  次の犬生は警察犬。名前はエリー。このエピソードもかなり良かった。最後は大活躍なんですが、そのせいで帰らぬ犬に・・・もう、いったい何回泣かせる気・・・  次の犬生はコーギー。ここが一番ほっこりしているかも。  飼い主さんは、ベイリーがキューピッドになって結婚まですることになるし。生まれた子供と遊ぶコーギーが最高にかわいい。こーゆー幸せなエピソードをこのタイミングで差しはさんでくれるのは気が利いています。  そしてラストエピソード。とんでもない飼い主たちに拾われたかと思いきや、まさかの展開。  ラスト2つのエピソードが幸せなオチで本当に良かった。  まあ、失われた時間が戻ってこないことを考えると、多少複雑ではありますが・・・  ゴールデン、シェパード、コーギー、セントバーナード?  犬はどれも最高にかわいかったです。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-04-05 01:26:39)(良:1票)
428.  パッセンジャー57 《ネタバレ》 
普通に面白かった。特に、前半が好きです。トイレに入っている間にテロリストが機をジャック。電話をつないだ状態にしたまま、おびえたふりでなきわめいて、状況を電話越しに伝えるシーンなんか最高に好き。 ただ、前半かなりいろいろよく考えられていて面白かったわりに、後半はなんとなく強引な展開が目立ちました。丁寧にストーリー考えるのが面倒になったのでしょうか。特に、遊園地でのアクションだけは、本当にテロリストが何したかったのかわけがわかりません。カッターより、まず逃げましょう。とても天才肌でクールなテロリストが取る行動とは思えません。正直遊園地のシーンだけは若干冷めました。  
[DVD(吹替)] 6点(2011-09-16 23:31:53)(良:1票)
429.  スターダスト(2007) 《ネタバレ》 
 「流れ星を取ってきたら結婚して」で始まる、かぐや姫みたいな物語。その流れ星もまた女の子。そして男は流れ星のほうを好きになってしまうスーパーファンタジー。  悪い王子たち。魔女。海賊。ファンタジーならではの面々が大活躍。予算の関係なのか、1つ目の巨人やら大ダコやらドラゴンやら、モンスターの類はほとんど出ません。モンスターあってこそのファンタジーアドベンチャーと考えている人にとっては少々物足りないかもしれないですね。その代わり、魔女たちは魔法で結構魅せてくれます。  ストーリーそのものはひねりがなく単調。私はなぜか飽きなかったのですが、人によっては退屈に感じるかも。ロマンス中心。アクション、バトルは添え物。そっち方面の期待はしないほうが無難。  主人公のトリスタンは情けないうえに自己中。この人、確かに1回だけイヴェインの命を救う。でもそれ以外ではマイナスファクターしかないのに、なぜかトリスタンに心引かれるイヴェイン。  ストーリーの転換期はロバート・デ・ニーロ演じるキャプテン・シェイクスピアが出てきてから。この人たまに変な脇役やるんだけど、この人が出てくるだけで、映画そのものがぐっと面白くなることがよくあります。トリスタンはキャプテン・シェイクスピアとの交流を通して、ビジュアル、剣術、精神面、そのすべてにおいて成長します。急に魅力的な主人公へと生まれ変わる。これがなければ、このどうしようもない主人公に共感できないまま、ラストのハッピーエンドを冷めた目で見ていたでしょう。  とは言え、決して『カタルシス』や『感動』を与えてくれる映画でないことは確か。過剰な期待は禁物です。
[DVD(字幕)] 6点(2019-04-30 11:48:19)(良:1票)
430.  恋するマドリ 《ネタバレ》 
 ガッキーかわいい。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ガッキーかわいい。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ガッキーかわいい。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。パリン。え?なになに?ちょっとだけ急展開。ちょっと面白くなってきた。そんでそんで?ええ?えええ・・。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ガッキーかわいい。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。助けて。引越し屋。空港。パパ。告白。おばちゃんかっこいい。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ガッキーかわいい。ねえちゃんブサイク。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ガッキーかわいい。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ちんたらちんたら。ガッキーにっこり。私はぐったり。  『問題。ガッキーかわいいって何回言ったでしょーか。』
[DVD(邦画)] 4点(2019-05-05 05:26:23)(笑:1票)
431.  クライム&ダイヤモンド 《ネタバレ》 
 軽妙洒脱なクライムコメディですね。  クリスチャン・スレーターが好きで見たのですが、彼よりも『毒舌ジム』を演じるティム・アレンが凄く良い味出しています。  この作品の笑いはティム・アレン一人で全部持っていっているかも。  映画好きの殺し屋。  その殺し屋に今までのストーリーを聞かせるという、よくあるパターンの物語。  そのよくあるパターンを、『毒舌ジム』という強力な個性が、斬新なストーリーに変えています。  警察も良い味出しています。  リチャード・ドレイファス演じる奇術師マイコーも、ビリー・コノリー演じるサビアンも、良い脇役です。  主役級はもちろんですが、良い映画というのは、『脇』が良い気がするのですよね。  どこかで見たことあるようなシチュエーションの映画も、完成度が高ければ十分に面白いという作品の典型でしょう。  むしろ定番のハッピーエンドへ進むのだろうということがある程度予測されちゃうので、安心して見ることが出来ます。  もちろん予想外の展開になれば、それはそれで面白いのです。  ただそんなよくあるパターンの中で、伝書鳩にダイヤを2個ずつつけて飛ばすというアイデアは凄く良いですね。  地道な作戦なのに、爽快でおしゃれでわくわくする不思議な感覚。  一つ不満をもらすなら、ラブコメパートでしょうか。  ポーシャ・デ・ロッシはかわいらしい女優さんではありますが、彼女とのシーンになるたびに、トーンダウン、ペースダウン、中だるみを感じちゃうのです。そこだけがちょっと残念ですね。  ラストは良かったですけどね。
[DVD(字幕)] 7点(2016-11-13 23:10:32)(良:1票)
432.  理由(1995) 《ネタバレ》 
冒頭の討論会。死刑賛成論者からの質問。「あなたの妻や娘が犠牲者になっても、あなたは死刑反対論者でいられますか。」アームストロングは答える。「それはあなたと同じ決断を下すでしょう。」ここからすでにラストへの複線を張っていたのですね。そしてその言葉通り、アームストロングはみずからボビーアールへ死刑判決を下します。この流れ好きです。 ボビーアールが過去に冤罪で去勢された恨みをすぐに晴らさず、しばらくして何の罪もない女の子を殺します。捕まって死刑判決。そこでアームストロングを弁護士に指名して、過去に自分を起訴した奥さんに復讐を果たそうとします。ですがこの流れだと、復讐がとってつけたような印象を受けてしまって。ボビーアールはもし女の子の殺害がばれていなかったら、別に復讐を行動に移すことはなかったのでは。そこだけが説得力に欠けていて残念ではありますが、それをふまえても見ごたえのあるサスペンスでした。 ああ、エドハリス全然気付きませんでした。グッドナイトムーンやチャイナムーンのイメージとかけ離れすぎていて。まったく別人ですね。すごい役者さんです。 
[DVD(吹替)] 9点(2011-09-27 11:16:08)(良:1票)
433.  ダイアリー・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
 ドキュメンタリー形式のゾンビムービーってのが個人的に好きなので、どうしてもこの手の作品には点が甘くなってしまいます。もはや雰囲気だけでも楽しめてしまうからです。  それに、『走るゾンビ』が主流になっている昨今、『歩くゾンビ』はもはや希少価値が高い。久しぶりの『のろのろゾンビ』を見られて嬉しい。  彼らには哀愁があり趣があります。そして静か。これが良い。『走るゾンビ』は確かに脅威ですが、すぐに認識できてしまいます。それに対し、『のろのろゾンビ』はどこに潜んでいるかわからない恐怖を演出してくれます。  ロメロもそれがわかっているのか、『心臓病で死んだやつがいなくなっている。』というエピソードを入れています。グループのボスが『全員動くな。口を開くな』と警告します。耳をすませ、ゾンビの物音を拾おうとします。この何とも言えない空気感、緊張感というのは『走るゾンビ』では決して味わえないものです。  病院内で、いつの間にか点滴ゾンビが後ろに居たっていうのも、静かなるゾンビならではの演出。  ロメロ作品に共通する、『普通に死んだ人もゾンビになって復活する』という一方的な設定が、より終末感を感じさせます。その原因や理由は一切説明されず、ただ理不尽な事実がそこにあるだけ。これが良いですね。自殺を試みた女の子が静かにゾンビへと変貌を遂げるシーンは何よりのお気に入りです。この作品の演出は、のろのろゾンビの良さ、静かなるゾンビの良さってのを、特に強調している気がします。  唯一気にいらなかったのはジェイソンの行動。  ゾンビムービーはサバイバルムービーでもあります。『生存』を最優先に考えないサバイバルほど白けるものはありません。ジェイソン君にはおおいに反省してほしいものです。  それからこの作品を見ると、ドラマの『ウォーキングデッド』はロメロ作品の影響を強く受けていそうだと思った次第です。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-03-05 13:43:01)(良:1票)
434.  フェア・ゲーム(2010) 《ネタバレ》 
 実話もので政治もの。ちょっと私には難しい映画です。  特に前半がわかりづらい。誰が誰やら。今何をしているのやら。いったい何の話をしているのやら。結構ちんぷんかんぷんなまま頑張って見続けると、中盤あたりから次第にストーリーがわかり始めるといった具合です。  イラクの大量破壊兵器なんて実はなかった。開戦を強行したいアメリカの捏造みたいな暴露ドラマって思ったよりたくさん作られているんですね。  恥ずかしながら、このお堅い話に、前半はひたすら睡魔との闘いでした。話がわからなくなったら巻き戻して確認したりして結構大変。仕事でクタクタの日に見る映画ではなかったかもしれません。  CIAの工作員をしている妻ヴァレリー・プレイムの素性を政府関係者が世の中にばらしてしまう。その結果、身動きのとれなくなったヴァレリー。危険を冒して情報収集に協力してくれたイラクの家族は見殺しに。それに対するフォローは一切ないまま、ストーリーはヴァレリー、ジョー、国家の三つ巴の戦いへとシフトしていく。  なんというか、胸糞の悪くなる映画でした。見終わったあとの満足感なんて望むべくもありません。  40連勤で、しかもちょっと辛いことが多かったこの1カ月強、心身共に疲れ切っているときにこの映画を見てなんだかとどめを刺されました。  クソヤロー共全員に正義の鉄槌がくだされたことがわかれば溜飲も下がるというものですが、実話ではそれもできないのがツラいところです。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2021-11-07 02:56:10)(良:1票)
435.  スコア 《ネタバレ》 
 地味で爽快感には欠けるが、中盤からクライマックスにかけての緊張感がたまらない作品。  映画のほとんどがロバート・デ・ニーロとエドワード・ノートンのやりとりで進められます。  エドワード・ノートン演じるジャックがニック(ロバート・デ・ニーロ)を裏切るのは予想がつきますが、それを含めても面白いです。  ストーリーは真新しいものではありません。  金庫破りのプロが、マックスからの依頼で、得体の知れないやつと組まされ、三千万ドル相当の品を盗み出します。  ジャックは警備システム全般を担当、ニックが潜入+強奪を担当。シンプルかつ簡潔。フィールドも限定的です。  だからこそわかりやすく、緊張感がひしひしと伝わってきます。  ジャックは知的障害の清掃員を装っているため、職員からはまるで警戒されず動き放題。そのジャックの面倒を見ているダニーおじいさん。このダニーに、作戦の準備をしているジャックの姿を見られそうになるたびに、緊張がはしります。  この辺りの演出、そしてエドワード・ノートンの演技が抜群にうまいのです。  新感覚、新しいジャンルの映画が次々と創作されていく中で、こういう手堅くて硬派、でもエンターテイメントとして見応えのある作品に出会えるのは得した気分になります。  『隠れた名作』って言ってもいいんじゃないでしょうか。
[DVD(字幕)] 8点(2016-11-11 01:35:00)(良:1票)
436.  黄金のアデーレ 名画の帰還 《ネタバレ》 
 戦争ものは苦手。絵画は興味なし。今となってはなぜ見ようと思ったのかすら思い出せないわけですが、これが見て良かったです。  音楽と芸術の街ウィーン。そんな高貴で品のあるイメージしかなかったオーストリアにも、暗い歴史があったのですね。  昨日まで隣人だった。今日は『ユダヤ』と『ユダヤ以外』。ナチスがオーストリアに入国したとき、あんな歓迎ムードで迎えられていたとは思いもしませんでした。昨日まで隣人だったり、お客だったりした人でも、こんなに簡単に虐げられる人間の性が一番怖いです。正直ナチスより怖い。この映画では凄惨なシーンはでませんが、塩素?で、床に書かれた落書きを消す『昨日まで医者』だった一家のワンシーンが、一瞬ですが胸に残りましたね。  現代パートでは、オーストリアを相手に『アデーレ』の返還を求める熱いバトルが繰り広げられます。最初は乗り気でなかった若き弁護士が、法律事務所を辞めてまで『アデーレ』に全力を注ぐ。そんな夫を支える妻の姿までしっかり描いたことで、よりドラマチックな物語に仕上がっています。  そしてこの映画は回想シーンが本当によく出来ています。アルトマン家がナチスに財産を没収される様子が本当に痛ましい。上流階級の一族の、幸せそうな、かつ華やかな結婚式の様子がコントラストとして効いています。両親を残し、国外へと逃亡する一連のシークエンスは手に汗握るサスペンス。そんな過去に決着をつける、実話に基づいた真実のドラマ。お見事です。  ヘレン・ミレンは素晴らしい女優さんですが、『RED』を見てからどうしても凄腕スナイパーのイメージが抜けなくて・・・
[DVD(字幕)] 8点(2021-06-12 03:31:21)(良:1票)
437.  ドリームハウス 《ネタバレ》 
 だいぶ早い段階で、  『これはあれかな~……よくある主人公の妄想パターンかな……』  と勘づいてしまう。  ウィルと他の人たちは交流があるけれど、ウィルの家族とはだれも触れ合うシーンが出てこない。2階にいる奥さんに挨拶に来るようウィルが呼びかけても、奥さんはなぜか降りてこない…。1つ1つがあまりに不自然。  まあそれもそのはずで、そのミステリーは中盤くらいでさっさとネタバレされてしまいます。  できれば、その中盤で一回上手に驚かしてほしかったところです。  メインのストーリーはそこから先。ズバリ、真犯人は誰なのか…!  これ最後のほうでウィルの妄想でしたーっていうオチだったらウィルが犯人で、それこそ救いようのないお話だったと思います。  家族がもういないという悲しい事実は覆せませんが、ウィルが犯人ではないという一応の救いが用意されていて良かったです。  ちなみに真犯人が誰なのか?これは前半に比べるとなんともパンチの弱いストーリー展開です。  それにどー頑張っても家族は戻ってこないことがわかっているので、これはなかなか見るのが辛かったですね…  そしてここで他の方のレビューを見るまで、恥ずかしい話真犯人の動機が実はよくわかっていませんでした。  ってゆーか人違い殺人なら動機なんてねーじゃねーかよ!そこ一番大事なとこなのに~  そんでなんか2人組で、一人はお隣さんの感じの悪い旦那ですが、もう一人は・・・・誰?こんなやついたっけ?で、勝手に仲間割れしているし・・・  見ているときは、この二人の動機と関係性がよくわからないままグダグダに映画が終わっちゃった印象です。  ・・・私の理解力が低いのか・・・?いや、そんなはずは・・・(;・∀・)
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-09-26 05:39:13)(良:1票)
438.  ファニーゲーム 《ネタバレ》 
 アメリカのホラーやサスペンスが、怖いとは思っても精神的負担が少なくて済むのは、そこに確固たるフィクションの壁が存在しているからだと思います。BGMや効果音を入れることで、場の空気を盛り上げると同時に、フィクションの世界と現実とを明確に区別してくれている気がするのです。それは作成者側のサービス精神であると同時に、良心の表れとも見てとれます。『これはあくまで映画だからね!』って。  そんで、その良心をとっぱらってしまうと、こーゆー作品ができてしまうのではないかと思います。  また、もっとも凄惨な場面は悲鳴と声だけにとどめ、結果のみを映像に映すという手法はこの作品において絶大な効果を発揮していると思います。不条理さと絶望感がより際立ってくるんです。今作において、子供が撃ち殺され呆然とする夫婦、ラストで湖に沈められる奥さん、この2つのシーンが個人的には特に凄まじい、衝撃的なシーンでした。  ただこの映画は、せっかく作り上げられたノンフィクションのような世界観を、『カメラ目線』『問いかけ』『巻き戻し』という反則技を駆使して、台無しにしちゃっています。完成された世界観を自ら壊しにかかる暴挙ともとれる行動。いったいどういうことなのか、・・・謎です。  確かに、この映画でしか感じることのできない何かを感じることができる作品ですね。  ただし、上記の目的がわからないことと、序盤、あまりにも無抵抗な奥さんに不自然さを感じてしまうことで、本筋とは関係ない部分でイライラさせられた点は大きくマイナスです。
[DVD(字幕)] 6点(2014-05-18 23:59:24)(良:1票)
439.  恋はデジャ・ブ 《ネタバレ》 
オチがわかっていたにも関わらず、いつもと違う音楽で目を覚ますラストシーンは鳥肌がたちました。フィルが本当の愛に辿りつき、ようやく2月2日の呪縛から解き放たれたようです。また、最後の1日が、一番多くの人がフィルによって幸せをもたらされたような気がして、サクセスストーリーを見た後のような清々しい気持ちにもなれました。カメラマンだけは、不人気なうえ25セントでおばさんに落札されて、ちょっと割を食ってたような気がしますが。カメラマンにもチャンスをあげたいですね。僕もタイトルを考えてみました。「Re-try」、どうでしょう?
[DVD(字幕)] 10点(2011-07-08 11:06:45)(良:1票)
440.  ズートピア 《ネタバレ》 
 警官にあこがれる子供時代。警察学校での奮闘日記。ズートピアへの初上陸。初勤務。初逮捕。  『モンスターズ・ユニバーシティ』でも感じたことですが、ディズニーはこの『初めて』の描き方が最高に良い。私達が最も胸躍る『初めての瞬間』というものを、ここまで希望に溢れたタッチで描いてくれるのはディズニーだけかもしれません。  中盤からは次第にサスペンスタッチに。ディズニーらしからぬ緊張感。ホラー演出あり。陰謀あり。また、『刑事もの』『バディもの』としても非常によくできています。前半が『わくわく』の面白さなら、中盤以降は『ハラハラドキドキ』の面白さと言えそうです。  それは同時に、前半の良さが後半ではすっかり影を潜めてしまったとも言えます。特に、『夜のシーン』や『暗いシーン』が多くなりすぎたことで、せっかくの色彩豊かな美の世界が、後半ではほとんど見られないのが寂しい。これには、ジュディがズートピアに初めて訪れたときの、あまりにも美しすぎる世界の風景が、反動として効いているのもあると思います。要は、『もっとこの世界を見たい』と思わせておきながら、あまり見せてくれないことへの不満ですね。  序盤で肉食のキツネにいじめられるジュディ。かたや、ニックは子供の頃複数の草食動物から迫害を受けています。ライオン市長から虐げられているように見える羊の副市長が、実は全体の1割しかいない肉食動物をズートピアから排除しようと考えてます。マジョリティのマイノリティに対する在り方の危険性を痛烈に批判。子供のイジメはわかりやすい『数の暴力』。その延長線上に、大人の世界での迫害、ひいては虐殺があるのかもしれません。  更には、『人種』『宗教』『多種多様な価値観』、ズートピアはグローバル化の進んだ現在の世界を感じさせます。  『勇敢なウサギ』『正義感のあるキツネ』『支配欲が強い羊』『スピードをだしまくるナマケモノ』。あらゆる偏見に対する問いかけを、これだけソフトにわかりやすく教えてくれるエンターテイメント作品。まさに名作です。
[ブルーレイ(吹替)] 9点(2017-06-18 22:57:42)(良:1票)

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