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プロフィール
コメント数 919
性別 女性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/20084/
ホームページ http://tiaratiara.exblog.jp/
年齢 70歳
自己紹介 前からありましたっけ?[この方のレビューを非表示にする]とカスタマイズできる機能。最近ですよね? 知らないうちに進化し続けてますね、このサイト。また来ようと思います。

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41.  ミッドナイト・イン・パリ
画面にもワインがたくさん出てきますが、芳醇なワインをしこたま味わった気分になる映画です。ほんとにヘミングウェイやピカソ、ダリはこんな人たちだったんじゃないかと彷彿とするような人物の創り込みと、やりすぎじゃないさじ加減がとにかく素晴らしい。昔はウディ・アレンて苦手だったんですけど、今は「すごーく好き」とまでは言いきれないのですが、この時代にすごーく大事な人、と思っています。長生きしてもらって、まだたくさん作ってほしいですね。ところで、本作は主役のオーウェン・ウィルソンがまた、いいんです。実は、彼が主役と聞かなかったら、私はDVDでいいや~と思ってたかも。いや、別にファンだったわけじゃないんですけど。ただ、あらすじを聞けば当然ウディ・アレンを投影してるに違いない役じゃないですか。ってことは、いつも演じてるような髪型をバリバリに決めた、お目目パッチリの二枚目キャラとは違う彼が見られるのでは、と期待して足を運んだのです。そしたらまさにその通り。ウディお得意のイジケ・キャラが板についていて、猫背だったり意外と短足だったりしてるとこもこの役にピッタリ。でも何より、どや俺の演技うめーだろ的ないやらしさがないとこが、すごくキュート。一気にファンになっちゃいました。<追記>後日談。一緒に見た友は「あなた笑いすぎ。どこがそんなにおかしかったの?」ですと。僭越ながら、当時の芸術家についての知識があればフツー大笑いしないではいられないと思うんですけどねえ・・。まあ、そういったとこも、ウディ・アレンへの好き嫌いに影響しているのかもしれませんね。
[映画館(字幕)] 8点(2012-05-30 22:17:28)(良:2票)
42.  ハッシュ!
よかったー! 細部までとてもナチュラルでした。たとえば蕎麦を食べるときのナオヤの手つきとか・・。彼の演技の秀逸さは「手」ですね。全然わざとらしくないの! 朝子の、切実さのこもった、アドリブ的に見える演技にも共感しました。なんか、この映画に関しては俳優サンの名前でなく、役の名前で呼びたくなるのです。脇役に至るまで、監督の求めるものによく応えてる感じなんだけど、がんばりすぎてなくて、とにかくナチュラル。だから個人としてみんなちゃんと立っている。『二十才の微熱』と比べると、誰にでも薦められるエンタティメントに昇華されたなー、と思います。ただ、『二十才の微熱』のラストにこめられた、身を削られるほどの切実さはすでにないんですよね。時代も、監督も、大人になった、ということだと思います。プレ・ハッシュ!として、『二十才・・』も、ぜひ多くの人に見て欲しい。
9点(2003-05-04 23:17:41)(良:2票)
43.  パッチギ!
観たのは公開時。当時このサイトから離れていたので、書きそびれていました。私は「ゲロッパ!」は好きになれなかったのと、前評判が少し大げさとも感じていたので、観る前はさほど期待していませんでした。でも、一番思ったのは、「見直したゾ! 井筒さん」ということ。彼の「人間が好き」という姿勢は他の作品からも伝わってきますが、本作のように若い男の子を主人公にした作品が、一番井筒さんらしい。オジサンが若者を描くときにどこかににじんでしまいそうな説教クサさがないのがいっちゃんいい(説教臭いというコメントも読みましたが、私の言いたいのは若者に抑圧的な、という意味での説教クサさ。イデオロギーの意味ではありません)若者に対するエラそーぶりがないから、過剰とも思える暴力表現もゆるせるのです。それと、今の世の中の閉塞感は、私たちが、社会に内在する矛盾に鈍感になってしまっていることとつながっているような気がするのですね。それを、この映画は「そのままでいいんかい?」と問いかけているように思います。心を突き動かす熱いものを本来持っているのが人間(あるいは若さ)なんじゃないの?と。デリケートな題材を扱いながら多くの人の共感を得たのはそういう点ではないでしょうか。但し、わるいけど女の描き方は下手なのね。男が女をよくわからないのはまあゆるすとして、出産シーンの撮影には助産師さんの監修くらいつけてくださいよ。
[映画館(邦画)] 8点(2007-01-31 12:12:43)(良:2票)
44.  ゲロッパ! 《ネタバレ》 
こういう大衆芸能礼賛路線やチープなニセモノ文化、スマートとは言い難い地方都市の雰囲気などは元々私は好きなんです。これらを魅力的に表現しようと思ったら、映画自体のノリやリズムが最も大切だと思うのに、そこがダメなのは致命的です。 それと、似てないJBがもっとおかしみを誘発してなきゃいけないはずのストーリーですが、大半の日本人は動いてるJBを知らないんだから、これも笑いがすべった一因では? 「BB」を飽きるほど観たことがある、なんて人さえ、このサイトにすらほとんどいないのが実状ではないでしょうか。それと、私も冒頭の中途半端なバイオレンスシーンは、何度見ても本当にイヤ。不快です。タランティーノ作品はバイオレンス満載だ、というお約束がまずあり、また笑っちゃうほど徹底しているから不快感を与えない。逆にこの作品は、井筒がそういう監督だとは大半の人が知らないか忘れていて、しかもハートウォーミングなコメディ作品だと思って待ちかまえているのに、いきなり片手ポッカーンをぶちかますんだから、趣味ワルイです。それに監督ってば「キル・ビル」に0点をつけておきながらマネ(に見えてしまうの)はカッコわるいですよ。最後に、井筒監督作品のうち「岸和田少年愚連隊」は観ていない、という人には、キャストはかぶってるけどあっちのほうが何倍も面白いっすよ~~と言いたいであります。ナイナイや山本太郎が少年役なんだから笑っちゃうけど、そんな要素も含め、あちらはことごとく面白かったです。 
[ビデオ(邦画)] 5点(2004-05-15 11:37:27)(良:2票)
45.  特別な一日 《ネタバレ》 
スリリングな行きずりの官能を描いていると同時に、繊細な情感が漂っている、まさに名作です。 歳を重ね、「ひまわり」の当時より枯れてきた二人の演技は、さらに珠玉。 本当に、ある1日を切り取った、という趣きながら、映画のテーマは深い。 冒頭のシーンで、ソフィア・ローレンの夫が、ヒトラーの演説に興奮して出かける様子が出てきます。この1エピソードでほとんどすべての背景を伝えているところが、スゴイところです。 このレビューはほかの作品に比べ何度も何度も書き直しましたが、いつも稚拙だなあ・・と溜息をついています。 ぜひほかの方のレビューを読んでみたい1作です。切に切に、ご来訪をお待ち申し上げます。 m(__)m  (定価3980円でDVDも出ているようです。決して営業じゃありませんよ~)
[ビデオ(字幕)] 10点(2003-12-08 10:48:34)(良:2票)
46.  普通の人々
「ORDINARY PEOPLE」と「普通の人々」とでは、ニュアンスにかなり違いがあると思うのだけど、英語のニュアンスはよく分からないから、まあこれ以上つっこむのはやめておきます。  見たのは公開当時で、その頃は映画というものはもっと簡単に作られているような錯覚をしていたので、「フツウ」? ほんとにふつうだわー、とバカにしていたような気がします。 「ふつう」としか思えないほどにナチュラルに演出しているすごさに、気づいてなかったんですよね。  今思うと、自分が出ればそれだけでベーシックな観客動員は約束されているようなものなのに、それをしなかった監督の潔さにも、改めて感服です。 ○ニーニとか、○ブソンのように、自分で監督して主演して、という人が好きじゃないので、 なおさらです。  今なら素直に言えます。「感動しました」って。 でも観た当時はそう言えない何かもこの映画は持っていたのも事実です。 直球勝負の映画に、たじろいだということかもしれません。
[映画館(字幕)] 8点(2004-02-07 16:57:55)(良:2票)
47.  お葬式
見所は、配役の妙。テーマは、生と隣り合わせにある死の重さ、軽さ。決して葬式のノウハウを伝えようとしたわけではない(誰でもわかるって? でもなさそうなんで、つい蛇足を言いました。失礼)。偉大な父、伊丹万作氏(『無法松の一生』の名脚本家、名監督)が早世だったこと。発作的にも見える自死を選んだこと。そして本作。伊丹氏は常に強烈に「死」に関心を抱いていた人だったのだろうと思います。この作品は、一見、その後の伊丹作品のいわゆる「ノウハウもの」(この解釈も私は間違ってると思うけどね)に通じるような趣きも見せながら、実はまったく違う作風。才人・伊丹氏の、最初にして最高の映画です。ルコント作品などにも通じるような、皮肉、猥雑さ、過剰さは、間違いなく大人のテイスト。皆さんが仰天したらしい逢引の場面は、むしろブランコに乗っている妻のカットのほうを、見てほしい。おかしくて、ゾッとする、こここそが名場面だと私は思います。(意味、わかりますよね? わからない人は私にメールください・・笑)伊丹氏はこれだけの実力の持ち主なんですから、若いときから作ればよかったのに、と思いますが、氏はおそらく父親コンプレックスのために、若いときはあえて監督はやりたくなかったのでしょう。若くして、俳優だけでなく名エッセイストとしても確固とした立場を持っていたから手一杯という事情もあったかもしれませんが、もっと早くから監督になって、私たちをもっと楽しませてほしかった。それと、ハリウッド作品に俳優として出たこともある彼にとっては、「売れる映画を」というのは大命題だったんでしょうけれど、私は、世間では大受けしている、(本作から後の)彼の作品が必ずしも好きではなかった。ヒットしなくても、私はもっと本作のような作品を見たかったです。これは想像に過ぎませんが、もっと若い頃から撮りだし、実験作も含め多作であれば、かえって行き詰まって自殺したりしなくてすんだのではないかなあ・・。エッセイストとしての彼に心酔していたファンの勝手な思いでございますが・・悲しい・・・。合掌。(不祝儀がわりに1点加えさせて頂きました)
[映画館(邦画)] 10点(2003-05-30 00:29:13)(良:2票)
48.  無能の人
打合せ帰りの平日の午後、初めて歩いた通りの小さな映画館で、看板につられて一人でフラッと入って見た1本。そんな気分に実にピッタリの映画でした。キャスティング、演出、照明、アングル、小道具、音楽(全部「ゴンチチ」! これがまたよかった!)すべてよかったです。 どのキャストもよかったですが、子役がイイ味出してるんですよー。私は特につげ義春ファンではないけれど、ファンの人にも納得してもらえる出来ではないかなーと。「鳥師」のエピソードなんかは、マンガで見るとこれをどう映像化するのかって心配になるのではないかと思いますが、私はよかったと思いました。外国の人にこの世界がわかるんかなーと思いましたが、どこかの賞もとりましたよね、確か。何だったか忘れてしまってすまんことですが。単なる川の水の撮り方、美しさにも驚きました。1シーン、1シーンを大切に撮ったんだなーと思います。そういうことはちゃんと海外の審査員にもわかったということではないかしら。原作のつげ氏も顔を出していましたが、周防作品の好きな私は、周防サンやモックンがヒョコッヒョコッと出てたのも、「お、いるいる」と楽しかったナア・・。残念ながら竹中氏はこれ以後、これを越える映画は撮れてないですね。最初のうちは期待して他作品(「119」とか・・)も見ていましたが、正直なところちょっとガッカリでした・・。ま、だからこそこの作品はもっと多くの人に見てもらいたいものです。
10点(2003-06-02 12:17:29)(良:2票)
49.  失楽園
渡辺淳一はたとえばアメリカだったらフェミニストに暗殺されてるんじゃないかと思うし(某知人の指摘の受け売りですが)、それでも全く同情に値しないと思うくらいだけど、ここまで表層的な感想が多いと、少しは肩をもってあげたくなる私。原作者と監督の女性観には賛同できないが、描こうとしている(のかもしれない)生というものの無常感には、賛同。
[映画館(邦画)] 5点(2010-12-27 21:08:32)(良:1票)
50.  シカゴ(2002)
こういう作品に低い点数をつけると、「無粋」って言われるんでしょうねえ。でも、好きじゃないもんは、好きじゃない。誰がって、それはレニー。もうとことん相性わるいです。役柄も、女優としての雰囲気も。わるいけど、ああいう娘は、昔は「しょん○んくさい」と言われたもんです。典型的な「オヤジ転がし」タイプよね。役柄には合ってたんでしょうけど、何がかなしうてそんなショボい話をエンエン観なきゃいけないのよ。ダンスがいくらかっこよくたって、ここのレビューを書くには全部見なきゃと思ったって、単に苦痛なだけだったです。とにかく作品も出演者も、無理して受け付けられるフリなんかしたくないの。ま、私にはレニーはダメ。それがはっきり自覚できただけで、観てよかったようなもんです。それとやっぱりギアがダメ、あたしには。これだけ嫌いな俳優がそろっていたら、5点以上つけるのは、とっても無理。曲とキャサリンのかっこよさだけではもちません。第一、キャサリンも、この役でのアカデミー賞授賞式に腹ボテの巨体で登場して、何か勝ち誇った顔してたのは、気に入らない。女優さんて夢を売る商売じゃないの? それと同時に、みんなのアイドルでいてほしいのよね。子どもをほしくてもできなくて悲しい思いをしている人もたくさん授賞式を観てるのに、かけらも気にしてなさそう。「見て、見て」って自慢してる感じで、あの場面はサイテーでした。映画で私が一番いいなーと思ったのは、「ミスター・セロファン」の彼。あんなにペーソスのある、しかも歌のうまい俳優サンだったなんて、ほんとに驚き。あのシーンだけは10点さしあげたいわ。ジョン・C・ライリーというお名前だったのね、覚えなくちゃ。それにしても、ミュージカルは、もっと愛らしい、見終わってハートがホカホカするような作品を観たいものです。ある人の受け売りですが、ハリウッド・ミュージカルは、ブロードウェイものを焼き直しするようになって以来、変質してしまったそうな。もうかつてあったような、映画特有のオリジナリティーは、もはや望むべくもないようですよ、残念ながら。
4点(2004-01-09 22:33:34)(良:1票)
51.  チェ 28歳の革命
革命家たらんとした人物は過去、それなりにたくさんいたと思います。しかし、団塊シッポ世代の私のイメージの中でもチェ・ゲバラは特別な人。断片的な知識しかないのは、映画を見た今でも変わらないんですけどね。でも、なかなか本物に迫っていたのではないかな、デルトロちゃん。眠たいとこもありはしたものの、映画の中のゲバラは、カリスマではなく、一言で言うと「スジを通す人」。そこに現代の男にはない男っぽさ、セクシーさを感じました。華やかでも面白いわけでもないけど、「オレってこんなにカッコいいんだぜ」じゃない演技に、久々にいい男優を見た感じ。
[映画館(字幕)] 8点(2009-01-29 00:47:50)(良:1票)
52.  シティ・オブ・ゴッド
息子が借りてきたので、何の前知識もなく見ました。始まってすぐに、「ひえ~」とブットビ! TV放映などはまだこれからでしょうから、私は、何も知らずに無邪気に見始めた珍しい観客というわけです。すごくショックでした。「タランティーノがオモチャに見えるね」と言ったら、息子が「だろ?」と。オモチャは大好きだけど、こんなの見せられたら、しばらくタランティーノは見る気にならないです。作り手の意欲やきっかけも実はそのあたりにあるんだろうけど、そんな下心が感じられない完成度の高さに、脱帽です。
8点(2004-04-04 21:04:55)(良:1票)
53.  あなただけ今晩は 《ネタバレ》 
へえ。これってカラー映画だったんですかー。たしか高校生の頃、テレビ放送で見たきりだから、今の今まで知らなかったです。ふつうに面白い映画、と思っていましたが、もう一度見てみよっかな。〈追記:30年以上ぶりで!見ました。いやあこれは、たびたびTV放送してる「アパートの・・」よりずっと完成度が高いと思います。ストーリーのありえなさ加減、そのバランスが絶妙にイイし、彼女にバラさないで終わるラストが粋ですね。「アパート・・」は後から見てガッカリしたのですが、こちらは逆に好感度アップ。1点上げます。〉 
[CS・衛星(字幕)] 8点(2003-07-21 21:44:30)(良:1票)
54.  チアーズ!
いやはや「百聞は一見にしかず」です。汗臭くないけど、しっかり感動させてもらいました!! 主役のキルスティンが苦手、という人、けっこういますね。私も最初ちょっとそう思いました。え? ほんとに10代?ふけてるー!と。でもああいう顔なんだもん、しょうがないじゃない? 私はむしろそういうハンディ?にもめげず(本人がそう思っているかどうか知らんけど^_^;)健闘している、と途中から応援したい気分になりました。チアガール独特の踊りも、その楽しそうな様子の裏側もたっぷり堪能しましたが、「こんなにスゴイのよ」みたいな押し付けがましさはないのがいいです。笑いあり涙あり(品がいいのにウソっぽくない。稀有ですね)で、これはアメリカ版「シコふんじゃった。」だと思いました。老若男女を問わず、見たほうがいい。今よりちょっとだけ生きることにポジティブになれますよ、きっと。
7点(2003-08-27 22:56:09)(良:1票)
55.  ボーン・アイデンティティー
あまり期待してなかったからかな、すごく面白かった。キャスティングが大変よろしゅうございました。マット・ディモンがあんなにキレのいいアクションするとは、聞いてはいたもののすごい驚き!(マットちゃん、相変わらずときどきジミー大西に見えなくもないが、もしかしてジミーちゃんも案外イイ男?と思っちゃったりして!)監督はインディーズ出身だそうですね。だけど大衆娯楽としてのアクション映画のツボをおさえていてくれて、飽きさせない。楽しい。パリの街中を失踪するローバー・ミニ(あれってミニ・ローバーじゃなくこの名前なんですってね。ちなみに「ミニミニ大作戦」の「ミニ」こそがミニ・クーパーなんだって。知らなかったわー)がかっこよくて、あれ?これがほんとのミニミニ大作戦では?と思いましたよん。正直、あっちのカーチェイスよりもずっとよかった。困ったなあ、あっちに確か7点つけちゃったぞ・・エーイおおばんぶるまいの8点です!!まだみんながよく知らないヒーロー、ボーンなら、シリーズ化しても新鮮な感覚で見られるんではないかしら? ちょっと期待できるんではないだろうか。(追記:平均5点台に、なっとくいかなーい! ご祝儀で1点加えさせて頂きます)
9点(2004-05-17 16:10:36)(良:1票)
56.  フライド・グリーン・トマト
女の友情を描いたいい映画ってほとんどない、とブツブツ言っていましたが、ありましたねえ~、これが。いつかレビューを書こうと思っているうちに、いつのまにか忘れていました。でも(見たのは10年ほど前になるにもかかわらず)内容はほぼ覚えてるつもり。重たいんだけれど押し付けがましくなくて、女性映画なのにあまったるくなかった。「いい話」におとしこまなかったところがセンスあるし、ユーモアもあって、これは男性にもお勧めできる作品だなあと思うんですけど、いかがでしょ?
9点(2004-03-08 01:00:19)(良:1票)
57.  リトル・ダンサー
少年の演技にノックダウン、です。 うますぎるという評に、同感(踊りのうまさも含め、すごすぎ! ちょっとした表情にもゾクゾクしちゃいました)。 ですが、浮いた感じになってないのは、ひとえに演出力でしょう。  お父さんの素朴で不器用な愛情表現も胸に迫るものがありますが、先生との間柄を、ありがちなウェットな関係にしなかったのも、好感度大。 お兄ちゃん、性同一性障害らしい友だちなど、ほかの登場人物のキャラクターも、一見類型的に見えながら、違います。それぞれ個性が立っていて、よかった!   本作は、「遠い空の向こうに」と比較したがる人がいらっしゃるようですが、私はかなり違うタイプの映画だと思います。 真にチャレンジャーといえるのは、私はビリーのほうだと思うし(そもそも私にはあちらは凡庸に思えて仕方ない。が、あちらはあちらで熱狂的なファンが多いのはわかっているから、できたら比較はやめていただきたいっす)。 でもね、かなり違うことは、たとえばラストなどでわかるはずだと思います。  このラストについては、皆さんもおっしゃるように、私も最初はちょっと唐突な感じはありましたが、終わったら、監督の意図はよく伝わってきました。 一人の男の子が、最終的に大きな夢をかなえた姿を、私たちにも少しだけ垣間見させてくれた、その表現が粋だったと思います。  いわゆるベタな感動作が苦手な方には、ぜひ見逃さないで! と言いたい一作です。
9点(2003-04-06 18:48:40)(良:1票)
58.  エントラップメント
これって、まさに男のロマンなんじゃないんですかー? 枯れてきた年頃にもかかわらず、現役バリバリで、でも渋さも満開で、かつキャサリン・ゼタ・ジョーンズみたいなセクスィー美女にモテモテで。男の花道でしょうよ。なのに、いいねいいねと言ってたのは私ばかりで、我が家の男たち(50歳、21歳)は、「こんなのありえねーだろーよ」と、アキレ顔。もしこれがたとえばジーナ・ローランズあたりが若いハンサム君にもててる話でも、私だったら手ばなしで喜んじゃうけどな。男ごころは複雑ねえ。ま、自分たちは逆立ちしてもショーン・コネリーにはなれないっていう心理?
7点(2003-12-18 01:23:49)(笑:1票)
59.  ハンナとその姉妹
苦手なウディ・アレンですが、これはかなり面白かった! 世間的にも評価の高い本作にはたくさんレビューが寄せられてるかと思いきや、また、平均点ももっと高いかと思いきや、このサイトではアレンて人気ないんですかね。びっくりするほどすくなっ! ドロドロしたメロドラマが、情けなくて、コミカルで、でも何か知的に描かれていて、とても多彩な味わいが、さすがアレン、て感じですかね。(でもやっぱり苦手だ~、と思う作品のほうが実は多いけど・・) 
8点(2004-04-20 09:43:43)(良:1票)
60.  バーバー
これをほかの人と一緒に見て楽しめた、という人なんて、いるんでしょうかねえ。「アメリカン・ビューティー」とかこれって、どうもそのあたりが解せない。私はいたたまれなかったですよー。そもそも映画って何のために見るんだろうか。何のために作るんだろうか。これを見て、何かプラスになったんだろうか。別に、ためになるものを見たいわけじゃないけど、自分にとってマイナスになるようなものをあえて見たいとは思わない。え? マイナスになったのか?って。よくわからない。よくわからない一品です。最近、コーエン兄弟作品があまり好きでなくなってきている自分を感じます。うまいなあ、とは思うけど、幸せな気分にはほど遠い。うまいなあというのは一度見りゃわかるから、これもたぶん、もう一度見たらさらに低い点になりそう。シニカルな作品が好きな方はどうぞ。私はもう二度と見ないだろうと思う。
7点(2004-07-18 09:33:02)(良:1票)

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