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プロフィール
コメント数 79
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/uvoaa/
年齢 43歳
自己紹介 ついに社会人になりました。
しばらくはネット環境がない場所で過ごすので、
なかなか新規レビューを投稿できません。
メールの返事等も遅れることになりますがご容赦下さい。


kobayasi(a)ialab.is.tsukuba.ac.jp
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61.  地獄甲子園
はぅあ!とんでもねぇ映画を見ちまったぜ!元々俺は原作のファンでした。高校の時に友達が買って来たものを読ませてもらったんですが、あまりのバカバカしさに大爆笑。実は初めての漫☆画太郎作品で、「世の中にはこんなに突き抜けた漫画家がいるのかっ」としばし興奮していた覚えがあります。その地獄甲子園が実写化されると聞いたときは、一体あの摩訶不思議ワールドをどうやって実写に?と心配をしましたよ。当時はちょうど少林サッカーが大ヒット御礼中の時期だったので、「このブームにあやかった原作の名を借りただけのトンデモ野球映画にするんだろうな」というのが俺の見解でした。しかし、いざ蓋を開けてビックリ。なんと、原作をそのまま映画にしてやがる!何がそのままかって、言葉通り「そのまま」なんですよ!「はぅあ」のような、普通絶対に使わないけど漫画の中ではよく使われるセリフ。「ま、まさか」のような、焦っていることを表現するためのドモリ言葉。漫画符号という漫画符号がそのまま実写になってるんですよ。こういう映像ってありそうでなかった。ニッポンの近代漫画文化が何十年の歴史を誇っているのかは知らないが、その中で培われた表現手法を実写に適用させると一体どんなことになってしまうのかを真摯に試した、意欲的な実験作と言うことができるでしょう。  ……んなワケねーだろ!!!
5点(2004-06-20 10:54:45)(笑:2票)
62.  ブルース・オールマイティ
小学生の頃は毎日のように「ウチにもドラえもん来ねーかなー」と引き出しを空っぽにして待ちわびてた俺ですが、そんな誰にでもある万能願望を叶えてくれる映画ですね。もしどんな事も可能にできる神様になれたら?そんな物語の素材は誰にでも思いつくし、実際に今まで多くの作品が作られてきましたが、どう料理するかってのが作り手の腕の見せ所なワケですよね。その点、このブルース・オールマイティは本っ当にセンスいいよー。一体どこの誰がロマンチックな夜景をメークするために、あたかも曇りガラスを拭き取るかのように雲を払いのけて、月にロープを投げて地球に引っぱり寄せて、一等星を空中に描き足して行くなんてバカみたいに素敵なことを考えるんだろう?同監督×主演の前作「ライアー・ライアー」と比較したとき、ジム・キャリーの顔芸は健在ながら、完全にそれに頼ることなく映画に面白みを持たせるのに成功しているので、進歩しているなぁと俺には感じられました。こうしてまた新たなファンタジーコメディの傑作が創造されたことに、主への感謝を申しあげます!
8点(2004-08-13 04:23:45)(良:2票)
63.  遠い空の向こうに
涙もろいことで有名なコバ香具師ですが(?)、映画で泣くのはことさら好きです。けどここんとこ、一瞬ホロリとくる場面には度々出会うものの、ボロ泣きレベルの作品にはしばらく出会っておらず、もしかして素直に泣けない擦れた人間になりつつあるのかなぁと心配してました。けど、やっときましたよ。久々の号泣作品でした。あーもう、本当に良かった。邦題が「遠い空の向こうに」ってことで、やたらと雄大な雰囲気を醸し出してるくせに副題が「ロケットボーイズ」でなんかマヌケな印象…センスあるんだか無いんだかわかんねータイトルだな!とかどうでもイイことを考えてた自分が恥ずかしくなったね。これを見終わった後すっかり感化されて友人に「俺はロケットを作るぜ!そして宇宙に行くんだ!」と言ったところ、「宇宙に行く前に現実に帰って来い」の一言で済まされました。
9点(2004-08-08 06:19:44)(笑:1票) (良:1票)
64.  タイタニック(1997)
イイ映画ってさ、宣伝を見ただけでワクワクしてくるじゃない?俺がタイタニックのことを初めて知ったのは、確かスピード2を見に行ったときの予告CMでだったかな。映画の宣伝ってタイトル自体は一番最後に出てくるよね。だから俺はその予告を見始めた段階では「タイタニック」=「船が沈む話」であることは全然知らないワケ。その点に注意して聞いてくれ。やたら豪華絢爛な船を舞台にした身分違いの恋物語、こう言っちゃうと何だか普通の映画に聞こえそうだが、映像センスが抜群だったし「これは何て面白そうな映画だろう」と俺は思った。んで、しばらくしたら何てこった、いきなし船が氷山にブツかって沈没し始めるんだぜ!?マッタリ恋愛ものだと思って油断していたら、突如壮絶なサバイバルパニックムービーに大変身ですよ奥さん。何じゃこりゃー、コイツはいよいよ面白そうだ。この時点で俺は公開されたら絶対に見に行くことを決意したもんです。最後には「ジェームズ・キャメロン監督」のクレジットが登場。さすがキャメロン監督、あんたの名前を見てもいないのに2~3分の宣伝だけで俺の足に劇場へ赴く決意をさせてしまうなんて大したもんだよ。と感心しているところへ「タイタニック」の表題が…。あぁ、これはあの伝説的な沈没事件を元に作った映画だったのか!――そんなこんなで、宣伝だけでこれほどまで俺に多くの感情をもたらしてくれた映画なんて、後にも先にもこれ一本なんです。スピード2の内容が余りにクソだったことも相まって、その日の俺の頭の中はまだ見ぬ大作「タイタニック」のことでいっぱいに。やっぱりというか何というか、蓋を開けてみれば各地で大ヒットしちゃいまして、「俺はあのバンドのことをインディーズの頃から目をつけてたんだぜへへーん」的な感情も芽生えたりしました。死んでください、過去の俺。
9点(2003-07-04 02:05:35)(笑:1票) (良:1票)
65.  打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM>
昇龍拳!昇龍拳!波動~~~拳!!!そしてマントで空を舞うスーパーマリオ。学校ではJリーグの話題……この映画には俺が体験した小学校高学年の時代そのものがあった。色んなことを思い出したよ。あの頃ってさ、女の子と一緒に遊びにでかけようものなら周りの奴らに冷やかされまくるのな。デートの誘いを断った彼の気持ちは痛いほどよくわかる。やっぱり俺も小学生時代に女の子とデートしたことはなかったし。まぁ俺の場合はただ単に女の子からキモがられてて相手にされなかっただけなんだがな。まぁそんな話は置いとけ。とにかく、世代にもよると思うけど、少なくとも俺にとってこの映画は忘れかけている色んなことを思い出させてくれる、宝箱のような作品なのデス。俺も打ち上げ花火を真下から見たくて、チャリで一生懸命走ったんだった。懐かしいなぁ。←結局真下に到着する前に花火終わっちゃって、友達と寂しく帰宅したのであった。
8点(2004-03-18 15:02:47)(笑:2票)
66.  カラスの飼育 《ネタバレ》 
スペインの映画って初めて見たかも知れないな。映画自体は淡々としてて起伏に富んでません、ので、言ってみれば退屈です。それでも場面場面でハッとさせられて、見所は結構ある。主人公の女の子がまたえげつないんだな。大人に向かって、危険なものとわかってて銃口(弾丸装填済み)を向けたり、平気で毒を盛ったり、かなりキてます。まぁ彼女が殺したくなるのも分かるくらい登場する大人達が基本的にイヤなヤツなんですが、唯一アルツハイマーの祖母だけは素敵なお方です。顔を縦に振るか、横に振るかでしか感情を表現しません。いいキャラだ。少女「おばあちゃん、もう死にたいのね」祖母「(うん)」少女「じゃぁ私が殺してあげるわ」祖母「(いや)」少女「なんで?さっき死にたいって言ったじゃない」祖母「(いや)」…おめーらどういう家族だ。ってワケで、大人の世界に絶望している少女の暗い心の内面が描かれたシュールな作品です。危険な天然不思議美少女を鑑賞したいロリコン野郎は必見だ!
4点(2004-05-10 10:19:47)(笑:1票)
67.  イレイザーヘッド
普段は「面白かった」「面白くなかった」で点数を付けてる俺ですが、この作品に限って「衝撃的だった」という意味合いで8点献上させて頂きます。いやもうね、マジで勘弁して下さい。お願いします。映画を見て吐きそうになったのは人生初。これは決して気持ち悪かったことの比喩なんかじゃございません。本当に嘔吐しそうになったって意味です。この映画のおかげでしばらく大好物のチキンが食えなくなった。それほどにエグい描写の連発です。胎児は反則だろーーー!あー、書いてたらまた思い出してきた。うぇぇぇ… もう一生見ません、が、いつか怖いものみたさで再見したくなる日が来るかもしれなかったり来ないかもしれなかったり正直どうでもよかったりします。
8点(2004-04-19 19:23:06)(笑:1票)
68.  花とアリス〈劇場版〉
俺は岩井俊二監督を敬愛してます。彼の作り出す映像に何度酔わされてきたことでしょうか。こんなにも俺の感性を刺激するクリエイターと同じ時代に生きることができたことに、感謝さえしている昨今です。しかし、岩井監督の作品から溢れ出る素晴らしさは岩井監督のチカラだけで成り立っているのかと言えば、そうではないはず。彼には篠田昇カメラマンという良き伴侶がいました。篠田氏は岩井監督のほぼ全ての作品でカメラマンを務めてきました。あの白くノスタルジックな映像の直接の生みの親は篠田氏だったわけです。しかし、そんな彼はもういない。今年の6月、癌により惜しまれながらこの世を去った。俺自身も非常に残念であり、心から冥福を祈っています。さてこうなると、一つの不安が頭をよぎるのです。すなわち、俺が惚れ込んでいたのは監督岩井俊二ではなく、カメラマン篠田昇だったのではないか、という可能性です。もしくは、あの作品群は岩井監督と篠田氏のコンビネーションがあってこその産物だったとしたら。それは岩井監督の次の作品を見れば判断がつくことですが、どちらにしろ篠田氏の撮った映像をもう未来永劫見ることができないと思うと、落胆をあらわにせずにはいれません。「花とアリス」はそんな岩井・篠田コンビの最後の作品となるものです。決して死への悼みからオーバーに叫ぶわけじゃないですが、俺は「花とアリス」は彼らの最高傑作だと思っています。内容に関しては多く語るまい、とにかく一人でも多くの人々に見てもらいたい作品なのです。篠田氏よ、ありがとう。そして安らかに…(2004/10/22更新)
10点(2004-04-19 18:04:22)(良:1票)
69.  ミッション:インポッシブル
宙吊りのシーンを見ている時、それはそれは不思議な体験でした。いつもだったら耳をつんざくほどの大音量を流し続ける映画館内が、一転してサイレントムービーの上映会場に。しん…と静まり返り、そこにいた観客までもが息を殺すようにしてスクリーンに見入っていたのです。あのシーンは俺が映画を見て最も緊張感を高めたシーンなんじゃないかな。一番好きなアクション映画と聞かれたら真っ先に挙げる映画です。脳髄溶け出すほど面白かった。体の芯から震えるような視聴効果、脚本的なギミック、ありあまる魅力を放つ主演陣、ダニー・エルフマンの爽快な音楽。それらが絡み合い調和した、エンターテイメント作品の一大傑作です。
10点(2003-06-28 01:34:27)(良:1票)
70.  ハピネス(1998)
見せるな、んなもんを俺に見せるな!と何度叫びたくなったことでしょう。蛋白質をカメラに映すわ、年配男女が絡むわ、デブ女が誘惑するわ…これらの描写でさえ、映画のほんの一部分です。全編通して観客に迫り来る監督の悪趣味っぷりは目を背けたくなること必至だぜ!でもね、俺は気付いたよ。今現在世間にありふれた映画のほとんどが、いかに偶像的かってことをよ。よく「リアリティ」なんて言葉が映画の評価に使われるけど、本当の意味でのリアリティなんてそこらに転がってる映画ではなかなか見られないと思うんだわ。人間をカッコ良く見せるためにどこかしら手を加える。当然それは悪いことじゃないんだけど、人間のキモい部分から目をそらさずに正面から向き合ったこの作品は、それだけでも価値のあるものなのかもしれない。  …んなワケあるか!!!
6点(2004-04-19 22:01:03)(笑:1票)
71.  1999年の夏休み
始まった瞬間に素で笑っちゃいましたよ。すっごい演技ですよ。そこら辺の中学校の学芸会みたいな、っていう形容がピッタリ来てますよ。普通そんな抑揚で会話する人間存在しないっつーの。でも映画が進行していくにつれ、「あぁこれはワザとやってるんだな」ってことに気付きます。この独特な雰囲気を作り上げるために、演技に演技を重ねるようなマネをしてたんですね。そしてそんな演技もいつの間にやら、世界観と共にどっぷり慣れてしまうんだから不思議だよなぁ。2時間のあいだヘンテコな夢を見させられてた気分になります。とにかくこの映画は隅から隅まで現実とは異質な何かで埋まっておりますんで、そこから何かを感じ取るには俺はちょっと目が醒め過ぎてる感が否めません。つーワケでここは5点とさせて頂きましたが、好きな人はきっと好きだと思うよ。こういう世界も。ただのホモ映画だけど。
5点(2004-08-12 06:43:26)(良:1票)
72.  クイズ・ショウ
時代のギャップを感じながら見ると面白い作品。現代を生きる我々にとっては「なーにをクイズ番組のやらせ程度で」と感じてしまうが、当時の国民の気持ちを推察することはできる。例えばそうだな、今で言えば「ルー大柴とニコラスケイジは兄弟だった」とか何の前触れもなく報道されたらショックで暴動が起きることは火を見るより明らかじゃなかろうか?つまりはそういうことなんだと思います。 テーマに馴染めなくても、登場人物一人一人の感情の機微が巧みに表現されており、まるで殺人を犯してしまったかのような良心の呵責に苛まれる主人公を胃が痛くなる想いで見届けるのもまた一興サ。
6点(2004-06-08 09:39:31)(笑:1票)
73.  スパイダーマン2
ブラボー、最高だ。これだよ。このスピード感と迫力だよ。俺は映画にこれを求めてるんだよ。それは昔から変わらない。アトラクション映画なんて言葉があるけど、俺にとっちゃそりゃ最高の賛辞だよ。しかしまぁよく作ったわなー。あんな冴えないアームのついたオヤジと、糸を飛ばすしか脳のないヒーローの対決ですよ。これだけの素材でこんな面白いアクションが撮れてしまうんだから、やっぱハリウッドってとこは馬力が違うよ。そりゃ結婚式ドタキャンもするっつーの。当然アクションがすげーってのもあるんだけど、これをヒーローものっていうジャンルでやってるのが成功だと思うんだよね。無粋なツッコミは無用。だってヒーローものだもん。この映画に出てくる人はみんなして「スパイダーマンだ!」「スパイダーマン、頑張れ!」って言ってるでしょ。そういう存在が認められてる世界なんですから、ちょっとやそっとの違和感で揚げ足とったつもりになるのは場違いってもんですわ。ドラえもん見てる最中に「あんな何でもありなロボットいるワケないじゃん」とか言わないでしょ。それと同じよね。だから、もう細かいことを気にせずドップリ映画に入り込めるワケだ。最後はもうすっかり童心に返ってスパイダーマンを応援してたぜ、俺は。なんだかえらい気分よかったわー。押し入れから出て来たグローブで久しぶりにキャッチボールをした時のような、懐かしいんだけどその懐かしさが新鮮っつーか、そんな感覚なんだわ。まぁどうでもいいね。とにかく面白かったって言いたいらしいので、そこのキミもさっさと劇場に足を運んでバーストくらって下さい。
9点(2004-08-19 07:26:50)(笑:1票)
74.  ガントレット 《ネタバレ》 
この映画は「バカ映画」であると同時に「馬鹿映画」であるというなんとも稀有な存在ですよ!「バカ」はユニークであることを示す誉め言葉で、「馬鹿」は知的レベルが低いことを示す貶し言葉である…というのは俺のかなり勝手な解釈なワケですが、まぁそういう定義でヨロシク。 だって本当に馬鹿なんだもん!アンタ、一回目と同じ方法で助けを求めたらまた罠にかけられるに決まっておろうが!そしてそれを見抜いて得意気な顔をしてヒロインが一言「私は大学を出てるのよ」。おめー、んな当たり前のことを指摘したくらいで大学出てることを強調せんでも!そして上司の悪役は最後に逆ギレして「殺せ!あいつらを殺せ!」→銃乱射。…ってアンタ、んなこと叫ばんと黙っとけばどうとでもなるやん!いやはや、どうもプロットに無理があり過ぎるような気がしないでもないですが、まぁいいんです。この作品は「銃撃で家をブッ壊してみたかった」「銃撃でパトカーをブッ壊してみたかった」「銃撃でバスをブッ壊してみたかった」というイーストウッドのアツい想いをそのまま映画にしただけのようなもんなのでしょう。そういったムチャクチャな部分を「バカ映画」としてワタシは高く評価したいと思います。こういう古き良き時代のアクションものもたまにはイイですね。
6点(2004-06-13 04:55:51)(笑:1票)
75.  戦場のピアニスト
戦場に放り込まれてもなお音楽を愛し続けた、一人のピアニストによる愛と感動のストーリー。今、劇場が涙で包まれる……! って感じの映画かと思ったら全然違うんでやんの。なんか知らんけどいっつも泣きそうな顔した情けねぇ顔のオッサンがひたすら逃げ回る映画。愛も感動もナシ。「映画史上もっともカッコ悪いヒーロー」とどこかで紹介されていたという話も頷けますね。だが、それが良い。主人公が無力であることによって、あの時代に虐げられていた人々の鬱積とした気持ちが手に取るように伝わってくるワケだ。そういう点で制作側の試みは成功してるんじゃないですかね。エンターテイメント的な要素はあまりないけど、こういう映画こそ後世に残すべきなんだろうな。そして学校の社会科の時間に見せられた学生があまりのダルさに居眠りをする。これはそんな映画になっていくと思います。
7点(2004-10-04 11:32:46)(笑:1票)
76.  ショーシャンクの空に
「ビデオにとった『ショーシャンクの空に』見てからは もっともっと確信に近いな 暗闇で振り回す両手もやがて上昇気流を生むんだ」 Mr.children/"one two three"より
10点(2003-06-30 18:44:18)(良:1票)
77.  スクール・オブ・ロック
全国の音楽教師の皆さん。授業で「サウンド・オブ・ミュージック」や「アマデウス」を生徒に見せるのもいいですが、この「スクール・オブ・ロック」を見せた方が子供達にいろんなものを与えることが出来ると思いますよ!オーソドックスなストーリーながら、全てにおいて完璧と絶賛したい映画。今期ナンバー1の面白さです。ジャック・ブラックの暴れっぷりももちろん評価しますが、子供達もそれぞれのキャラクターがしっかり立っていて魅力的に描かれていた。というより、サマーたんが可愛過ぎて悶絶しそうになった。
10点(2004-06-01 15:42:51)(笑:1票)
78.  ニュー・シネマ・パラダイス
シ♭~~レミ♭シ♭ラソラレファ~ミ♭ミ♭~レ~~~♪♪  今もサントラで「愛のテーマ」を聞きながらこのレビューを書いてます。この曲を聞いているだけで、脳裏に甦る名シーンの数々…あぁ畜生、また涙ぐんできやがった…。この映画はどれだけ俺の涙腺を破壊すれば気が済むんだよ?そう思って今まで生きて来たのだが、このサイトを見る限り、同じ被害に合った人間は俺一人だけじゃないらしい。世界唯一の被爆国の国民としては、この兵器のような映画の存在に脅威を覚えずにはいられない。 これだけ多くの人々がニュー・シネマ・パラダイスへの熱い想いを語っている。今さら内容について俺が語るべきことは何もねぇ。これからも永久に破壊活動をし続けてくれることをひたすらに願う、ただそれだけぞなもし!
10点(2004-06-19 07:02:08)(良:1票)
79.  ミッドナイト・エクスプレス(1978)
映画における「人殺し」の描写を考えてみる。人殺しには大きく分けて2パターンあると思う。ざっくばらんに言っちまうと、無感情に殺すか、そうでないか。前者としてはアクション映画で名前の無い人物がどんどん死んでいくようなシーンなどが当てはまる。この場合、「あぁ殺してるな~」とは思うがそれはまぁ本質的には人殺しじゃねーよな。なんつーか映画を盛り上げるための記号として用いられてるだけで、そこに人の命の重みを考えたりする余地はないし、そんなもん介在させるのは筋違いであります。それじゃぁ後者の場合――例えばサスペンス映画で殺意を持って一人の名前を持った登場人物を殺すようなシーン――では、我々観客がその殺人によってダイレクトに何らかの感情を揺り動かされるかと言えば、別にそうでもなかったりする。「あぁ殺しちゃったよ~」くらいで、結局俺は映画を見ている自分の目線の位置を忘れたりせんのです。さぁ、前置きが長くなりましたが、そこでこのミッドナイト・エクスプレスですよ。ビリーが虚偽の申告をしたトルコ人に襲い掛かって、そこらじゅうの物をブッ壊した挙句に、相手の舌を噛み切るシーン。すんげぇ。いわゆるマジギレってヤツだよ。怒りという感情をあらわにした人間が持つ果てしないエネルギーを、俺は初めて映画の中から感じ取ったんだ。恋人との面会時に脱衣を強要して自慰行為にふけるシーンなどでも、ヒトという名の動物の持つ衝動を見事に表現しているし、これだけ説得力のある壊れかけギリギリの人間性を描ききった本作品は秀逸と呼ぶに値するんじゃねーかな。
8点(2004-03-30 07:22:44)(良:1票)

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