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コメント数 1845
性別 男性
ホームページ http://twitter.com/subekari
年齢 42歳

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61.  ナイト&デイ
トムが敵を陽気に殺って殺って殺りまくって、たくましいキャメロンがキャンキャン騒ぐだけのアクションコメディなんだが、なかなか先が読めないし、豪快で楽しい。 後半はひっぱりすぎな気もするけど、最後まで退屈することはナシ。 トムが強すぎるし、ふたりとも陽気すぎるのでハラハラドキドキ感はまるでナシ。 アクションに次ぐアクションではあるが、発想が豊かで飽きさせないように出来ている。 血が噴き出たり、ベッドシーンがあったりしないので、家族皆さんで安心して笑って楽しめるような一本。こんなに健全なのにこんなに楽しい映画は最近貴重かも。  すぐに忘れそうだけど。
[映画館(字幕)] 7点(2010-10-11 15:38:21)(良:2票)
62.  アンストッパブル(2010) 《ネタバレ》 
この映画には、感動もないし、深いストーリーもあっと驚くような展開もないし、暴力もないし、犯罪者も悪人も出てこないし、可愛い女の子もでてこないし(フーターズ除く)、ラブストーリーもない。それなのに面白いなんて! ただ電車が走っていて、二人の男が一生懸命それを止めようとするだけのお話。 主人公二人だけでなく、脇のキャラクターがそれほど掘り下げられない割に、魅力的に映るのは、会話のやりとりが軽快だからかな。いちいち面白くて、ニヤニヤしてしまう。 下手に感動させようとか、驚かせてやろうとかいう、欲張り根性が全くない分、すっきりしていて、シンプルに楽しめるパニックムービーとしてしっかり仕上がっている。 特に気に入ったのが、やけっぱちみたいな二人の動機。その軽さが心地よい。簡単に命かけちゃう、この二人、嫌いになれないっす。 期待せずに気楽に映画館で観るには最適な一本。映画館で観ないなら、観ないでもいいような一本でもある。
[映画館(字幕)] 8点(2011-01-10 00:30:36)(笑:1票) (良:1票)
63.  ガリバー旅行記(2010) 《ネタバレ》 
想像以上に面白かった。別に3Dじゃなくても良かったけど。 ガリバー旅行記にそれほど思い入れはないけど、こんな話だったっけ?っていう。 ほぼジャック・ブラックの独り舞台。ケツ出したり、踊りまくったり、調子こいたり、暴れたり。 たぶん、ジャック・ブラックが好きでない人にとってはキツい映画かもしれないけど、「ちっぽけでなんの取り柄もないガリバーが奮起する」。 こういう流れは基本的に好物なのだ。ブラック・ジャックなら容姿的にも申し分ない。最近、非モテ俳優といったら、セス・ローゲン推しなオイラだが、やっぱジャック・ブラックもいいね。あんまりしょっちゅう観るとくどいだろうけど、久しぶりなのが良かったかも。それだけに後半の恋愛部がチョロすぎて、物足りない感はあったけど。 あとは他の映画のパロディがちょこちょこあるんだけど、パロディ元があまりにも有名映画ばかりという、節操のなさも案外嫌いじゃないんだよな。 基本ゆるゆるなので、あんまりハラハラドキドキできなかったけど、ジャック・ブラックのドタバタコメディとしては、充分楽しいものだった。エンドロールが最後まで凝ってたのも好印象。小人の世界も映像的にそんなに違和感なかったし、技術的にもレベルの高いものだったと思う。(必然的にジャック・ブラックのドアップが多い)モテない癖に恋愛指南したりとか、他人とは思えなかったな。
[映画館(字幕)] 7点(2011-04-16 12:07:24)(良:2票)
64.  カラフル(2010) 《ネタバレ》 
こんなに動かないアニメも珍しい。走ったりしてもモーションが粗い。背景にしか力入ってない気がする。クレヨンしんちゃんの時は、もっと気持ちの良いアニメーションを見せてくれたんだけどなー。予算の違いだろうか。 登場人物のいかにもな感じが苦手。メガネ娘の喋り方とか不自然すぎてダメだ。 全体的にセリフ回しもなんか臭いし、変な関西弁の少年の舌足らずさもなんか気持ち悪い。中3にもなって男同士ベタベタするのもなんだかなー。この映画の雰囲気が好きになれない。唯一、性にだらしないビチ子(ひろか)ちゃんは可愛かったし、声(南明奈)も結構良かったと思う。でも、売春とか不倫とかの話が出てくる割には性については見て見ぬふりするような感じがヤダ。 ちょっと中学生日記っぽく感じたな。 一箇所、ラスト近くの食卓のシーンは、ちょっとグっと来たけど、あとは全然のれず、結構退屈してしまった。 CMでガンガン流れてる尾崎のカバーは割と良いと思うんだが、ホントにちょろっとしか使われてなかったのが残念。エンディングテーマは某超名曲のカバーなんだが、狙ってる割には歌もアレンジも随分とお粗末。 うーん期待してただけに色々残念。
[映画館(邦画)] 4点(2010-08-29 12:38:12)(笑:1票) (良:1票)
65.  座頭市と用心棒
勝新と三船夢の共演といえど、あまり評判のよろしくない本作ですが、それほど悪くなかったです。 ただ、勝プロがこの企画の監督を岡本喜八にしたということは、もっと自由に痛快でバカバカしい娯楽大作を作ってほしかったんじゃないかな、と思いました。 喜八監督らしさはもちろんあり、いい感じの軽さは出てるんですが、崩し方が中途半端で、余計に2人のキャラクターと世界観に違和感を感じてしまった。 主演二人が強烈なのに、更に多数の登場人物を出して入り組んだ話にしたせいで、ちょっ内容としてはかったるくなってしまっていました。 それでも、かなり陰惨なクライマックスには固唾を呑まされてしまった。 期待していたものと違う、という点が大きく低評価に響いている気がするので、座頭市とか用心棒とかの先入観を抜きにすれば、全然悪い作品ではないと思いますよ。
[DVD(字幕)] 7点(2009-05-29 23:01:00)(良:2票)
66.  リトル・ランボーズ 《ネタバレ》 
キャスト、脚本、映像、演出、音楽すべて完璧だったと思う。 凄く気を使って丁寧に撮っているな、っていうのが感じられ、無駄だったり退屈だったり、雑なシーンがなく、すべてのシーンが素晴らしい。 音楽の使い方もイチイチ絶妙で、いい感じに盛り上げてくれる。 あと、この映画が凄く気にいったのは、ほぼ全ての登場人物が、善良でありながら嫌な部分を持っているところ。子供なんて特に、善良で噓つきでズルい生き物だと思うし。そういう意味で確かに子供らしい子供が、イキイキとワルさしたり、楽しくやってたり、ケンカしたりするのがイイ。 若干、ファンタジックな作品でありながら、まったく嘘くさくない。  そして、何といってもラストの素晴らしさ! 裏をかかれて、あんなに感動させられるとは思わなかった。 そういう風にするとは思ってたけど、そうくるとは思わなかったなー。 そうきたかー。  感動した!!
[映画館(字幕)] 9点(2010-11-07 20:19:58)(良:2票)
67.  スプライス 《ネタバレ》 
開始早々映し出される二体のクリーチャーは、ポコチンそのもの。しかも、筋のとこからなんか放射するんだから、これ狙ってるよね? テンポはイマイチ悪いんだけど、鬼頭頭ガールが時に気持ち悪く、薄気味悪い一方で妙に愛嬌だしてきて、嫌だわぁ。1組の男女の研究目的で産みだされ、殺すだの生かすだの、 隠すだの、虐待するだの…ネグレクト。この化学者カップルがホント、どうかしてる。 それはダメ!!ってことをふとしたきっかけでしちゃう。 そんな自分勝手でどうかしている二人の人間と一体のクリーチャーを通して、人間の業であったり、命であったり、愛であったりを描こうとしたりなんかしているんだと思う。 でも、やっぱクリーチャーの造形や動きがイチイチ笑えてしまうのは低予算だから? それを差し引いても、クライマックスは意味わかんない。レギオンみたい(観たことないけど)。 何か最終的にはグチャグチャっとなって、この映画はどの方向に向かってるのか掴めないまま衝撃のラストを迎えるのである。そして、何だか釈然としないまま苦笑いでエンドロールを迎えた。 ストーリーの流れなんかは割とオーソドックスなんだけど、イチイチ趣味が悪い。 クリーチャーはチンコに目が出て足が生えた!みたいな造形だし。 だが、そこが好きだ。 ナイスポコチン!
[映画館(字幕)] 7点(2011-01-30 11:04:30)(笑:1票) (良:1票)
68.  ロシアン・ルーレット 《ネタバレ》 
ロシアン・ルーレットが始まるまでに時間かけすぎて眠い。 いざはじまってからも、ロシアン・ルーレットは運のみでの勝負なので、ただ運が悪い人が次々に死んで行くだけ。心理戦なんか全然ない。 それなのに「俺がかけてるアイツは経験者だから負けない」というセリフがちょいちょい入るのも意味不明。だって、完全に運ですやん。経験とか関係ないじゃん。 命がけの割に特別緊張感のある演出もないし、音楽の使い方もビミョー。 同じようなシーンの繰り返しは、手抜きにすら感じた。 そして、盛り上げる気が皆無のような脚本。 みんな大人しく最初から最後までロシアン・ルーレットやるだけ。 どうでもいい人がどうでもよく淡々と死んでいくだけ。 人が殺しあってるのに眠い。 だれかが暴走して大暴れしたりしない。 ミッキー・ロークもイサムも大暴れしそうで、プチ暴れどまり。 しかも、ロシアン・ルーレットが終わってからもダラダラと続くのもキツイ。 そして、とってつけたようなラスト。うーむ。
[映画館(字幕)] 3点(2011-06-25 02:06:38)(良:2票)
69.  ぼくのエリ/200歳の少女 《ネタバレ》 
無音で雪が降る静かなオープニングから示唆されるようにとても静かな映画。 時折流れるBGMも至極穏やか。そんな静かな雰囲気と雪原の風景の中で挿入される残酷なシーンの怖さは、洗練されすぎててある種芸術的。 ラブストーリーの要素も強くありながら、全く体温が感じられなかったのは自分だけだろうか。オスカーとエリの間には連帯感のようなものは見えたが、これを一つの初恋物語だと言われると首を傾げざるを得ない。互いが孤独の時にたまたま寄り添っただけで、いわゆる恋の喜び的なものが描かれていないからだろう。なんだか大人の不倫を描く時に使われるような描かれ方なのだ。そんなギリギリのラインで描かれる2人の関係性がなんだか判然としない。 判然としないまま、熱烈に盛り上がるわけでもないところがこの映画を印象付ける特長でもある『体温の低さ(冷たさ)』なのである。 なので、心に訴えかけるというより脳に訴えかけるドライな作品だったと感じた。 演出が抑えられている分、人によって感じ方が違ってくる良作だと思う。
[映画館(字幕)] 8点(2010-07-15 23:27:31)(良:2票)
70.  パーマネント野ばら 《ネタバレ》 
原作未読。登場人物や会話などが面白く、演出も丁寧で、音楽も良好。それなりに楽しめるが、物語としてはぼんやり。ぼんやりとしてるのに、無理やり引き締めにかかったような後半のちょっとしたどんでん返しには、ちょっと違和感を感じた。まとめてしまえば、「男運が悪いとか言ってるけど、選んでるのは自分なんだから結局自分の見る目がないだけよねー。現実見なきゃねー」っていう話? なので男の俺には感ずるものはあまりない。 「どんな恋でもないよりましやき」 この言葉に共感できる方なら、気に入るのかも。 僕は、「クソみたいな恋は時間の無駄やき」って思うタチです。 
[映画館(邦画)] 6点(2010-06-16 22:57:08)(笑:2票)
71.  レスラー 《ネタバレ》 
勝利のためでも、栄光のためでも、金のためでも、愛のためでもない。死の危険があろうが「リングで戦う事」こそが彼の生きるための唯一の道であっただけなのだ。現実での孤独な戦いと比べたら、リング上では怖い事なんか何もない。 男にとって、人間にとって一番大切な事は、やはりその時々の状況によって変わって当然。身も心も痛々しさと生々しさが全開で描かれ、ある意味消去法的に道を選んだようにも見える男の話だが、全く嫌な気分にならない。これが生きるって事なんじゃなかろうか。
[DVD(字幕)] 8点(2010-01-24 01:43:14)(良:2票)
72.  バベル 《ネタバレ》 
モロッコの親子、狙撃されたアメリカ人、そのアメリカ人の子を預かる乳母、そして日本の4つのストーリーが一つの銃撃事件に濃密に絡まり、徐々に複雑なストーリーが明らかになっていくサスペンス…と思いきや、そこはイニャリトゥ、ごくシンプルな話をほとんど話を絡めずに場面ばかり変えて淡々と垂れ流すだけ。日本のシーンは全く不要じゃないですか。菊池凛子が無駄に脱ぎまくったただのエロパート扱いで役所さんは端役…。何か薄っぺらい。 乳母の話もとってつけたよう。長時間の暗い小さい話を無理やり大袈裟に広げて、散漫すぎる話にうんざり。伝えたいメッセージがあるなら、ダラダラとしたエピソード集にしないで、もっとコンパクトに丁寧に描いたらいいじゃないか。ストーリーとしても登場人物が皆間抜けすぎて現実感ないし。もうイニャさんにはこりごりです。
[DVD(字幕)] 3点(2008-10-13 16:54:13)(良:2票)
73.  WEEKEND BLUES ウィークエンド・ブルース
丸一日の記憶を失った男の巻き込まれ方コメディサスペンス。テレビドラマ以下ともいえる映像を見れば一発で分かるくらいの超低予算作品。 見るのをためらわれるような映像に尻ごみしてしまうのは最初の10分くらいで、気がつけば息もつかせぬ巧みなストーリー展開に吸い込まれてしまいます。 音楽のつかいかたもなかなか良いし、何より会話や役者の表情が良い。めちゃくちゃな展開も時系列のずらしも、話の全てが伏線となって後半へのカタルシスに繋がります。そして、なんとも一筋縄でいかないひねくれたラスト。映像以外には文句のつけようがない一本。映画は脚本が命だとつくづく感じさせられます。
[DVD(邦画)] 9点(2008-03-18 14:13:26)(良:2票)
74.  アキレスと亀 《ネタバレ》 
芸術家を題材にした伝記は数あれど、この映画はただ絵が好きで、特別に技術が高い訳でも独創性があるわけでもなく、自分がどんな絵を描けばいいのかもわかってない平凡な男が主人公で、そんな男をここまで真剣かつコミカルに描ききったものは他にないだろう。 監督自らの絵を使ったという劇中の絵の数々はバリエーションがあって素人目には随分面白い。その絵を劇中で辛辣かつ的確に批評するキャラクターがいるのも面白い。 芸術へのアプローチは突き詰めれば、お笑いも同然となり、これを観ていると全盛期の武の命がけのバラエティ番組を思い出し、ニヤニヤしてしまった。やたらと死が身近なのは、芸術をつきつめることのシビアさ、悲しさを表すと同時に滑稽さをも表現しているようにも見える。命をはれるくらいじゃないと話にならず、死など大したことではないのだという気概がなきゃダメなんだ。と。 いい歳して子供作ってまでこんなに金にならないことをやって周りに迷惑かけてるのは本当にどうしようもない。どうしようもないがどうにも憎めない。暖かく見守りながらも甘いものじゃねーんだぞとも言っているような芸術に対する監督の眼差しが感じられます。すべての芸術家を志す人、夢を追う人に観てもらいたい一品。 芸術やら何やらわけわかんないものを追いかけてることよりも、そんな奴を愛する人がいるってことこそが一番幸せなことですよね。誰でもピカソとかでも、一人者でどうしようもない芸術家の方がずっと多いですし。
[DVD(邦画)] 9点(2009-03-03 23:47:56)(良:2票)
75.  ジョニー・マッド・ドッグ
実にヘヴィ。このようなシリアスな題材を扱った骨太な映画に点数をつけるのは、おこがましくも感じる。「シティ・オブ・ゴッド」のようなヘヴィながらも、ドラマチックなギャングものを期待して見に行ったが、全然違った。 物語性自体が排除されていて、鳴り響く銃声、怒声、暴力の繰り返し。 「ああもう分かったから、この地に安息を与えてやっておくれ。こんな暴力はうんざりなんだ」と、スクリーン前の僕らは願うしかない。 この映画は本当は、面白いとか面白くないとか、満足したとか不満だとかで述べる位置にない。だが、敢えて同じラインで感想を述べるならば、もうちょっと映画的面白味や演出があっても良かったと思う。 血の味のする、未調理の生肉のような映画。 腹を壊すかもしれないが一見の価値はありかと。
[映画館(吹替)] 7点(2010-04-29 22:19:48)(良:2票)
76.  おとうと(2009) 《ネタバレ》 
現代劇とは思えない古臭さ! しかし、古臭くっても全ての人がしっかり人が息づいている山田洋次ワールドが僕はとても好きだ(東京者には体温が感じられなかったが)。 前半、中盤の笑いとシリアスさのバランスは絶妙で、ベタながら、人情喜劇のお手本とも言えるべき、安心感がある。 それだけに、後半はいわゆるお涙頂戴な流れになっていったのが大変不満だ。 確執を解決するのが不治の病だなんて、都合が良くてつまらん展開にはちょっとガッカリ。 野垂れ死にもできず、死を家族に看取られるなんてフーテンにあるまじき最期だ! 仮に寅さんのラストがこんなんだったら凄く嫌だと思う。
[映画館(邦画)] 6点(2010-02-12 00:20:43)(良:2票)
77.  インスタント沼 《ネタバレ》 
三木聡映画といえば、子ネタや登場人物のクドさが映画のほとんどを占めていたり、そうでない場合は、それらが内容の邪魔になっていたりすることもあったりと、見づらいものが多かったが、本作は今までの作品で最もバランスが良い。 前半はちょいとダラダラしてるけれど、小ネタを抑えながらも、ストーリー全体がほどよいネタ感を保ちながらも、暴走感はなく、しっかりと見れる面白さ。 奇人変人にならない程度におかしいけれど魅力的な登場人物達も良い。 しかもメッセージ性が強いことにちょっとビックリ。ラストシーンで全部セリフでまとめちゃうのはダメだけど、蛇口のくだりとか、心に残るセリフやシーンも多く、意外性もあって、とても良かったです。沼のシーンで終われば良かったのに。 それにしても麻生久美子かわいかったなー。
[DVD(邦画)] 9点(2010-01-01 19:45:03)(良:2票)
78.  LIFE!(2013) 《ネタバレ》 
妄想と現実の描写が非常に巧み。序盤では、ガンガンとあり得ない妄想が挿入される。特に首切り人との壮絶なアクションバトルはド迫力!基本的にどこが現実でどこが妄想なのかは分かりやすくなっているのだが、実はそれを利用して、観客に仕掛けられたトラップがあるのだ。  本作では、何度か無駄に見える描写があったり、主人公の冒険を無にするような展開が待ち受けている。序盤の無駄っぽいエピソードが後半に効いてくる脚本も巧み。彼が失ったものと得たものを天秤にかければ、無駄なんて一つもなかったことに気づく。  本作はうだつのあがらない男が成長していく物語にも見えるんだが、私が特に素晴らしいと感じたのは 「冒険する前の彼の地道な仕事が評価されていた」ってところ。かならずしも冒険至上主義ではない。「いい仕事してるんなら、自信もつべきだよ」っていうところが重要なんだな。いい仕事をしていても、いつもぼんやりしてたり、ウジウジしてたら使えないヤツに見えちゃうもの。  本作でのウォルターに必要なのは自信だけだったのだ。こんな冒険は我々にできないけども、人に面白おかしく話せるような体験を持つってことは、大きな自信になるんだなー、と感じた。 こんな新鮮な感覚を体感しながら、ひたすら楽しめた映画は久しぶり!
[映画館(字幕)] 9点(2014-03-22 18:19:55)(良:2票)
79.  インセプション 《ネタバレ》 
これは豪快な映画。雰囲気は「ダークナイト」とやはり近い。 長時間ながらエンターテイメント性が高く、クオリティがバカ高い。 あとは、この綿密でややこしい設定をスっと受け入れられるか、「なんだよ、このかったるい設定は」となってしまうかが、楽しめるかの分かれ道。僕はちょっと後者  まー、夢の中を自分の思いのままにできるんなら楽しいよね。 オイラをフったあの娘も夢のなかでは優しくっていちゃいちゃできるんなら、 夢の中に永住したくもなるよね! 現実になんか帰ってきたくないよね!   現実嫌い!!
[DVD(字幕)] 7点(2010-08-01 21:40:26)(笑:2票)
80.  パーフェクト・ワールド 《ネタバレ》 
脱獄囚と人質との逃亡ロードムービー。手堅いつくりと、ウィットに富んだセリフが良く、のんびりしながら退屈せずに見れます。ただ、追っかける方のクリント・イーストウッド側は、全員何の活躍もしないのが微妙。もうちょっとケヴィンとクリントの絡みを入れられなかったものか。 そして、とってつけたようなクライマックスが嫌いです。もう死にかけてるのにわざわざとどめささんでも・・・。子供も一度逃がしてるのに、あの状況であのラストはないわ。 
[DVD(字幕)] 6点(2008-03-29 20:20:51)(良:2票)

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