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プロフィール
コメント数 2254
性別 男性
年齢 77歳
自己紹介 団塊の世代 映画鑑賞歴50年以上 見た映画はおよそ3000本?

1960年~1985年頃はよく映画を見に行きました。その後2000年頃までは忙しくほとんど映画を見なかったのですが、DVD登場とともにまた見るようになりました。最近はメモと記憶を頼りに昔見た映画のDVDを探して懐かしんでいます。

ESPERANZAとはスペイン語で、「希望」の意味です。夢や希望、感動を与えてくれる映画は好きですが、むごたらしい映画や命を粗末にする映画は嫌いです。

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61.  六番目の幸福 《ネタバレ》 
主人公グラディス・エイルウォード(エイルワード、アイルワード、アイルウォードとも表現がまちまち)の熱意と執念がすごい。伝道師の資格がないからと断られたにもかかわらず私費で中国をめざすのだ。それもシベリア横断鉄道を使って。たどり着いたところは伝道師はおろか白人さえ初めて見るような辺境の村、テン足禁止調査員を命じられたり、囚人の暴動を止めたり、とにかくどうしてここまでがんばることができるのか不思議でたまらない。だがこれが実在の女性の伝記というのだからすごい。映画でさえこうだから、実際の困難は想像もつかないくらいだろう。だが、それだけの熱意や執念がどこから生まれたのかとなると、映画では十分表されているとは思えない。イングリッド・バーグマンはもちろん熱演だが、この映画がロバート・ドーナットの遺作だと思うと心が痛む。
[DVD(字幕)] 7点(2013-01-08 21:55:05)(良:1票)
62.  アメリカン・グラフィティ 《ネタバレ》 
冒頭の「ロック・アラウンド・ザ・クロック」から始まって、エンディングの「オール・サマー・ロング」に至るまで、何と全41曲がほとんど休みなく挿入されている。これだけの音楽がちりばめられている映画が他にあるだろうか。プラターズの「オンリー・ユー」や「煙が目にしみる」など、今もなお聴かれる名曲も多い。 おもしろいのはラジオで流れる深夜放送のDJ、何と終盤では顔まで見せるが、この人こそが当時(1958年~1966年)全米にロックン・ロール音楽を流し続けたウルフマン・ジャックその人である。 音楽とともに大事なのが、彼らが乗り回している車である。58年型シボレー、56年型サンダーバードなど、クラシックカーファンにとっては目が離せないかもしれない。 それぞれの車に乗り込んだ若者達は、別々に夜の街へと散っていく。そこで繰り広げられる一夜のドラマは、彼らにとって青春の想い出の一コマになったであろう。もちろん彼らと同年代(ドレイファスと同年生まれ)の私にも想い出となる映画であった。 
[映画館(字幕)] 6点(2011-06-20 07:29:07)(良:1票)
63.  大いなる西部
途中まではさすがウィリアム・ワイラー、西部を舞台にした本格的ドラマだと思ってみていたのだが、やっぱり銃の撃ち合いになるのか。どこかの島をめぐる領土争いを思い出してしまったけど、平和的解決はできないものだろうか。人物描写が大変良く、助演男優賞がチャールトン・ヘストンではなく、バール・アイヴスなのも頷ける。また音楽もすごく良く、テーマを少しずつ変化させたり、一大交響詩のようだ。
[映画館(字幕)] 7点(2013-04-30 17:31:54)(良:1票)
64.  マスク(1984)
この映画は人を感動させようとする作為的なものはない。あくまでも実話に即してありのままに見せようとするのが良い。多くの人は障害者に対してかわいそうだという気持ちを持つ。しかし言葉の憐れみはあっても、生活を共にするとなると距離を置きたくなる人が多いのではなかろうか。この映画はそうした人とごく普通に接する人の両方をありのままに見せる。母親だってドラッグはやっているし精神的にも決して安定しているとは思えない。しかし子に対する愛情はどこの母親とも同じ、いやそれ以上だ。ラストも切ないが決して暗くはない。 蛇足ながら、この映画の字幕は文章が長く、消えるのも早くて読むのに苦労した。こうい場合は吹き替えがよいのかな。
[DVD(字幕)] 7点(2012-06-08 22:49:35)(良:1票)
65.  ブラックブック 《ネタバレ》 
主人公エリスは架空の人物でも、映画の中には結構史実が取り入れられているらしい。だから単なるスパイもの、レジスタンス映画ではなく、中身が相当濃いし強烈。 たとえばその一つ、身分を隠すのに髪を金髪に染めることは往々にあっても、敵将校に取り入るためアンダーヘアまで染める、しかもそれを映画で堂々と見せるのには驚きである。その他、残酷な拷問や頭が砕ける、糞尿を浴びせるなど見るに堪えないシーンも数多くあり、強烈というか容赦ない。これらはナチスが悪でレジスタンスが正義という構造ではなく、戦争自体が醜く汚いものであることを訴えているようにも思う。 ナチスドイツに潜入したエリスの使命は体当たりそのものであるが、映画のカリス・ファン・ハウテンもまた主演女優賞ものの演技と言わざるを得ない。
[DVD(字幕)] 8点(2012-03-24 07:07:58)(良:1票)
66.  駅馬車(1939)
昔見たときはおもしろい映画だと思ったが、今見るとつまらないし、首をかしげることが多々ある。 まずは、アパッチ=悪と決めてかかっているところ、なぜジェロニモが駅馬車を襲うのかがわからないし、この映画では単に暴れ回っているとしか描かれていない。 次に、脱獄囚が決闘を目的にやってくるのに周りが止めないし、容認している。殺し合いこそ悪であるはずなのに。 その他、命令一つで駅馬車の護衛を放棄するし、アパッチは鉄砲の対して弓で対抗するし、ラストは安易だし・・・。 前半の、駅馬車に乗り合わせた客たちの人間模様はおもしろいのだが・・・。(特に酒飲みの医者)
[映画館(字幕)] 5点(2011-10-15 07:02:07)(良:1票)
67.  ある日どこかで
この映画のように理屈でなく雰囲気を大切にして、しかもじっくりと見せてくれる映画は私の好みです。その雰囲気を大切にしているのは、カメラワークでありジョン・バリーの音楽だと思います。 この映画に使われている音楽、特にラフマニノフのラプソディーは非常に美しい曲であり、情感を盛り上げるのにとても大きな力を発揮していると思います。 またこの映画のメイキングは見所満載で、DVD鑑賞であれば本編に続けてご覧になるのをおすすめします。少なくとも1点か2点のプラスになるのではと思うほどです。 写真のジェーンはとても美しく、主人公だけでなくこの私すらもぜひ会ってみたくなるほどです。 私の一押しのラブロマンス映画ですが、描き方によってはもっと感動を呼び込めるだけの可能性を持った映画にも思えます。そのあたりが満点とはならないところかもしれません。
[DVD(字幕)] 8点(2011-06-11 23:09:44)(良:1票)
68.  レ・ミゼラブル(2012)
ユゴーの「レ・ミゼラブル」は名作中の名作だし、クロード=ミシェル・シェーンベルクの「レ・ミゼラブル」(通称レ・ミゼ)も世界最高峰のミュージカルと言ってもよいだろう。そのレ・ミゼが映画化されるというので制作発表以来心待ちにしていた。だがどうだろう、映画とミュージカルの一体化ということでは評価できるが、裏を返せばすごく中途半端である。まずミュージカルとして見れば、歌える役者をそろえているわけではないので、本場レミゼとは比較のしようがないほど。かろうじて及第点を付けられるのはヒュー・ジャックマンとエポニーヌを歌うサマンサ・バークスくらいだろう。ファンティーヌもコゼットもマリウスも健闘はしているがそれぞれ難がある。ひどいのはやはりラッセル・クロウ、この人はお世辞にもミュージカルに向いているとは思えない。風格貫禄は十分なのだが、歌い出すと途端にジャベールの重みがなくなってしまう。貫禄不十分と言えばヒュー・ジャックマンも歌は及第でも、19年の投獄生活とその後の苦難の道を歩んだ年老いたジャン・バルジャンにはとても見えない。また映画としてみれば、過去私が見たジャン・ギャバン、リノ・ヴァンチュラ、ジェラール・ドパルデュー、リーアム・ニーソンのどの映画よりもストーリーに厚みがなかった。(ストーリーが続いていない)せめて聴かせどころの歌くらい堂々と歌ってほしかった。
[映画館(字幕)] 7点(2013-01-09 15:28:49)(良:1票)
69.  十誡(1923) 《ネタバレ》 
サイレントの十誡だからさぞや古典劇と思いきや、モーゼらの歴史上の人物が出てくるのは第一部のみ、しかもそれは母親が二人の息子に語る十誡の物語の中だけである。だからこの映画は歴史劇と言うより現代劇というべきで、背景になっているのがモーゼの十誡ということだろう。神を信じ十誡の教えに従おうとする母と兄、それに対して弟は無神論者で十誡なんて古くさいという現代青年。しかし掟に背いたために・・・というようなストーリーだ。サイレントにしては長大な物語になっていておもしろい。
[DVD(字幕)] 6点(2013-08-06 12:06:57)(良:1票)
70.  続・社長三代記
森繁久彌の社長に代わって加東大介が社長となったが、この社長がまじめすぎるは良いのだが融通が利かないで、社員はイライラ。前作の時点で当然のことと予想はできたのだが。 またまじめで融通が利かないことは、いったん狂うと歯止めが利かないという欠点をさらけ出す。質実剛健のモットーはどこへやら、前作でなりを潜めていた宴会部長三木のり平が活躍し出すと・・・という展開になる。 やっぱり社長は多少の(多と少ではずいぶん違うが)女遊びができるくらい融通が利かないと・・・。 ところで社長シリーズだが、レンタルビデオ店にはそろっているのに、「続」がつくものがほとんど見あたらない。続が単なる続編でなく、続があって初めて完了するというのに。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-06-30 00:17:28)(良:1票)
71.  嵐が丘(1992) 《ネタバレ》 
原作をほぼ忠実に全編映画化したこの作品、本当に惜しいと思う。この映画の良さを理解するためには、原作の長編小説を読むことが必須の条件のように思える。そうでないと物語があたかもダイジェスト版かのように進んでしまうので、どうして?なぜ?という疑問が残ってしまうと思う。 私はマーガレット・ミッチェルが書いた「風と共に去りぬ」もエミリ・ブロンテが書いた「嵐が丘」もすばらしい小説だと思っている。共通点はどちらも女性が書いた小説だが、片方はクラーク・ゲーブル、ヒビアン・リーで不朽の名作となっているのに、こちらの映画はローレンス・オリビエの映画もこのジュリエット・ピノッシュの映画もまだ小説の真価が発揮されていないと思う。 「風と共に去りぬ」のような途中休憩を挟む4時間近い大作にするか、「戦争と平和」のように前編と後編の二つの映画にするくらいにしなければ、肩を並べられないのかもしれない。 「他人を憎んでは決して幸せにはなれない」という事と共に、最後に残ったへアトンとキャサリンに希望の光を託す映画なのだろう。
[DVD(字幕)] 7点(2011-04-20 10:09:00)(良:1票)
72.  ヒロシマナガサキ
目を背けたくなる場面や怒りを覚える場面などいろいろあるが、まずは何もかも事実として受け入れなければならないだろう。どう向き合いどう考えていくかはそれからのこと。原爆直後のフィルムは他にもいろいろあるが、これはこれで日米両方の面からありのままを伝えたドキュメントであり、必ずや後世に伝えていかなければならないものだろう。点数はその必要性を込めたものである。
[DVD(吹替)] 10点(2011-08-08 11:37:36)(良:1票)
73.  シンプル・プラン
元々は警察に届けないでほとぼりがさめるのを待つだけの単純な計画だったのに、偶然が重なり思わぬ方向へと進んでいく。殺さなくてもよかった人間まで殺してしまうことになり、最愛の兄までも・・・。よくありがちなストーリーにもかかわらず、しっかりとした構成と巧みな心理劇で良質のものになっている。冒頭の真っ白な雪と真っ黒なカラスも印象的。
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-05 21:55:44)(良:1票)
74.  喜びも悲しみも幾歳月
懐かしい映画、懐かしい主題曲、子どもの頃何度見、何度聞いたことだろう。灯台は人里離れたへんぴな所にあり、そこで働く人の苦労は本当に大変なものだった。そこには苦難を乗り越えた喜びがあり、悲しみがあった。 私たちの年代の者にとっては、忘れることのできない懐かしい映画である。
[映画館(邦画)] 7点(2011-02-09 20:23:31)(良:1票)
75.  フィッシュストーリー
一見バラバラの馬鹿馬鹿しくさえも思えるエピソードが見事にまとまってひとつの物語になる。まさしくフィッシュストーリー! 繋がった瞬間あっと驚いたのは私だけだったろうか。好きだなあ、こういう展開は。最初やかましいだけに思えていた主題曲も、最後は好きになってしまった。
[DVD(邦画)] 8点(2014-04-15 11:12:58)(良:1票)
76.  いいかげん馬鹿
「馬鹿まるだし」に続いて本作を見たが、こっちの方がずっと山田洋次らしい人情喜劇で断然好き。クレージーキャッツと言えば、当時は無責任男の植木等ばかりが目立っていたけれど、ハナ肇の人情味のある男っぷり(馬鹿さ加減)に感服。岩下志摩はほれぼれするような美しさだし、子役の弓子と安吉もほほえましかった。うさぎ追いしの「故郷」の歌も室生犀星の「ふるさとは遠きにありて」の詩も心に残った。
[映画館(邦画)] 9点(2013-02-16 12:57:48)(良:1票)
77.  ボーン・イエスタデイ(1950)
「ビリー!」と大声で叫び「何よ!」と大声で答える、実に粗野な場面だ。無教養な女性が洗練されていくのは後の「マイ・フェア・レディ」を思わせるが、おもしろさという点ではかなわない。教育映画風というか説教的すぎるのが難点なのかもしれないが、舞台劇のおもしろさもあるし、何と言ってもビリーの成長していく過程が良い。
[DVD(字幕)] 7点(2015-01-06 19:18:13)(良:1票)
78.  ヴェラ・ドレイク 《ネタバレ》 
1950年の英国では堕胎は非合法だった。人工妊娠中絶は、医師が判断した特別な場合に限られ、それも相当な高額費用を要していた。(映画の中でも親に内緒で100ポンド用意した女性が医師に泣きついていた)従って貧乏で医師の所へ行けない女性は、ヴェラのようなもぐりの堕胎に頼るほかなかったのだろう。 ヴェラは金儲けで堕胎をやっていたわけではない。年老いた母をいたわり、孤独な住人は訪問したり、家に招いて夕食を共にする。困った人をそっとしておけない善意の人でだった。だからと言って許されるはずはなく禁固刑になってしまう。 映画はこういう実態を暴いた社会派映画ともとれるが、私は人間愛に着目したい。彼女が行ったこと、彼女の行為を知った者の接し方などなど・・・。考えさせられる映画でもある。
[DVD(字幕)] 8点(2012-04-06 18:36:01)(良:1票)
79.  飢餓海峡
ずいぶん昔に見た感動の映画。主役は三國連太郎だが、弓坂刑事の伴淳三郎、杉戸八重の左幸子の印象が強い。伴淳三郎はコメディアンとしか見ていなかったし、左幸子がこれほど情の深い役をするとは思っても見なかった。爪を大事にとって哀願するさまは目に焼きついて離れない。
[映画館(邦画)] 8点(2013-09-30 07:12:34)(良:1票)
80.  浮き雲(1996)
会話は少なくても実によくわかる展開だ。シェフのアル中事件から始まって、ムスッとした表情とは裏腹のコメディに思わず笑ってしまうおもしろさがある。そして元レストラン仲間のつながりも良い。職さがしがうまくいかないで苦労続きのなかで、ラストで店が大繁盛と上手すぎるようだけど、夢のある映画として見れば悪くない。音楽もまたすばらしくチャイコフスキーの「悲愴」が流れたかと思うとフィンランドを代表するような歌手の歌が聞けたりもする。
[DVD(字幕)] 8点(2015-03-12 21:50:14)(良:1票)

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