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プロフィール
コメント数 2308
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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821.  コーカサスの虜 《ネタバレ》 
 娯楽性を一切排除した真面目一色の反戦映画です。そこにはドラマチックな展開もなければ、サスペンスもミステリーもない、事実の連続を淡々と切り取っては画面に映し出していくだけの作品です。  食器を洗うところや郵便事情、家の中の様子や子供たちの遊びなど、普通はそれほどクローズアップされない戦時下にある人々の様子を映し出しているところは大変に興味深かったです。ただ逆に言えばそういった真面目さが仇となり、映画を観ることへの満足感が得られにくかったのも事実です。  逃亡を企ててからラストまではストーリーが大きく動きますので、そこは良かったのです。ただそれまでがはっきり言ってしまえば工夫がなさすぎる展開と演出。それに、長い時間をかけた割には、言うほど捕虜の二人と村の人達に十分な心の交流がなされているように感じられなかったんです。だから、ラストで見逃してもらうのにも、どちらかというと若干の違和感を感じます。ヘリを見送るシーンでもこれから起こることの予想はつくものの、その不条理さがいまひとつ伝わりきれてこないんです。  よく出来ている作品ではありますが、物足りない作品でもあります。
[DVD(字幕)] 5点(2014-05-01 20:52:00)(良:1票)
822.  タッチ(2005) 《ネタバレ》 
 原作を読んだことがないので、映画のみの感想です。とは言え、なにしろ自分が子供のとき流行りまくっていたアニメなので、大まかなあらすじは知っていたりするのですが。  結論を先に申し上げると、映画としてそんなに悪くはありません。かと言って、とりたててほめるべきところもありません。青春映画として、可も無く不可もなく、なんですよねー。  最初のうちは3人の関係を微笑ましく見ていたのですが、和也が死んでから、登場人物にどんどん魅力がなくなっていく不思議。特に達也。ボクシングでも野球でも、試合に負けるたびに投げ出しちゃう自分勝手ぶり。南は南で、部活をやめてしまう気持ちはわからんくもないのですが、南不在のまま決勝戦にいっちゃうのにちょっとびっくり。更には両親。和也のときは応援に行ったのに、達也のときは応援に行かないのですね。マンガがそうなっているのなら仕方ありませんが、どうも後半、誰にも共感できません。  一番盛り上がってほしい後半の爽快感には難ありですが、全体的には手堅くまとまっている青春映画だと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2017-09-12 03:51:02)(良:1票)
823.  怪盗グルーのミニオン危機一発 《ネタバレ》 
 笑える映画ってそれだけで評価が高くなります。『笑い』って『感動』より難しいと思うんですよね。  とにかくミニオンがかわいくて面白い。  1作目では脇役に徹していたミニオンたちも、今作では準主役級のキャラクターに成長。底抜けに明るく、前向きで一生懸命なキャラクターが最高です。これは人気が出るのもうなずけますね。こーゆーキャラを生み出しちゃう人間の想像力ってすごい。  1つ1つの演出が面白いので、なんてことないストーリーでも面白く感じます。  今作も悪役、陰謀、出てきますが、どちらかというと恋愛がメイン。このシリーズに恋愛ってどうなのって思ったのですが、なかなかラブコメとしてそつなくまとまっていました。ルーシーのキャラと、中島美嘉さんの声が良かったのかな。  前作ではグルーはサイテー人間として登場したのですが、今作では最初から良いパパスタート。それが良かった気がします。アグネスの誕生会でプリンセスをしてあげて、マーゴの恋愛に目くじらたてる。大人気ないところも好感が持てます。  とにかくミニオンのおふざけが前作より多いので、わき道に逸れがちですが、それを含めて大変面白い。個人的には前作より好きです。  ブルーレイに収録されていた『ミニオンと子犬』のムービーが相当良いです。セリフが全然ないのに、ストーリーがこんなにわかるって凄い。製作陣のセンスの良さを感じます。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2020-11-29 20:19:39)(良:1票)
824.  BLACK & WHITE/ブラック&ホワイト(2012) 《ネタバレ》 
 軽いノリのライトアクションコメディ。1980年代から1990年代にかけて流行った刑事バディもののノリ。今作の2人の主人公はCIAの特殊捜査官ですが、たとえ刑事でも全く同じ内容の映画になりそうです。  一応悪いやつもいるにはいますが出番はオープニングでほぼ終わり。物語の9割はラブコメなので、この悪役の影は限りなく薄い。  だめじゃないけど、サスペンスアクションにもう少し力を入れてもらったほうが、よりコメディの部分が活きる気もします。激ヤバな状況を軽口を叩きながら乗り切っちゃうような、そーゆーのが好きです。  今作はサスペンス色もアクションもほとんど力を入れていないので、とにかくユルユル。コメディ全開。でもちょっとだけ犯罪組織の動きを匂わすもんだから、どーしても刺激や緊張感が欲しくなってしまいます。  ラブコメのほうはなかなかの出来だと思いますよ。特にコメディ部分ですが。卓越したCIA捜査官のスキル。科学力。組織力。それらを総動員してやることが、一般女性のストーキング。こーゆーのは大げさにやればやるほど面白いので、そーいった意味ではよくできています。特にそれぞれのチームのメンバーが大真面目にローレンス(リース・ウィザースプーン)の身辺調査をしているのが面白い。途中まではチームのメンバーも『ハインリッヒと何の関係が?』と尋ねていたのに、いつの間にかもう何となく事情を察して尋ねなくなっているのがちょっと面白い。挙句の果てにはお互いのチームをちょっとライバル視している節もあったりして。  どうせ最後は二人ともフラれるんだろうと思っていたのですが、なるほどそうきましたか。これは後味の良い終わり方ですね。  映画のラストをケンカと笑いで〆たのも好印象です。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-07-08 14:33:19)(良:1票)
825.  不機嫌な赤いバラ 《ネタバレ》 
 前半30分がイライラしっぱなしです。大統領からのクレームの電話以外に、これといって面白いエピソードもなくてつまらないのです。ただそっから先が面白いんです。  テスという人物の本質を端的に表すエピソードが二つ。一つめが息子の願いを断るシーン。もう一つがダグが泣いている一瞬を巻き戻して見ているシーン。表面上はただのわがままお婆さんに見せかけて、実は、物事と人間の本質を見抜いていらっしゃるのです。そして、テスがダグになぜこだわったのかもよくわかるんですよね。  そして後半になると、前半の無意味にも思えたわがままエピソードのひとつが、意味を持ち始めるくだりもあります。「いい話があるの。」→①「私には脳腫瘍がある。」②「スカッドミサイルを買ったわ。」③「オペラに行くわ。」→「どれが本当だと思う?」すでにダグと3年過ごしていて、でもダグから嫌われているテスは、もしかすると自分の病気の悩みを打ち明けようとしたのかもしれないです。でもつい、①でやめずに、②、③の選択肢をつくっちゃった挙句に、問題形式にしてしまうんです。素直になれない彼女の気持ちがよく表れています。ダグは当然③だと思っちゃうわけです。だからきっとオペラに行く気なんかなかったのに、オペラに行く予定を入れてしまったんじゃないでしょうか。結果、オペラで寝てしまうテス。あきれるダグ。ダグも私たちも、いつものわがままだと思ってしまうんです。なにしろ、それまでのわがままエピソードで、テスはそういう人物だと刷り込まれているから。これが本当だったら、よく出来ている脚本ですねー。ただよく出来すぎていて、なかなか気付かないですよね。  まあ何にせよ、心温まるドラマであり、ちょっと笑えるコメディである上に、刺激的な事件まで用意してくれているサービスいっぱいの映画でした。  でもつま先撃っちゃうのはちょっとやりすぎ。本当に撃ったからびっくりした。この作品のテイストにはあってないな~。
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-06 02:48:08)(良:1票)
826.  エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》 
 つっこみ所があったとしても、つっこむ気にならないくらい面白さ際立つ映画。待ってました、こーゆーの。『フレディVSジェイソン』より好き。  『エイリアン』シリーズに比べるとホラー要素は控えめ。『何かいる・・・』ってゆーのが、まずホラー映画の恐怖の始まりなんだろうけど、この作品では『人間とのコンタクト』の前に、両者の姿をさっさと見せちゃう。つまり、最初からホラー映画として作っていないのだと思います。むしろ、見ている人をわくわくさせようとすることに比重が置かれている気がします。つまりは『エイリアンVSプレデター』の異種格闘技戦、アクションとして楽しめるわけです。それにしてもエイリアンと同じくらい人間を殺しまくっているプレデターと仲良くなってしまう展開を、あまり違和感なく見せちゃっているのですから、これは意外と脚本がうまいのでわ・・?  個人的に『惜しいな~』と思う点。それはギャラリーであるはずの人間をあまりにたくさん殺しすぎたこと。主要人物も含め、エイリアンとプレデターにあっという間に全員消されてしまいます。気付けばウッズただ一人。やはり『ガヤ』や『ギャラリー』が少ないと盛り上がりに欠けますね。  映像は暗い色調ながらも鮮明で大変見やすく、CGもなめらか。映像技術の進歩によって、こーゆージャンルの作品って凄く面白くなりましたよね。良い時代になったもんだ。個人的にはスマッシュヒットの良作エンターテイメントです。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-01-03 11:29:15)(良:1票)
827.  コーチ・カーター 《ネタバレ》 
 実話をベースにしたスポーツ系サクセスストーリー。好きなジャンルです。  バスケ部OBのケン・カーターという人物が、母校の落ちこぼれバスケットボールチームのコーチを引き受けます。この流れ。てっきりバスケット中心の物語かと思うじゃないですか。いえいえ。この作品はもっともっと意義のある作品でした。  『チームとしての成長』+『規律』『礼儀』『モラル』『学業』。この作品は教育の本質に迫るドラマです。  カーターは教育者ではありませんが、誰よりも教育者らしい教育者。彼が作ったルール、指導、契約はすべて選手達の未来を見据えたもの。それは一時の勝利の更に先にあるものでした。  『選手』『保護者』、更には味方であるはずの『校長』からさえも支持してもらえない四面楚歌。  それでもゆるがないカーターの信念。そのうちに、一人、また一人とカーターの信念を理解しはじめていく、その展開は本当に見る者の胸を熱くさせてくれます。  そして物語は最高のクライマックスを迎えます。  私にとってのクライマックスは『体育館』。皆が勉強しているときでした。そこからのクルーズの独白。あまりにも臭い演出なのに、もう聞き入っちゃいましたね。ここが最っ高に感動します。個人的にはここで映画が終わっても良かったくらいです。  人は自分が生まれる場所を選べない以上、大人たちが作る地域社会性というものがいかに重要か、この作品を見ると本当によくわかります。そしてそれ以上に、親の姿勢のあり方、これが重要なのだと思います。  貧富の差、境遇は、すぐには良くならないけれど、『考え方』『意識』、そして『生き方』はすぐにでも変えられる。  そう思わせてくれる映画です。実に良い。
[DVD(字幕)] 9点(2017-05-29 02:37:15)(良:1票)
828.  エクスペンダブルズ2 《ネタバレ》 
 今回は仲間の裏切りもなく、ガンナーも復帰。大変分かりやすくなっております。  凄腕のイケメンスナイパーが加わり、バラエティに富んだ熱いメンバーに。  更にはブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーも参戦。地獄のヒーローのチャック・ノリスまで加わって、ファイナル・バトルは痛快なアクション活劇に。  ビリーの死、ジェット・リーの離脱。この辺りは個人的に残念。  このシリーズに『死』や『悲劇』は似合わない。ビリーはかっこいいキャラだったのに勿体無い。そしてジェット・リー。彼がいないエクスペンダブルズなんて、紅しょうががついていないお好み焼きのよう。例えがわかりにくくてすいません。  せっかくならフルメンバーでフルボッコにしてほしかったです。  で、これは私が悪いんですが、ヴィランがヴァン・ダムって気付きませんでして。回し蹴りでナイフを刺すシーンを見ても、なぜそんなやり方で?って思っただけでまったく気付かず。こちらでキャストを確認してやっと気付く始末。いやはや、まいったまいった。  だから最後にスタローンとタイマンさせたかったわけですね。納得。  このシリーズは本人たちも劇中で言っているように、まさにお祭り映画。  アクション界のアベンジャーズですね。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-06-29 10:14:57)(良:1票)
829.  V/H/S ファイナル・インパクト 《ネタバレ》 
 全シリーズの中で最もクソな作品。  前2作が良かったからといってこれまで手に取ると、間違いなくやけどするでしょう。  さすがにこれはないわ。  いくらVHSとは言え、こんなに画像が荒れまくりになるのはどーかと思いますよ。ちょっとそれがリアルな感じで受けたからって、そんな画像ばっかり流せばいいってもんじゃないです。この映画を撮った人たちは、偏差値低くて自分では何も考えない人たちでしょう。もう目が疲れて仕方ないよ。  まず1話目というか、全編通してカメラ小僧が彼女を追いかけるストーリーがあるんだけど、これがひどい。  2話目と3話目は映像が少し落ち着いて見やすくなります。  4話目のスケボー少年たち。この映像がまたひどい。  誰が主観なのか全然わからない。何が起こっているのか全然わからない。もうただひたすら目と脳を揺さぶられます。これネット上にあったら『ググってはいけない・・・』レベルの映像です。  2話目のマジシャンと、3話目の並行世界はまあまあ見られる内容です。まあまあ、ですけどね。  2話目と3話目のオチは、うん、悪くない。特に3話目のオチは好き。  でもメインのストーリーと4話目のオチは超適当。ってゆーか、4話目は結局スケボー少年たちどうなったのさ。  メインのほうは、おそらく呪いのビデオみたいなものを主人公にアップロードさせて、これから世界中に惨劇が起きるぞーっていうオチなんだろーけど・・・ プロセスがひどすぎてオチまで気持ちが持ちません。
[DVD(字幕)] 2点(2023-04-09 21:51:32)(良:1票)
830.  きみといた2日間 《ネタバレ》 
 ヒロインは微妙。性格も容姿も好みではありません。男もイケメンではないし、ブサイクでもない。そして性格はちょっと嫌なやつ。だから前半は正直そんなに気持ちが入らないんです。  ただ、2人の関係が改善されていくにつれて、ちょっと二人に同調している自分がいる。不思議な感じ。いつの間にかこの作品のもつ融和性にとりこまれてしまったようです。  下ネタ、あんま好きじゃないです。笑えないし。ですがこの作品のはぎりぎり許せる範囲。  男の彼女が戻ってきて、『今までイッたふりしていた?』と尋ねるシーンはかなり面白かった。やっぱ気になってたかー(笑)。  同じ下ネタでもセンスがあるのだと思いました。  で、こーゆー作品のお約束。『おお、なんか良い雰囲気になってきたー。このままうまくいくのかー?』ってところからの破局。そーゆーラブコメの定石はきっちり守っています。二人が結局別れ、ラストで再会するまでの流れが切なくて好き。  こーゆーので良いんですよね。なんでもひねれば良いってもんじゃあありません。ハッピーエンド万歳です。  ドラッグがちょっとひいたかな。昔の映画に比べ、今の映画って一般人も当たり前にばんばんドラッグやっている現実が怖いです。
[DVD(字幕)] 7点(2020-06-28 20:36:51)(良:1票)
831.  ナイト ミュージアム 《ネタバレ》 
面白かった。僕もほかろんさんと同じで、オクタヴィアヌスとカウボーイが二人で帰還するときの様子が無駄に格好よくて大好きです。タイヤの空気を抜いているときの二人の様子と、その場面を遠くから見たときの静かな様子を対比させていたところもかなりうけてしまいました。良いキャラだなー。映画全体でこれだけがちゃがちゃしているのに、ストーリーが破綻しそうでしないところは凄いと思いました。
[DVD(字幕)] 7点(2011-07-05 15:54:36)(良:1票)
832.  デッドコースター 《ネタバレ》 
 ホラー界のジェットコースタームービー。その正統な続編。『続編は前作よりパワーアップしなければならない』という暗黙のルールでもあるのでしょうか。この作品も『スケール』、『ショッキング映像』、『スピード感』の3点において、前作よりも明らかにパワーを感じます。 ですが、個人的に好きなのは1。ホラーテイストが強いのもたぶん1。  それは、1のほうが夜のシーンが多いことも関係しているかもしれません。2は昼のシーンが多く、更には一般人がいつも周囲にいる中で次々と不慮の事故が起きるので、主人公たちの孤独感が、前作に比べると薄い感じがします。同じ世界にいるにも関わらず、世の中と主人公たちが見えない力で隔絶されている雰囲気がある前作に比べ、2ではその雰囲気が足りません。『孤独感』や『隔絶感』というものは、意外と『絶望感』や『恐怖感』と密接な関係を持っているようです。  そういえば、今回2回目の鑑賞ですが、1回目見たときにはよくわからなかった前作とのつながりがわかってすっきりです。飛行機事故で生き残った人たちによって、間接的に命を助けられたのが今回の犠牲者達。つまり、ハイウェイでの事故よりずっと前に、全員リストにのっちゃってたわけで、今回ハイウェイに皆が集められたのは死神界の一大イベントだったのかもしれません。それを更に妨害されたんじゃあ『一度ならず二度までも。』って死神が怒るのも無理はないですね。  前作がかなり良かったので、ネームバリューとアイデアをそのまま引き継ぐだけでも売れそうなのに、ディテールの作りこみやフェイントの多さなど、手を抜かない製作サイドの意識の高さは素晴らしいです。  目にはしごがズドン。エアバッグボン。は、衝撃的でしたが、一番見ていて怖いのはやっぱ歯医者でしょ。歯医者はしゃれになんない。もう歯医者行けないです。一緒に見ていた奥さんは怖さを半減するために薄目を開けて見ていましたが、意味あんのかなそれ。  とにもかくにも、大好きなシリーズ。このシリーズ見ていると、毎日死なずにすんでいることが、もはや奇跡的なことなんじゃないかと思えてくるような。そんなありがたい1本です。
[DVD(字幕)] 8点(2015-06-21 11:47:56)(良:1票)
833.  評決 《ネタバレ》 
病院や裁判所のようなところであっても不正がはびこることがあるということをこの映画で知り、検察や警察でも不正がはびこることをニュースで知り、清く正しく生きようと思いました。それにしてもあの判事はひどすぎる気がします。
[DVD(字幕)] 9点(2011-07-08 11:27:33)(良:1票)
834.  スターシップ・トゥルーパーズ3 《ネタバレ》 
 『2』は論外なので、個人的に『1』の正統な続編はこっち。  『しょぼい』と評判は聞いていたのですが、確かにしょぼい。とくにCG。低予算にしては頑張っているほうなのでしょうか。  前半から中盤くらいまではまだ全然面白かったのですが、ラストに向けて低予算のしょぼさばかりが際立ってしまう有様。とくにクライマックスのつまらなさは致命的。一番盛り上がるべきところで一番盛り下がっちゃってます。  『1』の1/5程度の予算で、『1』と同じスケールのものを作ろうとしちゃった。だから無理が出ちゃったんじゃないかな。いっそ『1』のスピンオフ的な作品にしちゃったほうが面白いものができたのではないだろうか。『1』があれだけ面白かったんだから、『別の惑星』『別の基地』における『また違う勇者達』のストーリーを描けば、予算に見合ったものが作れたのではないだろうか。かといって『2』みたいに全くの別物にしちゃうのは問題アリですけどね。  中盤までは正直そんなに悪くないと思います。ロク・サンでの攻防なんか、これぞスターシップ・トゥルーパーズという感じが出ていて楽しい。ジョニー・リコや頭脳バグなど、『1』でおなじみのキャラが出てくるのも嬉しい。そして個人的に好きなのが地球連邦のCM。ウィットに富んでいて、CMがくるたんびに『キタキタ!』って思っちゃいます。  よって中盤までが7点くらいで、終盤、ラストが4点・・・まあ全体的には贔屓目に見ても6点くらいですね。  『1』のファンであればそれなりに楽しめる内容になっているとは思いますが、『2』『3』は作らないほうが良かったとも思えます。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-03-19 14:24:54)(良:1票)
835.  リーサル・ウェポン4 《ネタバレ》 
 シリーズラストということで、卒業式を見るようなテンションで見ていたら、劇中で展開される人間ドラマ(マータフとバターズ、リッグスとローナ、そしてレオ)全部に気持ちがいっちゃって、メインのストーリーに集中しきれなかったです。  それでも火炎放射器男にはじまり、ビルの中のカーチェイスから、史上最強のカンフー男の登場と、思いつく限りすべての娯楽アクションを詰め込んでくれた作品づくりに大満足。まるで、花火のラスト、一斉にこれでもかと打ち上げるあの瞬間に近い感慨を覚えました。  ラストのハラハラ感(特に水中、間に合うとわかっていてもドキドキ。)はシリーズ中最高な気がします。また、ローナが読んでいたベストセラー恋愛小説の作者がマータフの奥さんっていう地味な伏線があるのもグッド!メインと関係ない、どーでも良さそうなエピソードに、思いっきり知恵や工夫を取り入れている映画は大好きです。  1~4まで通しで見ることができて、何とも言えない達成感が・・・  よーし、次は「ダイハード」見るぞー。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-05-17 04:40:55)(良:1票)
836.  39 刑法第三十九条 《ネタバレ》 
 とても重く、息苦しく、理不尽極まりない内容でした。真面目に作られている分臨場感があるし、へたな脚色がない分リアリティが感じられます。映像に、ストーリーに、この作品の世界に引っ張り込まれちゃいます。  工藤啓輔と同じ立場であれば、自分ならどうするだろうと考えずにはいられません。  問題提起もさることながら、映画としてのエンターテイメント性が失われていないことも凄い気がします。鬱になりそうな雰囲気を、ミステリーとサスペンスが程よく中和しているかのような作品です。  少年工藤が妹を発見するシーン、犯人が切断した妹の手を持っているシーンは、衝撃よりも嫌悪感のほうが大きい。(ホラー映画なら平気なのに。不思議なもんです。)それでもこのシーンがあるからこそ、問題提起への強い思いが感じ取られるのです。  確かに日本の法律は、ごく一部かもしれませんが、被害者よりも加害者を守るための法律ってのがある気がします。加害者の人権もあるかもしれません。ですが、被害者は生命という最も大切な人権を奪われたわけですからね・・・。いえ、ここで論じることではありませんね。  確かにもしかすると見る人を選ぶ映画かもしれませんが、それでも多くの人にお薦めしたい映画です。  柴田が誰で、工藤が誰なのかはっきりしたとき、爽快感とは程遠いやるせなさを感じました。
[DVD(邦画)] 9点(2013-12-17 02:39:13)(良:1票)
837.  ビッグ・リボウスキ 《ネタバレ》 
 率直な意見を言わせてもらうと、コメディ、ドラマ、どちらに徹することもできていない非常に中途半端で散漫な映画です。  第一、コメディなのに、恋人の小指を切り取って送りつけたり、耳をかじり取ったりするいきすぎた暴力描写が不快。  個人的に嫌いな夢のシーンのセンスは最悪。  ラリー少年や私立探偵など、思わせぶりな登場をしていて、それ以降まったく本編に関わらないっていう人が、いっっっぱいいすぎなのも好きじゃない。アパートの家主もそう。医者もそう。モード・リボウスキだってそうです。  出てくる人たちがみんな、ストーリーそっちのけで思いついたことを好き勝手にやるのが楽しいっていう人には向いているかもしれませんが、そうでない人にはフラストレーションがたまって終わる2時間になるでしょう。  だいたい『どう?こーゆーの面白いでしょ?え?この面白さわかんないの?』って、上から目線で言われている感じがしてむかつきます。面白くないよ。  ・・・・ただ、ボーリングがしたくなります。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2014-07-20 19:33:57)(良:1票)
838.  ジョンQ-最後の決断- 《ネタバレ》 
 涙腺が崩壊する感動のドラマ。  わかっていても泣いてしまう。  筋が読めていても泣いてしまう。  どう転んでも泣いてしまうようにできています。  それはこの作品が、人の心の琴線にふれるようにできているからです。  『僕の貯金の46ドルを使っていいよ。』と言っていた少年が倒れる。余命わずか。息子の命を助けるため、奔走する父親はデンゼル・ワシントン。完璧に感動が約束されているシナリオです。  父親が病院を占拠する直前までのシークエンスが非常に大切。  皆から募金を集め、役所を駆け回る姿。息子はいつ死ぬかわからないのに、『役所からの回答まであと1週間。』とか、『あと1ヶ月』とか。息子死んでしまいますよ。それでも、ヤケを起こさず、ルールにのっとって、ひたすら役所を回り、治療費をかき集める両親。このシークエンスがあるからこそ、突然の強制退院によって精神的に追い詰められる父親に気持ちが入ってしまうのです。  ジョンQと共に、一人称視点で見るのか、第三者的視点で見るのかで評価が分かれそうです。  なぜなら、第三者的視点で見た時、病院を占拠するというのは、やはり倫理的に問題があるからです。  『自分の息子の命さえ良ければ、他の人はどうでも良いのか』と。それは至極真っ当な正論です。  そして私は、このケースに関して言えば、『自分の息子の命さえ良ければ、あとはどーだって良い』と思うタイプです。なぜなら、どんなに命のタイムリミットが迫っても、社会のルールの中で息子の命を助けようとした父親を、その息子の命を、先に見限ったのは世の中のほうだから。それは公的機関であり、会社であり、医療です。  映画の結末として、強いて言うならば、ドナーが間に合わず父親が死んでいたら満点。  そしていくらなんでも警察に心が無さすぎ。ですがそれ以外はすべて完璧。傑作。
[DVD(字幕)] 9点(2016-05-29 02:53:00)(良:1票)
839.  トーク・レディオ 《ネタバレ》 
 社会派映画の傑作ですね。  目に見えない相手との討論の恐ろしさを実感できます。  複数のメッセージを同時に発信しているような映画なので、観る人によって大きく印象が変わるでしょう。  DJバリー個人に注目すると、孤独を恐れる人ほど、わざと自分を孤独に追いやってしまうことがあるというのがよくわかります。  バリーはおそらく普通の人でしょう。  普通にトークを楽しみ、自分を表現することをただ楽しみたい人です。また、好きな人のことを大切にしたいし、自分も大切にされたいと、普通の人なら誰もが抱く感情を彼も持っています。  ですが劇中でバリーは全く逆の行動をとり続け、自分自身を追い詰めていきます。まるで本当の自分をさらけ出すことを恐れるかのように。ですが、バリーが自分を偽ろうとしても、時折一部のリスナーからバリーという人間を見破られる質問がとんできます。  核心をつく質問にはいつも返答までに間ができてしまうバリー。  人間の心理のパラドックスを見事に表現した作品だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2012-04-20 04:35:37)(良:1票)
840.  ホステル 《ネタバレ》 
 問答無用の殺戮ゲーム。かなりグロい上に悪趣味。だから人格を疑われそうで嫌なんですが、このハラハラドキドキ感は本物なので高得点。この作品はもう『脱出劇』として最高にスリリング。また、自分達を騙し、罠にはめた人間たちに逆襲するラストの展開は、爽快感さえあり胸のすく思いです。つまり、基本はスプラッタ要素の強いサスペンスホラー作品に違いない。ですが、ラストのバイオレンスアクション的ノリは、元来やられっぱなしで終わりがちなホラーの常識を、ちょっとだけ爽快なものに変えちゃっているわけです。  だらだらした前半も、『これから何が起きるのか』っていう不穏な空気を纏っているためそれなりに見れます。そしてオリーがいなくなった辺りから、俄然緊張感が増していくわけですが、その種明かしが『人間ハンティング』っていうのは、あまりにも安っぽかったですね。もっと意味のわからない狂気。もしくは国家権力がらみの狂気を想像していたので、少々肩透かし。  また、パクストンが助かるのであれば、パクストン以外の生贄の見せ方が大事だろうと思うのですが、そういった意味ではオリーやジョッシュといった数少ない登場人物を瞬殺しちゃうのはもったいない。  そういえば、ホステルの従業員は明らかにグルなんでしょうが、あの人達は何も制裁受けていないですね。
[DVD(字幕)] 9点(2017-08-14 12:03:18)(良:1票)

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