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コメント数 1845
性別 男性
ホームページ http://twitter.com/subekari
年齢 42歳

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81.  フッテージ 《ネタバレ》 
本作は、引っ越してきたら呪われた系ホラー。序盤は、暗い画面と遅い進行で眠気を誘うが、決してつまらなくはない。 夢遊病の息子さんが尋常じゃなくて、コワイんだな。何と言っても、ゾクッとする真相が判明して、「ここからが見せ場だ!」と、こちらのテンションが上がったところでさくっと終わっちゃうのは残念。  ホラー要素以外で良かったところといえば、夫婦げんかの会話。 以下、要約。 嫁「いわくつき物件に引っ越してきたなんて聞いてない!」 夫「そんな話、聞きたくないっていったじゃないか!」 嫁「事件は起こってないって言ったじゃない!」 夫「近所で起こってないって言っただけだ!」 嫁「!!!???」 夫「大体、家の中で人が死んだわけじゃない!」 嫁「本当なのね!?家では事件はなかったのね!」 夫「庭で一家の首つりがあっただけだ!」 嫁「…」 夫ひどすぎ。ってな感じで会話にはユーモアがあります。 嫁さんに自分の仕事を否定されまくってる夫もかわいそうですね。 
[映画館(字幕)] 7点(2014-02-05 00:21:12)(笑:2票)
82.  片腕マシンガール 《ネタバレ》 
実は邦画のスプラッター映画は初体験。上映前の鑑賞上の注意を観ると、全編バカに満ち溢れたスプラッター映画なのかと思い、笑う体制で鑑賞し始め、シンプルに楽しかったのは映画冒頭まで。そこからは、求めていない下手な芝居と陳腐な演出によるシリアスドラマで、グダグダ。芯となるストーリーが、ヘッポコとは言え必要以上にシリアスになっちゃうと、心から楽しめない。そこでかなり気持ちが離れてしまいました。  そして特撮をパロったようなふざけた敵キャラのセンスの浅さなんかには失笑が漏れるばかり。腕を揚げちゃうシーンは唯一、ネタでしっかり笑えた部分でした。笑いのポイントが基本的に残酷スプラッターをバカバカしい映像で見せるところばかりなので、後半には1パターン化し、飽きが来てしまったのも残念なところ。  全体的な精度を上げられないなら、せめて余計な部分をそぎ落とした全編本気汁で溢れたものを見せてほしかったです。意外性の笑いも薄く、真のバカ映画を撮るにはまだまだアイデア不足ではないでしょうか。
[DVD(邦画)] 5点(2009-10-15 23:25:22)(良:2票)
83.  ヒーローショー 《ネタバレ》 
前半は、執拗に生々しく、気持ちの良くない暴力シーンがひたすら流される。 ヤンキーの登場人物達も下手にイケメンばかりだったりせず、リアルな顔つきしているのが良い。イカレタ兄弟の眼つきはホンマモンのキ●ガイのそれだった。 有名キャストで固めていない事で、より生々しさが強調される。 ジャルジャルの二人も、特に違和感なく、この映画の住人として溶け込んでいた。  さて、しつこい暴力シーンがこのまま最後まで繰り返されると思いきや、後半は割と静かになり、人間ドラマになる。圧倒的な暴力の象徴だった男の人間的部分が見せられることになる。さっきまで、「ひどい!こんなヤツ死んだ方がマシだ!」って思っていた対象が見せる人間らしさにこちらは戸惑う。悪人が、愛情の対象により、人間味をみせるという展開は南アフリカの映画「ツォツィ」を思い起こされたが、「ヒーローショー」での暴力にはバックボーンがない。別に貧困でも何でもない。 若者なんて悶々として、ただの日常や自分の未来に絶望したりして、無理矢理夢とか探そうとしちゃったりして、また絶望したりする。そんな当たり前の絶望が安易に暴力に向いてしまう人間は、彼女や子供に優しいからといって許されない。 そんな人間の末路は結局悲劇。暴力の結果はこんなにも醜悪なんだよっていう事を突き付けてくるような作品と言えるかもしれない。 監督の味が濃厚に出ている良い作品だったと思う。
[映画館(邦画)] 8点(2010-06-07 11:42:06)(良:2票)
84.  十三人の刺客(2010) 《ネタバレ》 
いやー、これは良い! 近年の邦画大作のしょぼさを見ると、これだけのスケールを持ったアクション娯楽大作が見られるとは思えなかった。 序盤は粛々と、しかし緊張感を持ったままストーリーが進むが中盤以降は、もう切って切って切りまくる。もう、その辺にしときんしゃいって思っても斬りまくる。 爆薬もドカーン。罠ドーン。で、迫力満点。 相手側がもっと頼りになる用心棒(中ボス)を数名用意しといてくれればもっと盛り上がったんでないかな。敵は、誰も飛び道具持ってないし、弱すぎる。 13人が強すぎるのかもしれないけど。 13人ものキャラを描き分けろとは言わないけど、それぞれ得意分野で戦い方が違ったりするような工夫があれば、もっと良かったんでないかな。 薄い人もいたけど、キャストの顔つきもギラギラしてて良かった。 だが、やっぱこの作品でもっとも語られる役者は、稲垣吾郎だろう。戦場でただ一人涼しく冷たい顔したり、ヘラヘラしたりする姿は異様で良かった。 というわけでアクションに次ぐアクションと、セットの豪華さ、キャストの本気具合も相まって中々レベルの高い娯楽作となっており、俺は十分に満足した!! 細かい事はどうでもいいんだこういう映画は。 邦画にも娯楽大作を撮る力があったという事を知らしめる作品なのである。  俺はあんまり長いと感じなかったけど、 たぶん乱闘(チャンバラ)がクソ長いので、アクション嫌いな人は見ない方がいいです。 
[映画館(邦画)] 8点(2010-09-25 23:24:10)(良:2票)
85.  宇宙ショーへようこそ
絵が本当に美麗!! 精密に描きこまれまくった田舎の風景とか、実写を超える美しさがあると思う。 キャラクターの動きも当然、めちゃめちゃ滑らか。 アクションシーンとかも凄くカッコ良い!そうそう! こういうのが観たかったの。 宇宙に出てからの、宇宙人の造形やら何やらも全てのアイデアを ぶち込みまくり精魂込めて描かれている。 髪の毛が手みたいになってる宇宙人のインクちゃんとか可愛すぎだし。 物語のプロットとしては、大長編ドラえもんのあの感じ。 異世界をちょっと覗いてみたら、でっかい事件に巻き込まれててんやわんや。 子どもだけど勇気を出して戦う!みたいな。 しかし、本作では「ドラえもん」は不在。 便利な道具がタダで出てくることもなく、子どもはただの子ども。 そこらへんの苦悩もしっかり描かれている。 あまねとなつきのビミョーな関係性の描き方が絶妙で、どちらも非常に愛くるしい。 メッセージも子供へ向けているのものと思われるので、観ているのが大きなお友達だけってのは勿体無い。  ただ、長すぎる。丁寧すぎるのと、表現したいものを全て形にしたいという高い志ゆえに、広げすぎた話のテンポが若干悪かったり、話がごちゃごちゃしてて整然としていないため、お子さんが集中して席に座って見ているのは辛いかもしれない。  しかし、大人も子供も楽しめる作品であるので、もっと多くの人に観て欲しいと思うのであった。面白かったです。
[映画館(邦画)] 8点(2010-07-17 15:14:22)(良:2票)
86.  ももへの手紙 《ネタバレ》 
ちょっと地味だけど、親子で楽しく観るのには最適なアニメ。優香等の声優にも違和感なし。 素材もストーリーも映像も、クオリティは高いがベタであるがゆえ、この映画でしか観られないものという売りには欠ける。 子供向け寄りなので、ギャグやリアクションが若干寒く感じるところもあったりはするが、三妖怪がキャラ立ちしていて、可愛いらしいので愛着が持てる。 しかし、田舎、妖怪、病弱な母、嵐・・・あれ? これってトトロじゃね? まあ、僕らの世代のトトロが、今の子供たちの「ももへの手紙」であったら、それはそれで良いことだなぁとは思う。 それを考えると、もうちょっと子供の心をくすぐるようなタイトルにすれば良かったのに。
[映画館(邦画)] 7点(2012-07-09 23:23:45)(良:2票)
87.  ジェニファーズ・ボディ 《ネタバレ》 
期待してなかったけど、結構面白かった。 序盤のテンポの良さのまま最後まで行ってくれれば、かなり好きな一本になったかもしれない。脚本に注文が集まってた本作だが、実際に目立っていたのは、ずれまくった演出であった。怖がらせたいのか、笑わせたいのか、いちいち一貫性がない。 やたらうるさく鳴り響くロックミュージックなど、PV出身の監督っぽい演出でもありながら、オシャレ感は全くない。ここまでしっくり来ないと何だか気持ち良い。 狙ってやってるのかどうなのか、これは「変」な映画だ。 ジェニファーの暴れっぷりが中途半端で、被害者が少ないのは不満。 序盤二人の被害者の殺されるシーンは、凝っていて面白かったので、もっとガンガンたたみかけて欲しかったな。後半のたるみが惜しい。 最初から変な雰囲気を出してたジェニファーは、事件後に豹変したように見えなかったんだよなー。 でも、バカっぽい上に爽快なラストは素晴らしいと思った。 鑑賞後の後味は何故か良いんじゃなかろうか。やはり嫌いになれない変な映画だ。 
[映画館(字幕)] 7点(2010-08-14 17:01:19)(良:2票)
88.  ハイテンション 《ネタバレ》 
でかい音がなったりするわけでもなく、ジットリとした屋内での殺戮が行われる前半は、直接的なスプラッター描写と、音だけで聞かせて恐怖を掻き立てる描写のバランスがうまく、ゾクゾクする。女の子がギャーギャー悲鳴をあげず、冷静なのも好感が持てる。屋外に出てからちょっとテンポダウンするものの、恐怖演出が結構好みでコワ面白いので全然退屈はしなかった。こりゃなかなかの良ホラーだぞ! と思いきや、何で奇をてらっちゃうかなー。納得させるだけの整合性があればいいんだけど、散々オッサンの殺戮を見せといてそれはナイ。製作者の欲が見え、ガッカリ。面白味が半減しちゃった気がしました。正統派で勝負してもイケる出来だったと思うんだが…。もったいない。
[DVD(字幕)] 6点(2009-11-28 01:32:24)(良:2票)
89.  キャプテン・スーパーマーケット
何でこんなにライトになってしまったんだ。まるで、インディ・ジョーンズみたいだ。いや、インディ・ジョーンズのが全然グロい。 ハラワタも血しぶきもないなんて…。主な敵がゾンビじゃなくて骸骨なのも大分ガッカリポイント。2であんなに笑わせてくれた同監督とは思えないぐらい笑えないし、全てに置いてショボすぎて見てられない。 ブルース・キャンベルがふざけるとジム・キャリーにしか見えない。 タイトルを変えたから許せってことなのかもしれないけど、序盤でモロに死霊のはらわた2の続きっていうフリがあるだけに失望は大きい。 
[DVD(吹替)] 2点(2010-02-28 18:07:23)(良:1票)
90.  狼の死刑宣告 《ネタバレ》 
元軍人でも元FBIでもないただのリーマンのハズなのに、弾丸をよけまくり、複数の屈強な悪党をバッタバッタなぎ倒すベーコン兄貴の姿に、笑いそうになりながらも(失礼)大興奮しました。何で彼はあんなに強いんだ? それは、ケヴィン・ベーコンだからです。顔見ればわかるでしょう? 強くていいんですよ。そりゃあ能なしギャングもロクにとどめも刺さずさっさと退散しちゃいますよ。いくら撃っても蘇りそうで怖いんだもん。  真面目な話、彼の無駄に騒がず、歯を食いしばりながら冷静に復讐に踏み切る姿は正に漢の姿。後半になるにつれ眼がマスマスやばくなっていき、丸刈りにすることで戦闘力が上がっていくのも見どころです。初めて持った銃をあっと言う間に使いこなし、針の穴を通すようなナイスショットまでやっちまいます。彼は天才的戦闘民族なんです。  はっきり言って突っ込みどころ満載で、ギャグなんだかマジなんだかわからないが、ケヴィン・ベーコン+バイオレンスという要素から期待できるものは満たしてくれたように思えました。とにかく僕は、ここんところ目立った活躍のなかったベーコン兄貴のこんな姿が見たかったんで、大満足です。 あと30分くらい見たかったなー。 
[映画館(字幕)] 9点(2009-10-18 22:42:30)(良:1票)
91.  おおかみこどもの雨と雪 《ネタバレ》 
序盤(お母さんと狼さんの出会い~出産の辺り)の話は、時間をかけた割には薄っぺらく、こりゃ肌に合わないかな、と思ったが、本領は舞台が田舎に移ってから。やっぱり細田監督は田舎好きなのね。田舎に移動してからは一気に開放されたような形になり、風景や時の流れの見せ方などの映像の演出が凝っていて、美しい。愛くるしい登場人物と相まって安心して楽しめた。  人間の学生に2人の子供を立て続けにはらませ、何だかよくわからない形で死んでしまう狼親父は何なんだよ。 子作りの前にもっと色々、話し合っとくことがあるんじゃねーの? 避 妊 し ろ !!  この映画の主人公である花(お母さん)は、普通の感覚だったら、育児ノイローゼになってもおかしくない過酷な状況に晒される。花が異常なまでに(心身ともに)タフで、その上人格者だったから、ふたりともグレず、それなりのハッピーエンドを迎えられたが、これを世の普通のお母さんや、次期お母さんに見せたらどう感じるのかは気になる。「私はこんなに強くない…」と、逆に落ち込んでしまうのではなかろうか。  迎えるラストも、そんな花にとっては残酷のはずなのに、あんたどれだけ超人なのよ、と。 いつかこの人壊れちゃうんじゃなかろうか、と不安になる。  そんな花ちゃんと俺が結婚してやってもいい。(もちろん雪ちゃんでも可)
[映画館(邦画)] 8点(2012-09-15 18:48:57)(笑:1票)
92.  NEXT-ネクスト- 《ネタバレ》 
2分先の未来が見えるっていう設定をいかした展開は、細かく突っ込まなければ、弾をよけるシーンとか楽しくてそこそこ楽しめます。しかし、肝心の大筋で例外を持ち出してきて、結局運命の人だとかなんだとか言う話にはオチはつかず、彼女の未来だけは見えるって、都合が良すぎないですか?ハリウッド映画として安易なハッピーエンドじゃないところは好感はもてますが、あまりの投げっぱなしジャーマンっぷりに眉をひそめてしまいました。 この能力があれば、そろそろアップのきついニコラスケイジのルックスでも大抵の女性は口説けるんですね、いいなー。でも、どうシミュレーションしてもダメだったらへこむなー。ということで続編は限りなく無理めの女性をジャック・ブラックあたりが無限のシミュレーションを使っておとすラブコメでお願いします。
[DVD(字幕)] 5点(2008-11-17 16:35:12)(笑:1票)
93.  [リミット] 《ネタバレ》 
最初から最後まで暗くて狭くて息苦しい。閉所恐怖症の人は見ない方が良いだろう。主人公の視点意外は出てこないから、観客は主人公と一体となる。時間の感覚もなくなり、30分見たのか、60分は過ぎてるのかわからなくなった程。 そんな空間を作り出し、1シチュエーションでやりとおした事は確かに評価される部分だろう。  でも、つまらないのだ。一人だと起こる出来事にも限界があるから、携帯電話の機能にずいぶん頼ってるように見える。携帯電話がなくなるとストーリーを展開させられないからか、電源なかなか切れないし。そういう面も、ちょっと工夫不足だなーと感じた。 つまらないながらも、こっちは主人公と一体化しているので、最後どうなるのかの一点だけで、集中して見ることはできる。 それだけに、この結末は・・・ナシ!  こんな内容を、90分ちょいとは言え長編でやる意味がわからん。 15分くらいの短編だったら、いいネタかもしれないんだが。 「ライアン・レイノルズが密室でハァハァしてるところに萌えまくりたい!」 そんな方には文句なしにオススメ!!
[映画館(字幕)] 3点(2010-11-22 00:46:35)(良:1票)
94.  男はつらいよ 望郷篇 《ネタバレ》 
寅さんはいい嫁さえ見つければ地道に働けそうじゃないか、ということが分かる一本。 序盤では、首根っこひっつかまえてでも親子を引き合わせて、感動の対面をさせると思いきや、あっさり失敗に終わるところにビックリしました。 それをきっかけにヤクザもんの行く末を考え、真面目に働こうとするという展開が自然で無駄がない。ストーリーのテンポも良く、自分を見つめ直し奮闘する寅さんや、突っ込んだりボケたりと忙しいおいちゃんがイチイチおかしくて、全編楽しく見させてもらいました。しかし、それとは対照的に終始心配しっぱなしで憂い顔なさくら(いつもだけど)もとても印象的。 またしても一人相撲な寅さんには涙させられました。 相手に良い人がいるかどうか先に確認することを学んだ方がいいですねー。 でも、あんなん言われたら誰だって勘違いしますよね、出番少ないからってあんな告白は非道すぎるぞ! 無自覚だから尚更タチが悪い! それでも源ちゃんを置いて出ていく事に寅さんの責任感を…感じないですね。
[DVD(邦画)] 9点(2010-04-05 15:09:09)(笑:1票)
95.  ハンコック 《ネタバレ》 
酔っぱらいで傍若無人な嫌われヒーロー、ハンコックが暴れまわるコメディタッチの前半はなかなかに面白くて楽しめました。改心するまでの心情の変化の描き方や、ステレオタイプな一般市民の描き方が不満に感じたものの娯楽作としては目をつぶれる範囲内。気がつけばソコにいたヒーローなのかと思いきや、生い立ちをセンターに持ってくる構成もなかなか良し。中盤からの思いもよらない展開も良し。 しかし、みなさん仰ってますようにそっから急速に失速して、蛇足設定に引きずられグチャグチャになってつまらなくなってしまったのが残念。 やっぱヒーローもので盛り上がるのは強大な敵との対決だと思うので、そういう面でもラスト付近がまったく盛り上がりに欠けたのが残念。一緒にいると弱くなるって、ずいぶん無理のある設定は不可解以外の何者でもない。もっとヒーローコメディとして割り切って気持ちよく最後までいって欲しかったのに残念。 同じ血を引くあの少年が最後にスーパーパワーでハンコックを助けに来て、ヒーローファミリーが巨悪に立ち向かう展開を期待してしまった。(まぁ、血は引いてないんだけど)。これならMr.インクレディブルの圧勝。
[DVD(字幕)] 5点(2009-02-18 11:50:53)(良:1票)
96.  僕のスウィング
音楽は良いんですが、ストーリーと巧く結びついてないため、どっちつかずで退屈しっぱなしでした。
[DVD(字幕)] 3点(2008-09-10 17:16:56)(良:1票)
97.  乱暴と待機
かのパビリオン山椒魚を撮った監督だから警戒していたが、超面白かった! こんなすげー面白くて笑える脚本かけるんじゃん!(上から御免) 原作のおかげ? にしても、面白かった! いやー、ドロドログチャグチャとした人間関係なのに、とにかく笑えてしまう。 この作品の手触りは同原作の「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」に近い。 やっぱ原作の貢献度は高いんだろうな。 4人だけしか登場人物が出てこなく、みんな声をやたら張っていて演劇っぽくもあったのが、余計おかしさを強調していたのだろう。4人のぶっとんだキャラクターの掛け合いがとにかく気持ち良い。 心に残る映画でもないけど、久々に邦画のコメディでこれだけ面白いものを観たような気がする。 
[映画館(邦画)] 8点(2010-11-03 19:54:46)(良:1票)
98.  ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン! 《ネタバレ》 
序盤は緩めのコメディで、中盤から終盤にかけてのシリアス展開にちょっとビックリしながらも真剣に観て固唾を飲んでいると、そんな思いをぶち壊す怒涛のクライマックス。 普通、コメディで120分は長いとは思うのですが、ストーリーの展開のさせ方に無駄がなく、良い時間の使い方をしてます。前半部が、後半部への徹底した前ふり(伏線)となってるトコロも楽しい。コンビものポリスアクションにホラーテイストがかき交ざり、コメディとしてのツボもキチンと押さえています。欲張りながらもバランスが良い、丁寧な作品。 グロに遠慮しない姿勢も好きです。
[DVD(字幕)] 8点(2009-07-26 14:26:43)(良:1票)
99.  浮雲(1955)
ベチャッとした声で喋る疲れ果てた女と、どこに魅力があるのかわからないのにもてまくり浮気しまくりおじさんとの長年に渡る泥沼ロマンスをウダウダ見せられても眠いだけなんです。同時期の「二十四の瞳」とまるで別人な高峰さんが凄い。
[DVD(邦画)] 5点(2009-02-10 10:39:38)(良:1票)
100.  街の灯(1931) 《ネタバレ》 
いわずと知れたチャップリンのサイレント映画。お約束の笑いが存分に盛り込まれていて楽しい。で、終わろうと思ったのですが、ラストに言及される方が多いので便乗。   確かに目が見えないときに思い描いていた紳士と違って彼女にガッカリされたのかもしれないけれども、結局浮浪者が彼女にしてあげられた事は金持ちから貰った金で花を買ったり、そのお金をあげただけ。凡百のハリウッド映画ではないのだから、その程度で女に惚れられてハッピーエンドでは面白くない。彼女にしたって、元々ただの憧れ程度の感情な筈。  彼女に心底惚れたならば、この先こそは並々ならぬ努力をし、真面目に働きつつ、新たな関係性を築き、彼女に惚れられるような男となってやればよいではないでしょうか。いわばこのラストシーンは、二人の関係性においてはプロローグではないか。  この結論なき素晴らしいラストシーンでは悲劇にもならないし、さして切ないとも思いません。だからこそ名作「喜劇」なのではないか。と、チャップリン初心者ながら思ってみました。  要するに僕個人としては、この映画を「楽しい映画だった」と言いたいのです。 
[DVD(字幕)] 8点(2009-03-27 15:08:42)(良:1票)

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