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プロフィール
コメント数 919
性別 女性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/20084/
ホームページ http://tiaratiara.exblog.jp/
年齢 70歳
自己紹介 前からありましたっけ?[この方のレビューを非表示にする]とカスタマイズできる機能。最近ですよね? 知らないうちに進化し続けてますね、このサイト。また来ようと思います。

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141.  櫻の園(1990)
白島靖代、中島ひろ子、つみきみほ、そのほか個性色々の出演者のみなさん全員がよかったですね。すじがね入りの女子校育ちで、いいところもイヤなところもしみこんでいる私が見ても、リアルだと感じ、かつ、うざったくは思わなかったですからね、これはまったく個人的な思いなんですが、それだけで秀逸だと思っています。但し、これが大勢に気に入られる作品とはとても思えない。無理して好きにならなくてもいいんじゃないですか、と申し上げたい。私にとっては、映画のジャンルとしても、激しく好み。ストーリーを見せる映画ではなく、二度と来ない時間を鮮やかに切り取った、という趣きがすこぶるよいのです。
8点(2003-08-18 12:49:50)(良:1票)
142.  グッバイガール
楽しくて胸がキュンとする、いい映画でしたよね。ニール・サイモン、リチャード・ドレイファス、マーシャ・メイスン、この3人の名前を初めて知った作品でもありました。決してカッコいい話、カッコいい役者さんたちじゃないのに、なんてイイ味なんだろう、素敵なシーンなんだろうとタメイキをついたもんです。でも時代背景が古くなっていくことで、これから見る人には古くさく感じられるようになっていってしまうのかな? そうだとししたらちと残念。冒頭からラストまでとても完成度が高いのに、余計なりきみが感じられない点がよかったです。
9点(2003-03-21 02:00:44)(良:1票)
143.  ビッグ
中古のビデオも、持ってるの、私。でもって、何十回と見た今でも、見るとたいてい泣いちゃう。そんな私を、家族も友達も「ヘン!!」と言うんだけど、いいのさっ! 私にとって、「ビッグ」のトムは、永遠に不滅です。
10点(2003-03-20 22:41:26)(良:1票)
144.  陰陽師
最初はあまりに頭にきたのでただカッカしてましたが、なぜ私がとんでもないと思ったかを少しはちゃんと書きます。まず第一に、陰陽師というダークな世界に、CGが合わなさすぎ。ここまでひどいミスマッチは見たことありません。この世界観にCGを入れ込むなら、ここぞという「部分」だけに、効果的に使うべきだったと思います。これでもかとCGを使いまくるのはまったくの逆効果だったとしか思えません。その意味で、「2」にもまったくの期待はできません。次に、多くの人が憤慨している演技のひどさですが、これは洋画にだってあるレベルだと思いますから、とやかく言いません。真田さん、萬斎さんは健闘していたと思います。演技に難があるのではなく、深遠な雰囲気をかもし出すべきところを、劇画的な演技にもっていこうとした、これは演出のミスだと思います。素材のセレクトの問題。というか、滝田監督はCGを使うことに長けている人だとは思えないから、そっちのほうに労力を使うことを余儀なくされ、想像ですが、演技に関しては二大・名優に「おんぶにだっこ」だったのではないでしょうか? だけどそれじゃあ役者たちは自分たちのカンで演技せざるをえなかったのでは? そんな想像が浮かんでしまうほど、うすっぺらーい内容でしかなかったわけです。その中で唯一、この「陰陽師」という世界にふさわしい雰囲気と演技を表出していたのは、私は夏川結衣だったと思います。実に怨念のこもったおどろおどろしい演技で、本領発揮だったと思いました。だから、1点は夏川さんに。あとはむしろマイナス点をさしあげたいくらいです。
1点(2003-03-21 00:48:16)(良:1票)
145.  岸和田少年愚連隊
ストーリーじゃないんですよ、確実に。 大阪に一度も住んだことないし、ヒヤリング能力も高くない私にとっては、聞き取れない言葉、意味の分からない言葉のオンパレード。 ケンカが好きなわけじゃないし、第一、ナイナイが好きなわけじゃもちろん(?)ない。 そもそもストーリーをちゃんと追おうという気にもならないから、(この作品、3回くらい見てるんだけど)いつ見ても何が起こっているのか、よくわからない(^_^;)。  でも好きなんです。 なぜか、この空間が心地よいんです。不思議。  この映画を見ると、何か生きててもええやんか、という気分にさせられるんです。 どんなふうに生きたってだいじょうぶよ、という元気をもらえる感じ。  使い捨て文化のTVの中で必死に泳いでいたナイナイが、ここでは何か自然体にしゃべっていて、動いている。何かええやんか、と思ってしまうんです。 そうそう、三景さんのおっしゃる通りです。宮迫もええで~。何かがちゃうんですよ(説明不能です)。  あえてまとめるなら、リズムがいい。「ゲロッパ!」になかったものが、ここにはあるんです(ゴメンね、ぐるぐるさん)。   最初は7点と思っていたんだけど、やっぱり8点にしとこ! アタマ1つ、確実にぬけている!・・と思います・・。
8点(2004-07-10 23:25:49)(良:1票)
146.  鮫肌男と桃尻女
思い切りハジケテいて、とても日本映画とは思えない。ノリノリで作っていることがほとばしっているから、「バカだね~」と大笑いしながら、スカッとしました。「これ実はタランティーノがこっそり撮ったんだよ」と言ったらけっこうみんな信じて、もっとありがたがるんじゃ・・って、まあありえなさすぎか・・。でも正直そんな感じの映画だと思いました(これも息子に教わりました。負うた子にたくさん教えられています・・って、こういうことを表すコトバじゃなかったか。・・アレ?)。
8点(2003-12-22 01:25:23)(笑:1票)
147.  シンドラーのリスト
長いと苦痛なことあるし、モノクロだと退屈なことあるし、戦争もの苦手だし、と思って、長いこと手を出さずにいたのですが、「カラーパープル」などを見て、スピルバーグはむしろ社会派作品のほうがよいと思っていたので、あるとき思い切ってレンタルしました。やっぱりこれは見ておいてよかった。昭和20年代生まれのはしくれですから、ホロコーストに関する情報は折にふれ見聞きし、読んできましたが、文句のつけようのない描き方だったと思います。これから観る方には、ぜひスピルバーグに対する先入観を捨てて観ていただきたいですね。役者ではレイフ・ファインズが一番印象に残りました。私が見た彼の中では、今のところこれがベストアクトだったという印象。ナチスの残虐性を全身で表現しきった彼は、当時まだ若かったと思いますが、すごい役者だと思いました。
8点(2003-06-20 22:13:17)(良:1票)
148.  死んでもいい(1962)
ギリシャの誇る名女優、メリナ・メルクーリ主演で、(たしか)パートナーだったジュールス・ダッシン製作・脚色・監督による、ギリシャ神話に題材をとった作品。王妃と義理の息子の悲劇的恋路の神話「フェードラ」(だったはず)を現代に置き換えて脚色してました。息子役を、かつて私のアイドルだったアンソニー・パーキンスが演じたので、高校生の頃(なんで30年以上前よーん)TVで見ました。メリナ様のお顔がちょっと怖かったこと、元がギリシャ神話ということからか、様式美のような変わった美術だった(ようなうっすらとした記憶)こと、クルマで疾走して死へと向かっていく、思いつめたトニー様のお顔、これくらいしか覚えてません。面白かったかなあ・・ごめんなさい。おもしろーい!と興奮した記憶はないです。トニーが出てればいいや、だったので。つまんないなー、と思った覚えもないので、この点数です。メリナは後に文化相か何かなさったくらいの、ギリシャの名士だった方。アテネオリンピック近くなったらギリシャ・ブームか何か起きて、メリナ様の名前も少しは思い起こされるかな? 何となくそんな気もしてまいりますなあ・・。
6点(2004-01-14 09:01:11)(良:1票)
149.  悪人 《ネタバレ》 
ウェブ予約をしたときから上映館がデカい場所だということはわかっていたけれど、入った瞬間「あちゃー」。デカすぎる。今さらだけど、この作品は場末の、席がひしめきあっていて、少しすえた匂いでもしそうなくらいの場所が似合っていそうだけどもなあ・・と。仕方ない、賞をとっちゃったんだものねえ・・と。さて。作品は文句のない傑作だと思います。原作者の参加した脚本は、どのシーン、どのセリフにも無駄がなく、周囲の人々の描き方も丁寧で、映像でしか表せない数々のいいシーンもあり、悲しく苦しいけれど逃げ出したくなることはなく、いい意味の緊張を強いる、やっぱり傑作だと思いました。純文学の味わいもありながら通俗小説の趣きもあるので、観客によって色々な見方が生じそうな点でも、やはり傑作と言えると思います。但し文句が一つもないわけではありません。久石譲の音楽が少々抒情的に過ぎるような感想を持ちました。美しすぎ。シーンによっては音楽が前に出過ぎて、ジャマな気がしました。・・・・とまあ、こんな感想を持ったわけですが、家に帰って、吉田修一の小説はすべて読んでるというムスコに聞かれるまましゃべっていたら、もう一度見に行こうかなあ、今度はもっと小さな映画館の、もっと端の席を選んで・・という気になりました。この映画に限りませんが、宣伝の仕方を間違えていると思うし、その影響で映画そのものを真摯に見ることを妨げる要素がありすぎたと思うので、もう一度シンプルに映画そのものを見てみたい気がします。<追記>おー! ほぼ同時刻に投稿した方もやはり宣伝に文句がおありでしたか。あれほんと、ひどいですよね。しかしそれがために「もう一度見ようか」と思ってる私は、結局宣伝にしてやられてるってことかもしれませんね。やだなあ・・悩むわ。<さらに追記>自分を捨てた母にいつも金をせびっていたことも、最後の最後に彼女の首をしめようとしたことも、彼がほんとはどんな人だったかを表すエピソードだと私は思ったのですが・・・ね。衝動的に破壊してしまおうとして手をかけたわけではなく、彼女が罪に問われることなく完璧な「被害者」として元の生活に戻れるように、としたことでしょ? その後の彼のしぐさがその証でしょうに、と思うけど、それが「表現」として観客に届いていないのであれば、ダメな表現じゃん!と思わないでもないですが・・。<さらにもう一度追記>最近のTVドラマで何回か満島ひかりを見たとき「どこかで見たなあ、どこだっけ」と思いつつ、後から気付きました。役の個性を演じきっていた彼女は、若いけどなかなかあっぱれな役者ですね。これからがさらに楽しみな人だと思います。
[映画館(邦画)] 10点(2010-09-17 10:19:16)(良:1票)
150.  エイリアン2/完全版
キャメロン監督作品ではこれが最も完成度が高いと感じたし、納得モンでした。個性と大衆性は両立しないのね、とここでもまた実感。「タイタニック」に至り大衆性は身につけたんでしょうけれど、個性の乏しい平凡な監督になってしまいましたね。
8点(2004-06-15 23:25:49)(良:1票)
151.  愛しのローズマリー
美人=性格が悪い、ブス=性格がいい・・そんな相関関係はない、ということは誰もが知っている(・・と思う。その逆も含め)。その「ありえない」ことを、「そうだ」と決め付ける、その単純さに、まず笑いが生まれる。その単純な決めつけを、さらにあーでもないこーでもないと手を変え品を変えいじるところに、爆笑が生まれる。想像した以上に面白かったです。まあいつもの作風で若干しつこいところはあるにしても、「メリー」好きの私としては、当然許容範囲内。私も、小児科再訪のシーンはジーンと来たなあ。バカスカと笑いながら、「偏見」というのは私の中にもあるよなあ、と妙に反省したりして。ファレリー兄弟も、映画と同様、「障害者ネタばかりやるヤな人たち、という外見にとらわれずによく見ると、イイ人たちなんじゃないの?」…と思われたい、のかな。でもそれじゃ、やっぱりヤな人たちだよネ。あれ、元に戻っちゃった!? ・・アハハ。なので、まあ監督が偽善ぽいという批判もわかります。そこを減点すると6点?と思ったんだけど、ジャック・ブラックが思った以上にデキル役者だということがわかり、楽しかったんで、1点オマケ!(ところで、太ってる人が見たら気分が悪いんじゃない? と言ってる人はきっと見た目のいい人なのではないかなあ。え? 私? コメントからわかるでしょ。)
7点(2003-12-16 15:11:08)(良:1票)
152.  踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
うーん、こういうものを本気で作ってるふりしちゃう邦画ってやっぱりどうなんでしょう? 脚本はメリハリないわ、上映時間だけは無駄に長いわ、で腹が立つばかり。 「踊る大捜査線 THE MOVIE」はしかけがいっぱいあってすごく楽しい映画になっていたのになあ・・と思ったら、平均点はこっちのほうが高いですと!?  し、信じられん・・絶句・・。(と言ってはみたものの、投稿者が多いと、支持者の占める割合は自然に下がっていき、平均点は下がるというのが法則になっている、というのは承知の上で書いてます。だって、それでもあんまりだ、と思うんだもん。織田嫌いの私だけど、それでも絶対に「THE MOVIE」のほうが面白かったし、さらに言えばTVのほうがもっと面白かったよん。)
4点(2004-06-09 00:45:16)(良:1票)
153.  グッドモーニング,ベトナム
そうかー、バリー・レビンソンだったのか。私はほとんど終始一貫、この人の作品は好きかもしれない・・と今頃気づいた。 この映画のセリフは英語にうとい私には字幕以上のことはほとんどわかっていなくて、それは半分くらい理解できてないのと同じだろうと思うけど、英語が出来るにしたって人によってレヴェルはまちまちなんだから、そんなことはどうでもいい。 本作での、知らなかったかもしれないけれどここにこういう人たちがいて、そしてこんなことがあったんだよ、という語り口は、わるくなかったと思う。  2004年現在のイラクの状況のことを思うと、映画というものの限界性も感じないではいられないが、しかし、2003年初頭に実は本作はNHK教育テレビで放映されたのだという。 私は「マーズ・アタック!」をやはり同時期にNHK教育で見たのだが、「やるじゃんNHK」と思った私の直感はやはり当たっていたような気がしないでもない。 歴史の表舞台はときの権力者がつくっていくものだが、本当に社会を支えているのは無名の多くの個人だ。みんな、自分の立場でできることを精一杯やっているじゃないか。或いは、それが捨て石に過ぎなくても、一人一人の存在は大きいじゃないか。この映画はそういうことを言いたかったのかなと思う。 ロビンが今よりとっても初々しくて(ま当たり前か)、そこもよかったと思います。
7点(2004-05-28 01:54:37)(良:1票)
154.  KANO 1931海の向こうの甲子園
イデオロギー的に押しつけがましい展開があったらいやだなあと想像していたら、それはほぼなかったことに安堵しました。前半、監督の人物像が分かりにくく、やな奴にしか見えなかったのが、後半にその寡黙さが生きていったので、それも安堵。CGが作りものっぽすぎ、多用しすぎでいやっていうのはあったけど、今の時代の映画作りでは当たり前の範疇かもしれませんね。多民族の融合、友愛というテーマはきわめてこんにち的だし、ハリウッドや他国での上映にも共感を得られる題材だと思いますが、私自身が、日本の最近の世相の中では、決して作れない作品、と思ってしまうこと自体が、情けない。
[映画館(字幕)] 8点(2015-04-13 21:44:03)(良:1票)
155.  いつか晴れた日に
皆さんも口を揃えておっしゃっていますが、この映画のすばらしい点はアンサンブル。 中でも女優陣の演技のすばらしさで、それを生み出した最大の原動力は、脚本&主演のエマのすばらしさだと思います。 そしてもちろん、ケイトも輝いていましたね。 「タイタニック」のときのつまらなさが、ウソのようです。  また、エマの編み出したセリフ一つ一つの完璧さ!  ほんとに、エマってたいした才能の持ち主です。 特に、元ダンナのケネス・ブラナーと違って、「やりすぎでない」点が、ほんとにすばらしい!  記憶では、この映画は離婚後の作品ではなかったかと思います。 それまでケネスからふられていたような派手な役柄ではなく、彼女本来の持ち味であろう地味な役柄での本領発揮を見て、ケネスに対する「本当のわたしはこうよ」という自己主張まで感じてしまいました。 深読みのしすぎ?  でも、そういう見方もまんざら「間違い」じゃないんでは? と思います。  <追記>前々から、本作でエマは脚本賞をとったはずなのにおかしいなと思っていましたが、管理人のたかさんから、原作ものを脚色した場合の賞は脚色賞ですよ、と教えていただきました。 そんな基本的なことも理解してなかったです。すみません。 で、本作はオースティンの名作が原作ですから、脚色賞、というわけです。 下記に記載がないのは、このサイトではまだ脚色賞をデータ対象としてないかららしいです。早く採用してほしいなあ・・・。 エマが主演女優賞だけでなく脚色賞もノミネートされ、かつ脚色賞のほうは受賞したということ、ぜひ多くの人に知ってもらいたいです。 それを知った上で本作の、特にセリフに注目して見てみたら、いかに素晴らしい脚本か、ということに改めて驚かれるのではないかと思います。  私は、自分は女性ですが、実はこういうタイプの女性映画はこれまで少し苦手でした。 でも、本作のようにきちんと作られたものは見応えあるということを再認識しました。脚本のよさだけでなく、東洋人の男性監督が作ったことによって、何か不思議な重厚性が生まれた様な気がしないでもありません。 <再度、追記>その後、脚色賞受賞というデータを付け加えていただいたのですね、たかさん、ありがとう。
[ビデオ(字幕)] 9点(2003-05-10 11:41:10)(良:1票)
156.  デンデラ 《ネタバレ》 
前半の勢いで言えば「こりゃマレに見る傑作では!?」の期待感が終盤あっけなく裏切られてしまい、生きるとは何ぞやといった普遍的テーマの大作ではなく、単なる「クマとおばあちゃんたちの対決の映画」に堕してしまったのは、いったいどうしてなんだ!? とことごとく残念。視点がぶれたというより、あれこれ詰め込み過ぎで拡散してしまった感もある。女優たちはいい仕事をしたと思うし、今までの日本映画になかったテイストなので、ほんとに残念で仕方ない。映画としての設計のし方のミスだと思う。      
[映画館(邦画)] 6点(2011-08-06 23:00:28)(良:1票)
157.  マルサの女2
予定調和なので、緊張感がありそうでないんですよ、残念ながら。伊丹ファンとしてはこう切り捨てるのが残念ではあるのですが。周防監督が撮ったメイキング編のほうがよっぽど面白い。
[ビデオ(邦画)] 5点(2011-08-14 20:50:54)(良:1票)
158.  しあわせの隠れ場所 《ネタバレ》 
久々に、このサイトで高得点の作品をまとめ借りしてきました。その1つがこれ(公開時はあまりに出来過ぎのストーリーに食指が動かず、スルーしました)。聞いていた通りずーっと続く「美談」に途中は若干イライラしつつ、だんだんそのペースにはめられ、見終わったときは「なかなかいいじゃん、これ」に変わっていました。ある意味、不思議な映画です。成功のポイントは、彼を取り巻く人々やエピソードを手際よくたたみかけながら、家族を丁寧に描き、なおかつ試合シーンもちゃんと見せていること、サンドラ・ブロックお得意のカッコイイ「どや顔」。こういったあたりでしょうか。だけどサンドラは途中ブッシュの顔にうんざりした表情を見せた割に共和党支持とわかったりするのは矛盾してるじゃん、と思ったりしましたが、現実は○党支持だけど今の代表は厭だ、というのは日本でもよくあることだからま、いっかと思ったり・・。但しこういう「バランス感覚」を強調するミエミエの演出はさまざまあり、気にすれば少々鼻につくとこもありはしましたが。しかし、この映画はサンドラのスタイルやファッションも見どころの一つでした。スポーツ好きのキャリアウーマンセレブ、ガリガリじゃない、元チアリーダーらしい筋肉のついた中年女性のカッコよさ、というのを見せてくれてありがとう! って感じ。最後に、視聴後に我が家で話したエピソードを1つ。私が「アメリカじゃ夫がおいでと言ったらヒザの中に入るのね」と言ったら「アメリカじゃなくてもそれがふつうです」と、29歳になったムスコ。そんなら、いつまでも実家にパラサイトしていずに、早くカノジョと結婚しろー!と、一度もヒザの中に入ったりしたことないハハは、少々ムカついたのでした。
[DVD(字幕)] 7点(2011-07-30 09:13:43)(笑:1票)
159.  ローラーガールズ・ダイアリー 《ネタバレ》 
初監督作品として選んだ題材が女性たちのローラーゲーム、というところに、ドリュー・バリモアの立ち位置が明確に表れている気がします。なおかつ娯楽映画として老肉男女が楽しめる、そのクォリティがすばらしい。でも、あえて言うならガールズムービーとして完璧。女の子の気持ちをここまで描けてる作品はそうないと思います。作品の中の彼氏同様、「あげたTシャツをほかの女が着てただけでビンタって、オイオイ」と思った男子は少なくないのでは? でも、女から言わせてもらえば、「即、退場!」なのは当たり前。それだけではなく、この味は男にはわからないかも、のシーンが多々あります。B級っぽく、ありがちなストーリーっぽく作ってありながら、女性には癒しになり、男性には女性をより深く知ることができる、大変ユニークな作品だと思います。 
[DVD(字幕)] 10点(2012-02-07 19:02:08)(良:1票)
160.  BECK 《ネタバレ》 
私の周りにはバンドをやってる、かわいくてイキのいい子たちがいっぱいいるので、 トータルとしてこの程度の魅力のバンドなら日本全国にゴマンといる、ということを知っています。なのになぜ見に行ったの?って? 65歳のお友達が「タケルくん見たい」というので、つきあったのよ。周りは若い子だらけの中(笑)。で、話を戻すと、「BECKは確かにONE OF THEMだけど魅力的だろ?」っていうスタンスなら鼻白まなかったと思うけど、そのま逆だったから、失笑の連続。さらに、どのサイトでもネタバレになってるでしょうけど、佐藤健は天才的ボーカルという設定なのに、歌うシーンのたびに、音なし。あれじゃツインボーカルで声張り上げてるラッパーの桐谷健太まで、間抜けに見えて、俳優・佐藤も、俳優・桐谷もかわいそう。何でも、原作コミックで「天使の声」とか何とか表現されてるんだそうですね(原作ファンの人、ニュアンス違ってたらごめんなさい。天使・・云々は合ってると思うんだけど? にしても、ロックなのに天使って表現は、天使の歌声と聞けば真っ先にウィーン少年合唱団を思い出すオバサンには違和感ありまくりですけどね。笑)。もとい。コミックで表現されてる「すばらしい歌声」を表すのが不可能だったから、ということでしょうけど、単なる演出放棄、としか思えない。堤監督の、映画作家というより職人的な志向性は嫌いじゃないけど、今回のは完全に手抜きでしょう。抜群のボーカルの男の子(場合によっては女の子だって可かもね)を探してきて、佐藤の口パクに合わせたって、佐藤の経歴に何もキズはつかなかったでしょうに。(あるいは、佐藤サイドの要望により音なしになったのかもしれないが、いずれにしても完全に戦略間違えてますね。これが本作の最大のマイナスポイントであることは、間違いない。これじゃ「バンド」として成立しない!)
[映画館(邦画)] 4点(2010-09-14 10:50:25)(良:1票)

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